恐怖の搾精人形はユルサナイ

サークル「B-bishop」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とある男性が珍しい人形に出会い
それに精液を根こそぎ搾り取られる様子を主に聴き手の視点で描いています。

最初は性欲処理として扱っていた人形が次第に本性を現し
最終的には彼を屈服させてしまうホラーテイストの展開が最大の魅力で
性的興奮だけでなく追い詰められるスリルも味わいながらプレイを楽しむことができます。
精液を搾り取るためだけに作られた人形
搾精人形にとことんまで精液を搾り取られるお話。

「それは人を模した細工 人の形をしていながら 人ではない存在」
ナレーターはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
物語の案内役として古来より存在する様々な曰くつきの人形のことや
主人公の目の前にある不思議な人形について語り始めます。

本作品は彼女が直接エッチの相手をするのではなく
とある男性が搾精人形に偶然出会い、おちんちんが壊れるまで刺激を与え続けられる様子を
臨場感を持たせながら描いているホラー系のボイスドラマです。

通常版、狂気アッパー系、狂気ダウナー系の3パターンがあり
通常版はお姉さんが淡々と、狂気アッパー系は頭のネジがぶっ飛んだような声で
狂気ダウナー系は無機質な声で人形がしゃべったり笑ったりします。
同じシナリオを人形の口調だけ変えて作っている感じです。

中でも狂気アッパー系は声優さんがかなりぶっ飛んだ演技をされており
ホラーに耐性の無い人が聴いたら夢に出てくる可能性があるほどの怖さがあります。

狂気ダウナー系を一通り聴いてからそちらにも軽く手を出してみたのですが
1~2分聴いたあたりで辛くなって再生を停止しました。
ちなみに人形がしゃべるのは終盤の10分程度と短めです。

「その全身に見合わないとても大きな性器 人間のそれよりも小さいが ペニスを挿入することはギリギリ可能だと思わせる大きさ」
この人形は白い肌、黒い髪、赤い目とちょっぴり異様な外見をしているのに加えて
なぜか股間には人間の女性器さながらの魅力的な穴や突起がついています。
人間相手ならもちろん躊躇うでしょうが、相手は抵抗するはずのない人形。
性欲だけでなく好奇心をも満たすために主人公は挿入し、破滅への階段を上り始めます。

「この箱を開けてはならない」と言われると人間は余計に開けたくなるものです。
本作品ではこの「危険に近づく喜び・スリル」をテーマに、いくつかのシーンで彼女が軽い警告を与え
それを踏み越えてみたいという好奇心を適度にくすぐります。
このおかげで聴いていくほど作品の世界に引き込まれていくような感覚が味わえます。
次第に本性を現し始める人形
エッチシーンはおよそ30分間。
プレイは搾精人形への手マン、SEX(背面座位)です。
どちらのプレイも最中にリアルな効果音が鳴ります。

「貴方は魅入られたように指を入れてみる にゅるっと奥まで入っていってしまった」
搾精人形の股間に指を挿入し、そのリアルな感触により強い興味を示した主人公は
抱きかかえるような体勢でそれをおちんちんへと被せ、一心不乱に上下させ始めます。

エッチは最初に3分程度手マンをした後にSEXを開始し
そのまま抜かずに4回連続で中出しをします。
1回1回のプレイに対する主人公の心理に大きな違いがあるため
同じプレイでもかなり違った印象を抱きながら聴くことができます。

1回目の射精に至るまでの8分間は主人公によるオナニーの色が強いプレイ。
彼がちょっぴり怖さを感じながら人形のおまんこに挿入し、螺旋状の膣内の感触を楽しみ
瞬く間に射精へと追い込まれる様子をブラックな要素抜きで描いています。

「挿入を繰り返すたびにペニスの弱い部分 カリ首が螺旋のだんだんにこりこりとひっかかりまくる」
本作品のエッチにおける大きな特徴はプレイのほとんどが聴き手視点で表現されていること。
これによって聴き手が主人公自身になりきりやすく
人形とのエッチを自分のことのように捉えながら楽しむことができます。

