後輩ちゃんに監禁されて色々好き放題されちゃうけど、まぁ悪くない

サークル「Binaural Experience」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、先輩のことが好きで好きで堪らない一途な女の子が
お風呂やお部屋で様々なご奉仕をして彼の心を掴もうとします。

ヤンデレ要素を極力薄め、その代わり彼女の献身的な姿をたっぷり描いた純愛色の強いサービスが魅力で
コーヒーを淹れる、シャンプーで洗う、歯磨きなど様々なシーンでリアルな音を鳴らし
その中に彼女の行き過ぎた愛情を感じるセリフや態度をほんの少し織り交ぜて臨場感を出しています。
先輩は私だけのもの
後輩に拘束されて癒しとエッチなサービスを受けるお話。

「だーれだっ おや? 暗い夜道で突然後ろから目隠しされたというのに やけに落ち着いてますねぇ」
後輩は明るくて可愛い声の女の子。
仕事帰りに夜道を歩いていた主人公に手で目隠しすると
自分の家に招待し簡単な食べ物と飲み物を差し出します。

本作品は女運のいい彼が他の女性たちと日々楽しく接してるのを見かねて
彼女が自分の家に連れ込んで腕の動きを封じ
お風呂でのシャンプーや体の洗浄、歯磨き、耳かき、添い寝、エッチなどをします。

ヤンデレ要素を含んだ作品なのですが、先輩が特に抵抗せずあっさり落ちることや
彼女が彼を傷つけてまで独占しようとするほど病んでないため
過剰な愛情を持つ女性が献身的にご奉仕するあたりに留まっています。
タイトルにも書いてある「まぁ悪くない」程度の感想を抱くことになるでしょう。

本作品の特徴としてまず挙げられるのが音の良さ。
サービスはもちろん、服を脱いだり物を取る動きにまで専用の効果音を用意し
シーンに応じたタイミングで鳴らして作品全体に臨場感を出しています。


「ゆっくり細く円を描くように… きました 抽出されたコーヒーが下に落ちる音もすごく癒されます」
冒頭に彼女の家でコーヒーを飲むシーンがあるのですが
そこではコップやフィルターを用意する音、ポットにお湯を注ぐ音など
その一部始終をほぼ効果音のみで表現します。

サークルさんが元々音フェチ向けの作品を作られてるようですし
どのパートも音のクオリティの高さが一際耳を惹きます。
ただし、音のボリューム自体はそれほど多くありません。
また距離がおかしく感じるところや多少のノイズが混じってるシーンが一部ありますので
音フェチ作品として捉えるには無理があると私は考えてます。

「私の先輩なのに 私だけの… あなたには 私だけいればいいのに」
今回お相手を務める後輩はヤンデレ直前あたりのやや危ない思考を持つ女性。
先輩の生活を毎日欠かさず観察し、どうお世話したら彼が喜ぶかを研究した上で実行します。
やりすぎと感じる描写も多少あるのでヤンデレに免疫がない人だと重く感じるかもしれません。
ですがサービス自体は彼を満足させることを第一に考えてます。
音の良さを活かした比較的リアルなサービス
ここからは各サービスについて説明します。
お話の流れは非エロ→エロ→非エロ→エロとなってるのですが
ごちゃ混ぜにするとわかりにくいでしょうから本レビューではそれぞれを分けて紹介します。

非エロのサービスはシャンプー&体の洗浄、歯磨き、耳かき。
先輩を一時的に眠らせ、腕を拘束した後にまずは風呂場へ移動し
2人とも裸になって後輩が彼の体を丹念にお掃除します。

シャンプーの音は「しゃくしゃく ぷすぽす」と小気味いい泡音が使われており
両手を使って髪を大きく撫でたり左右のこめかみをゴシゴシするのを繰り返します。
シャンプー独特の音がしっかりでていて位置も近く、動きもリアルでとても良いです。

髪を濡らしたりシャンプーを洗い流す時にシャワーではなく手桶を使うのがいいですね。
お湯が流れる音が途切れ途切れに鳴って個々の音を楽しみやすくなってます。
拘束しながらする点を除けばごく普通の癒し系サービスです。

続く歯磨きと耳かきはお風呂を出てからのお話。
歯磨きは膝枕で、耳かきは添い寝の状態で対象の部位を丁寧にお掃除します。
耳かきで使用する器具は明言されてませんが、音の感じから耳かき棒だと思います。
ちなみにお風呂を上がってからは拘束を解いた状態でお世話します。

歯ブラシはシャカシャカとやや硬さのあるブラシの音が左右に動き
耳かき棒も「すりすり ずずっ」と幅広く乾いた摩擦音がゆっくり鳴り響きます。
両者とも音質に関してはかなり質が高いと言えます。

