女体化☆露出催眠倶楽部

サークル「ミントチョコレート」さんの催眠音声作品。
主にマンガやゲームを製作されてるサークルさんで音声作品は今回が初です。

今回紹介する作品は、上品でちょっぴり意地悪なところもあるお姉さんが
女体化と露出をテーマにした催眠とエッチで男性の欲望を満たします。

家の中でスカートをたくし上げるところから始まり、袋小路でひっそりオナニーする
公園で他人に見られながら絶頂を迎えるなど、少しずつ難度を上げながらよりハードな露出プレイに挑戦します。
催眠音声としての効果はイマイチですが、露出系のイメージ音声として見るならそれなりの品質を持ってます。

女性用の衣服一式を用意しておくとより楽しめるそうです。
安全な環境で露出のスリルを
露出催眠倶楽部(RSC)の宮本さんからサービスを受けるお話。

「こんばんは RSCアシスタントの宮本です」
宮本さんは明るくてお淑やかな声のお姉さん。
初めてサービスを受ける主人公に優しく語り掛けて緊張をほぐすと
女性用の衣服を既に着てるかを確認し催眠をかけ始めます。

本作品は女の子になりきって露出する快感をより身近に味わってもらうことを目的に
彼女が比較的短時間の催眠を施してから1時間近くに渡る様々な露出プレイを提供します。
二人が実際に会ってではなくヘッドホン越しにリードするシチュのためエッチシーンの実況が細かく
その結果主人公と同じ視点でプレイを楽しみやすくなってます。

また音声処女作だからでしょうけどエッチの内容が現在出ている女体化音声とは随分違います。
具体的には乳首やおまんこをいじる指示を頻繁に出してきます。

「たくし上げたまま歩けたご褒美をあげるね 服の上から乳首をいじっていいわよ」
服越しに乳首をいじるところから始まってパンツ越しに股間を撫でる、全裸になってオナニー&絶頂するなど
露出の醍醐味である見られる快感と、その状況下で性感帯をいじる快感の両方を味わわせようとします。

女体化の催眠を受けた後に自分の体をいじると解けてしまう可能性があるため
基本的にはいじらないほうがいいですし、いじるとしても乳首に留めておくのが妥当です。
プレイ中に催眠状態を維持するアプローチを特にしてこないことも合わせて
この作りだと女体化催眠音声よりは催眠パートつきのイメージプレイ音声と呼んだほうが妥当です。

催眠は21分30秒ほど。
(女性用の服を用意した場合は着てから)座った状態で目を瞑り
最初は深呼吸のみ、少し経つと深呼吸しながら彼女に言われた部位をひとつずつ脱力します。

「太ももが じんわり温かい 力が抜けていく」
深呼吸は吸う/吐くタイミングをしっかり教えてくれますし
脱力も足の裏、脹脛、太もも、お尻、お腹、肩、腕など本当に細かいところまでやります。
しかし脱力時にまったく同じ表現で「温かい」「力が抜ける」と1回ずつ言うだけで次の部位に移るのは疑問です。
リラックスに力を入れるあまり時間に対する暗示が少なくなっています。

本作品の催眠パートは開始から終了までずっと深呼吸するスタイルなので
息を吐くのに合わせて状況に応じた暗示をタイミングよく入れるだけでもそれなりの深さまで誘導できるはずです。
催眠パートで脱力させたのにそれを解除しないままオナニーの指示を出すなど
聴いてておかしいと感じる部分がいくつかありました。

「髪型は? ショートカット? それとも綺麗なロングヘア? それとも 緩いカールのかかった ゆるーくて可愛い髪型かしら?」
脱力後に始まる深化はカウントを数えながら髪型、顔立ち、肩幅や胸、体のラインと
男女の違いが出やすい部分をいくつかピックアップして変化したことを告げます。
深化と女体化を同時に行うのが珍しいですね。
宮本さんがいくつか具体例を挙げてきますが基本的には聴き手のイメージに任せてます。

ただこのシーンも深化をしっかりやってから女体化に入ったほうが成功したと思います。
私が聴いた時も意識が軽くぼやけた程度で催眠に入った感覚は特にしませんでした。
約21分で女体化まで終わらせるとなると時間が相当に厳しいですし、もっと長く取ってじっくり進めたほうが良かったかなと。
大手のサークルさんなら上手くこなせるのでしょうが、新規さんがやるには難度が高すぎる誘導だと思います。

リラックスさせてから深化と女体化を同時にするコンパクトな催眠です。
聴き手を自分のイメージする女の子の姿に変えることを目的に
深呼吸で心身の凝りをほぐし、分割弛緩法で全身を隅々まで脱力させ、最後のカウントで催眠状態を一気に深めます。

この誘導自体は催眠音声だとメジャーな部類にあたるので流れが悪いとは思いません。
ですが必要最低限の暗示を入れてないのと、深化でかなりの無茶をしてるおかげで破綻してます。
せめてエッチシーンの序盤に女体化を強化するアプローチがされてればまた変わったのでしょうが
先ほど書いたように体を実際にいじる指示が多いため女体化催眠の維持が極めて困難です。

宮本さん役の柚木桃香さんの演技が良かっただけに余計残念に思います。
以上のことから大変厳しい催眠と見ています。
少しずつエスカレートする露出プレイ
エッチシーンは7パート56分30秒間。
プレイはスカートをたくし上げる、乳首オナニー、オナニー、パンツを下ろす、全裸になる、宮本さんとのキス、耳舐めです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りです。

「さぁ 露出プレイ体験を始めるわ あかりちゃん 私の声をよーく聞いてね」
催眠をかけて主人公を女の子の姿に変えた宮本さんは
露出プレイの手始めとして部屋の中でパンツをたくし上げる指示を出します。

エッチは終始彼女の言葉に従ってイメージやオナニーをします。
一番最初の「お部屋で露出プレイ予行練習」は名前通り露出を練習するパート(約3分)。
鏡を見て女性に生まれ変わった自分を確認してからパンツをたくし上げ、さらに服の上から乳首をいじります。

「パンツは見えないけど 股下が気になっちゃうでしょ?」
宮本さんも彼のことを「あかりちゃん」と呼び、イメージを膨らませるセリフを投げかけてプレイを盛り上げます。
本作品は疑似体験するのが目的ですから実際に外に出るわけではありません。
だからこそ自分が今どこで何をしてるのかを細かく実況することで臨場感を上げようとします。

催眠に対して色々言いましたがエッチのレベルは結構高いです。
これが前項で「催眠パートつきのイメージプレイ音声」と呼んだ理由です。

本格的な露出が始まるのはその次から。
深夜に外へ繰り出し誰も来ない袋小路でオナニーするところから始まり
明かりのついた自販機前でのオナニー、パンツを下ろしたままサラリーマンたちとすれ違う
公園に移動し宮本さんに見られながら絶頂を迎える、といったように後になるほど踏み込んだプレイを楽しみます。

「ほら 男の人たちが君のこと ちらちら見ながらすれ違うよ」
「もうちょっと大きな声で 私のおまんこ見てくださいって言ってみよ?」

特にサラリーマンとすれ違うシーンは自分が見られてることを強く意識させ
さらに十分離れた後に恥ずかしいセリフを復唱させるスリリングな内容です。

乳首やおまんこをいじるだけでは普通のオナニーと変わりませんから
「野外で」やってることを印象付けて精神面の興奮をさらに盛り上げるわけです。
それでいて破滅しないギリギリのラインに抑えてるところも見事です。

絶頂シーンがあるのは最後の2パート。
「公園で全裸露出」は宮本さんに耳を責められながら、「帰路_自宅前でオナニー 」は自宅の前で全裸になり
乳首とおまんこをたっぷりいじって女性の快感を楽しみます。

「じゃあほら脚を広げて おまんこを広げて」
公園での露出オナニーは他人ではなく知り合いに見られてするので背徳感は薄いものの
脚を大きく広げ絶頂までの一部始終を見られ続けるのは十分に恥ずかしいと言えます。
途中で誰かが乱入することもありませんし、見られる快感を純粋に味わわせてくれるプレイですね。

「ほら ご近所の皆さんに 君が自分から露出プレイをしちゃう変態さんってこと 知ってもらお?」
それに対して自宅前のオナニーは路上で全裸になり誰かが来る危険に晒されながら絶頂を目指します。
こちらのほうが正統派の露出オナニーに近いかなと。
宮本さんも周りの状況を実況して適度なスリルを与えます。
同じ露出オナニーでもシチュがまったく違うので別タイプの快感が味わえます。

このように、女性の敏感な部分をいじる快感と見られる快感を組み合わせたエッチが繰り広げられてます。
比較的マイルドな露出作品
露出プレイ入門者でも無理なく聴けるレベルに収まってる親しみやすい作品です。

宮本さんは女性になって露出プレイを楽しみたい主人公の欲望を満たすために
女体化の催眠を施してから最初はソフトに、後になるほどハードな指示やプレイを提供します。
露出の醍醐味である「見られる快感」を中心に据えつつスカートをたくし上げるシーンを入れたり
男性たちの視線を意識させるなど女性になりきらせるアプローチも随所に盛り込みます。

エッチの時間が長めに取られていてストーリー性もあり
レベルの高いプレイを少しずつ繰り出す流れも自然で取り組みやすいです。
女体化音声ではタブーとされてるオナニーをこれだけ多くさせるのも個性的です。
少なくともエッチに関してはかなり充実した内容と言えます。

ですが女体化催眠音声として見るには色々とまずい部分があるのも事実です。
催眠が実際にかかれるレベルに達してないこと、エッチと催眠の噛み合わせが悪いことが大きな理由です。

特に後者は2つある絶頂シーンの両方がオナニーと直結してる関係で
実際にイこうとする場合どうしても催眠が途中で解けてしまいます。
女体化催眠を受けても自分の体をいじったら男性のままだと気づくのだから当然です。

せめて視線でイかせるイメージ重視の絶頂だったら、オナニーする必要がなくなりドライを迎えられたのかもしれません。
女体化を優先するならエッチの内容を変える必要がありますし
エッチをこのままで貫きたいのなら催眠と絡めないほうが音声作品としての品質は上がると思います。

絶頂シーンは2回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

エッチは面白いのだけど完成度に難のある作品です。

CV:柚木桃香さん
総時間 1:37:33

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります