EUPHORIA~夏の誘惑~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、リアルではできないことを叶えてくれる仮想世界に赴き
女の子になりきって年下の男の子と甘く濃厚なエッチをします。

おねショタプレイをお姉さんの立場で楽しむ珍しい女体化エッチが行われており
50分近くの時間を使ってしっかりと催眠状態を深めてから
わかりやすいイメージと感想支配の暗示を上手に組み合わせて
彼を責める快感や彼に責められる悦びを味わわせてくれます。
人々の欲求を満たしてくれる夢の世界に
仮想空間フェアネスで女子大生の綾音になりきり、従兄弟の透とエッチするお話。

「その機械の名前は アムリタ 形としては 人と同じくらいの大きさの卵を想像してください」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の諸注意を簡単に説明すると
仮想世界フェアネスに移動できる機械「アムリタ」を使って主人公の夢を叶えてあげます。

本作品は年下の男の子とのヴァーチャルなエッチを体験してもらうことを目的に
主人公がアムリタに乗り込んでフェアネスに向かう様子を描きながら催眠を施し
その後でタイトルにもなっているプログラム「夏の誘惑」を綾音の立場で楽しみます。

サークルさんの過去作「EUPHORIA-SPREAD VALIS-」の姉妹作品らしいのですが
この作品から入っても問題はないそうです。
ヴァーチャルなシステムや空間を指す専門用語がいくつか登場するものの
エッチに入れば他の女体化作品と同じスタンスで楽しめるように作られています。
私も聴いてる最中によくわからないと感じる部分は特にありませんでした。

催眠は2パート51分ほど。
最初はアムリタに入って横になり5分ほど深呼吸をしてから
300カウントを心の中で数え、同時に彼女のお話にも耳を傾けます。

「そうです 少しずつ あなたを縛っている記憶や 感情が 吐き出されていきます」
「私の声を聴いていると あなたの体から 力が 抜けていく」

意識的に間を置きながらゆっくりと語りかけてくる彼女の声や
こちらのリラックスしたタイミングを見計らって投げかけられる暗示が心地よく
開始10分もすれば早速意識のぼやけや体の重さを感じ始めます。

「目を開いているのが億劫で 気だるくなってるかも しれません」
また彼女は主人公に様々な指示を与える一方で
気が乗らないなら無理に従う必要はないとも言ってくれます。
そして暗示を入れる際も上のセリフのように表現を和らげながらながら言います。

実際に聴いてみるとすごく緩い雰囲気を感じるでしょうね。
最中に深呼吸をするシーンが多くリラックスしやすいです。
彼女は長い時間を上手に使ってゆっくり、じっくり催眠を深めてくれます。

心と体が落ち着いた後はいよいよフェアネスへと移動します。
入り口にあたる海岸で主人公が海に入り潜っていく様子をイメージします。

「息を吐き出すと 体の力が すーっと抜けていく それに合わせて あなたの体が 海の中へと 沈んでいきます」
「先ほどよりも さらに 深い 深い世界へ 入り込んでいく」

海の中に潜る様子に「深い」「沈む」など深化に効果的な単語を数多く交えながら
彼女は敢えて海中を沈んだり浮いたりするのを繰り返し
その都度カウントを数えて聴き手をより深く安定した催眠状態へと導きます。

事前に20分近くをかけて入念にリラックスしていることもあり
このあたりで強めの眠気を感じる人がきっといるでしょう。
本作品の催眠はリラックスをとことん重視しているため寝落ちする可能性が高いです。
ぬるま湯に全身を浸しているような温かく心地いい感覚が自然と湧いてきます。

2番目の女体化パートは2つのエリアを移動しながら
今回なりきる女性像(アバター)のイメージと同化を行います。
ネットゲームの最初に行うキャラクターメイキングに近い流れと思ってください。

「自分がなりたいと思う髪型をイメージしてください」
本作品では聴き手がなりきる女性の容姿が特定されておらず
髪型、髪の色、顔、瞳の色、身長、胸とお尻、肌の色、声などを自由に思い描きます。
作品に「キャラメイク表」というテキストデータが同梱されてますので
音声を聴く前にそれを呼んである程度固めておいたほうがやりやすいと思います。

「階段を ぐるぐると ぐるぐると 回る ぐるぐると ぐるぐると 回る」
2つめの部屋で行うアバターとの同化も
その容姿をした女性と一緒に螺旋階段を下りていくシンプルな内容です。
回転しながら階段を下りていく様子も深化とマッチしており
頭の中がどろどろに溶けていくような感覚を感じることができます。

フェアネスに向かい女性のアバターと一体化する様子に技術を絡めた個性的な催眠です。
聴き手をヴァーチャル世界に住む女子大生にするのを目的に
古典催眠の技術を上手に繋げ合わせ、さらに細かい言い回しに現代催眠のテクニックを用いながら
それぞれをじっくり時間をかけて丁寧に行っています。

時間に対してやることが少なく、使われているイメージも大衆的なものばかりで
頭を空っぽにしながら声だけに集中することができます。
お姉さんの声も全体的にぼんやりしていて眠気を誘います。
心が疲れている人ほど癒しを感じるでしょうね。

女体化についてもゲームのキャラメイクに近いシンプルなイメージを用意し
その女性と体→心の順に同一化していく様子に深化の暗示を絡めています。
完了後も乳首やおまんこといったエッチで重要な部位に感度が高まる暗示を入れるなど
この先の女体化プレイを楽しんでもらうための十分な準備を整えてくれます。

まとめると、女体化をほぼ専門で作られているKUKURIさんらしい重厚で質の高い催眠です。
年下を責める快感、責められる快感
エッチシーンは2パート74分ほど。
プレイは透のオナニー、キス、シックスナイン、SEX(騎乗位、後背位、対面座位)、乳揉み、乳首責め、クンニ、フェラ、素股です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「そこには あなたの足元に座り込み 太ももを覗いている透がいます」
夏休みを利用して実家に帰ってきた女子大生綾音。
帰省の疲れで家に着いた途端に眠った彼女が目を覚ますと
たまたま東京から来ていた従兄弟の透が自分の太ももを凝視しているのを発見します。

エッチは聴き手が綾音の立場になり透とのプレイを楽しみます。
最初のパート(約30分)は主に綾音がリードする展開。
彼女の太ももに欲情した透がオナニーしている間は寝たフリをし
精液が体にかかったところでエッチなお仕置きをします。

「あなたは そんな透を見て微笑ましく感じます それと同時に 自分の体が熱くなってくるのを感じます」
「初めて見る 異性のオナニー それを見ていると 自分のオナニーに触れたくなる欲求に駆られます」

そしてお姉さんは聴き手が綾音になりきってプレイを楽しめるように
綾音が何を感じているのかを暗示の形で丁寧に教えてくれます。
男性の状態で男性のオナニーを見てもアレに思うでしょうが
催眠のおかげで透のオナニーシーンも不思議と嫌な気分にはなりません。
この心境の変化を味わえる点が本作品のエッチにおける魅力のひとつと言えます。

「少しサービスしてあげようと あなたは寝返りを打つ感じで 体を動かします」
また本作品のエッチではいくつかのシーンで実際に体を動かす指示が出ます。
無理にやる必要はありませんが気が向いたらやってみるとよりプレイにのめりこめるでしょう。
それほど激しい動きをさせるわけでもないですし、これくらいで催眠が解けることはまずないです。

このパートの山場となるのは終盤のSEXシーン。
起きた後にキスをし、シックスナインの体勢でお互いを責め合ってから
綾音が透の上に乗ってゆっくり腰を下ろします。

「おまんこの中で 透のおちんちんがぐりぐりと動く 全身がかーっと熱くなり 快感が広がっていく」
「中出しをされてしまったあなたは 絶頂とは違う 言いようのない満足感を感じるのです」

自分の体の中におちんちんが入ってくる感覚、膣内を擦られる快感
そして従兄弟の精液を体内で受け止める満足感。
男性では決して味わえない感覚に焦点を絞りながら
お姉さんが心と体を上手に絶頂へと近づけてくれます。

このパートでは明確な絶頂シーンがないためドライオーガズムはおそらく味わえません。
しかしプレイを通じて体が熱くなったり高揚してくるのが十分に実感できます。
どちらかと言えば精神的な刺激を強く味わえるパートだなと。
性に不得手な男の子を弄ぶおねショタプレイを女性の立場で楽しませてくれます。

対する2番目のパート(約44分)はお風呂が舞台。
昼間の体験が忘れられないのか、体を洗っていた綾音のところへ透がやって来て
彼女の体を洗うフリをしつつおっぱいをじっくり堪能します。