ですが歯ブラシは歯を磨いてる割に効果音の位置が遠く
耳かきはそもそも音を鳴らす時間が短いといった不満点もあります。
特に耳かきは作中で「先輩の耳があまり汚れてないから軽くやる」と後輩が言ってるものの
音以外の要素(セリフ、息吹き、耳舐め)の割合がずっと多く不満が残ります。

耳かきしながらしゃべるなど、2つの行為を同時にやってたらまた違ったのかもしれません。
せっかくの良い音を有効活用できてないのが非常に残念です。
愛の強さが感じられるラブラブなエッチ
エッチシーンは2パート25分ほど。
プレイは手コキ、パイズリフェラ、SEX(騎乗位、対面座位)、キスです。
手コキ、パイズリ、SEX(騎乗位)の際に効果音が鳴ります。

「その…私のせいで勃ってしまったわけですし 私が 責任持って 気持ちよくしてあげますね」
お風呂で自分のおっぱいを背中に押しつけながら先輩の体を洗っていた後輩は
彼の勃起に気がつくと前に回りこみ、おちんちんをゆっくりしごき始めます。

エッチはパートごとに責め手を変える形で進みます。
最初の「後輩ちゃんの暴走お風呂」パートはシャンプーの直後にエッチする展開。
軽い手コキから始まりパイズリ→パイズリフェラ→SEXと徐々にハードなプレイをします。

「さて… 予備知識はあるんですけどね 実戦は初めてなもので」
ここでのポイントは彼女が男性と初めてエッチすること。
手コキの際に力加減や動かし方がわからず戸惑ったり
SEXの挿入時にちょっぴり痛がる初々しい姿を見せてくれます。
不得手なんだけど一生懸命頑張るところに彼女の愛の強さが感じられます。

効果音についても手コキの時は「くしゅっ きゅちっ」と泡交じりの摩擦音が鳴り
パイズリやSEXでも音質はほぼ同じだけどペースや強さが異なる音が登場します。
ただシャンプーや耳かきに比べると音のクオリティは劣るかなと。

「先輩の体と 私の胸が擦れあって 私も気持ちいいです あぁ 私の乳首も 勃ってきちゃったぁ」
またプレイ中のセリフに小説っぽい描写が多いのも気になります。
エッチを実際にしてるのならそれに近づけたしゃべり方にしたほうがプレイがリアルになります。
サークルさんが今回初めて18禁作品を作られたようですし、その影響がある程度出ています。

2番目の「後輩ちゃんとおはようの」パートはすべてが終わった後のお話。
耳かきを終えてそのまま寝た次の日、今度は後輩が拘束された状態で先輩の責めを受けます。

「先輩ぃ あと 好きなだけ突いてください」
「先輩のは 一滴残らず中で受け止めるんだから」

一見するとヤバいはずなのに彼女は一切動じません。
それどころか自分の体を思う存分使って性欲を発散させて欲しいとお願いします。
彼が乱暴なことをしないとわかってるのもあるのでしょうが、一定以上の愛情がなければできないことです。
フィニッシュで彼の精液を全部受け止め、繋がったまま眠りにつくシーンが印象的でした。

このように、ヤンデレ要素ほぼ皆無のあまあまラブラブなエッチが繰り広げられています。
ちょっぴり重い純愛作品
後輩の一途過ぎるキャラが魅力的な作品です。

後輩は色んな女性とすぐ仲良くなれる先輩の日常を見て不安になり
とうとう家に連れ込み拘束するという最終手段に打って出ます。
その上で非エロ・エロ両方のご奉仕をしながら自分の気持ちを思い切り叩きつけます。

「冗談ですよ 逃げられたら悲しくて泣いちゃいます それだけです」
お風呂を出るときに言うこのセリフが彼女の性格をわかりやすく物語ってます。
彼女は自分だけを見てもらう機会を得るために拘束しただけで
最終的には自分の女としての魅力で彼を手に入れようとします。
強引さがあまりないのでヤンデレよりも一途な女性と表現するのが妥当です。

もうひとつの特徴である音についてはバリエーションが多いのだけど量は少なめです。
ですからDLsiteの作品ページにあるシリーズ名「音の癒やし」は当てはまらないと思います。
私個人はこのサークルさんの持ち味は音にあると考えてるので
それを捨てて敢えてキャラ重視の路線に進んだことに疑問を感じます。

全体的にもう少しセリフを減らして音を聞かせる作りにしたほうが
長所を殺さずに個性を出せたのではないかなと。

エッチはシチュはいいのだけどセリフの表現に固さが見られます。
プレイを実況するにしても天の声と後輩自身ではセリフの描写が随分変わりますし
今後の作品で良くなることを期待したいです。

絶頂シーンは先輩3回、後輩2回。
くちゅ音そこそこ、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

女性のちょっぴり重い愛をリアルな効果音を交えて描いた作品です。

CV:一之瀬りとさん
総時間 1:30:50

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
90分700円とコスパがいいので+1してあります。