催眠音声アルバイト~触手の養分になりませんか?~

サークル「TetoRealSunrain」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、ぽわぽわとした可愛いお姉さんからのアルバイトとして
大小様々な触手がうごめく場所に行き、とってもエッチな責めを受けます。

触手陵辱という一見ハードなプレイを催眠の技術を絡めながら柔らかく描いているのが特徴で
彼女はプレイを始める寸前までこちらに引き返す手段を与え安心させながら
人間相手では味わえない甘美な快楽を教えることで
こちらが無理なくプレイにのめり込めるよう少しずつ誘導します。
快楽に目の無いあなたにとっておきのアルバイト
お姉さんが飼っている触手に全身を犯されるお話。

「あなたが 今回バイトをしてくれるコ?」
お姉さんは甘く可愛い声の女の子。
エッチな事をする謎のアルバイトに応募した主人公に軽く挨拶すると
緊張している彼の心と体を解きほぐすために催眠を施します。

彼女はどういう事情かわかりませんが別の世界でたくさんの触手を飼っており
彼らの養分として人間の精力を求めています。
そこでエロエロな体験をしたい願望を抱いている人々を対象に
エッチな触手責めをしながらそれをいただくアルバイトを募集しているわけです。
ちなみに最初の段階では敢えて内容を伏せ、後に進むにつれて徐々に明らかにしています。

きっかけがアルバイト、つまり強制ではないため
KUKURIさんや風呂井戸ソフトさんが製作されている女体化触手モノに比べると
全編に渡って随分と和やかな空気が流れています。
彼女も聴き手がプレイを受けたくなるよう優しい言葉を随所でかけています。

催眠は2パート22分ほど。
まずは横になり深呼吸をしながら手足や胴体の力を抜いてリラックスします。

「右腕の感覚が 消えていきます 水に溶けるように 眠りに落ちるように 薄くなっていきます」
「左腕の感覚が かき消えていきます 揺らめくろうそくの火のように はっきりしなくなっていきます」

冒頭とはまるで違うぼんやりとした声でゆっくりと暗示を入れていく様子は癒しに満ちており
「ふわふわ」のセリフや比喩を交えた暗示の効果も手伝って
ほんの少しですが心地よい眠気が湧いてきました。
左右の腕に別の比喩を使っているのは疑問ですが、感覚を伝えようとする意思は感じられます。

お次はこれから行うプレイの概要を説明しながら
触手たちが住む穴の入り口へと意識だけを移動させます。

「私のペットは あなたが嫌なら 絶対無理やり犯したりなんかしない 嫌なときは すぐにやめてもいいんだからね」
「触手達は と~~~っても あなたを気持ちよくしてくれる そうして あなたの体液を搾り取るの」

彼女はこのプレイを受け入れるかどうかの決定権はあくまで聴き手にあること
そしていつでも拒絶していい事を明言しながら触手に犯される気持ちよさも教えてくれます。

無理矢理穴に放り込まれて一方的に犯されるよりも
こういう言い方をされたほうが受け入れやすく感じる人が多いのではないでしょうか。
そうやって彼女は聴き手が「なんとなくいいな」と思えるよう心を少しずつ誘導していきます。

続く深化パートは触手穴に到着し落ちるまでのシーン。
ここでも彼女はいきなり突き落としたりはせず、プレイのより詳細な様子を描写しながら
右手に絡めた触手をちょっとずつ引っ張り、心と体を徐々に穴の中へと近づけます。

「落ちていくにつれて あなたの体は作り変えられていく 触手に犯してもらいたい 理想の体」
「落ちていく」と暗示を重ねて入れながら女体化も進めるところが珍しいですね。
時間が短いことや事前の準備がほとんど行われていないため、やや不親切に思えるものの
「触手に犯されたい」という前向きな気持ちを育てるところは上手ですから
女体化音声をある程度聴いている人なら割といけるのではないかと考えています。
ここだけでやる、というよりはこの後のプレイを通じて女を実感させる感じです。

古典催眠と物語のテーマに沿ったイメージを織り交ぜながら行っているやや珍しい催眠です。
触手に陵辱されたい願望を育てながら女性になりきらせることを目的に
古典系の催眠法をベースにある程度リラックスを促し
それから聴き手に抵抗感を抱かせない言い回しを心がけながら言葉をかけていきます。

作品の内容や挿し絵を見て「相当過激なプレイをするのだろう」と思いながら聴いたら
ブラックな部分がまったく感じられなくてかなり驚きました。
陵辱モノにありがちな強引さがほとんどなく、聴き手の意思を尊重しながら進めているのが大きいです。
処女作として見た限りでは意外にしっかりしていると言えます。

しかし、先ほど説明した女体化が結構唐突かつ短時間なこと
催眠開始時に目を閉じる指示を出していないこと
深呼吸を続けるように言った後、それを止める合図を最後まで出していないことなど
やや不親切に思えるところがいくつか見られます。
こういった細かなところも気配りできるようになればもっともっと良い作品が作れるようになるでしょう。

まとめると、陵辱されたい気分にさせてくれる優しさに満ち溢れた催眠です。
たくさんの触手に犯され精液まみれになる心地よさ
エッチシーンは2パート25分。
プレイは極太触手への接近、触手による全身ぶっかけ、イラマチオ、乳首・おまんこ・アナル責め、精液風呂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ペニスの形をしているが でっぷりとした包茎チンポ その醜悪な形を見て あなたは ドクンッと 心が震える」
お姉さんと一緒におびただしい数の触手が住んでいる穴の底へとたどり着いた主人公は
中央にあるどでかいペニス状の触手を目の前に最後の決断を迫られます。

