小っちゃい系催眠ボイスドラマ~悪戯銭湯~

サークル「フラワー症候群」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、リアルでは実現不可能な「少女とのエッチ」をテーマに
甘い声の妹が催眠の技術を使ってその一部始終を主観的に楽しませてくれます。

主人公と少女が出会い、仲良くなっていくイメージを描きながら深める催眠
エッチに不慣れな彼女の心を開き幸せにした上で気持ちよくなるエッチなど
年の離れた男女が対等な立場でエッチを楽しみ、結ばれる様子をとことん甘く描いています。
催眠に入る第一歩は催眠を知ること
妹に催眠をかけられ少女とエッチするお話。

「お兄ちゃーん、明日はお休みでしょ?」
妹は幼さを感じる可愛い声の女の子。
休日前によく一人で銭湯に行くお兄ちゃんのことが気になり
自分も一緒に男湯に入りたいと言います。

本作品はサークルさんの代表作「小っちゃい系催眠ボイスドラマ プチエンジェルサロンへようこそ♪」の続編。
父親と一緒に男湯に入ってくる女の子の裸を見ることを趣味としている彼のために
彼女が同行し偶然出会った少女とのエッチを陰ながらサポートします。
彼女ももちろん裸で入浴しますが絡みは一切ありません。

そして前半の催眠パートは銭湯に到着してから3人で色々なタイプのお風呂に入り
少女と親睦を深めてエッチの準備を整えるまでを技術を交えて進めます。
ストーリー性を重視した催眠をかけてくれますから銭湯の様子がイメージしやすく
結果的に主人公になりきってエッチを楽しめる環境が出来上がっています。

「この催眠音声は トランス状態に入るための催眠誘導の中で 体を動かす指示があるけど どれも無理に力を込めて動かさないようにしてね」
「人間の生理現象を利用した 科学的なものなんだよ」

もうひとつのポイントはお話を始める前に催眠初心者を対象にしたチュートリアルがあること。
およそ12分かけてこの音声を聴くのに適した環境や心構え
それと催眠に関する基本的なことを妹とは別の女の子がわかりやすく教えてくれます。

催眠音声のユーザーはこのところ増えてますが、その中で催眠そのものを勉強してる人はあまりいないはずです。
そういった事情を踏まえて入門書によく書かれてることを砕けた口調で説明し
催眠に対する理解を深めることで催眠に入りやすい精神状態へと導きます。
これも前作にあった要素で効果的なアプローチと言えます。

催眠はおよそ24分間。
男湯に入ったものの父親がお酒を飲みに行き一人になった少女を発見した主人公と妹が
彼女と一緒に露天風呂や寝そべって入るお風呂に浸かるところから始まります。

「目を開けながら首を起こしたら、息を吸って止めるんだよ? そして、目を閉じるときは首を後ろに倒して、息を楽にしていいからね?」
「深呼吸を続ける度に、どんどん気持ちよく、眠気に包まれていきます…全身から力が抜ける、どんどん抜けていく」

そして妹は自分たちや少女の様子を描きながら
年下好きな彼が暴走しないよう深呼吸や軽いストレッチをするよう促します。
さらに聴き手がよりリラックスできるように適度な暗示を絡めます。

目の前に裸の女の子がいるからといっていきなり襲い掛かったら犯罪です。
(同意の上でやっても犯罪なのですが、それを言ったら作品が成立しませんのでご容赦ください)
だからまずは彼女と仲良くなることから始めようと妹は呼びかけます。
その流れの中に古典催眠の技術をいくつも組み込んでます。
技術自体はよく見かけるものばかりですが展開が非常に独特で面白いです。

2つのお風呂に入ってすっかり仲良くなった後は、少女に抱きつかれる形で別のお風呂に入ります。

「ふかーく眠って、体の力が抜ける…心の力も抜ける、意識が沈んでいく、ぐーっと沈んでいく、深く深く沈んでいく…どこまでも沈む…」
ここでは左右の腕が勝手に締まる暗示や
少女のすべすべぷにぷにの肌の感触に心地よさを感じ、力がさらに抜ける暗示を入れてくれます。
本作品の催眠は最中に深呼吸をするシーンが多く
後になるほど意識がぼんやりするとか、手足にうまく力が入らない感覚が強くなります。
温かいお風呂に浸かってる時のような心地よい感覚です。

兄妹が少女と出会い、入浴しながら親睦を深める様子を描いた個性的な催眠です。
エッチに向けて催眠状態をある程度深め、おちんちんに快感を蓄積させることを目的に
多めの深呼吸、弛緩法、眼球運動法、腕の動きの制御などを順序良く行います。

変則的な催眠なのでところどころ粗さを感じる部分もありますが
全体的な流れは特に問題なく、少女と少しずつ心を通わせる様子や
その魅力的な裸体を見て勃起を懸命に抑える主人公の頑張りっぷりが上手く描かれています。

深いところまではいけなくとも、作品の世界に入り込むくらいまでなら十分可能です。
欲を言うならお風呂に入ってる状況を利用して体が温まる暗示をもう少し入れてほしかったです。
心と体を少しずつ開くエッチ
エッチシーンは42分ほど。
プレイはキス、乳首舐め、クンニ、おしっこを顔に浴びる、フェラ、SEX(正常位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもなしですが射精表現はあります。

「もちろん、ただ唇をくっつけるのではなく、舌と舌を絡め合う、頭のなかがボーっとしてしまうぐらい気持ちいい、大人のキスをしてあげましょう」
これまでのことで少女ともうエッチして大丈夫と判断した妹は
主人公に彼女を抱きかかえてキスをするよう指示します。

エッチは妹のリードに従って少女を責めます。
前半シーンは少女とさらに仲良くなることを目指した比較的ソフトなプレイ。
ファーストキスから始まり彼女の小さな乳首をしゃぶったり、ぷにぷにのおまんこを舐めたりします。

「トロンとした目をして、ハァ、ハァとかすれるようなエッチな息遣いをしながら、あなたと舌を絡め合っています」
主人公は年下との背徳的なエッチを楽しみたいと思ってるのでしょうが
妹は彼と違い愛を育んだ上で結ばれることを願ってます。
その証拠に妹はどのプレイも少女が気持ちよくなってくれることを第一に考え
最終目的のSEXに向けて一歩一歩進む形でリードし、並行して少女の様子もイメージしやすい形で伝えます。

少女が乱暴にされるシーンが一切ないのでとても聴きやすいです。
むしろその小さな体を大事に大事に開発していく優しさすら感じられます。
催眠パートで作り上げた良い雰囲気を維持したあまあまなエッチです。

「舐める度に背筋が震える、ゾクゾク震える、オチンチンもゾクゾクする、ゾクゾクしてビクビク震える、思わず射精してしまいそう…」
もちろん催眠音声のエッチに必要不可欠な暗示も数多く登場します。
プレイを開始するにあたって短いカウントを刻み、直後に感覚支配の暗示を入れる堅実なスタイルです。
どのプレイも同じやり方なので後になるほど単調に感じるのがやや残念ですが
暗示の入れ方や表現方法はサークルさんの実力相応のクオリティを持ってます。

前半のキーとなるプレイは最後に登場する少女の放尿でしょう。
初めてのクンニに我慢できなくなり彼の顔に聖水をぶっかけてしまいます。
それに対して嫌な顔ひとつしなかった彼の態度がより踏み込んだプレイをするきっかけになります。
少女好きな人にはご褒美なのかもしれません。

続く後半はクンニのお返しに少女がフェラをし、1回射精したところでいよいよSEXへと移ります。

「こんな可愛い女の子なんですから、無理やりセックスするんじゃなくて、ニコニコと笑ってもらいながらお互いに気持ちよくなりたいですよね?」
妹が作中でこう言ってるようにここも本当に慎重に進めます。
亀頭をおまんこの割れ目に擦りつけてしっかりと濡らし、亀頭だけ挿入して小さく出し入れし
ゆっくり奥まで挿入した後キスしながら腰を動かすなど愛を感じる描写が多く
少女を犯す背徳感よりも彼女とひとつになれた、気持ちよくさせることができた充実感のほうが強く得られます。

ただし、セルフ指示がないのにフィニッシュで射精表現があることから
ドライオーガズム目当てで聴いた場合はそこまで気持ちよくなれないと思います。
音声の冒頭で「持ってるならオナホを用意してください」と言われますし
好きなタイミングでオナニーを開始し、最後のカウントに合わせて射精するのがベストです。

このように、年の差を感じさせないあまあまラブラブなエッチが繰り広げられています。
少女成分の強い作品
未成熟な女性のことが好きな人なら喜ぶ要素がたっぷり詰まった作品です。

妹は少女の裸見たさに銭湯に通う兄を見下すことなく
むしろ願望を成就できるように隅から隅まできめ細かなリードをします。
中でもターゲットとなった少女との心の距離を縮める描写に力が入れられており
彼女が初めての体験に戸惑いつつも受け入れる様子が手に取るようにわかります。

シチュだけを見るとはっきり言って危ないです。
でもお話の流れや進め方は聴き手と少女の両方に配慮してます。
星野ゆんさんのあまあまなお声も相まって聴いてる最中は良い気分に浸ることができました。
物語の前にあるチュートリアルも信頼関係の構築に役立ってます。

ですが催眠音声としてのクオリティを見ると一部で物足りない部分があります。
具体的には妹のセリフが丁寧語主体でキャラとややずれてること
前暗示→カウント→後追い暗示の繰り返しが多く単調さが拭えないことなどです。

特に2番目の流れの単調さは1時間30分近くあると随分影響します。
だれるとどうしても集中力が途切れて催眠が解けやすくなりますからね。
もう4年近く活動されてるサークルさんですし、そろそろセリフ周りに工夫が欲しいです。

エッチは十分な時間があるのを考えて少しずつプレイをハードにしています。
主人公と少女の気持ちがひとつになる過程が描かれてる雰囲気のいいエッチです。

射精シーンは全部で2回。
淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

少女との初エッチをソフトなタッチで楽しめる作品です。
年下好きな人にのみおすすめします。

CV:星野ゆんさん
総時間 1:29:02

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります