【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 とうか【ハイレゾ88.2khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、京都風の関西弁を話すほんわかした女の子が
縁側とお風呂で心のこもった癒しとエッチなサービスを提供します。

主人公のことを「あんちゃん」と呼びながらお世話する彼女の人懐っこいキャラや
2人がいる場所によって変化するリアルな環境音が
専門店とは少し違う温かくて和やかな雰囲気を作り上げています。
方言を話す人懐っこい女の子と
たまゆらの宿でとうかに色々とご奉仕してもらうお話。

「あれ? うち いつの間に寝てたんやろ?」
とうかは可愛くて素朴な声の女の子。
ある日の昼、宿の縁側で主人公に膝枕をしながら寝ていた彼女が
目覚めて自己紹介するところから物語は始まります。

本作品はサークルさんが今年の2月にリリースした
【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 かさね」の姉妹作品にあたり
彼女が縁側で耳かきを、お風呂で会話とエッチを、脱衣所で膝枕をプレゼントします。

たまゆらの宿の最大の特徴は何と言ってもリアルな環境音。
縁側では涼やかな風の音や鳥の声、お風呂ではお湯の流れる音といったように
2人がいる場所に応じてバックで流れる音が変化します。

特に縁側で過ごすシーンはどの音もわざとらしさがなくてとても癒されます。
ハイレゾ音源に対応したバージョンも入ってますし、様々な「音」にこだわっている作品と言えます。

もうひとつの特徴として挙げられるのはとうかのキャラ。
初めて会ったばかりの主人公にまるで実の妹のように接し
どのシーンでも彼を癒す、気持ちよくすることを第一に考えたご奉仕を行います。

「せやから あんちゃんも一緒に寝よ? なー」
全編にわたって京都風の関西弁で語りかけてくれるのがいいですね。
標準語よりもずっと砕けた口調が彼女との距離の近さを感じさせてくれます。
サークルさんご自身もアピールされているように
癒し系専門店とは明らかに違う要素をいくつも持っています。
リアルな音を中心に据えた耳かき
彼女が最初にしてくれるサービスは耳かき(約23分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒でお掃除し
仕上げに両耳をタオルで拭いて軽く息を吹きかける家庭的なものです。

耳かき棒は「ずりずり ごりっ」という細く低い音
綿棒は「すりすり しょりっ」と広く滑らかな音が使われており
前者は耳の壁をなぞるようにゆっくりと繰り返し掻き出す動きを
後者は耳の穴の縁あたりをさっさっと小刻みに擦る動きをします。

効果音を垂れ流していた前作に比べると動きが明らかにパワーアップしています。
どちらも実際の耳かきに近い動かし方がされてますし
音ごとの途切れもあって耳垢を取り出そうとしている様子が感覚的に掴めます。

また耳かき棒は手前→奥の順にお掃除する流れになっており
奥のシーンに入ると効果音が若干大きく重くなります。
ただし、聴いた限りだとリアルタイムの録音ではなく同じ音をループさせているように思えます。

もうひとつ気になったのが耳かき音の音量。
位置関係を考えれば耳かき音>とうかの声>環境音となるのが自然なのに
実際は耳かき音が環境音と同じくらいになっています。

20分以上流れるのを考慮し敢えて抑えたのかもしれません。
ですが他の音とのバランスが崩れていてはリアリティが損なわれてしまいます。
このあたりが次回作以降で改善されればもっと良い耳かきになるでしょう。

「ええ風やなぁ こんな日は なんもせんで ぼんやり過ごしたくなるなぁ」
最中のとうかは手を動かしてる最中は微かな吐息だけを漏らし
時折休憩を挟んでその時に何気ないことを話しかけてきます。
セリフよりも無言の時間の方が圧倒的に長いです。

効果音の鳴る時と鳴らない時がはっきり分かれているのがいいですね。
作品の長所である環境音だけを聴ける時間が十分に取られており
後になるほどリラックスした気分をより強く実感できます。
とうかのお話や話しぶりものほほんとしていて別の癒しを与えてくれます。
「わざと話さない」ことを意識しながらサービスを行っています。
密着感が味わいやすい初々しいエッチ
エッチシーンは1パート12分ほど。
プレイは耳舐め、乳揉み、手コキです。
手コキの際に湯船の揺れる音が鳴ります。

