催眠音声『少年嗜好症』僕達はギムナジウムへ通う男の子

サークル「恋煩い」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、少年だけが通うギムナジウムを舞台に
そこのルームメイトと甘くエッチなひと時を疑似体験します。

催眠パートの後半に自分が少年になるイメージをしたり
エッチはおちんちんやアナルを責められながら合計2回の絶頂を迎えるなど
ボーイズラブをテーマにした特殊なサービスが楽しめます。
少年たちの園で過ごす甘美な時間
少年に催眠をかけられエッチするお話。

「おじゃましていいかな?」
少年は中性的で落ち着いた声の男の子。
主人公の部屋にやって来て男の子になってみたいかを確認すると
ギムナジウムのことを軽く話してからそこに向かう催眠をかけ始めます。

本作品は思春期あたりの少年になりきって気持ちよくなることを目的に
彼がおよそ80分に渡ってそれに沿ったエッチな催眠を施します。
ボーイズラブがテーマになってるのを受けて物語の中盤から少年化の誘導が始まり
それ以降は少年同士でエッチする
独特な展開になってます。

男性向けで女体化する作品はかなりありますが
女性向けでこういうアプローチをする作品を私は初めて聴きました。
彼も多くの聴き手が少年気分に浸れるようにイメージ力を膨らませながらゆっくり進めます。

催眠は2パート29分間。
最初の「誘導2」パートは少年化を無理なく受け入れられる環境づくりを見据えて
大きく深呼吸したり全身をパーツごとに脱力して心身をリラックスさせます。

「目を閉じたまま 目の周りに、瞼にぎゅっと力を入れてごらん。ギューっと力を入れて よし、瞼の力を抜いて」
深呼吸は吸う/吐くタイミング、脱力はどこにどれくらい力を入れるか丁寧に説明してくれてやりやすいです。
催眠音声では息を吐いた直後や力を脱いた直後に暗示を入れることが多いのですが
本作品はそれを敢えて控える代わりにきめ細かな指示を出してくれます。
12分くらい続けますから次第に意識がぼやけたり体がぽかぽかしてくるでしょう。

「ゆっくり、深く沈んでいく。沈んでいくのはとても心地よいことだ。体の力はぜーんぶ抜けて、とてもふわふわしていて 僕の声だけが自然に頭に染みこんでいく」
そしてパート終盤に差し掛かると一転して暗示の量が大幅に増えます。
「深い」「沈む」といった言葉を単調に感じないよう散りばめて入れ
そこにカウントも交えて気持ちいい催眠の世界に導きます。
メリハリのある誘導と言いますか、暗示の使い方や入れ方が上手で催眠に入りやすいです。

続く「深化1」パートは本題の少年化。
エッチの舞台となるギムナジウムの寮の様子を軽くイメージしてから
彼の言葉に従って変化後の自分の容姿を思い浮かべます。

「サラサラな髪の毛 まつげの長い綺麗な瞳 まだ声変わり前だろうか、それとも少しかすれた声だろうか」
細く長い手足、まだ幼さの残る綺麗な顔、そして股間にそそり立つ男性器。
男性と女性の特徴を併せ持った容姿にして女性でも受け入れやすくしています。
具体的な描写を避けてあるので音声を聴く前に自分がなりたい少年像をイメージしておいたほうがいいでしょう。

催眠誘導してから少年化に進むストレートかつテーマ性の強い催眠です。
聴き手をギムナジウムに通う少年に変えることを目的に
深呼吸から入って漸進的弛緩法、カウントを交えた深化、そして少年化と
後になるほどその感覚が強くなるようゆっくりじっくりリードします。

私は女性じゃないので実際に少年になりきれるかはわかりませんが
そうなるために有効なアプローチをしてると見ています。
イメージ重視なのでそれが得意かどうかでやりやすさに差が出るんじゃないかなと。
愛のこもった甘いエッチ
エッチシーンは2パート33分間。
プレイは乳首責め、耳舐め、手コキ、フェラ、キス、アナル責め、アナルSEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「どうしたの?ポカンとした顔をして。ふふふ、おかしいな。今日は二人だけの秘密の日だって事、忘れてたの?」
催眠を使って主人公を自分のルームメイトへ変えた少年は
今日が2人でエッチする特別な日だと教えてから胸元のリボンを外します。

エッチは終始彼がリードします。
前半の「深化2」パートは雰囲気作りを重視した比較的ソフトなプレイ(約13分)。
衣服を脱がせながら乳首、耳、おちんちんを小まめに責めて1回目の射精に導きます。

「僕の舌が君の耳を、首筋を何度も舐めあげる。ぺろぺろぴちゃぴちゃと音を立てながら舐められる。君は気持よくてビクビク身体を震わせる」
彼らはこれ以前にもエッチを何度も繰り返しておりほぼ恋人同士の関係です。
だから彼も流れるような手つきで主人公の性感帯を刺激しつつ
感覚支配の暗示を入れて聴き手にも同じ快感を与えます。
淫語以外のエロ要素は敢えて入れずイメージを膨らませて気持ちよくします。

「恥ずかしがらなくていい。気持よくなれば、ここが大きくなるのは自然な事だよ。大丈夫、ほら僕のものも、後ろから君の腰にあたってるだろ?」
こちらが完全な受け身になりますが意地悪なことは特にしてきません。
我慢汁ですっかり濡れたおちんちんをしごきながら彼自身も興奮してることを教えます。
心の繋がりも持たせて進めるおかげで雰囲気は終始あまあまです。

肝心の絶頂シーンについてはカウントしながら追い込み暗示を小まめに入れ
0と同時にそれの連呼+指を何度も鳴らして刺激を与えます。
射精の快感そのものを暗示で伝えてはきませんからドライっぽいアプローチですね。
「いっちゃえ」などかなりぼかした表現が使われてます。

後半の「暗示」パートはより踏み込んだプレイ(約20分)。
先ほどの射精で汚れたおちんちんをまずは口で綺麗にして復活させ
今度は指やおちんちんを使ってアナルを責め始めます。

「じゅぷ、じゅぷって中指が深くめり込んでいく。えぐるように君のおしりを犯してる。僕が指を動かす度に、君のお尻は熱くなる」
主人公が痛みを感じないよう1本→2本と徐々に圧力を上げ
さらに優しい言葉をかけたりおちんちんも手でお世話する愛のこもった責めです。
途中で感度を段階的に上げるアプローチもされていたりと
できるだけ綺麗な形でボーイズラブを描き気持ちよくします。

このように、同性同士が心と体を深く繋げ合う穏やかなエッチが繰り広げられてます。
珍しい切り口の作品
催眠、エッチいずれも独自性の強い作品です。

少年は主人公にボーイズラブの醍醐味を存分に味わってもらおうと
まずは催眠を通じて自分と似た容姿の少年へ変え
それから男女がするのとは違うプレイをして愛情を育みます。

少年になりきってエッチする変わった展開
イメージを膨らませながら暗示で気持ちよくする手堅い作り。
やや癖のあるテーマをできるだけ受け入れやすい形で提供してくれます。

内容的にボーイズラブが注目されがちなのですが、私個人はそれを下から支える催眠に感銘を受けました。
リラックスと深化の方法が大きく違って面白いですし
少年化もある程度聴き手の自由に任せてイメージしやすくしています。
容姿だけでなく内面の変化にも触れていたらもっとリアルになってたかもしれません。

絶頂シーンは2回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:和登のえるさん
総時間 1:23:19


体験版はこちらにあります

追記
2018年9月25日まで50%OFFの350円で販売されてます。