ナレーターも人形の膣内の形状や感触を細かく表現し、聴き手がイメージを膨らませるのを助けています。
実際に聴いてみるとプレイが妙にリアルに感じるでしょうね。

しかし、この射精が取り返しのつかない結末へのトリガーとなります。
性欲を発散したことや人形に射精してしまったことへの後悔で我に返った主人公に
人形は股間を固定し逃げられないようにしてから、おちんちんへ執拗な刺激を与え始めます。
先ほどとまったく同じプレイなのに今度はこちらが責められる番に回るわけです。

「根元をぐるぐるを執拗に磨かれてる カリ首の溝に寄り添うように沿って螺旋が責め立てる これをぎっちりくわえ込んだ状態で 悲痛すぎる責めの動作が脳に流れ込む」
「萎えることも許されない肉の檻の中で惨めにのたうつ その度に肉が敏感なペニスのあらゆるところに食い込み 劇的な快楽を叩き込まれる」

快楽よりも苦しみを強く感じさせるセリフ、バックで流れる激しい効果音
そして語気を強めたナレーターの声がプレイに切迫した雰囲気を与えています。
自分の一番大事な部分を人質に取られ、成すすべも無く射精へと追い込まれてしまう。
心無い人形だからこそできる無慈悲な責めが性的興奮と背徳感の両方を高めてくれます。

人形「精液 たくさん もっとちょうだい?」
中でも4回目のプレイではここまで無言だった人形がしゃべりだし
ピストンしながらずっとあざ笑ったり、首を後ろに倒してこちらを見つめ続けるなど
より一層ホラー色が強くなります。

といっても狂気アッパー系以外はそこまで恐怖心を煽ってはきませんし
背徳感や屈辱感にまみれながら射精できるあたりに留まっています。

このように、人形に心を追い込まれながら精液を搾り取られるハードなエッチが繰り広げられています。
心を打ちひしがれながら抜ける作品
ストーリー・プレイ・ナレーターや人形の演技などあらゆる部分が適度な恐怖をはらんでいる作品です。

異質な見た目をした呪いの搾精人形が男性から精液を搾り取り、死に至らしめる様子を
全編に渡ってひんやりとした雰囲気を漂わせながらお届けしています。
人形などの無機質な存在がエッチの相手をする作品はそれなりにあるのですが
それらがプレイそのものを徹底的にハードにしているのに対し
この作品は同時に追い詰められる気分を聴き手に抱かせながらエッチを行っています。

「涙がこぼれるほどの快感に脳みそを焼かれながらの射精 しかし 回転は止まらない 射精中でも責めは止まらない この人形は許してくれない」
そう感じる大きな理由は搾精人形に特殊な設定がされていることや
シーンごとに主人公の心境がわかりやすく描かれていることにあります。

最初は力づくで逃げようとしていた彼も
射精するごとに元気になっていく搾精人形を見て徐々に恐怖の色が濃くなり、最終的には絶望します。
初めから助かる目が無いよりも、希望が薄れ消えていく展開の方が心へのダメージは大きいです。
そして最後の最後で搾精人形が勝ち誇ったような笑い声を上げる。
聴き手をどん底へと突き落とす数々のギミックが光っています。

個人的にはシーンごとに変化していくナレーターの演技も印象的でした。
ホラー系作品ではお決まりの淡々とした口調に加え
エッチの要所では鬼気迫る声で主人公の追い詰められ具合を伝えてくれています。
本作品にとって大事な雰囲気作りをとても意識されている演技です。

エッチはブラックな気分を抱きながら抜くドM向けの内容です。
ナレーターが色っぽい声を上げたりはしませんから
この手のシチュが好きかどうかで満足度に大きな差が出るでしょう。
淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

ホラーとエロを上手に融合させた今の時期にぴったりな作品です。
ホラーものが好き、心を責められながら抜くのが好きな人には特にお薦めします。

CV:ナレーター…大山チロルさん 搾精人形…七凪るとろさん
総時間 通常…39:25 狂気アッパー系…39:27 狂気ダウナー系…39:27


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
人を選ぶジャンルのため若干点数を引いています。
好きな人なら問題なく楽しめるレベルのクオリティを持っています。