「全身がふわりとして 乳首から全身へ 快感が走ります」
「全身がビクビクと震え 腰が浮かび上がってしまう」

おっぱいを素手で揉む、乳首を集中攻撃する、耳を舐めるなど
透は自分の欲望を満たすために綾音の体の弱い部分を入念に責めます。
場所がお風呂、しかも両親が近くの部屋にいるため綾音は声も出せません。
前のパートとは正反対の年下に蹂躙されるプレイが繰り広げられています。

「断続的に襲ってくる刺激 微妙な強さのそれは あなたにもどかしさを植えつける」
その部分が最も色濃く表れているのがSEXを始める直前のシーン。
おっぱいとおまんこを指や口でたっぷりいじった後
透は綾音に壁に手をついてお尻を突き出す格好にし
そのまま挿入すると思いきや、わざとおちんちんを太ももの間に入れて擦り始めます。

SEXに入った後もバック→対面座位と体勢を変えながら
おちんちんに体を貫かれる快感や年下に体を求められる幸福感を味わわせてくれます。
くちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声といったストレートなエロ要素が一切ないものの
お姉さんの投げかけるセリフがとてもイメージしやすく、心と体が自然と熱くなってきます。
最中に彼女がカウントを何度も数えて感度を高めてくれる点も大きいです。

「あなたの中で 快感がはじけ飛ぶ 何度も何度も 快感の波が襲ってくる」
「おまんこの奥深く 子宮に 透の精液がかかる 熱い 熱い精液は あなたの体を心を ゾクゾクとさせて 幸せな気分にしてくれる」

終盤のフィニッシュは連続絶頂形式。
1回目は女性の純粋なオーガズムを、2回目は中出しされる幸福感でイかせてくれます。
私の場合は1回目の方でより大きな快感が味わえました。

このように、おねショタを普段と逆の視点で楽しむ面白いエッチが繰り広げられています。
バランスの取れた作品
催眠、エッチどちらを目的にして聴くにも満足できる充実した作品です。

人の願いがすべて叶う理想的な世界を舞台に
お姉さんがきめ細かな催眠と甘く深いエッチで主人公の心身をリフレッシュさせます。
十分すぎるほどの時間を割き的確な技術で落として女体化させる催眠
前半は女性主導、後半は男性主導で女性の悦びを与えてくれるエッチ。
腰を据えてじっくり楽しめるボリュームと質をどちらも兼ね備えています。

特に催眠はKUKURIさんの従来作品に比べて柔軟さがあり
心身の力がすっかり抜けて安らかな気分が味わえます。
女体化する手前までを聴いてそのまま眠る、なんて使い方も大いに有りです。
女体化も仮想世界特有の設定を用意し深化を上手に織り交ぜています。

エッチは催眠以上の時間が取ってあるだけにとても濃厚です。
サークルさんによく見られる触手や人外とのエッチではなく
男の子に性の手ほどきをし、さらには悪戯される微笑ましいシチュでプレイを行います。
後半のパートは透にあれこれ責められると言っても調教色は極めて薄く
ちょっぴり意地悪をされてゾクゾクするあたりに留まっています。

気になった点を挙げるとするならエッチの時間が長すぎて催眠状態を維持しにくいことと
プレイの流れにやや単調さが見られるところです。

前者は2つのパートを合わせただけでも75分近くの長さになり
その間集中力を維持し続けるのはなかなかに困難です。
私の場合は2番目のパートの中盤あたりから解け始めているのを実感しました。
それぞれのパートの内容が独立しているのを利用し
通しではなく女体化完了後にどちらか一方を選択して聴くスタイルでも良かったかなと。

後者はプレイごとに何をしているか、透がどんな風に責めているかを聴き手視点で語り
しばらくするとカウントを数えて感度上昇させ、次のプレイに移るか絶頂するかを繰り返します。
個々のプレイはイメージしやすいし暗示の入れ方も的確で良いです。
でも今回のように時間が長いとどうしても飽きが来ます。
もう少し内容を絞り込んだほうが集中して楽しみやすくなったと思います。

絶頂シーンは全部で3回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

誰にでも聴ける穏やかな雰囲気の女体化作品です。
おねショタ好き、世界観のある作品が好きな人におすすめします。

CV:涼貴涼さん
総時間 2:25:19

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
145分で800円とコスパがいいので+1してあります。