催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。
AVG、ACT、STGなど様々なジャンルを手がけるサークルさんです。

今回紹介するこちらの作品は、上品でちょっぴり高飛車な吸血鬼の女の子が
催眠を使って主人公を隷属させ血や精液を吸い取ります。

ドライパートで吸血のみに絞った珍しいプレイを行っており
彼女の肌や唇の温もりを暗示を使ってしっかり感じさせながら
部分ごとに吸い上げるちゅぱ音を鳴らしてその様子をリアルに伝えてくれます。
お嬢様吸血鬼の家畜になるために
吸血鬼「ユフォリア・リヒュタイン」の家畜になって精気を吸われるお話。

「人間 愚かな人間 あなたのことよ 下衆な人間の男」
ユフォリアはややトーンの低い声で淡々と話す女の子。
人間である主人公に見下すような態度で挨拶をすると
催眠を使って彼を自分の家畜へと作り変えようとします。

催眠は2パート15分30秒間。
まずは目を開けた状態で深呼吸をしながら彼女の言葉に耳を傾けます。

彼女が話す内容は催眠音声ではお馴染みの脱力を促す暗示。
息を吐くタイミングに合わせて最初の数分間は体全体が
その後は腕、肩、背中、足など体をパーツごとに分けて力が抜けるよう働きかけます。

「全身の力を 抜いて ゆっくり ゆっくりと 深呼吸しなさい リラックス するのよ ゆっくり ゆっくりと 深呼吸しなさい」
しかしセリフに「~しなさい」という命令口調を多用しているため
一般的な催眠音声に比べて力が抜ける、あるいは動かしたくなくなる可能性は低いです。
命令や懇願をする言い回しは主に意識がキャッチしてしまい
催眠にとって重要となる無意識に対してメッセージが届きにくいからです。

お次は彼女がこちらの背中に抱きついている様子をイメージしながら
カウントに合わせて催眠状態を深めます。

「からみつく肌が柔らかな快感となって 溶けていく 身体がとろけて あなたとひとつになってしまいそう」
「ぷにぷにして、みずみずしい 女の子の肌の感触 気持ちが良くて もう離れられない」

女性の肌や温もりは男性にとって魅力的であり心安らぐものでもあります。
そのことを利用し、彼女はこちらが自分から離れれらない状況を作り上げているわけです。
先ほどとは方向性の違う面白い脱力のアプローチですね。

深呼吸と並行して分割弛緩でリラックスさせ、カウントで深化するシンプルな催眠です。
主人公がユフォリアの命令に抵抗できないようにすることを目的に
心や体が脱力する暗示を適度に入れることで徐々に力を奪おうとします。
催眠の基本的な流れは問題なく出来上がっていると思います。

しかし、残念ながら本作品の催眠を聴いて深い催眠状態に入れる人は皆無でしょう。
そもそもの時間が短い、技術が簡略化されている
暗示の言い回しやボリュームにやや難があるなど細かい部分もそうですが
催眠の開始から深化の終了まで常に目を開けながら行っているのが最も痛いです。

催眠音声のほとんどで開始直後に閉眼の指示が出ることからもわかるように
目を閉じることによって催眠への入りやすさ、深まりやすさはそれなりに変わります。
それは催眠状態がリラックス+集中している精神状態であり
目を閉じるという行為がその両方にとってプラスに働くからです。

最近「催眠アニメ」という目を開けたまま聴く作品が俄かに出てきていますが
それらは目を開けること、何かを見つめることを利用した催眠の技術をきちんと使っています。
ですが本作品においてはそういった要素は特に無く
むしろ目を開けていることで催眠に入りにくい環境を作り上げてしまっています。

以上のことから非常に厳しいというのが正直な感想です。
血と精を吸われる快感
エッチシーンは2パート19分ほど。
プレイは吸血、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
ドライ、セルフ両方の絶頂形式が登場します。

「わたくしに血を吸われると あなたは心地好い刺激を得られる 血を吸われた個所から全身に 強い快感を味わうでしょう」
催眠によって主人公の心身のコントロールを奪うことに成功したユフォリアは
いよいよ彼の右腕に牙をつきたて、その血を吸い始めます。

エッチは吸血によるドライ、オナニーによるセルフとプレイをひとつに絞り
それぞれ暗示で操作しながら進めていきます。
最初の「ドライ吸血」パートは事前に目を閉じ右腕、左腕、首筋、右足、左足の順に
彼女が血を吸っていく様子を描きながらエッチな興奮を高めていきます。

「右腕が熱くなる 右腕が熱くなる 熱くなる とても熱い 右腕が熱い 右腕が熱い」
吸血という架空のプレイを聴き手に実感してもらうために
彼女は肌や唇が触れた際に熱を感じる暗示を何度も入れてきます。
残念ながら肝心の吸血による快感についてはあまり触れられてはいないのですが
女性に密着されているシチュから性的興奮を促しているのかもしれません。
ちなみに、血を吸う時には控えめなちゅぱ音がしっかり鳴ります。

「全身が灼熱に包まれる 最高の快感が襲ってくる 全身が快感で悶え狂う 意識が真っ白になる」
そして一通り行った後は体全体の血を吸いながらドライオーガズムへと導きます。
淫語や喘ぎ声といったエッチな要素をほとんど使っていないプレイですから
人によって感じ方に随分と差が出るのではないでしょうか。
100%吸血のみでイかせる面白いプレイです。

続く「セルフ搾精」パートはひたすらオナニーする正統派のプレイ。
催眠パートに引き続き目を開けたままおちんちんをしごき続け
彼女の許可が出るまでひたすら射精を我慢します。
プレイ時間が8分くらいなのでそこまでハードというわけではありません。

「ペニスから迸る気持ち良さが血管を駆け巡る からだ全体が熱くなって 沸騰しそうなほどに熱い」
「しこしこ しゅっしゅ ペニスが脈打つたびに からだ全体に快感が広がっていく」

こちらも吸血パートと同じく体にエッチな熱を感じさせたり
射精に向けて快感が高まっていくよう暗示を入れてくれます。
催眠パートで入れた弛緩の暗示を解かずにプレイを始めているのは疑問ですが
催眠音声らしい暗示重視のプレイを行っているところは良いですね。

絶頂はどちらも最後に1回ずつカウントに合わせて行います。
このように、吸血鬼らしさを前面に押し出したプレイが繰り広げられています。
ソフトに調教してくれる作品
吸血鬼による隷属とその儀式としての搾精に催眠を絡めている作品です。

ユフォリアは主人公に会った直後から彼を明らかな奴隷として見ており
半ば命令するような口調やスタイルで催眠誘導やエッチを進めます。

しかし彼が死なないよう血を吸う量をセーブしたり
性的快楽を与えながら精気を吸い取る気遣いもところどころで見られるため
彼女に対する抵抗感はそれほど強烈には湧いてきません。
家畜としてではありますが彼女は彼を必要とし、それ相応のご褒美も与えています。

ですが先ほども言ったように催眠に致命的な問題を抱えているため
これらのプレイを主観的に楽しむのは難しいだろうと私は考えています。
実際に聴いてみたところ意識のぼやけや体の脱力感は特に無く
エッチは普通のボイスドラマを聴いているような気分でした。
催眠音声である以上、一定以上の深さに誘導できる技術を行使して欲しいです。

エッチは催眠がしっかりしていればもっと楽しめたであろう可能性を感じました。
温感特化で感度上昇は少なめですが暗示の入れ方は結構しっかりしています。
だからこそ催眠に対してかなり厳しいことを言わせていただきました。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

テーマやエッチの内容が面白い反面、完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 50:43

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年09月02日まで半額の486円で販売されています。
その場合の点数は3点です。