「あぁっ すっ、すごいなぁ こんなカチカチになるもんなんか」
耳かきの後、主人公と一緒にお風呂へと移動したとうかは
会話の最中に彼のおちんちんがすっかり勃起しているのを確認し
驚きながらもゆっくり手を伸ばし、握ります。

エッチは彼女が耳舐めと手コキをする一方で彼がおっぱいを揉みます。
専門店形式の作品では店員側が水着を着ているケースが多いのですが
本作品では彼女も裸で入浴し、さらには主人公と触りっこまでする踏み込んだサービスをしています。

プレイの様子はと言うと、彼女が彼に抱きついて左耳をゆっくり甘噛みし
それと同時にちゃぷちゃぷと湯船の揺れる音が流れます。
そしてしばらくすると彼女が荒い吐息を漏らしながら激しく舐め始め、最後は湯船の中に射精します。

一般的な手コキ音に比べるとエロさを抑えた効果音ではありますが
それをカバーするように耳舐め音と吐息が後になるほど艶かしくなります。
時間が短めだからかセリフもほとんどしゃべらず
耳かきと同じく環境音とエッチな音だけを聴く空間が形成されています。

「うちがええ言うてるんやからええの 気にせんと好きに見てくれても構わへんで」
またエッチを始める前に2人がお風呂に入って会話するパートがあり
そこで彼女が裸で入浴していることやおっぱいを好きに見てもいいよと言うシーンが登場します。
いきなりエッチに突入するのではなく、そこに至るまでのストーリーがある点も
このプレイを盛り上げるのに大いに役立っています。

前作では「あれ?」と思うところがいくつかあったのですが
今回はひとつのプレイとしてきちんと聴けるレベルのボリュームとクオリティを持っています。
中盤あたりから流れる「じびゅるぅぅ じゅびっ」というパワフルな耳舐め音や
絶頂直前に耳を舐めながら漏らす熱を帯びた喘ぎ声はなかなかに生々しいです。

このように、2人が肌を合わせている雰囲気を重視したエッチが繰り広げられています。
大胆さのある癒し系作品
方言を話すとうかの人懐っこいキャラ、バックで流れる様々な環境音
既存の専門店よりも密接なサービスなど、個性的な要素をいくつも持っている作品です。

現実世界に疲れてたまゆらの宿へとやって来た主人公を
のんびりした口調の女の子が実の兄のようにもてなします。
音声作品における方言の力は強烈で、彼女の話を聴いてるだけでも十分な癒しが得られます。
そして宿にいる臨場感を出すために環境音を上手に活用しています。

環境音は昨年あたりからバックで延々と流すスタイルだけでなく
場所や状況に応じて変化する凝った作品も登場しています。
本作品はリアルタイムではありませんがパートごとに違った音を流しています。
音声の最初から最後まで流れ続けるおかげで現実世界のノイズが遮断され
作品の世界に没頭しやすくなっている点も魅力です。

そして彼を実際に癒すサービスも「音」を中心に考えながら行っています。
耳かきだけはまだ発展途上な部分も見られますが
それ以外の入浴シーン、エッチ、膝枕はいずれも十分楽しめるものに仕上がっています。
特にエッチは湯船に入ってお互いを責め合う様子を音や息遣いで上手に表現しています。

前作のレビューを見ていただければわかるように
私はたまゆらの宿に対して色々と引っかかるものを感じてました。
その最たるところはサークルさんが「専門店ではない」と言っていながら
相手をする女の子やサービスを専門店の枠組みにはめてしまっていたことです。

しかし今作ではとうかの口調やセリフを意識してフレンドリーにし
サービスもお客と店員ではまずありえない要素を盛り込んでいます。
一皮剥けたと言いますか、たまゆらの宿らしさが出てきてるなぁと思います。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

人里離れた宿で女の子とのんびり過ごす気分が味わえる作品です。
方言が好き、環境音が好きな人には特におすすめします。

CV:花蓮さん
総時間 1:03:41

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります