アラクネのくすぐり地獄催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で悪戯好きな女子大生が
大学受験に来ていた男の子にエッチなサークル勧誘をします。

彼女が指や糸で体をくすぐってイかせる変わったエッチが行われており
主人公が受験をする様子に様々な暗示を交えてリラックスや集中力を高めた後
「こしょこしょ」「こりこり」などの擬音語に反応する体へと作り変え、たっぷりくすぐってくれます。
大学受験に挑む学生になりきりながら催眠の世界へ
女子大生の先輩にくすぐりエッチをされるお話。

「本校舎の中庭にそびえ立つ別館の4階、ミステリー研究部の部室の隣に、開かずの間と呼ばれる部屋があった」
主人公は上品で落ち着いた声の男性(声質は完全な女性)。
事前に10分程度の準備運動をさせた後
物語の舞台となる「開かずの間」について語り始めます。

本作品はとある大学に受験をしに来た彼が
ミステリー研究部に所属する先輩に開かずの間へと連れて行かれ
そこで拘束されながら敏感な部分をくすぐられる様子を彼の立場になって楽しみます。

音声作品におけるくすぐりは同人音声側でごく一部のサークルさんが作られてるものの
催眠音声では少なくとも私は今のところ他に聴いたことがありません。
エッチシーンで登場するプレイもほぼくすぐりのみという非常に珍しい作品です。
彼女もくすぐられる快感を一人でも多くの人に味わってもらおうと
催眠の技術を使って肌を敏感にしたり特定の言葉に反応するよう誘導します。

催眠はおよそ37分間。
最初の10分間は催眠に入りやすくするための準備運動として
肩幅で立ったまま腕を好きにブラブラさせます。
ちなみに5分間運動する短縮版もあり、どちらか片方を選択して聴きます。

本作品はエッチシーンで彼女が指や手を動かす指示を出すシーンがありますから
腕を十分にほぐしておいたほうがより楽しめます。
バックで流れる水の音も心を落ち着け、催眠に入りやすい精神状態にしてくれます。

本格的な催眠が始まるのはその後から。
最初は主人公が受験会場で精神集中している様子を聴きます。
ちなみにこのあたりから音声終了までシーンの雰囲気に合った癒し系BGMが流れます。

「僕は集中力のある人間だ だからこれと決めたひとつのことに とても集中することができる」
「集中すると問題が解ける 嬉しくて 安心感が出てくる 残っていた緊張も どんどん和らいでいき とてもリラックス状態で 試験をクリアしていく」

軽く深呼吸した後に彼が自分に言い聞かせている言葉を聴いてると
なんだか自分も心が研ぎ澄まされていくように感じるかもしれません。
また試験を受けるシーンでは肩の力が抜けたり頭がスッキリする人がいるでしょう。

本作品の催眠の前半は彼が自己暗示を入れるスタイルで誘導してくれます。
18禁音声を聴く人なら高校や大学受験は経験済みでしょうし
その頃の感覚が自然と蘇ってくるかもしれませんね。
バックで流れる幻想的な音楽も作品の世界に浸りやすくしてくれています。

次のシーンは受験を終えてホッとした彼が大学の中庭で寛ぐ様子を聴きます。

「のんびりと泳ぐ鯉を見つめていると まるで 時間がゆっくり過ぎていくような気がする」
「頬を少し ひんやりとした風が通り過ぎていくのが とても心地がいい そして ここにいいる僕も とても自由で心地がいい」

ぽかぽかとした暖かい日差し、澄み切った青い空、目の前の池で優雅に泳ぐ鯉
そして大学受験という人生の節目を無事乗り切った達成感。
彼の心情に数多くの暗示を込めてさらなるリラックスを促します。

普通の独白に近いセリフが多いので催眠っぽさはほとんどありません。
ですが実際は現代催眠のテクニックを駆使して上手に暗示を入れています。
このあたりから意識がぼんやりしてくるのを感じるでしょう。

「右足をハケで払っていく こしょこしょ 右足がなんだかくすぐったい」
「ゾワゾワした心地よさが 背中から全身へ広がり 頭を真っ白に溶かしていく」

その後は寝ていた彼を偶然見つけた先輩が開かずの間へと連れ込み
小話をしながら深化と特定の言葉を聞くと体がくすぐったくなる暗示を入れます。
エッチのキーとなる部分なだけあってこれらに14分近くの時間を割き
何度も繰り返す形で少しずつ反応できる体へと作り変えてくれます。

実際に聴いてみたところ、特に脇腹や腕の裏にピリピリした感覚がありました。
この時点ではあまりピンと来なかった人でも
エッチが始まると妙にこそばゆいとか、むず痒い感じがするようになると思います。
深化についてもオーソドックスな技法を使って少しずつ確実に落としてくれます。

主人公が先輩と出会うまでのお話に技術を絡めたテーマ性のある催眠です。
彼女の指・糸・言葉にくすぐったさを感じる体にするのを目的に
彼が受験をするシーンでは主に集中力の向上を
試験を終えて芝生で寝転ぶシーンではリラックスに力を入れた誘導をしています。
そして十分準備ができたところで彼女自身が深化とくすぐったくなる暗示を入れます。

サークルさんの過去作以上に思い切った誘導をされているため
聴き始めた段階だと「本当に催眠なの?」と戸惑うかもしれません。
ですが実際は他の催眠音声と同じく手順を踏む形で催眠状態を深めようとしています。
できるだけ大衆性の高いイメージを選んでくれているのもいいですね。
大学受験という節目に誰もが味わう感覚を催眠に上手く絡めています。

まとめると、ストーリーを聴いてるだけで自然と入っていける個性的な催眠です。
むず痒い感覚から快感へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイはくすぐりのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「うふふっ とーってもいい表情よ もっとその恥ずかしい顔を見せてちょうだい」
催眠を使って主人公の体を敏感にした先輩は
自分の口から吐き出した糸や指で彼の敏感な部分をくすぐり始めます。

エッチは糸で身動きが取れない彼を彼女が一方的に責めます。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品で行われるプレイはくすぐり特化です。
フェラやSEXといった一般的なプレイはほぼ登場しません。
その代わり声や言葉で体を優しく撫でられる不思議な感覚をたっぷり味わわせてくれます。
ここからは神々しく壮大な印象の音楽が流れ始めます。

「その極細の糸が 腋や首筋 乳首に触れるたび 鳥肌が体中に広がっていく ゾクゾクっと 体にとろけるように気持ちよさを与えられる」
「その こしょこしょという言葉だけで 体にゾクゾクした快感が駆け巡っていく」

前半のシーンはさらなる感度強化と比較的ソフトなくすぐりプレイ。
脇腹や乳首など敏感な場所をくすぐりながら
「こしょこしょ」「かりかり」のキーワードに体が反応する暗示を入れます。

プレイが始まって少し経つと彼女が耳元至近距離から囁くようになるので
そのあたりから体の一部が妙にむず痒くなるのを感じるでしょう。
言葉が持つイメージとバイノーラル録音特有の微かな風圧でくすぐるわけです。
他の催眠音声で味わうエッチな熱とは明らかに違うこそばゆい感覚です。

「右手の人差し指の爪先で 左手の手の内側を 付け根から爪先まで 触るか触らないかの距離で つつーっと撫でてみて」
「指先で引っかくたび 体がビクンビクンと震えていく 弱い電流を流されているような快感が 体に広がる」 
後半は聴き手により強いくすぐりを味わってもらうために
自分の指を手に這わせる指示を出しながらプレイを進めます。
実際にやってみたところかなりムズムズする刺激が走りました。

ここからはBGM以外に「ブーン」という振動音も鳴り始め
前半以上に声や音に肌と心を揺さぶられる快感が味わえます。
絶頂シーンの直前では股間もムズムズする感覚がありましたし
くすぐりというエロとはやや縁遠いプレイを言葉で性的快感へと変換しています。

このように、とことんくすぐって気持ちよくする変わったエッチが繰り広げられています。
こそばゆい感覚に悶える作品
タイトルにもなっているくすぐりプレイが魅力の作品です。

先輩は偶然見つけた主人公にくすぐりの快感を教えようと
十分な深さの催眠状態に誘導してからキーワードをトリガーに感覚を操作する暗示を入れたり
囁き声や振動音が生み出す微かな刺激でむず痒い感覚を与えます。

他の18禁催眠音声とはプレイの方向性が違うからか性的な絶頂感は弱めでしたが
誰かにくすぐられているような体のムズムズ感はかなり味わえました。
ですから内容を理解した上で聴く分には問題なく楽しめます。
ただし音モノの色がそれなりに強いため、1回目だと得られる快感は弱めかもしれません。
複数回聴いて慣らした後の方がよりハマれるプレイかなと。

エッチの準備にあたる催眠パートも独自性があって面白いです。
特に試験を終えたときの開放感や爽快感でリラックスさせているのが印象的でした。
作中で使われているイメージも多くの人が共感できるものを意識して用いています。

エッチは色んな方法で体をくすぐる尖ったプレイです。
手や指を動かしてもぶつからないように身の回りの物を片付けておくのがいいでしょう。
ムズムズ、ゾワゾワとした不思議な感覚が味わえます。

絶頂シーンは全部で2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

「くすぐり」という催眠音声ではレアなプレイを積極的に取り入れている作品です。
くすぐり好きはもちろん、新しい性癖を開拓してみたい人にもおすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:31

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります