ネット声優さんのオナニー事情 『痴女系声優さんがローター挿入でオナニートーク!オナニー実演解説に、ぬちゅぬちゅ手コキに、おしっこも!』 楠本さくら嬢

サークル「セルプレ」さんの同人音声作品。
実演系の作品を専門に作られているサークルさんです。

今回紹介する作品は、他人に痴態を見られることに興奮を覚える痴女系声優さんが
自分の指や道具を使った生のオナニーを1時間近くに渡って披露します。

実演系作品最大の魅力である大ボリュームのオナニーに加え
鏡に自分のおまんこを映して興奮したり、聴き手を彼氏に見立てて焦らしながらディルドをしごくなど
彼女の性癖を交えたプレイをするシーンがいくつも登場します。
性に開放的な声優さんがするオナニー
声優の楠本さくらさんが様々なオナニーをするお話。

「皆さんこんにちは こんばんは 初めまして 楠本さくらと申します」
楠本さんは明るくて素朴な声の女の子。
音声を聴いてる人たちに向けて簡単な自己紹介をすると
リモコン式のローターでオナニーしながらあれこれ語り始めます。

本作品は彼女が自分の部屋で実際にオナニーする様子を録音したもので
彼女が普段やってるオナニーをしてみせたり
ローターやディルドをおまんこに入れて自分を慰め、絶頂する一部始終を聞かせてくれます。
実演系作品といえば声優さんがガチでたっぷりオナニーしてくれるのが一番の魅力です。
本作品もその例に漏れず4パート52分がオナニーシーンにあてられています。

最近の実演系作品はバイノーラル録音が増えてきたこともあり
女性が服を脱ぐ音やおっぱいを揉む音なども入っているものをよく見かけます。
しかし本作品は通常録音なため、音だけでオナニーの様子を表現できているとは言い切れません。
その代わりに彼女がプレイの様子を実況したり熱っぽい吐息を多めに漏らしてくれます。
少なくとも私は音よりも声や息遣いを楽しむ作品だと考えています。

「元々自分の自慰行為 オナニー行為を見られることとか 聞かれることにすごい興奮を覚えるというちょっと変わった性癖があるので」
今回オナニーをしてくれる楠本さんは性にとってもオープンな女性。
冒頭の自己紹介シーンでは自分の性癖を恥ずかしがることなく披露し
実際のプレイでも視線を感じて興奮する痴女らしい姿を見せてくれます。

実演系の依頼を断る声優さんがそれなりにいる中で
こういう積極的な姿勢で取り組む方は珍しいです。
プレイの雰囲気も終始明るく、彼女もアドリブでちょっとしたサービスをしてくれます。
そして普段が明るいからこそ感じている時に漏れる喘ぎ声や吐息とのギャップにグッときます。
エッチな声を中心とした明るいオナニー
エッチシーンは7パート61分間。
プレイはローターオナニー、指でのオナニー、ローション擬似手コキ、ディルドオナニー、放尿です。
ローターオナニー、ローション擬似手コキ、ディルドオナニーの際に音量の小さい効果音が鳴ります。

「まずローションを用意しますね よいしょ で、たらーっと指に取って おいしょ こんくらいかな…こんくらいでいいか」
最初のトークを終えてローターと自分のおまんこにローションを塗ると
楠本さんはそれを挿入してから自分のオナニーライフに関するお話を始めます。

エッチは彼女が実際にオナニーする様子を聴いて楽しみます。
一番最初の「声優さんのオナニートーク ローター挿入中!」パートは自己紹介の延長に近い内容。
オナニーの頻度や気持ちよさ、どんなスタイルで楽しんでるかなど
リアルではまず聞けないことをはきはきした口調で教えてくれます。

「気持ちよさを表すのならば たぶんもうオナニーに勝る快感は無いって思ってます!」
「一人でする時とか 部屋の窓際で全裸になって立ってしたりとか 窓に向かってM字開脚したりとか」

他の作品だとインタビューされて声優さんが恥ずかしがったり口ごもるシーンを見かけるのですが
彼女はむしろ自分の恥ずかしいところを披露することに快感を覚えているように見えます。
パート後半に入るとローターの振動を強にして熱っぽい声を漏らしてくれますし
聴き手の期待と興奮を高める役割を十分に果たしているプレイと言えます。

本格的なオナニーが始まるのは次の「声優さんがオナニー方法を実演解説!!」パートから。
下着を脱いで鏡に映る自分のおまんこを観察した後、指で主にクリトリスを責め続けます。

「はぁ はぁ すごい なんか鏡見ながらしてるので おまんこヒクヒクしてるのが見えますね」
前項で書いたように本作品は残念ながらエッチな音はあまり拾えてません。
だからこそそれをカバーするように彼女がオナニーの様子を実況し
後になるほど荒く熱っぽい息遣いを漏らします。

「あーイクっ イクっ あぁぁ…」
絶頂時のイキ声もAVみたいに大げさなものではなく、口から自然と漏れる切ない声です。
音は物足りないけど彼女の声にはリアリティがあって良いです。

逆に音に特化したプレイが楽しめるのは最後の「声優さんのくちゅ音ディルドーオナニー」パート。
マイクを自分の股間至近距離に置いた状態で
彼女がディルドをおまんこに挿入し激しくかき回します。
実プレイ時間は8分程度と短めです。

このパートは他とは違って彼女のセリフがほとんどありません。
やや遠い位置で音量小さめの喘ぎ声が聞こえるくらいです。
そして中央至近距離から「ぴちゅっ にゅちっ」と粘性のある水音が鳴り響きます。
音の質感と動かし方がどちらも生々しく、作られた音とは違うエロさがあります。
個人的には本作品で最も実演らしさが出ているプレイだと思います。

このように、音よりもリアルな喘ぎ声や息遣いに力を入れたプレイが繰り広げられています。
今となっては厳しい作品
端的に言えば古いタイプの実演系作品です。

楠本さんは聴き手が自分をオカズにオナニーを楽しんでもらえるように
そして自分の見られたい、聞かれたい欲求を満たすために
多くのシーンでわざとらしさのない喘ぎ声や吐息を漏らしながらオナニーに励みます。
女性が生み出すエッチな息遣いに関してはかなり良いものを持っています。
しかし実演系の大きな持ち味である「生の音」については正直物足りないです。

録音に使うマイクを彼女の顔の近くに置いているのか
放尿と最終パートを除いたパートで効果音がほとんど聞こえません。
聞こえるシーンでも彼女の声に比べて音量が小さく、注意して聴かないとよくわからないレベルです。
オナニーの音を聴けるのが売りの実演作品でこの内容はさすがにまずいです。

「すごいおっきくなってるよ おちんちん気持ちいい?」
「さくらはオナニーしながらしゃべってるよ いやらしいでしょ?」

また一部のシーン、具体的には「声優さんのローション手コキ」パートと
「声優さんのくちゅくちゅオナニー生録音」パートにおいて
楠本さんがプレイをしながら聴き手を恋人に見立てたセリフを投げかけてきます。

おそらくこうしたほうが興奮できると思ってアドリブでされたのでしょう。
しかしこれが逆にプレイのリアリティを損なってしまっています。

私は実演作品の一番の強みは「作られていない」ことだと考えています。
シナリオがないからその場で感じたことをそのまま声や言葉で発することができる。
それが普段するオナニーにより近い雰囲気を生み出し興奮させてくれるのです。
約1時間24分!ネット声優がダミーヘッドマイクで実演オナニー!本気の自慰録音!」が絶大な支持を得ているのも
声優さんが飾らない生のオナニーをしてくれているからではないでしょうか。

極端な話、ひたすらオナニーに耽るだけでも十分抜けるものが出来上がります。
しかし本作品には一部で明らかに演技と見られるセリフが混じっています。
これが非常に残念です。

絶頂シーンは全部で3回。
喘ぎ声多め、淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

バイノーラル録音による実演作品が増えてきた現在となっては厳しい作品と判断しました。
声優さんが面白い性癖を持たれているだけに、それを引き出せなかったのはもったいないなと。

CV:楠本さくらさん
総時間 1:18:35

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年4月7日から22日までの間、3割引の700円で販売されています。
その場合の点数は5点です。