心の奥に咲く薔薇を語るとき

サークル「ユリイカ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、双子の姉妹に催眠をかけられた後
様々な少女とエッチをして失った自信やプライドを取り戻します。

2人の術者が催眠をかける双子形式をベースに
多種多様な技術を用いて少しずつ催眠状態を深めてくれます。
合計6人もの少女を犯す変わったスタイルのエッチも魅力です。
双子が繰り出す畳み掛けるような催眠
双子の姉妹に催眠をかけられ、彼女たちや別の少女とエッチするお話。

「私は姉の催眠術師」
姉は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
「私は妹の催眠術師」
妹は可愛くてお淑やかな声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
主人公に瞬間催眠に関するお話をします。

本作品は全編を通じて姉が右、妹が左に陣取り
交互に言葉をかけたり同時に逆のことを言ったりしながら催眠とエッチを行います。

所謂双子形式というやつなのですが、本家にあたるListenable pharmacyさんに比べると
その運用方法が随分違います。

具体的には2人が個別の役割を担っている本家に対し
本作品は姉をメインの術者に据え、妹はそのサポートを担当しています。
作中で使われている技術もほとんどが1人でもできるものです。
そういう意味では双子をやや持て余しているように思えます。

催眠はおよそ16分30秒間。
最初は姉が主人公の額に手をかざし、すかさず3カウントを数えて彼を瞬間的に催眠に落とします。

妹「ぴったっと 姉の手がくっついた」
姉「お、ち、て、いく 落ちていく どんどん落ちていく」
深呼吸やストレッチといった準備にあたるシーンが一切無いので
これを聴いただけで深い催眠に入れる可能性は低めです。
しかし双子はこの後も催眠状態と半覚醒状態を何度も往復させ
それによって催眠により深く安定して入れるように誘導します。
ちなみに本作品はほとんどのシーンで目を開けたまま音声を聴きます。

お次は聴き手が催眠の感覚をより明確に自覚できるように
双子が体の重さや温かさ、心臓の鼓動、お腹の温かさ、額の涼しさを感じる暗示を入れます。

姉「両腕と両足が温かくなると 心臓が静かに 脈を打ち出す」
妹「静かに脈打つ」
これは自己催眠法として非常にメジャーな「自律訓練法」という技術にあたり
すべてを順序良く行うことでリラックスや被暗示性の向上に役立つと言われています。
この後にも双子が敢えて逆のことを言って混乱を誘うとか
わざと黙って意識を内面に向けさせるなど様々な古典系の技術を繰り出してきます。
使われている技術のバリエーションにおいて本作品はトップクラスと言えます。

開始から9分後、これらを一通り終えた後は
催眠のかかり具合を確認するテストを双子が行います。
内容は両手両足が勝手に上がる、声が出せなくなる、楽しくなる、視界が赤くなるなど様々。
人によって効くものと効かないものがあるでしょうから
自分の被暗示性を把握するいい物差しになります。

姉「楽しい 面白い 思わずほっぺたの筋肉が緩む」
妹「もう どうしようもない 口の筋肉が笑ってるときの形になってしまいます」
…と言いたいのですが、残念ながらこれらの暗示に心や体が反応する可能性は低いです。
理由は双子が個々をごくごく短時間に行っており
結果的に進め方が簡略化されているとか、暗示が少ないといった不十分な部分があるからです。

双子は多くで「~になります」と言った後、2言3言念押しするだけでこれらを済ませています。
ここまで淡白だと深い催眠に入っていたとしてもさすがに厳しいです。
聴き手を本当にそうさせたいのなら内容をもっと絞り込んで丁寧に行うべきです。

数多くの技術を繋げて催眠を施す目まぐるしい催眠です。
聴き手がエッチで相手の少女をイメージしやすくするのを目的に
主に古典催眠で使用される技術を短時間でテンポ良く行っています。
最中に何度か揺さぶりをかけられたからか、中盤あたりで意識がぼんやりしてきました。

しかし、時間内にあまりに多くの技術を詰め込みすぎているため
個々の時間が1~2分と極めて短く、実際に聴いてみるとえらく慌しく感じます。
催眠はリラックスし、集中している状態ですからやることをぽんぽん変えるのはマイナスです。
技術が簡略化されると当然効果も弱くなるわけで、この構造が悪循環を生み出しています。

中盤以降に登場するテストも催眠の参考書に書いてあることを
ただなんとなくやっているように思えてなりません。
暗示を解く際もカウントを数えたりせず「はい 暗示を解きました」と一言言うだけです。
個々の暗示をもっと丁寧に入れていれば随分変わっていたでしょう。

テスト中に深化を促すアプローチが特にされてないこともあり、私の場合は催眠が解けてしまいました。
これでは本末転倒です。
この部分を導入や深化にまわしていたらもっと安定して催眠に入れたと思います。

そして何より催眠中ほぼずっと目を開けさせているのが致命的です。
催眠音声では多くの場合序盤で目を閉じる指示が出ます。
それは目を閉じることで気持ちが落ち着き、外部の情報が遮断されて声に集中しやすくなり
意識を自分の内面に向けられるからです。

これだけのメリットがある行為をわざわざ捨てる理由がわかりません。
目を開けていたほうが効果的な技術をもっと使っていればまた違ったのでしょうが…。
結果的に催眠にかなり入りずらくなっています。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えています。
少女たちに連続中出し
エッチシーンは37分ほど。
プレイはフェラ、SEX(体位不明)、キス、乳首舐め、耳舐めです。

