迷える子羊の道しるべ ~あなたの悩み、すべて受け止めます〜

迷える子羊の道しるべ ~あなたの悩み、すべて受け止めます~(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「03_毎日毎日、本当にいけない人」以降の様子を中心に紹介します。
時には優しく、時には厳しく
後編のエッチシーンは2パート76分間。
プレイはSEX(騎乗位)、キス、耳舐めです。
SEXの際に音量控えめな効果音が鳴ります。

「心を厳しくして あなたの体と心に きっちりと贖罪の意識を刻み込んで差し上げます」
前回のエッチからまたしばらく経ったある日、教会を毎日のように訪れる彼に呆れたルリアは
彼がエッチ目当てで自分に会いに来てるか確かめたうえでお仕置きを与えます。

「毎日毎日、本当にいけない人」は意地悪さを全面に押し出してするSEX(約31分)。
プレイに関するふたつの約束事をしてから彼女がパンツだけ脱ぎ、彼の上に跨がりそのまま一気に挿入します。
痛がる様子を見せないことからおそらく処女ではないのでしょう。

「変態 変態のおちんちん 本当にどうしようもない変態さん」
「ただただ私が触れ 速ささえ一定でない腰の動きに翻弄されて 自分の意思とは無関係に流れ込んでくる快楽を受け入れるしかない」

彼女は彼を改心させるためにこのエッチをしますから
生でSEXする以外の権利をすべて取り上げ、すぐさま射精しないよう焦らす姿勢で責め続けます。
体を拘束したりおちんちんにリボンを巻いて物理的に出せなくするとかはしないので
彼がどこまで自分の言うことを聞き、射精の誘惑に耐えられるか試す意味合いが強いです。

「温かくて濃厚なザーメン びゅるびゅる びゅるびゅる びゅびゅるって お漏らししてしまいましょう」
その証拠にプレイが進むほど彼女の態度がどんどん柔らかくなります。
欲望に身を任せて女性を求めるのは良くないことだけどそう簡単に克服できるものでもない。
彼の罪と頑張りを両方認めて最後はきちんと射精出来るようにリードします。
お仕置きなのに意地悪を貫けないのがいかにもシスターらしいですね。

プレイのほうは騎乗位で繋がった後、彼を戒めたり我慢させるセリフを多めにぶつけます。
これまでと同じく快楽を得ることが目的ではないので淫語、喘ぎ声ともに少なめです。
しかし彼女もそれなりに気持ちいいのか息遣いが明らかに熱っぽく、終盤に流れるやや泡立ったピストン音もエロいです。

できれば音量の平均をもうちょっと大きくしたほうが良いかなと。
純粋なエロさが弱くなってるハンデをこちらで補えば実用性を維持できます。

それに対して一番最後の「もう、本当に、仕方のない人……。」は甘やかしながらのSEX(約45分)。
さらに後日、いつものように告解室を訪れた主人公にその理由を尋ねたルリアは
自分の考えをはっきり伝えてから彼を受け入れる姿勢で再びひとつになります。

「どれだけ甘えてもいいのですよ 赤ちゃんが親に甘えるのに 遠慮したりしないでしょう?」
「こうしていると まるで恋人みたいですね」

エッチを始める前に自ら全裸になり、軽いキスをしてから彼の望むペースでピストンするなど
同じプレイでも前のパートとの違いをはっきり持たせた甘さの強いSEXをします。

パート時間の半分以上にあたる25分30秒ほど耳舐めを続けるのもポイント。
2種類のエッチな音が鳴る時間を長く用意して純粋なエロさも上げてます。
最中の喘ぎ声が結構多く、彼女自身もこのエッチを楽しんでるのが伝わってきます。

プレイ自体は2人の事情や心情を汲み取ってて良いと思うのですが
50分近くあるのにプレイの変化がほとんどないことや、射精シーンが1回しかないせいで
少なくとも私にはやや間延びしたエッチに映りました。

前者はちゅぱ音や喘ぎ声がいかにリアルでも、ずっとそれだけでは次第にダレてしまいます。
前のパートではずっと騎乗位でしたから、このパートは例えば前半を同じく騎乗位にして違いを引き立たせ
後半は正常位で彼が逆に責めるスタイルにすれば彼女が乱れる様子を重点的に描けます。
タイトルが「すべて受け止めます」なのだから、彼のピストンを彼女が受け止めるシーンがあっても問題ないはずです。

後者は前のパートで焦らし気味に責めてなんとか30分耐えられた彼が
制約一切なし、しかもずっとピストンを続けてる状況でその1.5倍我慢できるのは違和感があります。
パートの中盤で1回射精を挟み、体位を変えて2回戦に進んだほうが自然な流れになったと思います。
音がいいのに抜き場が少ないせいで抜きにくくなってるのはもったいないです。

このように、物語の状況や登場人物の心情を盛り込んだ臨場感のあるエッチが繰り広げられてます。
尽くしてくれる作品
思いやりの深いシスターが色んな方法でご奉仕する愛情いっぱいな作品です。

ルリアは仕事に支障が出るほど強烈な性欲を持つ主人公をそれから開放しようと
シスターらしい清楚な佇まいで大胆かつちょっぴり背徳的なエッチに取り組みます。
そして彼の態度に合わせてある時は優しく、またある時は厳しく接して正しい方向へ導きます。

どんな時も彼への思いやりを決して忘れない彼女のあまあまなキャラ。
似たプレイをシチュや責め方によって違うものに変える演出
全編を合わせると約1時間にもなる大ボリュームの耳舐め。
キャラやストーリーといった背景部分を強く反映させた穏やかでちょっぴりアブノーマルな作品に仕上げてます。

「ダメなんですよ 本当はダメなんです シスターとのSEXなんて でも あなたは特別 あなただけは特別」
中でも彼女はどのパートでも彼のためを思って行動します。
オナニーを披露させるのも、手コキしながら射精を我慢させるのも、甘やかしながらSEXするのも
それによって彼の悩みを解決できると思ったからです。
意地悪なエッチをした後はちゃんと謝って悪意がないことを伝えます。
自分よりも相手を優先するところに強い慈愛の心を感じました。

エッチの最中も問題解決に関する会話を積極的にしてきます。
風俗店でする快楽目当てのエッチや、恋人同士がする愛情表現としてのエッチとは明らかに違います。
人によっては回りくどく感じるかもしれませんが、テーマに合ったことをしてるのも事実です。

エッチは処女作だからなのもあるのでしょうがプレイにもっと幅広さが欲しいです。
どのパートもひとつのプレイをほぼ同じスタイルでひたすら続ける流れでしたから
オナニーなら多少のオナサポ要素を盛り込む、手コキなら玉揉みや亀頭責めを挟むなど
掘り下げていく感じにプレイを組み立てていけばもっと充実したものになったと思います。

後編の射精シーンは2回。
くちゅ音多め、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声それなりです。

ドラマ性を重視したややM向けの作品です。
おまけは「今日はお時間ありますか?」と「……もう、本当に甘えん坊さんなんですから。」パートです。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 3:32:47(本編…3:06:49 おまけ…25:58)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
213分で1000円とコスパがいいので+1してあります。

2018年4月15日まで20%OFFの800円で販売されてます。