(バイノーラル)憧れの先輩のいちゃいちゃ耳かき(おまけつき)

サークル「風に塗るクレヨン」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、主人公に密かな好意を抱いている優しい先輩が
甘やかしながら耳かきやエッチなサービスをします。

いきなりエッチに持ち込もうとせず、まずはゆっくりとお互いの気持ちを通わせ
プレイも少しずつ責めをハードにしていくドラマ性のある展開が魅力です。
プレイそのものよりも過程を重視した描写が多いおかげで感情移入がしやすく
年上の女性に甘やかされる幸せなひと時を自分のことのように楽しむことができます。
憧れていた先輩のあまあまなご奉仕
先輩の家で耳かきや筆おろしをしてもらうお話。

「ほら 上がって いいからいいから」
先輩は甘く可愛い声のお姉さん。
高校を卒業してから1年ぶりに街で偶然出会った主人公を部屋に招待すると
彼女がいない彼のために膝枕で耳かきをしてあげます。

二人は高校時代に部活で先輩・後輩だった間柄。
主人公が女性に対してかなりの奥手なため、在学中はほとんど話すこともなかったのですが
お互いに異性として一定以上の好意を抱いていた背景もあり
彼女がリードする形で少しずつその気持ちを確かなものにしていきます。

「できるわけない? どうして? …かっこいいと思うし」
いきなり耳かきをしてその勢いでエッチする、みたいな直情的な展開ではなく
二人の気持ちの変化を会話に込めながら少しずつエッチな方向にシフトさせていきます。
やや不器用な男女の初々しいやり取りに甘酸っぱい気持ちがするでしょうね。
結果よりも過程を綿密に描いているドラマ性のある内容となっています。

初日に行う耳かきは13分30秒ほど。
左→右の順に濡れたティッシュで耳の外側を拭き、綿棒で中の汚れを取ってから
最後に数回息吹きをする家庭的なものです。

耳を拭く際は若干摩擦感のある布の音
綿棒は「ずりずり すっすっ」とほんの少しざらつきのあるふわふわした音が使われており
前者は耳の形状を意識して上下に小さく
後者は耳の壁をなぞるように軽く円を描きながら動きます。
音質・動かし方いずれもかなりレベルの高い方と言えます。

しかし特に綿棒を動かすスピードが全体的に速く
実際の耳かきに比べるとやや乱暴な印象も受けます。
一部で結構力を入れながら動かしているのも綿棒にはやや不向きに思えます。

「そのままスカートの中に手コキを入れてみる? いいんだよ? 別に」
最中の先輩は耳かきの様子を実況する合間に
自分の生太ももの感想を訊ねたり、ちょっぴりエッチなことをしてもいいよと言ってくれます。

耳かきをする時点で彼女が彼を嫌いじゃないことは明らかなのですが
彼が相当な奥手ということでかなりわかりやすいアプローチをしています。
聴いた感じでは彼女の方がより強い感情を抱いているようです。

まとめると、耳かき自体は少し物足りない部分があるものの
二人の気持ちを近づける演出として見る分には十分楽しめます。
相手の気持ちを考えながら進めるエッチ
エッチシーンは3パート23分間。
プレイはキス、玉揉み、手コキ、先輩への乳舐め、SEX(正常位、対面座位)です。
エッチな効果音はありません。

「お姉ちゃんが 色々教えてあげよっか?」
後日、主人公に古典を教えてあげることになった先輩は
それが終わった後に体を近づけ、大人になるための追加レッスンをしてあげます。

エッチは童貞な彼を彼女がリードする形で進みます。
こんな状況に至っても自分からなかなか手を出してくれない彼の性格を考慮し
彼女はSEXに持って行くまでのプレイを細心の注意を払いながら行います。


「たまたまはこうして 優しく包んで 優しくマッサージね」
例えば最初の手コキパートではかなりソフトなキスから入り
ズボン越しにおちんちんの先っぽをつつき
ズボンだけ脱がしてトランクスの中に手を入れ、たまたま→竿の順に優しく刺激
その後勃起具合を覗き見てからようやく脱がし、本格的な手コキを始めます。

進め方がかなりゆっくりなのでやきもきする部分もあるのですが
彼のことを第一に考えながら彼女が責めている雰囲気はよく出ています。
効果音をセリフで代用しているところも考えると
ストレートなエロよりも少しずつ脱がされ、大事な部分が露わになっていく様子を楽しむものだと思います。

「ほら これがブラジャーだよ 外し方わかる?」
「美味しい? んっ ちゅーちゅー吸っちゃって 赤ちゃんみたい」

次のパートは彼女が脱がされおっぱいを責められながらフェラするシーン。
ブラを彼に取らせて恥ずかしそうにおっぱいを見せたり
乳首を吸われて色っぽい吐息を漏らしたりします。

彼女は先輩といってもまだ大学生ですから、性の経験がそこまで豊富なわけではありません。
ここまでのプレイも彼のために背伸びをしていたところもあるのでしょう。
筆おろしなんだけど女性の側にも不慣れな部分が見られるのが面白いです。

「いいんだよ 出しても お姉ちゃんのあそこの中で 出してみたいでしょ?」
そして最後のパートでようやく二人はひとつになります。
さすがにここまできたらお互いがお互いを好きでいるのは間違いありません。
彼女もゆっくりと腰を動かしながら彼の刺激に可愛い喘ぎ声を漏らします。

繋がりながらキスをする様子も恋人同士と変わりません。
フィニッシュも同意の上で中出しをさせてくれるなど
彼女の愛がたっぷり詰まったプレイが繰り広げられています。

このように、体と同時に心の繋がりも意識したエッチが行われています。
年上の優しさと可愛さに溢れている作品
若干イレギュラーな要素も孕んでいる筆おろし作品です。

先輩は離れ離れになってもずっと好きだった主人公を振り返らせるために
自分から積極的に体を密着させ、好きにして良いよと言いながら
少しずつ自分の好意が相手に伝わるよう働きかけます。

一般的な筆おろし作品は初めてのSEX、つまりプレイを重視する傾向が強く
それを行う二人の感情については軽視しがちなのですが
本作品ではその比重を敢えて逆転させ、プレイが進むほど二人の気持ちが近づいていくように描かれています。

出会った段階では先輩/後輩の関係だったこともあり
序盤と終盤では明らかな態度や雰囲気の違いが感じられました。
年上の女性に甘やかされながら童貞をもらってもらう要素に加えて
年上の女性が男性の心を一生懸命手繰り寄せようとする健気さ、可愛さも表現されています。

ここが他の筆おろし作品との一番の違いだと思います。

エッチは良く言えば綿密、悪く言えばややまどろっこしい感じです。
本格的なプレイを始める前の部分にも時間を割いているため
エロのパワーが弱くなっていることだけご注意ください。
ストーリー性の高さをどう見るかで好みが分かれるでしょう。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

タイトル通りのあまあまラブラブな作品です。
年上好き、ストーリー性のある作品が好きな人にお薦めします。

CV:森野めぐむさん
総時間 47:21

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
耳かきがもう少し良ければ8点にしてました。

タイトルについてる「おまけ」はエッチシーンのこと。
これ以外に耳かきで終わる全年齢版も出ています。