癒しの旅館 風鈴館 -ゆずの部屋-

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人里離れた古い宿を舞台に
上品な店員さんが心のこもった癒しとエッチなサービスをします。

バイノーラル録音&ハイレゾ音源によるリアルな効果音と環境音
多くのシーンで彼女が密着してお世話する演出など
聴き手が旅館にいる気分に浸れる雰囲気作りに力が入れられています。
上品で落ち着いた佇まいの宿と店員
風鈴館の店員「ゆず」に癒してもらうお話。

「いらっしゃいませ こんな夜分遅くにお客さんだなんて珍しい」
ゆずは明るくて上品な声のお姉さん。
とある噂を聞きつけて風鈴館にやって来たお客を迎えると
記帳の手続きを済ませてから部屋へと案内します。

風鈴館は普通のリラクゼーションスポットとは違い
「少女たちが特別な癒しを提供してくれる」という噂が立っています。
それを反映して本作品は一般的な癒しのみならず
恋人同士に近いスタイルのエッチも行って彼の性的欲求や女性への依存心を満たします。

「虫の鳴く音 やさしい風の音 よーく耳を澄ませば小さいカエルさんの鳴き声なんかも…多くの音色が自然と聞こえてきます」
どちらかというとエッチの方が充実してますが
開幕からバックで流れる涼やかな虫の鳴き声、彼女の落ち着いた態度
サービスの最中に鳴るリアルな効果音のおかげで癒しの気分も十分に得られます。
ハイレゾ対応の機器で聴いたら音のリアルさにびっくりするでしょうね。
都会とは違う静かな夜を過ごす雰囲気が良い形で表現されています。

今回ゆずが行うサービスのテーマは「肌の触れ合い」
暗い廊下を手を繋いで部屋に移動する冒頭シーンから始まり
彼女は至るところで彼とできるだけ肌を合わせながらお世話をします。

胸を押し付けるなどの露骨なスキンシップではなく
膝枕をするとか、体を拭く際に全身に手を触れるといった自然なものが多いです。
彼女の落ち着いた佇まいにもなんとなく体を預けたくなる安らぎを感じます。
専門店にありがちな心の距離を極力なくして彼女は接してくれます。
リアルな音を中心とした癒しのサービス
部屋に移動してから最初に行うサービスは耳かき(約7分30秒)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒で汚れを取り
仕上げに軽く梵天と息吹きをする家庭的なものです。

耳かき棒は「すり じり」と若干尖りのある乾いた音
梵天は「ささっ すっ」と柔らかい布の擦れる音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前になぞるようにゆっくりと、後者は素早く掻き出す感じに動きます。

はーべすとさんはたぶん耳かき音声を作られるのは初めてだと思うのですが
それを感じさせないほどに音質・動かし方共に優れています。
序盤は耳の浅いところ、しばらくすると奥のほうをお掃除する流れになっていて
音の質感や鳴り方がそれぞれで微妙に変化するところも実に良いです。

欲を言うならもう少し長くやって欲しいのと
最中に鳴る環境音を反対側だけ聞こえにくくして欲しかったです。
膝枕だと耳かきしてない側の耳は当然塞がれますから
ゆずが和服を着ているのなら虫の声が聞こえなくなるのが自然です。

「耳かきなんですが 実は耳の奥の方が皮膚が薄くなっていてるみたいですね」
最中のゆずは耳かきの豆知識を披露するシーンがあるものの
基本的にはしゃべらず黙々と耳かきに取り組みます。
効果音と環境音だけが流れ続けるひと時はとても静かで落ち着きます。
持ち味であるリアルな音を上手に使った妥当な演出と言えます。

続く体のお掃除は12分ほど。
最初はうつ伏せ、その後は仰向けになり彼女が体の隅々まで濡れた手とタオルで拭います。

「足の指の間に指を通して…ぐにぐにーっと 足の裏 かかとから足首 ふくらはぎを優しく 優しく…」
背中、腕、肩、胸、脇と全身を細かいパーツで分け
その都度肌の擦れ合う音や水で濡らす音が鳴ります。
耳かきと同じく部位ごとの時間が短いのが残念ですが
音の質感や手を動かす様子は実際のサービスにかなり近いです。

「親指と人差し指でわっかを作って 少しずつゆっくりと亀頭の皮を剥いていってます そしておちんちんの根元から先端までを…ふふ すごく硬い」
ちなみにパート後半に入るとお尻やおちんちんを洗うシーンも登場します。
女性に素手で大事な部分をいじられるエッチなサービスですが
この時点では綺麗にするだけに留まっています。
上のセリフのように描写が生々しいのでちょっぴり興奮する人もいるでしょうね。
ほぼ対等な立場で行う愛のあるエッチ
エッチシーンは3パート23分間。
プレイは手コキ、フェラ、耳舐め、キス、SEX(騎乗位)です。
手コキ、SEX、射精の際に比較的リアルな効果音が鳴ります。

「ふふふ あなたのおちんちんも期待しているようですし 私が慰めてさしあげます」
手でいじられてすっかり勃起したお客のおちんちんを見たゆずは
彼の興奮を鎮めようと自らそれを握り上下にゆっくりしごき始めます。

エッチは彼女にリードされる形で行います。
最初の「私が慰めてさしあげます」パートは手コキとフェラをするシーン。
2分ほど「こしゅこしゅ」という滑らかな摩擦音を鳴らした後
初めはゆっくり、後になるほどハードかつ下品におちんちんを舐め回します。

「ビクビクって私の口の中でも動いちゃってて その…あなたを 気持ちよく出来ているのが分かって すごく嬉しい」
エッチに入ってもゆずの態度はとってもあまあま。
初めて会ったばかりの彼のおちんちんを心を込めて愛します。
そして吐き出された精液を口でしっかり受け止め、飲み干します。

本作品のエッチは彼女が彼の体を舐めるシーンが多く
おちんちん、耳、唇、首筋など色んなところを責めつつちゅぱ音を鳴らします。
特に中盤以降は2人がキスをする頻度が増え、まるで恋人同士のような雰囲気が漂っています。
良い意味で専門店らしさを感じないエッチです。

最も盛り上がるのは次の「ふふふ、まだ足りない感じですか?」パート。
1回射精してもまだまだ元気な彼のおちんちんを見て
彼女が耳舐めやキスをした後、彼に跨る形でひとつになります。

「あぁぁっ! わらし(私)の中で… ひもちよく(気持ちよく)なって… あんっ せーし ぜんぶ…らしてぇぇ(出してぇぇ)!」
彼女は感じやすい体質らしく、挿入直後から熱っぽい息遣いで艶やかな喘ぎ声を漏らします。
さらに面白いのが気持ちが高まるとややアヘった声を上げるようになります。
「おほぉ」とかの大げさなものじゃありませんから引く人はさすがにいないでしょう。
むしろ普段が上品だからこそ、こういう風に乱れてくれるギャップにそそります。

このように、店員よりも恋人に近いラブラブなエッチが繰り広げられています。
上品なエロスを感じる作品
リアルな効果音や環境音を中心に据え、諸々のサービスを丁寧に行っている安定感のある作品です。

上品で献身的な女性が終始寄り添いながら
耳だけでなくおちんちんまで一生懸命お世話します。
全編を通じて流れ続ける虫の声、耳かきや体を洗う音など
音声作品の要とも言える「音」にこだわりながらサービスを行っています。

現在の癒し系作品は音声作品の中でも極めてレベルが高く
一部のサークルさんがあまりに抜きん出ていて参入しにくいジャンルです。
はーべすとさんは主にボイスドラマを作られてるサークルさんですから
聴く前は「さすがに厳しいかなぁ」と不安交じりでした。

ですが蓋を開けると一線級のサークルさんに準ずるレベルの耳かきをされています。
日頃耳かき音声を聴いてる人でも満足できるのではないかなと。
器具の動かし方や力加減、位置による音質の違いなど細かいところまで考えられた耳かきです。
正直びっくりしました。

しかし時間に対してサービスの種類が多く
その結果どれも物足りなく感じるといった弱点もあります。
耳かきはかなり良いのにたった7分で済ませてますし
SEX以外のエッチもプレイと呼ぶには密度が薄くなっています。

例えば4番目のフェラパートはフェラ開始から射精までの時間が4分しかないのに
最中のセリフが多く、純粋に舐めてる時間が本当に短いです。
これについてはサークルさんが普段30分くらいの作品を作られてるため
時間配分の面で戸惑われた結果なのかなと思ってます。
風鈴館がシリーズ化する可能性もありますし、今後改善されることを期待したいです。

エッチは初回から本番、しかも中出しまで決めている濃厚な内容です。
ファン向けに過去作で時々使われていたアヘ声を若干取り入れたり
「音」が魅力の作品であるのを考えてちゅぱ音を多めに鳴らしているのも良いです。

射精シーンは全部で3回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

静かで上品な大人の癒し&エロが楽しめる作品です。
リアルな音が好きな人におすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:07:45

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
1時間で1200円とやや割高なので-1してあります。

本作品は2016年3月5日頃まで900円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

製品版トラック01の6分40秒頃から終了までの音声(約11分間)は
トラック02の内容とまったく一緒です。
サークルさんの編集ミスと思われます。

2016年3月2日追記
修正を確認しました。
現在は正常に視聴できます。