後輩少女のお耳ふーふー催眠

サークル「White*Mousse」さんの同人音声作品。
今年2月に処女作を出されたばかりの新規のサークルさんです。

今回紹介する作品は、先輩のことが好きで好きでたまらない世話好きな後輩が
耳かきといくつかのエッチなサービスで彼を幸せにします。

耳に息を吹きかける、赤ちゃん言葉で語りかける、おっぱいを吸わせるなど
「年下による甘やかし」をテーマにしたあまあまなやり取りがされています。
中でも精液を口で受け止め飲み干すシーンに力を入れており
美味しそうに喉を鳴らす姿は癒しと性的興奮の両方を与えてくれます。

ちなみにタイトルに「催眠」がついてますが本作品は催眠音声ではありません。
詳しい理由は追々説明するとして、当サイトでは同人音声側で紹介をさせていただきます。
年下の女の子に甘やかされる至福のひと時
後輩に耳かきやフェラチオをしてもらうお話。

「先輩 起きてください 先輩 せーんぱいっ」
後輩は明るくて可愛い声の女の子。
ぐっすり寝ている先輩の耳に息を吹きかけたり舐めて起こすと
これから幼児退行催眠の実験をすると告げます。

本作品は大きく5つのパートに分かれており
最初のパートで幼児退行催眠を施し、その後に耳かき、フェラ、幼児プレイ、オナニーを順に行います。
非エロが25分、エロが22分と両者のバランスが取れています。

「いい子です先輩 おしゃぶり上手上手」
どちらにも共通して言える特徴は彼女が徹底的に甘やかしてくれること。
最初のパートで先輩を赤ちゃんに変える催眠を施している背景もあり
彼女は何をするにも実の母親のように優しい態度で接してきます。
断続的なのですが赤ちゃん言葉ももちろん登場します。

一番最初に登場する幼児退行催眠パートはおよそ10分間。
軽い挨拶をした後、後輩が予定していた幼児退行催眠の実験を始めます。

「この鈴の音を聞くと 先輩は催眠世界に落ちてしまいます」
「あなたは子供になります あなたは 純粋で無垢な頃の子供に戻るんです」

内容は目を閉じた状態で1回だけ鈴を鳴らし
その後に「あなたは若返る、幼くなる」みたいなことを繰り返し言ってきます。
そして彼が幼児になったと宣言し、自分の指を舐めさせたり彼の耳を舐めてあげます。

彼女は催眠と呼んでいますが、残念ながらこの音声を聴いて催眠に入れる人は皆無でしょう。
全体の進め方が催眠としておかしいですし、暗示の内容や入れ方も技術を考慮してません。
催眠っぽいことをただなんとなくやってるだけです。

「私が あなたのママなんでちゅよ? 先輩」
もう少し踏み込んで書きますと、彼女は催眠をかけた後から作品終盤のシーンまで
彼のことをずっと「先輩」と呼びます。
自分の赤ちゃんなら普通は「ボクちゃん」などの呼び方をするはずです。

また耳かきパートで彼に「耳垢が溜まってるのならそう伝えて欲しい」と言ったり
後半のエッチでも自分でパンツを脱ぐように指示します。
これも赤ちゃんには不可能なことですから矛盾しています。

つまるところ、彼女がかけた催眠を作中で彼女が自ら否定してるんです。
この時点で彼女の催眠は破綻していると言わざるを得ません。
他にも細かいところで色々あるのですが、これだけ説明すれば十分だと思います。
音声の最後に解除音声が無いのも、サークルさんご自身が本作品を催眠音声だと思っていない証拠です。

次のパートで行うサービスは耳かき(約15分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に汚れを取り、仕上げに息吹き・梵天・耳舐めをします。
音や動きの感じからしてメインに使用している器具はおそらく綿棒と思われます。

綿棒は「ぞりぞり じじっ」と若干ざらつきのある柔らかい音が使われており
一箇所でゆっくり回転させるように動きます。
他サークルさんの素材を使用しているので音質自体は良好です。
しかし聴いた限りでは単一の音を延々ループさせているように思えます。

2年くらい前ならこれでも満足できたのでしょうが
音や動きが飛躍的にレベルアップしている現在においては正直物足りないです。
耳かきに期待して本作品を聴くのは避けたほうがいいでしょう。
フェラを中心とした献身的なエッチ
エッチシーンは3パート22分ほど。
プレイはフェラ、イラマチオ、授乳手コキ、オナニーです。
エッチな効果音はありません。

「それじゃあ 先輩のおちんぽも じゅぼじゅぼしゃぶっちゃいますね」
耳かきや耳舐めで先輩のお耳を癒した後輩は
彼にパンツを脱がせ、勃起したおちんちんを咥え始めます。

エッチは彼女に指示をされたり責められる形で進みます。
最初のパートは前半が普通のフェラ、後半はイラマチオをするちょっと変わったプレイ。
亀頭やタマタマを舐めるなどの前置きはすべて飛ばし
序盤から咥え込んでじゅぼじゅぼと下品な音を鳴らします。

「らひて(出して)いいよ わらひのべろに こいひるく(ミルク) いっはいかけれ」
また最中は彼女が結構小まめに語りかけてきます。
上のように咥えながらしゃべるので実際にされたら痛そうにも思えるのですが
自分の大事な部分を彼女が一生懸命愛してくれている雰囲気は伝わってきます。
特に後半はイラマチオということで苦しそうな声を漏らすシーンが登場します。

「ふぇんはいのおひんほみるふ(先輩のおちんぽミルク) 後輩JKがごっくんするほろろ よるみれれね(よく見ててね)」
本作品のエッチにおける最大の特徴は精飲に力を入れていること。
彼女は3パート中2パートで精液を自分の口で受け止め
どちらも喉を鳴らしながら美味しそうに飲み干します。
好きな人じゃなければ絶対できない行為ですし、彼女の想いの強さがよく表れています。

2番目のパートは授乳手コキをしてからフェラをする変則的なプレイ。
後輩が自分の控えめなおっぱいに先輩の顔を埋めさせながら
バキュームを中心としたパワフルなちゅぱ音を鳴らします。

「目の前のふわふわパイパイを 思いっきりちゅぱちゅぱしなさい」
おっぱいを吸われて感じているのか、後になるほど彼女の息遣いが熱っぽくなるのがいいですね。
フェラも前のパートとは違うタイプの音ですし、同じプレイでも随分違った印象を受けます。
フィニッシュの精液を飲むときに鳴る音も生々しいです。

そして最後のパートは若干スタイルを変えて
彼にオナニーをさせ、その様子を彼女が興味津々な表情で見守ります。
女性に見られる快感を楽しむプレイですね。

「ほらほら 猫耳の女の子が 君のチンポ見ててあげまちゅよー」
「どぴゅっ ぴゅる ぴゅー どぷどぷ どっくん」

ドM向けの作品ではないので言葉責めはほとんどありません。
その代わりにおちんちんを指でつつく、匂いを嗅ぐ、耳に息を吹きかけるなど
多少のちょっかいを出して性的興奮を煽ります。
またフィニッシュシーンは射精の様子をセリフで実況してくれます。

このように、フェラや精飲を中心とした甘い雰囲気のエッチが繰り広げられています。
良いところも持ってるのだが…
後半3パートのエッチシーンが魅力の作品です。

先輩を自分の子供として甘やかしたい願望を持つ後輩が
ちょっとした催眠の後に幼児プレイ形式で癒しとエッチなお世話をします。
彼女の態度や言葉がどれも「先輩を幸せにしたい」という想いに溢れており
その献身的な姿が心を温めてくれます。
年下が甘やかしてくれる雰囲気は十分以上に出てると言えます。

しかし、個々のサービスの品質については問題が多々あります。
冒頭の催眠が催眠になっていないこと、耳かきの効果音の扱い方がいまいちなこと
エッチでおちんちんを咥えながら話し過ぎていることなどが挙げられます。
特に催眠は作品名にもなってるほどですし、根本的な改善をして欲しいというのが率直なところです。

またこれはたまたまかもしれませんが
作品の構成を見る限り、サークルさんが同人音声界隈の最近の流行を調査し
注目を浴びている要素をできるだけ多く詰め込んでいるようにも見て取れます。
具体的には催眠・耳かき・幼児プレイ・オナサポあたりが該当します。
その結果作品としての内容が中途半端になっています。

フェラで鳴るちゅぱ音や精飲の描写は良かったので
催眠や耳かきをせずエッチで勝負したほうが完成度は上がったのではないかなと。
催眠をかけずに幼児プレイをする作品もたくさんありますからね。
耳かきについてもご自分で音を用意できないのなら無理に組み込む必要はないと思います。

エッチは精液の扱いにこだわりが出ています。
フェラ中のセリフをもう少し減らしていれば尚良かったです。
ちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

良い部分もあるのですが音声作品としての構造や完成度に問題があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 53:19

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
催眠音声を謳っているのにそうでないことは点数に加味していません。
同人音声として紹介するだけで十分です。