秘書さんといっしょ!~仮眠室ヒーリング~【ダミーヘッド&ダミーボディマイク使用】

サークル「あまとう」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、表面的にはクールだけど実はとっても優しい秘書さんが
お疲れ気味な上司に様々なお世話をしてリフレッシュさせます。

ダミーヘッド&ボディマイクの長所を活かした臨場感のあるサービスが魅力で
シーンごとに位置や距離が小まめに切り替わる声や
体を実際に動かした結果鳴る多彩な効果音がお世話されてる気分にさせてくれます。
秘書と2人きりで過ごす安らぎのひと時
秘書からエロ/非エロ両方のご奉仕を受けるお話。

「午後からの予定ですが 50分後に社内の定例会議に出席です」
秘書は明るく落ち着いた声のお姉さん。
社長をしている主人公にこれからの予定を説明すると
現場で働きたいと不満を漏らす彼をクールな態度でなだめます。

本作品は疲労やストレスで仕事に身が入らない上司のために
彼女がおよそ2時間近くにも渡ってマッサージ、耳かき、エッチなどのサービスをします。
マッサージ&耳かきが65分、エッチが51分とどちらも十分な時間が取られており
最中はセリフよりも音を聴いてもらうことを意識したリードをします。

「これでいいですか? 私が近くにいるから寂しくないですよね?」
本作品における第一のポイントは秘書のキャラ。
声や口調はお堅い印象を受けるのですが、彼に対して強い思いやりを持ってるのがよくわかります。
具体的には彼からご奉仕のリクエストを受けるとため息を漏らしつつしっかり了承し
サービスが始まると彼の心身が満たされるように心をこめてお世話します。

この手のキャラにありがちな事務的感がまったくなく、クーデレっぽい仕草にむしろ可愛さを感じます。
そしてお世話する際は実際にマッサージや耳かきをしている場所に陣取り
サービスの状況に応じて位置や距離が微妙に変化します。

こういった細かな演出が彼女と2人きりで過ごす雰囲気をリアルに作り上げています。

ちなみに2人の関係はあくまで上司と部下です。
お互いがお互いの能力や人間としての魅力を認め合った結果このような状況に発展したのだと思います。
彼の告白を冗談と思って受け流してるのを見ると、彼女は恋愛に対して案外鈍感な性格なのかもしれません。
音を中心に据えた癒しのサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。

秘書が最初にしてくれるサービスはマッサージ。
うつ伏せになった主人公の背中にタオルケットを敷き
足裏→脚→太もも→腰といった具合に下半身から上半身に向けてゆっくり揉んだり擦ります。
そして作品の長所である「音の良さ」を活かした演出が早速登場します。

足裏をマッサージし始めたばかりの序盤は彼女の息遣いや効果音はほとんど聞こえません。
しかし脚や太ももに取り掛かった頃にはそれらの音量が明らかに大きくなってるのがわかります。
耳のある頭部に彼女の体が近づいていく様子を表現してるわけです。

効果音についても「さすさす」と小刻みな摩擦音を鳴らしてたかと思えば
しばらくすると軽く円を描くように擦り始めたり、あるいは指圧してるような音が鳴ったりと
マッサージする部位によって動きが微妙に変化します。
ただし、彼女の息遣いがどの部位もほぼ同じリズムなのだけはちょっぴり残念です。

「社長 ここちょっと痛いですか? ここは消化器系のツボですね ストレスが溜まってるんじゃないですか?」
「私に(マッサージ)されるのがいいって… はぁ まったく… 私以外ならセクハラですよ」

また最中は健康知識を軽く披露したり冗談を言うシーンがあるものの
音だけが流れ続ける時間の方が圧倒的に長いです。
時間が40分近くありますし、疲れてる人が聴くとそのまま寝てしまうかもしれませんね。
この後の耳かきも含めて非エロパートは癒しを第一に考えて進めます。

次の耳かきは22分ほど。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天で汚れを取り
最後に長めに数回息を吹きかけるシンプルなものです。

耳かき棒は「ずっ ずりっ」と細く硬い音、梵天は「さしゅっ すりゅー」と滑らかで柔らかい音が使われており
前者は耳の穴の中を奥から手前へ素早く引っかくように
後者は穴の中で回転させたり掻き出す動きをします。

耳かき棒、梵天いずれも音質自体は良いです。
しかし動きについては品質に大きな問題があります。
特に耳かき棒は本来の目的である「耳垢を取り出す」ことを完全に忘れ
耳の中をハイペースでひたすら引っかき続ける乱暴な動きをしています。

前作「耳かきヒーリング」でも気になっていた部分が改善されておらず非常に残念です。
耳かき中の音量が声>効果音のままなのも引っかかります。

ちなみに耳かき棒は穴の手前→奥の2段階でお掃除するスタイルで
奥を掃除するときはデリケートな部位をお世話するのに相応しい繊細な動きをしています。
動きに関する指摘はすべて穴の手前を掃除するシーンに対してです。
密着感のあるあまあまなエッチ
エッチシーンは4パート51分間。
プレイは耳舐め、手コキ、キス、SEX(騎乗位)、フェラです。
手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります。

「いつものように スッキリしたいんですよね? 手でいいですよね?」
仮眠から目覚めて今度は性欲の処理をして欲しそうにしている主人公を見ると
彼女はすぐさまズボンとパンツを脱がせ、密着して耳を舐めながらおちんちんをしごいてあげます。

エッチはどのパートも彼女がリードする形で行います。
一番最初の「いつもの耳かきですか?」パートでするのは耳舐め+手コキ(約20分)。
左右の耳の耳たぶ、内側の溝、裏側などを丹念に舐めながら
最初はゆっくり、後になるほど速く力強く手コキします。

先に説明しておきますと、次の「大好きなキスコキで瞬殺です」パートは
15分30秒くらいまでは「いつもの耳かきですか?」パートと内容が同じです。
そしてフィニッシュシーンだけキス+手コキに切り替わります。
プレイ時間もほぼ同じですからお好みでどちらか片方を選ぶといいでしょう。

2つの音が同時に鳴るだけでも十分エロいのに、耳舐めの際に鳴るちゅぱ音の品質がとても優れていて
聴けば聴くほど股間が盛り上がり熱が集まってくるのを感じます。
全体的に音がねっとりしていて舐める部位や舐め方がしっかり切り替わるのもとても良いです。
対して手コキは下半身なので音の位置がやや遠く、動きもシンプルで脇役に思えます。

「イかせて? ダメに決まってるじゃないですか 手コキ 楽しむんですよね?」
エッチの相手を務める秘書も気持ちよく射精できるように言葉を使って盛り上げます。
このパートでは簡単な勝負形式を採用し、こちらを弄ぶ感じでちょっぴり意地悪な責めを繰り出します。
普段とは逆に近い立場になるのでややMあたりの人が一番楽しめるかなと。
彼の性癖を知り尽くしてるからこそできるきめ細かなご奉仕です。

唯一2人が一緒に気持ちよくなるのが「セックスしたいんですか?」パート(約18分)。
ある日の深夜、仮眠から目覚めた彼がとある条件と引き換えにSEXしたいと持ちかけ
当初はする気がなかった彼女も「ゴム有りなら」と了承します。

澄ました様子で彼の上に跨りお互いの性器にローションを塗っていた彼女も
挿入後は普段とはまるで違う可愛らしい喘ぎ声を漏らし始めます。
場所が会社だからと声を我慢しようとするのについ漏れてしまうのがいいですね。
中盤以降は繋がったままキスをしたり、激しく腰を打ちつける恋人同士に近いプレイが楽しめます。

このように、エッチな音や息遣いを身近に感じられる生々しいエッチが繰り広げられています。
バランスの取れた作品
癒し、エロどちら目当てで聴いても役立つ作品です。

秘書は敬愛する主人公が調子を崩してるのを見るとすぐさま会議への参加をキャンセルし
甘えようとする彼に釘を刺しつつ様々な手段でしっかりお世話します。
「秘書」からイメージされる固さや冷たさを表面上だけ持たせ
内面は実の姉のような優しく温かいキャラが個性的で面白いです。

「私は社長だから秘書をしてるんです あなたじゃなければ興味はありません」
彼女自身が作中でこう言ってるように、彼に対して一定以上の愛情を持ってるのだと思います。
その証拠に普通の秘書なら強く拒絶するはずのセクハラじみた行為も
無理なものは華麗にスルーし、可能なものは受け入れて彼を適度に甘やかします。

彼女の心情がほとんど描かれてないので実際どう思ってるかはわかりません。
でも甘えたい彼と世話好きな彼女はとても相性のいいカップルだと思います。
もし後日続編が出たとしたら2人の関係の変化にも焦点を当ててほしいですね。

サービスについては良いものと悪いものが結構はっきりしてます。
前者はマッサージの声が近づいてくる演出や臨場感のある音を組み合わせたエッチ
後者は先ほど痛烈に批判した耳かきが該当します。

耳かきは本当に動きだけを改善してほしいんですよね…。
今年に入って耳かき音声に参入するサークルさんがまた増えてます。
大手さんは相変わらず極めてレベルの高い作品をリリースされていて
耳かき界隈は私個人は陰で「魔境」と呼んでるくらいに競争が激化してます。
皆さんの耳も肥えてきてるでしょうし、なんとか頑張ってほしいなぁと。

エッチはほんのおまけに過ぎなかった前作に比べてボリュームが格段に増し
抜き場もちゃんとあってそれなりの実用度を持ってます。
説明できなかった最後のフェラパートも長所の音の良さを活かした責めが楽しめます。

絶頂シーンは主人公3回、秘書1回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

クールなお姉さんが甘く優しくお世話してくれる作品です。
声や音の良い作品が好きな人には特におすすめします。

CV:天知遥さん
総時間 2:28:55(本編…2:16:42 アフタートーク…12:13)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
150分で900円とコスパがいいので+1してあります。