オネェが添い寝してくれる安眠音声

サークル「Tuberose kiss」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、変わった言葉使いをする面倒見のいい幼馴染が
一杯の飲み物と添い寝で安らかな眠りをプレゼントします。

「~ねぇ」「~わよ」などのオネェ言葉で話す彼のキャラや
飲み物にちなんだ感覚を暗示やイメージで伝える催眠など
作品のテーマに沿った完成度の高い作りが魅力です。

今回は「蜂蜜と生姜入りホットミルク編(黒兵衛さん)」バージョンでのレビューをお送りします。
優しくてオネェな幼馴染
幼馴染に添い寝してもらいながら眠りにつくお話。

「いらっしゃい あら そんな顔しちゃってどうしたの?」
幼馴染はトーンが低くしっとりとした声のお兄さん。
主人公が落ち込んだ様子で自分のお店にやってきたのを見ると
すぐさま店を閉めて彼女にとある飲み物を差し出します。

本作品は気落ちして寝つきが悪くなっている彼女のために
彼が蜂蜜と生姜入りホットミルクを飲ませ、その後に眠るまで添い寝をしてくれます。
最中お酒が登場するから18禁になっているだけでエッチな描写はありません。

また蜂蜜と生姜入りホットミルク編とモーツアルトミルク編の2(おまけも入れると3)パターンが存在し
さらには黒兵衛さんとskyさんのお二人が声を担当するなど
できるだけ多くの人が安眠できるような作りになっています。
飲むシーンでの描写に違いがありますが基本的な流れは同じです。
お酒を日常的に飲む人はモーツアルトミルク編のほうが楽しめると思います。

「お客? あぁいいのいいの アンタが落ち込んでる時くらいゆっくり付き合ってあげるわよ」
そして本作品における最も個性的な要素は幼馴染のキャラ。
オネェ言葉を使いながら彼女にとても親しげに語りかけます。

音声を聴いた限りだと2人は幼稚園あたりからの長い付き合いらしく
その独特な口調と態度も手伝って良い意味で男性っぽさが薄れています。
今回の目的が安眠だからあまり異性を意識させたくなかったのかもしれません。
少なくとも私には「頼れる友達」あたりの存在に感じられました。
ホッと一息ついてから安らかな眠りへ
主人公が幼馴染の部屋に移り、店じまいを終えた彼が戻ってきたところから催眠は始まります。
催眠の時間はほぼ全編にあたる21分30秒ほど。
まずは彼が淹れてくれた蜂蜜と生姜入りホットミルクに息を吹きかけて冷ましたり
それによって生まれた波紋を見つめて心を落ち着けます。

「大きく吸って ふぅーっと優しく吹きかけて」
「ミルクが飲みやすい温度になると共に心も落ち着いていく」

やってることは他の催眠音声でもよく登場する深呼吸なのですが
ミルクと蜂蜜には安眠の、生姜には代謝をよくする効果があることを事前に説明されていること
それぞれの素材が誰にでもイメージしやすいこともあり
聴いているとほのかに良い香りがするとか、口の中が甘くなるのを感じるかもしれません。

また幼馴染は彼女がより効果的にリラックスできるようにと
冒頭に比べてさらにトーンを下げ、意識的に間を長く取りながら緩やかな口調で語りかけてもくれます。
後に行くほど彼のセリフの間が長くなるのも本作品の催眠における大きな特徴と言えます。

「ほら 暖かなミルクが喉を通ってお腹の中に入っていく ミルクのぬくもりと生姜の成分がお腹の中を暖めて じんわりと じんわりと暖かくなっていく」
良い具合に温くなった後はいよいよホットミルクを口にします。
ここではミルクの温かさがお腹を中心に体全体へと広がる様子を
「ぽかぽか」などの擬声語を交えた暗示を使って上手に伝えています。

催眠において温感の変化は比較的感じ取りやすい部類ですし
特にお腹にぽかぽかとした感覚が湧いてくる人が多いのではないでしょうか。
そうやって彼は聴き手を眠りに適した心身の状態へと導きます。

温かいものを飲みホッと一息ついたところでいよいよ布団に入ります。
気持ちが落ち着く小話を挟んでから体の各部位にさらなる温かさや重さを感じ
最後は彼に背中をトントンと優しく叩いてもらう安眠特化の内容です。

「小さい頃 こうやってお母さんが背中をトントンしてくれたら 不思議と落ち着いていったのよね…」
特に終盤の背中をトントンしてもらうシーンでは
手が優しくぶつかる音がやや間を置きながらリズミカルに鳴り
幼馴染のセリフも一気に減ってとても静かで安らぐ雰囲気が漂っています。

人間は心地良いリズムを聞いているとトランスに入りやすいことを考えてこうされたのかもしれません。
彼のセリフや行動の中に様々な技術を組み込み
時間内にできるだけリラックスや眠気を感じるよう効果的な催眠を繰り広げています。
ぽかぽかした気分で眠れる作品
幼馴染の気さくで親しみを感じるキャラやイメージを活用した催眠など
聴いているだけで自然にリラックスできる要素がたっぷり詰まった作品です。

幼馴染は「主人公が安眠できないのは心に問題を抱えているからだ」と判断し
いきなり眠らせようとはせずまずは温かい飲み物を提供します。
息を吹きかけたときに生まれる小さな波紋、カップから手や体内に伝わる温かい感覚。
ホットミルクが持つ癒しの要素を催眠に取り入れリラックスを与えています。
そして仕上げに彼の存在を感じさせながらできるだけ静かに見守ります。

最中に使われている技術自体は結構シンプルです。
それを作品の雰囲気に合わせて表現し、使い分けているところが素晴らしいです。
どちらかというと古典寄りなのですが催眠っぽさを上手にぼかしています。
聴き手に堅苦しさを感じさせないことも安眠には重要です。

「嫌な事を思い出しそうになった時にはね 頭の中で楽しい歌を歌えばいいのよ 楽しそうならなんでもいいの メロディだけでも構わないわよ」
もうひとつの柱である幼馴染のキャラも強烈な個性を放っています。
催眠をかける以外のセリフにもリアルで役立つような知識を盛り込んでますし
変わっているけど友達思いな人物という印象を受けました。

寝る前に聴くのに適した長さと内容の作品です。
おまけは通常の口調で語りかけてくる幼馴染バージョンです。

CV:skyさん、黒兵衛さん
総時間
モーツァルトミルク編 skyさん…24:00 黒兵衛さん…25:17
蜂蜜と生姜入りホットミルク編 skyさん…24:27 黒兵衛さん…25:40
おまけ skyさん…25:29 黒兵衛さん…26:58


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