あんしん・甘々おねショタ催眠

サークル「すたじお ちぇりー」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまなお姉ちゃんが
甘えん坊な少年に催眠を交えた気持ちいいサービスをします。

総時間の半分以上の時間で深呼吸するリラックス特化の作りが魅力で
彼女と密着してる状況から温かさを伝えたり、それをエッチな感覚に変換してイかせるなど
ストレートなエロ要素をほとんど使わず言葉だけで心地よさや絶頂感を与えます。

この作品はDMM専売となっておりDLsiteでは現在販売されてません。
今後発売される見込みもないようですから興味を持った方はDMMにてお買い求めください。
温かい声と体に包まれて
お姉ちゃんに催眠をかけられ気持ちよく絶頂するお話。

「あら? こんにちは 今日も遊びに来たの?」
お姉ちゃんは明るくて温かい声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明し目を閉じさせると
遊びに来た主人公と肌をくっつけて甘やかします。

本作品は甘やかし上手な彼女が甘えん坊な彼に終始体を密着させながら
総時間をほぼ均等に分けて催眠と2種類のエッチを提供します。
おねショタ系のエッチと聞くと筆おろしあたりをイメージするかもしれません。
ですが彼女はフェラやSEXといったストレートな責めを一切行わず言葉だけでイかせようとします。

私が聴いた限りだとエロ要素と呼べるのは淫語(「SEX」を一回言うだけ)くらいで
一般的な18禁音声作品よりもずっとマイルドな描写がされてます。
性的快感ではなく彼女と一緒にいる幸福感で絶頂させるタイプのエッチと思ってください。

癒しのパワーは結構強いですからそちら目当てで聴くほうが満足できるでしょう。
また75分近くのボリュームに対し価格がたったの100円とコスパが抜群に優れてます。

催眠はおよそ28分間。
横になって目を瞑り、まずはじっくり深呼吸しながら彼女の声に耳を傾けます。

「君は風船 空気が溜まる 大きくなる 空気が抜ける 小さくなる」
「息を吸って 吐くと とっても静かで 穏やかで ゆったりした とても幸せな気持ちに なれるよね」

彼女は一人でも多くの聴き手がより良いリラックスを得られるように
呼吸の様子を実況したり、風船に例えたり、心にプラスに働く暗示を適度に入れます。
本作品は催眠エッチ共に深呼吸に大変力を入れており、この先も深呼吸を指示するシーンがたびたび登場します。

「総時間の半分以上にあたる42分する」と言えばボリュームの多さがわかっていただけるはずです。
少し経つと彼女の声が呼吸のリズムを取る役と話しかける役に分かれますから
その通りに続けていけば徐々にスッキリした感覚が体中に広がっていきます。

心身を適度に落ち着けた後にするのは体の脱力。
左右の腕と足にひとつずつ意識を向けて脱力感や軽さを感じます。

「息を吸うと 右足が軽くなっていく 息を吐くと 右の指先がどんどん軽くなる」
ここでも彼女は彼が深呼吸してる状況を利用し
息を吸ったり吐いたりするほど感覚が強くなるように暗示を入れます。
時間に対する暗示の量が少ないためそれほど強い脱力感は得られないのですが
深呼吸を続けたことによる心地よさや眠気はそれなりに感じるでしょう。

深呼吸しながらひたすら脱力するリラックス特化の催眠です。
聴き手を深いリラックス状態にすることを目的に、パートの大部分で深呼吸させながら
最初は純粋なリラックス、その後は手足の脱力や温かさと内容を切り替えて進めます。
そして最後におそらく深化への誘導と思われるカウントを数えます。

流れが極めてシンプルですし内容もテーマの癒しに合ってると思います。
しかし技術面を見る限り残念ながらこの音声を聴いて深い催眠に入れる可能性は薄いです。
暗示の量が少なく方向も定まってないこと、深化部分が非常に弱いことが主な理由です。

前者は深呼吸を長時間する関係でそれらと連動して暗示を入れるシーンが多く
結果的に個々の暗示がものすごく軽くなってしまっています。

「息を吸うと お腹がぽかぽかしてくる 息を吐くと お腹が優しくスッキリしてくる」
「息を吸う 満ちていく 気持ちいい 息を吐く 綺麗になる 気持ちいい」

もう少し具体的に言うと、彼女は「深呼吸すると体が温かくなる」と言った数分後に
今度は「深呼吸すると気持ちよくなる」と暗示を入れます。
さらにその多くが二言程度しか言わないため、感覚が実際に湧いてくる前に次へ移ってしまうわけです。

例えば最初のシーンで深呼吸する際に森の中にいるイメージを絡めて
「森の空気を吸い込むと心が安らぎ、吐き出すと体の中に溜まったストレスが抜けていきます」と入れ
次の温かさを与えるシーンでは日向ぼっこのイメージ、その後の脱力は空に浮かんでるイメージなど
同じ深呼吸でも異なる題材を取り入れて暗示を入れていれば随分変わったと思います。

個人的には呼吸のリズムを取ってるのなら吐き出す時に暗示を的確に入れるだけでも
今よりずっと深いところまで誘導できたと見ています。
そうすれば少なくとも今より暗示の密度が高まり感覚を伝えやすくなるはずです。
全編を通じてセリフの間がほぼ一定ですし、今のままだとただ何となくやってるように映ります。
深呼吸を「なぜ」ここまでたっぷりやるのかを考えながら進めてほしかったです。

後者については脱力後に10カウントを数えるだけなのと
その前後と最中にこれといった暗示を入れてこないため深く入るのは難しいです。
この音声を聴いて意識がぼやけたり眠気を感じる人はそれなりにいると思います。
でもそれは深呼吸を長く続けた結果であって催眠の技術によるものではありません。
暗示を受け入れやすい環境を整えたところで深化させずエッチに進んでいます。

以上のことから大変厳しい催眠と見ています。
エロ要素を極力削った独特なエッチ
エッチシーンは2パート28分間。
プレイは言葉による絶頂のみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「わかった 君のこと もっと もっと気持ちよくしてあげる」
催眠をかけて主人公の体を隅々まで心地いい感覚で包み込んだお姉ちゃんは
引き続き言葉を使って彼がもっと気持ちよくなれるように誘導します。

エッチは手やおっぱいを一切使わず、引き続き体を寄せ合ったまま声と言葉でイかせます。
ドライパート1と2がありますが基本的な流れや絶頂回数は一緒のため両方一緒に説明します。

「息を吸うと お腹の奥が じんじんしてくる 息を吐くと お腹の奥が むず痒くなる」
「息を吸うと もっと気持ちよくなれる 息を吐くと もっと気持ちよくなれる」

エッチに入っても彼女は催眠パートと同じく深呼吸を中心に据え
これまでで得られた心地よさがお腹のあたりに集まり、それがエッチな熱に変わる暗示を入れます。
またある程度進むと「気持ちよくなる」「快感が増える」など感度上昇に関するセリフを連呼します。

「お腹の奥で 気持ちよさが育ち始める」
また彼女は彼の体内に溜まった快感を植物に例え
それが成長していくイメージに沿って絶頂へと導きます。
直前に説明したことにも言えることですが直接的なエロ描写を徹底的に避けて進めます。

暗示や別のイメージを通じて性感を高める催眠音声らしいプレイですね。
絶頂シーンで数えるカウント数が違うくらいでアプローチやそれに用いる素材はどちらも同じです。

「息を吸うと もっと気持ちよくなれる 息を吐くと もっと気持ちよくなれる」
「気持ちよくなる 頭が真っ白になる 気持ちいい」

狙いはわかるし面白いのですが、聴き手を実際にイかせるには暗示の表現力が不足してるかなぁと。
「気持ちいい」などストレートな言葉をひたすら重ね続けます。
気持ちいい、と一言で言っても色んな気持ちよさがあるはずです。
そういった部分を含めてきっちりリードしないとこのタイプのエッチは成立しないと思います。

お姉ちゃんとせっかく体を密着させてるのですから
例えば少し体勢を変えておっぱいや太ももの間に顔を優しく挟む形にすれば
同じ深呼吸でも女性の匂いを嗅ぐ要素が生まれてイメージを膨らませやすくなります。
あるいは彼女の体温や柔らかさを意識させてもいいでしょう。
淫語やちゅぱ音を使わなくてもエロく感じさせる方法はいくらでもあります。

このように、男女がする一般的なプレイとはかなり違うエッチが繰り広げられてます。
確かに癒されるのだが
深呼吸による癒しは得られるけどそれ以外はうーん・・・な作品です。

お姉ちゃんは自分のもとに来てくれた主人公に少しでも幸せになってもらおうと
最初から肌を密着させ優しい言葉をかけながらエッチな催眠を施します。
人間なら誰でも癒しを感じる深呼吸を多く盛り込み、それに連動させて癒しの暗示を入れたり
同じくエッチな熱が高まる暗示を入れることで絶頂へと少しずつ誘導します。

「嬉しい お姉ちゃん 君のこと とっても大好きだよ」
エッチの内容はかなり淡白ですが、彼女が彼を嫌ってる様子はまったくありません。
むしろ彼にはまだ早いから敢えてこういうことをしてるように思えます。
あるいはサークルさんが催眠音声だからこそできるエッチに挑戦されたのかもしれません。
本作品に癒しの効果があるのは間違いないです。

ですが催眠音声である以上、催眠の技術を使って癒せてるかが重要になります。
その観点からいくと残念ながら非常に厳しいというのが正直な感想です。
深呼吸を催眠にあまり活用できてないこと、暗示の量が少なく入れ方も散発的なこと
エッチシーンが2パートあるのに内容がほぼ同じで暗示の表現力に乏しいことなどが理由として挙げられます。

実際に聴いた時も催眠に入った感覚は特にせず、エッチも別段気持ちよくなれませんでした。
お姉ちゃん役をやられてる紅月ことねさんの演技がしっかりしてただけに尚更残念です。

絶頂シーンは2回。
淫語ごくごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:14:09

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点

あんしん・甘々おねショタ催眠
体験版はこちらにあります


追記
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http://doonroom.blog.jp/archives/36419653.html#comments

作品自体の点数は2点。
コスパが非常に良いので+2してあります。