エッチは最初の「巨大な触手の真下に向かって」パートで感度強化を行い
次の「触手陵辱」パートで触手たちに全身を犯されます。
プレイ内容を見ていただければわかるように本当に触手づくしです。

「感覚も鋭敏になっていき 普通なら顔をそむけるような精液の臭いが大好きになり くっさいくっさいザーメンが愛おしくなる そんな体験 してみない?」
しかし彼女の主人公に対する優しい態度はまったく変わりません。
あくまで彼が自主的に楽しんで触手責めを受け入れられるように
おちんちんに非常に似た触手の卑猥な形状や、彼らが吐き出す精液の匂いや量を綿密に伝えながら
それらを体に受け入れ、汚される快感を同意を求める形で伝えます。

本作品ではおちんちんだけでなく精液の匂いや質感に注目したセリフが結構多いです。
そしてそれを全身にぶっ掛けられる、あるいは体の中に注ぎ込まれるイメージを描写することで
自分が女性になったことを遠まわしに自覚させようとしてきます。
精液に媚薬効果がある設定を活かして感度が高まる暗示を入れてきたりもします。

「いっぽ その前の子は もっと前から壊れちゃって 触手からのザーメンを 愛おしい顔をしながら 口を開けてまっていた」
最初のパートで行う感度強化は穴に落ちる時と同じく右腕の触手に引っ張られながら
ドラム缶くらいの太さがある触手へと一歩ずつ向かいます。
それに合わせてお姉さんが過去に来た他のアルバイトの様子を描くことで
「これから自分も同じ事をされるんだ」という期待感を煽ります。

感度上昇の暗示をストレートに入れるのではなく、シチュで盛り上げる感じです。
敢えて時間をかけている点も有効に働いていると思います。

「そのとてつもない質量 粘度 臭いにたちまちあなたは絶頂してしまう」
「気持ちいい 気持ちいい 気持ちいい 鼻が曲がりそうなほど精液くさいのが気持ちいい 体中がネトネトと蹂躙されるのが気持ちいい」

そして極太触手の真下に到着したところで本格的なプレイが始まります。
精液を全身に浴びながら絶頂するところから始まり
数多くの触手に口・胸・股間を同時に責められるなどぶっ飛んだプレイが多く
ここまでに蓄積してきた期待や感度が大きいほど強い快感が得られます。
自分の意思でここまできたこともあって最中幸せを感じる人もいるかもしれません。

「体中が精液に包まれる 恐ろしい感覚に あなたはイってしまう 精液風呂の中の触手が体中を犯す」
極めつけは何と言っても一番最後に登場する精液風呂。
ここまで何度も何度も吐き出された結果溜まりに溜まった精液の池に
体を浸しながら彼らに責められてイキます。

触手と精液を十二分に活用している変態的なプレイと言えるでしょう。

このように、リアルでは絶対に味わえない極めて個性的なプレイが繰り広げられています。
作り手の魂を感じる作品
とことんまで触手に犯されるプレイを主観的かつ主体的に楽しませてくれる作品です。

お姉さんは突き抜けるような快感を味わいたいと思っている主人公に対し
しきりに自分の意思で決めるよう呼びかけながら催眠やエッチを進めます。
触手モノの催眠音声の場合、催眠を施してから一方的に犯し続ける展開が多いだけに
こういう聴き手の気持ちを最大限に尊重したスタイルは新鮮だし面白くもあります。
おかげでちっとも嫌な気分を抱くことなく楽しみながら聴くことができました。

そう感じさせてくれた最大の要因は催眠技術の扱いにあります。
カウントを数える、決まりきった暗示を入れるなどのお馴染みの手法を敢えて避け
逃げ道を用意しながら適度に興味を引いて少しずつ引きずり込んでいく
以前来たアルバイトの体験模様を複数人同時に実況して安心させる、など
聴き手の抵抗心を取り除き、受け入れやすく感じさせるアプローチが数多く盛り込まれています。

一般的な催眠音声とは随分違った作りになってますから
人によっては「催眠じゃなくね?」と勘違いされるかもしれません。
ですが彼女の言葉や行動には「触手陵辱を受けたくなってもらいたい」という明らかな意思があり
そのための話題を振る順序や内容、セリフの言い回しがきちんと考えられています。

正直なところ、予想以上のレベルの高さにかなり驚きました。

しかし特に深化&女体化をするシーンの作りが甘く催眠状態を深めにくいなど
処女作故の粗さもそれなりに見られます。
そんなわけで当サイトでは最低でも10本以上は女体化音声を聴いている人に薦めたいです。
ベースはすごくいいんですが完成度にいささか難があるかなと。

エッチは触手に犯されるだけでなく精液で体を汚されることでも興奮を促しています。
プレイがすごく面白いのでMな人なら相当にハマるのではないでしょうか。
期待を十分に持たせてからプレイに突入する展開も見事です。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

プレイだけでなく様々な要素がオリジナリティに溢れている作品です。
ある程度催眠慣れしている触手好きな人には特にお薦めします。

CV:桃華れんさん
総時間 55:15

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります