魔族ディーラーの堕落遊戯 ~ようこそ、悦楽のカジノへ~

サークル「Garden of pleasure」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品で駆け引き上手な魔族のディーラーが
借金を背負った男性とエッチなゲームを楽しみます。

実況のセリフとリアルな効果音を組み合わせた緻密なエッチが行われており
竿、裏筋、亀頭、カリなど部位ごとに異なる質感の音をセリフに合わせて鳴らし
さらにカウパーの分泌具合やローションの有無でも水分が微妙に変化します。
危ないゲームのチップは…
魔族のディーラーと3つの勝負をするお話。

「はぁーい、お兄さん♪ 今日の調子はどうかしら?」
ディーラーは穏やかで色っぽい声のお姉さん。
魔族経営の裏カジノで負け続け、多額の借金を背負った主人公に今日の調子をきくと
返済のあてがない彼に最後のチャンスを与えます。

本作品は女性に誘惑されたり負かされる快感を聴き手に味わわせることを目的に
彼女がギャンブル要素を絡めた1時間以上に渡るエッチなサービスをします。
某有名賭博マンガっぽいシチュですが行き過ぎと感じる表現は特になく
ゲームの様子は必要最低限に留めてエッチのほうを中心に進めます。

勝負のルールは至ってシンプル。
彼女と一対一で様々なゲームに挑戦し、その中で合計3回勝ったら借金を帳消しにします。
そして負けた場合は彼女たちの奴隷としてあるものを捧げ続けます。
作中ではポーカー、ビリヤード、ブラックジャックが登場します。

「射精と同時に溢れ出てくる時が一番素敵…… 白い精液と甘い性の欲望そのものが混ざり合って最高のご馳走なの……」
ギャンブルをするには当然チップが必要です。
だからお金を持たない彼に彼女は己の精を賭けるように言います。
ここでの精は精液とエッチの時に男性が放出するエネルギーの両方を指します。

ゲームにエッチをきちんと絡めてるところが面白いですね。
彼女もこのルールを利用して彼に様々な誘惑を仕掛けます。
最中の駆け引きにも力を入れてますから、勝負と快楽のどちらを選ぶか迷う人もいるでしょう。
一歩間違えばブラックになりそうなシチュを明るくエッチに描いた作品です。
言葉と音を組み合わせたきめ細かなエッチ
エッチシーンは3パート61分間。
プレイは手コキ、玉揉み、亀頭責め、乳首責め、耳舐め、会陰責め、アナル舐め、フェラ、キスです。
手コキ、玉揉み、亀頭責めの際にリアルな効果音が鳴ります。

「お兄さんさえ良ければ……ポーカーなんかよりずっと楽しくて気持ちの良い遊びしてあげる……」
二人きりになれるVIPルームへ移動しポーカーを始めたディーラーは
彼が早速2連勝したのを受けてエッチな誘惑を仕掛けます。

エッチはどのパートも彼女が責め続けます。
一番最初の「ポーカー勝負」でするのは主に手コキ(約26分)。
ズボン越し→パンツ越し→直接とやや焦らすようにおちんちん全体を丹念にいじります。

「それじゃあ……根元から……軽く指先を当てて…… このまま上に ゆっくり つつーっ……」
「こうして握ってる少し指に力を入れて…… しこしこしこしこ…… しこしこしこしこ……」

竿を根元から先端にかけて優しくなぞったり、裏筋を指で擦ったり、カリの段差を指先で引っかくなど
大人の女性らしい多彩な責めで彼の勝負勘を鈍らせようとします。
Garden of pleasureさんは以前の作品でもそうだったのですがひとつのプレイをとことん掘り下げる特徴を持ってます。
竿をしごくオーソドックスな手コキとは作りがまるで違いますからかなりリアルに感じるでしょう。

最中に鳴る効果音も極めてハイレベル。
ズボン、パンツ、地肌で質感が変化するのはもちろん
彼女の「しこしこ」などのセリフに合わせて鳴らす凝った演出がされてます。
他にも彼が興奮しカウパーを滲ませるほど水分が上がるなど、本当に細かいところまで作りこんでます。

まだ勝負が始まったばかりということで駆け引きにあたるセリフも少なめですし
このパートはエッチにおける本作品の良い部分がストレートに出ています。
時間に対するエッチな音の割合が高くイメージも容易で抜きやすいです。

続く「ビリヤード勝負」はちょっぴりアブノーマルな要素を含んだプレイ(約19分)。
圧倒的な技量差を見事覆した彼女が先ほどとは別のスタイルで精を絞ります。

「亀頭責めって刺激はとっても強いのに射精はなかなか出来ないから……感度を高めて精気を甘く濃厚にするのにとっても向いてるの……」
前半は前のパートと同じく手コキメインで耳舐めを追加し、後半は会陰マッサージやアナル舐めで羞恥を煽ります。
彼女の目的は良質な精を得ることですから彼をすぐさま射精させることはありません。
序盤から中盤にかけてはゆっくりねっとり責め、最後のほうでようやくペースを上げ始めます。
意地悪に感じるほどではないものの、もどかしいと思う人はいるでしょうね。

最後の「ブラックジャック」は愛情を込めて気持ちよくするプレイ(約16分)。
残り1勝ができずチップを放出し続ける彼に彼女が最後の勝負を持ちかけます。

「たっぷり焦らしてあまぁくしてあげたから…… 精気も濃厚で甘くて美味しいわ……♪」
勝敗が決した後も彼女の穏やかなキャラはいささかも変わりません。
これまで通り手でおちんちんを丹念に責めながら熱いキスをして彼の心と体を蕩かせます。
「こんな女性なら奴隷になってもいいかな?」と思えるくらいにあまあまなエッチです。
ゲームの勝敗よりも美味しい精をいただくことに執着する姿勢に魔族らしさを感じました。

このように、リアルかつ多彩な音を中心に据えたややM向けのエッチが繰り広げられてます。
優しく誘惑してくれる作品
人外相手とは思えないほど穏やかなエッチをする作品です。

ディーラーはギャンブルにハマり抜け出せなくなった主人公への救済措置として
自分の精を賭ける代わりに借金をチャラにするチャンスを与えます。

現実世界にあるゲームにエッチを絡めた独特な世界観とルール
男の心理を突いた彼女の甘い言葉、そして効果音をふんだんに盛り込んだリアルなエッチ。
ストレートに精液を搾り取るのではなく、背景やそこに至る過程も大事にしながらエッチを進めます。

「さぁ…… ヒット? それともステイ……?」
色々書くと聴いた時につまらなくなるので伏せましたが
エッチの前後最中に彼女が仕掛ける駆け引きもエッチを盛り上げるのに役立ってます。
販売ページの作品内容にもあるこのセリフが最大のターニングポイントです。
これが何を意味するのか、そして彼がどちらを選択するかを知れば後に始まるエッチの印象が大きく変わります。
これこそが彼女の真の狙いだったのかもしれませんね。

エッチはどのパートも手コキを主役に置いてその描写をとことん頑張ってます。
音がリアルで責め方も多彩とプレイ自体は高水準なのですが
全パートで同じプレイを続けるとどうしても聴いてて飽きを感じてしまいます。

この展開なら最終パートをもう少しM寄りにしても良かったのではないかなと。
ストーリーや設定はややブラックなのに実際の内容が優しすぎるところも引っかかりました。

射精シーンは3回。
くちゅ音多め、ちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

変わったシチュでお姉さんが誘惑してくれる作品です。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:39:49

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります