音声催眠 Inner Heaven ~アンドロギュノスの夢

サークル「VOICE☆FACTORY」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、母性を感じる穏やかな声の催眠術師が
「魂の一体化」をテーマにしたエッチな催眠を施します。

前向きな気持ちにさせてから様々な技術を用いて少しずつ深める催眠
2種類のオナニーをまったく違うシチュで行うエッチなど
最終目的に向けてどのパートも個性的かつ効果的なリードを行います。

純粋な性的快感だけでなく幸福感や充足感もたっぷり味わえますから
最中はまるで母親に抱かれてるような穏やかな気持ちに浸ることができるでしょう。
自分の中にある楽園を目指して
ヒプノナビゲーター・摩耶に催眠をかけられ幸せになるお話。

「はじめまして。ヒプノナビゲーター、摩耶です」
摩耶は穏やかで整った声のお姉さん。
催眠を初めて受ける主人公が催眠状態にすんなり入れるように
簡単な準備をした後、これから施す催眠について説明します。

本作品は現実世界ではなかなか味わえないタイプの幸福感を得ることを目的に
彼女が比較的短い時間で催眠を施し、テーマに則った2種類のエッチを提供します。
エッチの後半でやや人を選ぶ描写があるものの、基本的には癒しの色が強い内容となってます。

「あなたの「心の内側にある楽園」…「インナーヘヴン」を、探しに行きましょう」
今回行う催眠の目的はズバリ「自分の無意識に眠ってる夢を叶える」こと。
それに向けて彼女はタイトルにもなってるアンドロギュノスをモチーフに
後になるほど二人の距離が近づきひとつになるようリードします。

アンドロギュノスはギリシャ神話に出てくる生き物で男性と女性両方の特質を持ってます。
現実世界では両性具有のことを指し示すそうですが、本作品の場合は「魂の一体化」を意味します。
それを反映して作中では肌を重ねるだけでなく心も溶けて混ざり合う描写が登場します。
女性とすべてを共有するイメージで幸福感を与えるわけです。

「私は催眠術師…そしてあなたはそれを受ける、被験者の立場。ここで始めからお互いに、そう認識しておきましょう」
その第一歩となるのが一番最初の「はじめに、催眠について」パート。
お互いの関係を確認するところから始まり、復唱形式で主人公自身に簡単な暗示を入れさせたり
これから行う催眠の目的や内容を手短に説明します。

最近の催眠音声は催眠っぽさを敢えてぼかす傾向があるため
彼女のこういう態度にちょっぴり堅苦しさを感じる人がいるかもしれません。
ですがいつの間にか催眠をかけられるよりも「これから催眠に入るんだ」と認識してるほうが
精神的に余裕ができるし、素直に話してくれた彼女に対する信頼の気持ちも生まれます。
(ぼかす作品を批判してるのではなく、この作品に合ったスタイルで進めてると言いたいだけです)

復唱させるのも催眠をスムーズに進められるように被験者の協力を求めてることを意味します。
「一体感」を非常に強く意識しながら彼女は催眠とエッチを行います。
多彩な技術で少しずつ深める催眠
催眠はおよそ16分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは大きく呼吸しながら体全体を軽く脱力します。

「あなたはまるで、糸の切れた操り人形のように、だら~んとした状態になります」
「お腹が上下に動く呼吸の感覚も、いつもより明確に感じられるかもしれません」

催眠音声ではお馴染みの「力が抜ける」という暗示だけでなく
摩耶は比喩を使ったり感覚の違いを実感させるセリフを投げかけて効果的にリラックスを促します。

同人音声がメインのサークルさんなので聴く前はクオリティに不安を抱いてたのですが
全体の進め方から細部の作りまでしっかりしていて気持ちを落ち着けやすいです。
演技についてもキーとなる単語はやや強調したりペースを変えていて実に良いです。

お次は彼女とひとつになれる環境づくりの一環として
特殊な鐘の音を鳴らしながら気持ちよくなる暗示やカウントを入れます。

「その身も心も、あなたのすべてが、すぅぅ~っと 何かに…。引かれていくような感覚…」
「びぃぃぃぃん」というよく響く澄んだ音が耳に心地いい刺激を、心に清涼感与え
最中のセリフも相まって意識が遠のく感覚が徐々に湧いてきます。
私の場合はそれ以外にも肩のあたりが妙に重くなる感じがしました。

その後は本題となる「彼女との一体化」を推し進めます。
エネルギー体となった自分が彼女の魂と混ざり合うイメージや
神話に従いゼウスの雷に打たれる効果音を鳴らしつつ、催眠がさらに深まる暗示を丁寧に入れます。

「繰り返し震えるような絶頂の充足感が… どこまでも気持ちいい…」
ここでは彼女が浮遊感や幸福感を伝えてくるシーンが非常に多く
自分の心が体から分離したかのような気持ちいい感覚に浸ることができます。

ゼウスの雷はアンドロギュノスが男と女に分かれた逸話をそのまま形にしています。
夕立の直前に空がゴロゴロ鳴る感じの控えめな音ですからビックリすることはたぶんないでしょう。
二人の融合を敢えて失敗させることで、この後始まるエッチのきっかけ作りをしています。

冒頭に定めた目標に向かって少しずつ進める丁寧な催眠です。
聴き手を心の中にある楽園へと招待し、摩耶とひとつの存在にすることを目的に
序盤はリラックス特化、中盤以降は揺さぶりをかけつつ深化させる方向で進めます。

