Garden of Pleasure コミケ出張版!

サークル「Garden of pleasure」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、同人業界で最も有名なイベント「コミックマーケット」の会場を舞台に
3人のお姉さんが人目を気にしながらこっそりエッチをします。

サークルさんの過去作で活躍した女性キャラが登場し
それぞれの個性を活かしたちょっぴり背徳的なエッチを繰り広げます。
物語のほとんどがエッチなので原作を知っている人はもちろん、知らない人でも普通に楽しめます。
熱い会場で静かなエッチを
コミケ会場で3人の女性が男性たちをエッチに責めるお話。

「やっほー お待たせー コスプレは楽しかったけど とっても疲れたぁ」
おねえさんは甘く可愛い声のお姉さん。
コミケでの活動を終えて主人公が買った戦利品を確認すると
人気の無い場所に移動し彼のおちんちんを手でしごき始めます。

本作品はサークルさんの過去作
おねえさんが可愛がって あ・げ・る ~あまぁく責められちゃうバイノーラル!~」に登場するおねえさん
わたしのペットにしてあげる ~サキュバスの絶頂誘惑~」のサキュバス
先輩のお願い、何でも聞いちゃいます ~深夜のおふぃすわ~く~」の後輩が
自分の恋人、ペット、先輩にあたる男性とコミケ会場で出会いエッチをする短編集。
それぞれで別の声優さんが声を担当し、密着しながら手コキ・耳舐め・言葉責めといったややM向けの責めをします。

お話の時間が14~23分と短いため、自己紹介などの前置きは省略し
2人が出会って軽くお話をしたらすぐさまエッチに突入する抜き重視の作りになっています。
登場人物同士の関係さえ把握していれば聴いてて疑問に感じる部分はほぼ無いでしょう。

3つのお話に共通している要素は他人の存在や視線を意識させていること。
コミケに実際に行ったことのある人はもちろん、未経験の方でも人の多いイベントなのは知ってると思います。
私もこの前参加しましたが真っ直ぐ歩くのが困難なほどに人が大勢いました。

それを考慮しエッチの最中は彼女たちが他の参加者に気づかれないよう密着し
比較的ゆっくりとおちんちんを刺激しながら囁き声でエッチな事を言います。
中には参加者たちの視線を活用して興奮を煽るお話なんかも登場します。
ですから自分の恥ずかしいところを見られる、見せつけるシチュが好きな人が最も楽しめます。

といっても実際に見つかりそうになるシーンはありません。
あくまでエッチを充実させるためのスパイスとして使用しています。
彼女たちのキャラが全員優しいですし、ややMあたりをメインターゲットにしたエッチですね。
軽い羞恥を感じるあまあまなエッチ
エッチシーンは3パート38分ほど。
プレイは手コキ、耳舐め、キス、オナニーです。
手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「お姉さんが一番だってこと 君のおちんちんに教えてあ・げ・る」
サキュバスや後輩モノの作品をオカズにしようとする主人公にちょっぴり嫉妬したおねえさんは
自分の魅力を教えようと巧みなテクで彼を射精に追い込みます。

エッチはどのお話も女性側が責める形で進みます。
最初のおねえさん編はイベント終了後の会場で軽く1発抜くプレイ。
右手至近距離に寄りそい「にちゅっ にゅるっ」と粘性の高い水音をゆっくり鳴らします。

ちなみに私がこの作品を購入したときはおねえさん編だけ手コキの効果音がなく
試しにSE無しバージョンを聴いてみたらそちらに入ってました。
購入後に手コキ音が鳴らない場合はSE無しのほうも聴いてみてください。

Garden of pleasureさんは一つのプレイを多彩な効果音でリアルに表現することに定評があります。
本作でもその持ち味を活かし、序盤は割と大人しい音を鳴らしていたのが
中盤にさしかかると「ぎゅぴっ」とおちんちんをやや強く搾る音が混じり始め
射精が近づく頃には甘い声とはまるで違うハイペースな荒々しい責めを繰り出します。
プレイ時間が短いといってもきちんと射精できるレベルのエロさを持っています。

「ペット君って呼んでくれるサキュバスも せーんぱいって呼んでくれる後輩もいいけれど やっぱりおねえさんが一番だよね?」
最中のお姉さんはというと、プレイ開始2分後あたりから耳舐め+手コキのスタイルになるので
セリフのボリューム自体はかなり少ないです。
しかし合間合間に彼の心を自分にしっかり引き寄せようと甘い言葉を投げかけます。

