耳舐め姉妹との甘美な時間

サークル「みやぢ屋」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介するサークルさんの有料処女作は、それぞれに違った魅力を持つ姉妹の店員が
指や舌を使って男性のお耳と心を気持ちよくします。

耳にターゲットを絞った音フェチ系のサービスをするのが特徴で
耳のマッサージや耳舐めを個別に、あるいは同時にやりながら
姉妹のキャラに合ったリアルな音を鳴らして二人の違いを表現しています。
音を通じて触覚も刺激してきますから微かな圧迫感やこそばゆい感覚も味わえるでしょう。
ちょっぴりエッチなお耳のケア
耳舐め屋・プレジールの店員ナナエとミミコからサービスを受けるお話。

「あ…あれ? お、お姉ちゃん お姉ちゃん お客様がお見えです?」
ミミコは大人しくて清純な声の女の子。
「んー? あら 見かけない顔ね」
ナナエは色っぽさのある穏やかな声のお姉さん。
プレジールを初めて訪れた主人公に挨拶と自己紹介をすると
今まで耳を舐められたことがあるかを尋ねてからサービスの内容を相談します。

本作品は彼女たちが二人で経営してる耳舐め専門店を舞台に
およそ30分に渡って個別に、あるいは同時に耳のマッサージや耳舐めをします。
リピーターが多い反面新規のお客があまり来てなかったこともあり
初めて利用する彼を嬉しそうに迎え、サービス中も思い思いのやり方で積極的にもてなします。

全編を通じて言える特徴はふたつ。
ひとつはしゃべる時とそうでない時のメリハリをつけてること
もうひとつは姉妹の性格に合った音を鳴らすことです。

前者は冒頭の受付や耳をチェックするシーンは多めにしゃべり
準備が整った後はセリフを一気に減らして効果音と熱っぽい吐息だけを漏らします。
音フェチ(ASMR)作品に属しますがこの作りのおかげで会話量が意外と多く
彼女たちがどんな性格をしてるかが自然とわかるようになってます。

女性が二人も登場するのに無言ばかりにしたら長所が活かせませんから
これくらいのバランスがキャラと音の両方を楽しみやすくて良いと思います。
youtubeに無料作品をいくつか投稿されてるだけあって音の品質も高いです。

ミミコ「お客様 初めての方だから ビギナー向けの優しめの手ほどきを心がけないと、だよね」
ナナエ「えー? 激しめのやつのほうが 掴みはバッチリなんじゃない?」
後者は何事も控えめに振る舞おうとするミミコに対し
最初から激しく責めたほうが彼も喜ぶと言うナナエ、と性格に大きな違いを持たせてます。
それを踏まえてミミコは水分控えめで優しめに、ナナエはややねっとりした質感で強めにお世話する方針で進めます。

サービスを敢えて同じにして効果音とちゅぱ音の両方に微妙な差を持たせてありますから
担当が代わった時にやや違う印象を抱くと思います。
ナナエはR-15でできるギリギリのラインでエロさを持たせてあってちょっぴりドキドキしました。
ふたつの感覚を刺激される心地よさ
受付を終えサービスルームにあるベッドに寝た直後にするのはお耳のチェック(約4分)。
耳の形状はもちろん、左右から息を吹きかけて感度の具合も調べます。

ナナエ「とっても綺麗な形をしていて 大きいわ やっばーい 超舐め甲斐がありそう」
彼女たちは彼の耳をえらく気に入ったようで
ミミコは弱め、ナナエはそれよりもやや強い風圧で耳に心地いい風を何度も送ります。
パート終盤には二人が同時にするシーンもありますし、耳にこそばゆい感覚がするでしょう。
音を通じて触覚も刺激してくるのも本作品が持つ魅力のひとつです。

本格的なサービスが始まるのは次の「お耳マッサージ(素手・妹)」から。
前半はミミコ、後半はナナエが担当し耳のマッサージ→耳舐めの順にお世話します。

耳マッサージはミミコが「すぃりゅー」という滑らかで弾力のある摩擦音
ナナエそれよりも水分が高くて動きの滑らかな音を鳴らします。
両耳を同時にゆっくり擦ってたかと思えば左右交互に切り替え、さらに時折手のひらで全体を覆う動作を挟むなど
現実世界のマッサージに近い変化のある動きを見せます。

耳を覆われた時だけ音が聞こえにくくなる感覚や軽い圧迫感があってとてもリアルです。
目を瞑って音声を聞くと擦られた際にゾクッとするかもしれませんね。
サービス中はセリフを減らしてあるおかげで音に集中しやすいです。

マッサージの後に始まる耳舐めもミミコは水分控えめのやや筋っぽい音
ナナエはストロークが大きくねっとりした音、しかも吐息多めと違い出しながら進めます。
時間はミミコが4分30秒、ナナエは4分程度で最後に2分30秒ほどダブル耳舐めが入ります。

一人ずつに比べて密度が高いサービスなのですが
最初の1分30秒間は片方が舐めてもう片方がしゃべるスタイルになってまして
左右同時にちゅぱ音を鳴らす時間は約1分と非常に短いです。
耳舐め屋のサービスなら耳舐めのボリュームを全体的にもっと多くしたほうがいいんじゃないかなと。
音の質感は良いのに量が少ないのはもったいないです。

このように、リアルな音と刺激で耳を気持ちよくするテーマに沿ったサービスが繰り広げられてます。
キャラが立ってる音フェチ作品
音だけでなくキャラにも十分な個性がある作品です。

ナナエとミミコは自分たちのお店を初めて訪れた主人公に満足してもらおうと
最初から興味津々な様子で話しかけ、サービス開始後も積極的にお世話します。

息、指、口を使って耳だけを徹底的に癒す展開、話す時とそうでない時をはっきりさせたバランスの良い作り
そしてセリフと音の両方に彼女たちの性格を反映させる細かな演出。
二人の女性がお世話してる状況をしっかり盛り込みつつ音フェチ寄りに組み立ててます。

ミミコ「起きたらまた 舐めさせてもらえるかな?」
ナナエ「ええ きっと 喜んでくれるはずよ」
こういうシチュの場合同時責めやダブル耳舐めを主軸にする作品が多いのですが
本作品はそれを最後の少しだけに留め、その代わり音の違いを楽しませる方向でお話を進めます。
特定の音をたっぷり鳴らすのではなくバリエーションで勝負する感じです。
音と会話ができるだけ被らないように設定してあって音フェチ系の中では賑やかな印象を受けました。

あとは音のレベルが全体的に高くて癒やされます。
私個人はどちらかというと耳マッサージのほうが好きですね。
手で耳を擦られる感覚や覆われる感覚がかなりリアルに味わえます。

耳舐めはナナエをもうちょっと激しくしたほうが違いが引き立つようにも思えますが
あまりやりすぎるとR-18にカテゴライズされてしまうのでこのへんが限界なのかもしれません。
もし次回作があるならもっとたっぷり聴きたいです。

耳を優しく責められるのが好きな人には特におすすめします。

CV:みやぢさん
総時間 34:26

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
34分で300円とコスパがいいので+1してあります。