エッチな効果音はありません。
ドライとセルフ両方の絶頂形式が登場します。

姉「心に眠る薔薇たちよ」
妹「汝が秘める 純白の輝き」
姉妹「今ぞ心の奥に咲く 薔薇を語るとき」
左右から声をかけて主人公を催眠の世界に導いた双子は
呪文を唱えた後、彼の足の間に少女がいるのをイメージさせます。

エッチは双子も含めた合計6人の少女を犯します。
一番最初に登場する少女とするのはフェラ。
中央からちゅぱ音が鳴り、左右からは双子がその様子やプレイの快感を軽く実況します。
催眠と同じく聴き手は目を開けたまま音声を聴きます。

主人公「将来は何になりたいの?」
少女1「か、可愛いお嫁さんです」
といってもプレイ中は主人公と少女の会話がメインです。
暗示を入れて心や体を操作する要素がほとんどないので
催眠音声におけるエッチからやや脱線した内容になっています。
登場人物の心情はわかりやすいのですが、自分自身に当てはめるのは難しいかなと。

姉「少女の口の中の温かさを感じて」
妹「温かさを感じてるの?」
姉「少女の涎のじゅるじゅる感を味わって」
妹「じゅるじゅるしてるの?」
得られる快感については聴き手のイメージ力に任せています。
複数の少女とエッチをするスタイルならおまんこの具合の違いを暗示で伝えて欲しかったです。
コンセプトは面白いのだけど催眠との絡め方に疑問を感じるエッチを行っています。

2番目から4番目の少女とするプレイはSEX。
主人公が相手に自分のことが好きか、使い捨てのオナホ奴隷になる覚悟があるかを確認し
少女側に股を開かせて挿入し、そのまま中出しを決めます。
ちなみにエッチ開始7分後あたりに彼が最初に射精するシーンがあり
そこから終了までのおよそ30分間、彼はずっと精液を吐き出し続けている設定です。

主人公「じゃあ おまんこを差し出せ」
少女3「それじゃいきなり中出しになっちゃうじゃん でも…いいよ」
姉「なぜかっていうと それはね あなたが一人の人間として とっても優れているからなの」

どくどくと精液を放ち続けているおちんちんを見て興奮したのか
少女たちはいずれもすんなりと挿入や中出しを受け入れます。
そしてプレイをしながら少女たちや双子が時折主人公を励ますセリフを投げかけます。

これが作品説明文に書いてある
「傷つけられた自信・プライド 復活できます!!」の意味です。
彼女たちは主人公にすべてを委ねることで彼に精神的な活力を与えます。
男性は女性を蹂躙したい、征服したい欲求を潜在的に持っていると言われてますし
催眠はともあれプレイを聴いて気分がスッキリする人はいると思います。

一番最後に相手をするのは双子自身。
姉が下、妹が上になるサンドイッチ状態で彼に交互におちんちんを挿入されます。
プレイ開始前に自分の手が彼女たちのおまんこになると軽く言われ
ここからはおちんちんを自分の手でしごいて射精を目指します。

妹「お姉ちゃん 顔が赤くなってる 10回入れたら 私だよ?」
2人を同時に相手するプレイを考慮し、双子は10カウントを交互に数え
その間はもう片方が喘ぎ声を漏らします。
そして最後に長めのカウントを数えて0で射精します。

このように、複数の少女を順番に相手するエッチが繰り広げられています。
これからの作品
どちらかといえば催眠パートに魅力を感じる作品です。

声質の若干違う2人の女の子が左右に寄り添い
姉の言葉を妹が補佐し、後押しする形で催眠を施します。
序盤で使われている技術は時間が短いという弱点を持っていますが
その運用方法には一定以上の実力を感じます。
特に自律訓練法の流れに沿って暗示を入れるシーンは印象的でした。

しかしそれ以降、催眠の入り具合をテストするシーンからエッチの最後までは
催眠音声としての品質や、催眠との親和性において色々と腑に落ちない部分が見られます。
何度も言っている目を開けさせ続けていることから始まり
個々の技術の運用方法や暗示の入れ方、それらを形成する演技など
大きなことから小さなことまで聴いてておかしいと感じる部分が本当に多いです。

個人的には技術を数多く詰め込むよりも
作品のテーマや目的に適した技術を選択し、的確に行使したほうが催眠誘導しやすいと思ってます。
本作品でしたら目を開けさせているのだから凝視法に力を入れるとか
メトロノームを鳴らしながら目をゆっくり動かさせ、そこに暗示を叩き込むといった具合です。

あるいは催眠の終盤に視界を赤やピンクに変えるシーンがあったので
そこまでの道筋を色をテーマに進めるなどです。
具体的には青や緑を使って気持ちが落ち着く、赤やオレンジで心や体が温まり心地よさを感じる
白や黒から深化する暗示を入れます。
他のサークルさんに色で催眠をかける作品が実際にあります。
そういったところを考えていくとテーマと催眠の親和性が高まり違和感がなくなります。

エッチについては主人公のセリフをかなり入れているところが引っかかります。
催眠音声において主人公は聴き手と同一ですから
主人公にあれこれしゃべらせると感覚のズレが生まれます。
例えばここを復唱形式にするとかの工夫がされていればまた違ったのかもしれません。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

双子の運用方法など光る部分もあるのですが、完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。
まだ活動を始めたばかりのサークルさんですしこれからのご活躍に期待したいです。

CV:秋川ひなたさん
総時間 56:54

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
頑張ってらっしゃるのが伝わってくるのだけど、それが空回りしている作品。
経験を積めばどんどん良くなる可能性を感じるサークルさんです。