年上の女性が戦利品に嫉妬している様子も可愛さがあっていいですね。
テーマをきっちり絡めながら愛のあるエッチをしています。

続くサキュバス編はイベントが盛り上がってる最中のお話。
人ごみが気になってやってきた彼女がそこで偶然主人公と出会い
自分に無断でオナニーしようとしていた彼へのお仕置きとして
魔法で特殊な空間を形成し、その中で公開オナニーを命じます。

「ペット君たら こんな人がいっぱいいる中で オナニーしちゃってる 変態さんだね」
「あんな可愛い子たちに 見られながらオナニーするの 気持ちいいね」

彼女が張った空間は他の参加者から自分たちが見えなくなる一方で
こちらから彼らを見ることができます。
それを利用し彼女はオナニーをさせながらしきりに女性参加者たちの視線を意識するセリフを投げかけます。
マジックミラー号というAVのシリーズにかなり近いシチュですね。

オナニー自体は序盤に「シコシコ」と言ってペースを作るシーンがあるものの
しばらくすると彼女が耳舐めに専念し、こちらは自由にしごいていい許可が出ます。
視線でイかせることを強く意識した最も本作品らしさのあるエッチだと思います。

最後の後輩編はサークルの売り子をしていた後輩がそれを買いにやって来た先輩に遭遇し
口止め料としてキス、耳舐め、手コキのサービスをします。
こちらは人間同士のエッチなのでおねえさん編と同じく隠れて行います。

「ほとんど見えちゃってるから ここ ちょっとめくるだけで 乳首まで見えちゃうんです」
「ペット君 お耳舐められるの大好きだよね?」

ここでのポイントは彼女が積極的なリードをすること。
原作ではかなり大人しいキャラだったのですが、今回はサキュバスのコスプレをしていることもあり
それになりきったかのようなセリフを言ったり責めをしています。
このパートに限って言えば原作を知っている人の方がずっと楽しめるかなぁと。

プレイ自体は密着して耳舐め+手コキをするおねえさん編とほぼ同じスタイルです。
ですから普段とのギャップが最大の抜き要素になると思います。
彼女も意識的に下品な音を鳴らしてサキュバスらしさを出しています。

このように、テーマや登場人物の特徴を活かしたプレイが繰り広げられています。
手軽に、気軽に使える作品
コミケらしさはほどほどに抑えて抜けるよう作られている作品です。

面倒見のいいおねえさん、ちょっぴり意地悪なサキュバス、控えめな性格の後輩が
コミケという特殊な場所でスリルを孕んだエッチをしています。
今回は人が多いことによる「視線」にスポットを当て
比較的オーソドックスなプレイの中にその要素を組み込んで精神的な興奮を煽っています。

そしてエッチが始まると手コキのあるパートではリアルな効果音をたっぷり鳴らし
途中からは耳舐めを追加して2種類のエッチな音を同時に楽しませてくれます。
場所が場所なので本番とかはさすがにないのですが
その分余計にエロ要素の密度を高くしています。
総時間に対するエッチの割合も高く、抜きに使えるポイントがいくつもあります。

しかし、原作をすべて聴いてきた者の視点で言わせていただきますと
どのお話もそれらに比べて淡白だったり味気なさを感じます。
その大きな理由として挙げられるのがプレイの内容や流れが被っていることです。

おねえさん編が耳舐め+手コキ、サキュバス編が耳舐め+オナニー
後輩編が耳舐め+手コキとほとんどの部分が重複しています。
プレイの展開も最初は手コキやオナニーをし、中盤から耳舐めが加わる形で統一されています。
せっかく登場人物が3人いるのですからもっと別のプレイも聴きたかったです。

サキュバス編なんかは視姦らしさがあって良かったんですけどね…。
肉体面への責めにもう一工夫が欲しいです。
射精シーンは全部で3回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

イベント会場でのエッチというあまり見かけないテーマを扱った作品です。
総時間54分に対し価格が400円と非常に安く、内容を理解した上で聴くのならまず損はしません。
原作を既に聴いている方、見られることに興奮を覚える方におすすめします。

CV:おねえさん…野上菜月さん サキュバス…かの仔さん 後輩…西浦のどかさん
総時間 54:28

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパがいいので+1してあります。