おねえちゃんといっしょ~琴姉ちゃんとの甘々でエッチなひと時~

サークル「なごみぷろじぇくと」さんの同人音声作品。
今年3月に処女作を出されたばかりの新しいサークルさんです。

今回紹介する作品は、優しくて面倒見のいい幼馴染のお姉ちゃんが
久しぶりに会った主人公に様々なお世話をします。

サービスを通じて2人の心の距離が徐々に縮まっていく様子も描かれているのが特徴で
最初は実の弟に対するように世間話をしながら冗談を言っていた彼女が
心の中に眠っていた想いに気づき、戸惑いながらも受け入れていく姿が心を温めてくれます。
数年ぶりに会ったお姉ちゃんと過ごす一日
幼馴染の琴音(ことね)にあれこれお世話してもらうお話。

「おかえりー! すっごい久しぶりね」
琴音は明るくてお淑やかな声のお姉さん。
数年ぶりに帰省した主人公を親しげに迎えると
外出中の両親に代わってあれこれお世話します。

本作品は子供の頃彼とよく遊んでいた彼女が
昔の事を思い出すように耳かきをしたりエッチなご奉仕をします。
彼女が彼の成長っぷりに驚いた様子を見せていることから
2人は最低でも3年は会ってなかったのだと思います。

「変に意識しなくてもいいじゃない? 昔はよくお泊りしてたし」
そして彼女は彼が男らしくなっても以前と同じく親しげな態度で接します。
両親がいない=2人きりで一夜を過ごす状況になっても気にする素振りも見せず
自分から積極的に体を近づけて優しい言葉をかけます。
年上の女性がとことん甘やかしてくれる癒しに満ちたひと時が味わえます。

本作品が他の年上系作品と違う部分は後になるほど彼女の態度が変化すること。
最初は以前と同じように接していたのが心の中に違和感があることに気づき
それがだんだん強くなり抑えきれなくなっていく様子が彼女の視点で描かれています。


音声を聴き始めた段階では彼女を甘やかし上手な女性と認識する人が多いと思います。
しかし聴き終えた後は恥ずかしがり屋の可愛い女性に映るのではないでしょうか。
登場人物の心情変化が自然に伝わってくるのが本作品の魅力のひとつです。

軽いやり取りを終えた後、琴音が最初にするサービスは耳かき(約20分)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に綿棒を使って汚れを取り
仕上げに数回息を吹きかけるシンプルなものです。

綿棒は「ざりざり ずずっ」と乾いた柔らかい音が使われており
標準くらいのペースで耳の壁をなぞるようにゆっくりと動きます。
効果音は琴音役の伊ヶ崎綾香さん(サークル「シロクマの嫁」代表)が用意されただけあって
大手サークルさんの耳かき音にもまったく引けを取らないクオリティを持っています。

特に素晴らしいのが力加減。
耳に適度な刺激が伝わってくる丁度いい強さでお世話してくれます。
仕上げの息吹きもバイノーラル録音特有のこそばゆい風圧が感じられます。
日頃耳かき音声をよく聴いてる方でも満足していただけると思います。

「急に言われても そんなすぐには決められないわよね でも私は 君との生活も悪くないなーってほんとに思ってるわよ」
「お姉ちゃんもね 昔から 君のことが大好きよ」

最中の琴音は久しぶりに耳かきができて嬉しい表情を見せながら
昔のことを語ったり、彼と同棲したいと思わせぶりなことを言ったりします。

しかし、この時点の彼女は彼を異性ではなく弟として認識している色が強く
これらのセリフも元々の世話好きな性格の現われに見て取れます。
十分親しいんだけど最後の一線までは越えてない感じです。
会話量が多めの耳かきですから現在の彼女との距離感が掴みやすいです。
幼馴染から恋人へ
エッチシーンは3パート21分ほど。
プレイは皮むき、パイズリ、フェラ、キス、手コキです。
パイズリ、手コキの際に比較的リアルな効果音が鳴ります。

「大丈夫 お姉ちゃんに全部任せて」
耳かきの後、主人公のおちんちんが勃起しているのに気づいた琴音は
自らズボンとパンツを脱がし、手を使って包皮を剥いてあげます。

エッチはどのパートも彼女がリードする形で進みます。
一番最初の「お姉ちゃんのご奉仕」はパイズリフェラがメイン。
おっぱい好きな彼のために上半身だけ裸になっておちんちんを挟み込み
カウパーが出てきた後はお口も使って気持ちよくしてあげます。

「あぁ すごくエッチな匂い 嗅いでるだけで エッチな気持ちになっちゃう」
ここまでお姉さんらしい態度を取ってきた彼女も
逞しく成長したおちんちんを見て戸惑ったり、独特の匂いにうっとりする女の顔を見せます。
彼の男の部分を見て異性として意識し始めるわけです。

「えっ? 口の中で射精したい しょうがいなぁ」
しかしその一方で彼を楽しませることも決して忘れません。
パート終盤の射精シーンでは彼の精液をすべて口で受け止め
喉を鳴らして美味しそうに飲み干す健気でエッチな姿を披露します。
パイズリの「ぱちゅ くちゅ」というやや弾力のある水音や
フェラの上品な舐め音も彼女のキャラを意識した適度なエロさを感じます。

2番目の「お姉ちゃんとの添い寝」はエッチを終えた後のお話。
前半は彼女が独り言を呟き、後半は長めのキスをするエロさ控えめのパートなのですが
2人が今までよりも親密になる重要なイベントが登場します。

「気持ちいい… 頭の中 とろけちゃいそう」
詳しい内容は書くとつまらないでしょうから伏せるとして
彼女の態度やセリフがこれまでとは大きく異なり
彼女の中で何かが変わりつつあるのが自然と伝わってきます。
個人的には本作品の良さが最も強く出ているパートだと思います。

このように、プレイを通じて幼馴染が恋人へと変化していく様子を描くエッチが楽しめます。
甘酸っぱい作品
年上らしい優しさと女性の儚さを兼ね備えた琴音のキャラが魅力の作品です。

彼女は久しぶりに会ってすっかり立派になった主人公を
昔と同じように弟として接し、密着しながら色んなサービスをしてあげます。
しかしそれが後になるにつれて徐々に恋心へと変化し
彼を一人の男性として愛するようになります。

「うん ちゃんとお姉ちゃんの言うこときいて偉い偉い ご褒美にいっぱい気持ちよくしてあげるから 楽しみにしてね」
「お姉ちゃん もう君がいないとダメみたい」

音声の序盤と終盤ではセリフの内容や態度がガラリと変わるので
彼女の強い部分と弱い部分の両方が味わえます。
「甘やかし上手で安心する、癒される」と思う人もいれば
逆に「守ってあげたい、可愛い」と思う人もいるんじゃないでしょうか。
どちらも彼女を構成する、引き立てる大事な要素と言えます。

作中に本番がなかったのはサークルさんが続編を予定されてるからかもしれません。
同棲した後の2人がどんな生活を送るのか楽しみです。

サービスについては耳かきの質がとにかく高いです。
ただし、会話しながらお掃除するスタイルなので音の存在感がやや薄れています。
エッチは彼女がこの手の行為にやや不慣れなところを出したかったのか
音の質感を上品に、ペースを緩めに設定しています。
感情移入しやすいですから抜くのに困ることはまずないでしょう。

射精シーンは全部で2回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

癒しにもエロにも役立つキャラ重視の作品です。
年上好き、純愛系のお話が好きな人におすすめします。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 1:07:39

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります