双子のお姉さん催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

前作からおよそ1年半ぶりの新作となるこちらは、声も態度も似ている双子のお姉さんが
3人きりになれる世界に案内し、そこで気持ちよくて幸せなエッチをプレゼントします。

サークルさんでは初となる双子形式を導入した催眠が最大の特徴で
2人は冒頭から別のセリフを交互に、あるいは同時に語りかけながら
その中に様々な暗示を込めて後になるほど催眠が深くなるよう丁寧にリードします。
双子の声に包まれながら
双子のお姉さんに催眠をかけられ3種類のエッチを楽しむお話。

「こんにちは」
双子はややトーンの違う落ち着いた声の女性。
音声を聴くにあたっての諸注意を簡単に説明すると
本編開始直後から主人公に寄り添い、左右から別のことを同時に語りかけます。

本作品は彼女たち以外誰もいない催眠の世界で気持ちよくなることを目的に
2人がシーンによってセリフを分担しながら進める双子形式の催眠を施します。

双子は「双子のいいなり」など四九発苦さんが製作されたシリーズを源流とし
現在は他のサークルさんも含めて趣向を凝らした様々な作品が世に送り出されています。
国屋敷さんも活動歴は長いのでもちろんご存知だったと思うのですが
今までの作品は1対1で行うオーソドックスなスタイルを貫き通してました。

右「1人のお姉さんじゃなくて 2人が いいのよね?」
左「2人のお姉さんに気持ちよくされる贅沢な楽しみを ここで味わわせてあげる」
しかし今回は2人が最初から最後まで別々のセリフを同時にしゃべったり
時には異なる暗示を交互に入れるコンビネーションを大事にした誘導を行います。
2人がとりあえず別のことを交互に話すうわべだけの双子ではなく
話すセリフや言うタイミングなどが考えられている本家をリスペクトした双子です。

時間に対する暗示のボリュームが濃くなってますから
比較的短時間のうちに体がだらんとするとか、意識がぽわぽわする不思議な感覚が湧いてきます。
特に催眠パートの前半部分は軽く混乱する人が出そうなほど密度が高いです。

催眠は3パート17分間。
仰向けに横になり目を瞑った状態でまずは双子の声に合わせて深呼吸をします。

右「想像して? 体が 深い深い催眠の海の底へ 沈んでいく」
左「想像して? だんだん 沈んでいく ゆっくりゆっくり沈んでいく」
催眠音声の序盤によく見かけるお馴染みのシーンですが
2人が似たようなセリフを同時に語りかけてくるおかげで
頭の中を声に包まれてるような気分を感じながらリラックスできます。

左右から同時にセリフを言う時間が意外に長いため、どちらの声に集中すればいいか迷う人がいると思います。
そういう場合はなんとなく気になったほうでもいいですし、両方聞き流すのもいいでしょう。
大事なのは2人の声に意識を向けながらリラックスすることです。

軽くリラックスした後はいよいよ2人が言う「催眠の世界」に足を運びます。
砂浜から海に入り海底に沈んでいくイメージに多めの暗示を絡め
さらにそれを2人が左右から交互に投げかけて少しずつ催眠の感覚を強めます。

右「海底へ 引っ張られるように 沈んでいく」
左「沈むのは幸せ だからもっと沈む」
深呼吸の時よりも2人が同時に話しかけてくる時間が少なくなり
セリフごとの間も開けながら海に入る前は暖かい日差しや爽やかな風の心地よさを
入った後は沈んでいく感覚や2人と一緒にいる幸せな感覚を伝えてくれます。

同時に話しかける/交互に話しかけるセリフの時間や割合をシーンによって切り替えてくるわけです。
最初は慌しく感じた人もこのパートに入ると落ち着く感じがするでしょう。
実際に海底に沈んでいく時のような静けさを持たせたリードをしてくれます。

そして最後の「深化」パートは催眠のかかり具合を確認するために
双子に腕をひとりでに上がったり下がる暗示を入れてもらいます。

右「催眠状態 あなたの腕が ひとりでに動く」
左「右腕が上がる 勝手に上がる」
私の場合は残念ながら実際に持ち上がることはありませんでしたが
それでも腕のあたりを見えない力に引っ張られる感覚はしました。
腕を下ろす指示が出た後で一気に重くなる人もいるでしょうね。
双子のセリフに微妙な違いを持たせ、「腕が上がる」など重要なセリフだけ同時に言って効果を上げています。

2人の女性が一緒に催眠を施す個性的な催眠です。
聴き手を3人きりになれる気持ちいい世界に案内することを目的に
最初のパートは同時に話す割合を多く、次から先は交互に話すスタイルを中心に据え
さらにセリフの表現や方向性を微妙に変えながらタイミングよく投げかけます。

本家みたいにセリフを細かく区切って話すタイプではないのでテンポはあまりよくありませんが
聴き手に伝えたいセリフを合わせて言ったり、シーンによっては役割分担するなど
2人だからこそできる要素をそれなりに含んでるのも事実です。
荒削りだけど双子1作目として見る分には十分なクオリティだと思います。

ただし導入の深呼吸をする時間が極端に短く、リラックスしにくい点は改善して欲しいです。
私が聴いたときも2人の声が最初から慌しくあまり落ち着けませんでした。
中盤あたりから体がぽかぽかしたり意識が軽くずーんとする感じがしたので多少は入れたのだと思います。
でも他の双子系作品で得た感覚に比べるとずっと弱いものでした。
2人の暗示を無意識に効果的に伝えるための準備がもっと必要です。
2人の愛と視線を感じながら
エッチシーンは3パート30分ほど。
プレイはキス、手コキ、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります(ドライもあります)。

右「好き だーい好き 私たちもあなたのことが大好き」
左「大好き あなたのことが大好きよ」
催眠をかけて主人公を好きなだけ気持ちよくなれる世界に案内した双子は
本格的なエッチを始める前に愛の言葉をたっぷり投げかけて彼の心を潤します。

エッチはどのパートも彼女たちに責められる形で進みます。
一番最初の「キス」パートは名前の通りキスをするだけのソフトなシーン。
最初の6分程度を使ってお互いの気持ちを確認し、それから短い時間で代わる代わる唇を重ねます。

左右「ドキドキする 幸せになれる 大好きって言葉で 心が熱くなってくる」
本作品のエッチにおける最大のポイントは心の繋がりを大事にしていること。
いきなりキスするのではなく、キスした時の満足感や幸福感がより大きくなるように
彼女たちが左右から何度も「好き」と言ったり、聴き手にも実際に言うよう促します。

この先のパートもプレイ自体は比較的ソフトなのですが
心を盛り上げるアプローチが適度に込められていていい気分で聴くことができます。
2人と一緒に気持ちよくなる雰囲気に浸りやすいあまあまなエッチです。

左「いっぱい愛し合う 愛し合ってるから気持ちいい」
実際にキスをする際も1人がちゅぱ音を鳴らし、もう1人はキスの感覚を伝える暗示を投げかけます。
術者が1人の場合は両方を同時にできませんからこれも双子ならではです。
催眠の効果も相まって心がすごくぽかぽかします。

続く「エッチ」パートでするのは手コキ。
前のパートと同様に軽く気持ちを盛り上げてから2人が同時におちんちんをしごきます。

右「こうやって 恥ずかしいところを見てもらっていると ドキドキしちゃう」
左「おちんちんを 曝け出すのは気持ちいい」
ここでは彼女たちにおちんちんを見られてることを強く意識させてくれるのが良いですね。
現実世界ではなかなか難しい見られる快感、見せる快感を満たします。
Mっぽいシチュですがこちらを見下してくることはほとんどありません。
主人公を喜ばせ、興奮させるご奉仕としてこういうプレイをします。

しかし、心は盛り上がる一方で物理的な刺激はおちんちんの根元を押さえるのに留まっており
その状態でカウントに合わせて射精を指示される難度の高いプレイとなっています。
ほぼノーハンド射精ですから達成できる人は少ないんじゃないでしょうか。
個人的にはこのパートもドライを最終目標に定めたほうがやりやすかったと思います。

最後の「オナニー」パートはもちろんオナニー。
2人のカウントに合わせておちんちんをしごき始め、再度のカウントで射精するシンプルなプレイです。
オナニー開始から射精までの時間が3分しかなく、最中に心を盛り上げる要素も乏しいため
この内容で時間内に射精できるかと言われれば首を捻ります。

国屋敷さんは前々からドライとセルフ両方をエッチに取り入れる傾向があり
それが結果的に各プレイの密度を薄くするという悪循環が働いてました。
実際にオナニーして射精できる十分な時間を取るか
いっそ削除して他の2パートを充実させたほうが良いエッチになったのではないかなと。
良いところもあるのだけど悪い部分も目立つエッチに映りました。

このように、2人にお世話されてる雰囲気を大事にしたエッチが繰り広げられています。
癒し系双子作品
2人のお姉さんが隅から隅まで優しくリードしてくれる甘さの強い作品です。

双子は主人公が普段よりも心を開放した状態で存分に気持ちよくなれるように
まずは現実世界とは違う場所へと案内し、そこで自分たちとの愛を確かめながら色んなエッチをします。
2人の声や態度、そして投げかけられるセリフのすべてが優しく
声に包まれ続けるシチュも相まって聴けば聴くほど心が軽くなったりぽかぽかしてきます。

国屋敷さんと言えば代表作「マゾ犬ペット化催眠2」などM向けの作品が多いだけに
こういう癒しの色が強い作品には新鮮さがあります。
エッチもプレイを意識的にソフトにし、そのぶん心への責めに力を入れてます。

正直なところ、この作品を聴く前は不安で一杯でした。
それは前作「サキュバスのお姉さんの奴隷化催眠」が催眠にすらなってない非常にまずい内容だったからです。
1年半の時を経てこうして再び製作者としての意地を見せてくれたことを嬉しく思います。

双子は編集面での頑張りが一際耳を惹きました。
2人のセリフを微妙に変えつつ、重要なタイミングではちゃんと合わせてきます。
本家よりは別の双子専門サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの作風に近いです。

エッチはキス以外の2パートで双子を持て余してるように感じました。
女性が2人いる=2つのプレイを同時にできるメリットを捨ててるのはもったいないです。
手コキするにしても両耳を舐めるとか、何らかの特別な要素を組み込んだほうが聴き手は楽しめます。
セルフパートの扱いも含めて次回以降の作品に期待したいです。

絶頂シーンはドライ1回、射精2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

お姉さん達が心をたっぷり温めてくれる作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:00:15

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
60分1200円とやや割高なので-1してあります。