最初の深化までの時間が約8分と短く、催眠音声初心者だとついていけない可能性がありますが
ある程度入ったことのある人なら心地いい感覚や不思議な感覚が味わいやすいと思います。
それと同時に彼女に対して「なんとなくいいな」という感情も芽生えるでしょう。
催眠にとって必要な「術者と被験者の信頼関係」をテーマに沿った形で上手に構築します。
レベルの高い催眠と私は認識しています。
全身を柔らかく包まれる快感
エッチシーンは2パート23分30秒ほど。
プレイはフェラ、玉舐め、オナニー、膣内への侵入、膣内でのオナニーです。

膣内でオナニーする際に効果音が鳴ります。
セルフはありです。

「私からあなたへの… 親愛のあかしです」
催眠パートの最後に一度半覚醒させ、催眠の感想を訊ねた後に再び深化させた摩耶は
先ほどとは別の形で主人公とひとつになれるように彼のおちんちんを口で愛し始めます。

エッチはどちらも彼女がリードしながら行います。
前半の「つながる想い」は男女がするごく普通のプレイ(約12分30秒)。
開いた股の間に彼女が入り込み、竿や玉を舐めながら彼にもオナニーさせます。

「私が3つ数えると、その左右の太ももの間に、私の体が割って入ることのできるくらい…。あなたは大きく、脚を開いてしまいます」
「ここからあなたは、私がどんなに舐め回していても…その手を自由に動かし、自らの快楽を高め…。それを私に見せつけることが出来ます」

このパートでは彼女がこちらの体の動きをコントロールして一体感を伝えます。
足が勝手に開く暗示、おちんちんを根元で支える暗示、射精するまで手が動く暗示などを
上のセリフのような柔らかい表現で言って自由に選択させます。

運動支配の暗示は比較的入りやすいですし、こちらの願望を叶えてくれるエッチですから
彼女の言うことに対して嫌な感情を抱く人はまずいないはずです。
彼女もより気持ちいい射精ができるようにパート中盤以降はちゅぱ音をたっぷり鳴らして応援します。

フェラ開始から射精までのおよそ8分に渡り舌で舐める、金玉に吸いつく、リズミカルにピストンするなど
催眠音声では珍しくエッチな音を多めに聞かせてくれます。
ちゅぱ音を鳴らしつつ暗示を入れる催眠音声ならではのプレイです。

また彼女はこのパートや次の「始まりの場所へ…」パートの冒頭で
再度深化させて催眠状態を維持できるように努めます。
催眠パートよりもエッチのほうが長い作品は途中で解けやすいですから
それに対するフォローをしてくれてるのはとてもありがたいことです。
そしてこれは最終目的の「一体化」にもプラスに働きます。

続く「始まりの場所へ…」パートは一転してアブノーマル路線のプレイ(約11分)。
再度深化させる際に体が小さくなる暗示を入れ
丁度いいサイズになったところで全身を彼女の膣内に潜り込ませます。

「溢れ出る愛液に体中を濡らされながら… あなたは肉圧に巻かれれば巻かれるほど…とても気持ちいい」
簡単に言えば主人公自身がバイブになるわけです。
現実世界ではまず不可能なプレイなので彼女もイメージを膨らませる言葉をかけてリードします。
人間なら誰もが通った場所へと帰り、彼女と文字通りひとつになる。
作品のテーマに沿った個性的なプレイと言えるでしょう。

プレイ自体も息苦しさではなく性的快感や女性の大事な部分に包み込まれる幸福感を強調して伝えます。
人によっては全身が温かく感じるかもしれません。
オナニーの時間が4分くらいしかありませんので、実際に射精したい場合は1日くらい貯めておくのがいいでしょう。

このように、彼女と身も心もひとつになることを目指した愛のあるエッチが繰り広げられています。
幸せいっぱいの作品
ありとあらゆる部分で女性と一体化する気分が味わえる癒し要素満載の作品です。

摩耶は主人公が無意識的に求めてる「女性と溶け合って幸せになりたい」願望を叶えるために
自分をアンドロギュノスの片割れになぞらえ、催眠とエッチを通じてそれらの感覚を伝えます。

これから行う催眠に対する不安を取り除き、信頼関係構築の足がかりとする冒頭パート。
様々な技術を駆使して催眠を深めつつ最初の一体化を計る催眠パート。
オーソドックスなプレイ→アブノーマルなプレイと異なる方向から楽園を目指すエッチパート。
通しで聴いてみると彼女はパートごとに明確な目標を掲げて進めてるのがわかります。

「ゆったりと平安に満ちた、時のゆりかごに揺られて…。あなたは私のぬくもりに埋もれるように…甘えていいのです」
要は作品自体にも一定以上の一体感があるということです。
各要素の繋ぎ目がバラバラだったら「魂の一体化」に辿り着けるわけがありません。
彼女も聴き手がそれを肌で感じられるように後になるほど母親に近い態度で接します。

催眠はテーマとの親和性の高さが印象的でした。
癒しのパワーがとても強く、技術の行使もしっかりしていてすんなり入れます。

ただし、目を開ける指示を多めに出してくるのでそこを苦手に感じる人がいるかもしれません。
十分に入ってる状態で開けさせると解けるきっかけになりかねませんし
少なくともエッチパートはずっと閉じたままのほうがよかったかなぁと思います。
開ける時間はどれも30秒~1分程度と短いです。

エッチはエロさを出しつつリードしてるところが素晴らしいです。
いきなりちゅぱ音を鳴らすのではなくきちんと準備を整えてからやります。
それ自体で抜かせるというよりは彼女に舐められてる、膣肉に包まれてるイメージに浸らせる意味合いが強いです。
環境音に近い扱いなので私はさほど気になりませんでした。

射精シーンは全部で2回(両方ともカウントを数えてくれます)。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

女性の優しさや温もりを強く深く感じられる作品です。

CV:小笠原 麦さん
総時間 1:02:44

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります