ディープシャングリラ

サークル「催眠日記」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、柔らかく温かい声の女の子の声に導かれながら
心地いい楽園へと行き、そこで催眠ならではの快感を楽しみます。

シャングリラ=理想郷をテーマとしているだけあって癒しをかなり重視した内容になっており
サークルさんらしいきめ細かな催眠と彼女の声を聴いているだけでも
心が落ち着くとか、リフレッシュするといった感覚が自然と湧いてきます。

エッチは最近ちょこちょこ登場している目を開けながら取り組むタイプ。
世界が溶けてしまったようなぼんやりとした視界の中で
言葉に合わせて体が勝手に熱を帯びたり痙攣する不思議な体験ができます。
催眠という名の理想郷を目指して
女の子に催眠をかけられてから連続絶頂を楽しむお話。

「今回の催眠のテーマは 楽園 あなたの意識を 幸せな楽園へ連れていきます」
女の子は穏やかで可愛い声の女の子。
作品のコンセプトや音声を聴く際の心構えを簡単に説明すると
主人公を楽園に導くための催眠を始めます。

本作品は催眠状態にいるときの心地よい感覚を楽園に例え
そこに到達するために順を追って少しずつ催眠を深めていきます。
楽園に行くわけですから当然聴き手には幸せな気分を味わってもらわなければなりません。
そのために彼女はかける言葉や口調をどれも優しいもので揃えています。
内容的にも雰囲気的にも多くの人が癒しを感じるでしょうね。

催眠はおよそ22分30秒間。
最初は自分の好きなペースで深呼吸をしながら彼女の声に耳を傾けます。

「最初はそんな感覚もないかもしれませんが 徐々に徐々に あなたの気づかないうちに 力が抜けていくと思います」
「その際 頭がぼーっとして ゆらゆら ふんわりとしてくるかもしれませんが 特に気にせずに その状態を楽しんでみましょう」

深呼吸をしているこちらに向けて催眠に関するちょっとした心構えを教えてくれるのですが
彼女はそれらのほとんどを「~かもしれません」「~することもできます」といった柔らかい表現で言ってきます。
かけられる言葉に堅苦しさが無いから彼女の言葉を受け入れやすく
その結果催眠になんとなく入りやすいと感じる環境が出来上がっています。

お次は最初は長めの、その先は短めのカウントを数えながら軽い催眠状態へと入ります。

「その風船は 徐々に軽くなって あなたの頭の中でふわふわと動き出す」
「上へ上がるたび あなたの意識は薄くなっていって 考えようと思っても 考えられなくなっていく」

最中に登場する自分の意識を真っ白な風船に例え、それが浮かび上がるのイメージするシーンでは
ぬるま湯にどっぷりと浸かっている時のような、もやもやとした心地よさが頭の中を覆っていくのを感じました。
暗示の内容も「軽い」「気持ちいい」「幸せ」など心が持ち上がる表現が多く
自分がいつもよりずっといい気分になっているのを実感し始めると思います。

そして最後はカウントに合わせて一旦催眠を解除し
直後に再び催眠に戻る動作を数回繰り返して催眠状態をさらに深めます。

「ほら もう目が離せない 瞬きの量が多くなって 瞼がおもーく おもーくなってきます」
「ふんわりとした幸せだけが あなたの体に入っていき あなたの考える 要らないものが すべて消えていく」

この先のエッチを想定してか、ここでは視線や瞼の重さに意識を向ける暗示が登場します。
回数を重ねるほどに視界が霞んだり瞼が重く感じるようになるでしょう。
そして目を瞑っているときにとても心が安らぐのを実感するはずです。
催眠を深めながら聴き手に催眠に入っていることを自覚させているアプローチが見事です。

聴いているだけで頭の中がぽわぽわしてくる癒しに満ちた催眠です。
現実から離れて楽園にいるような感覚を味わってもらうことを目的として設定し
カウントやイメージを絡めながら心にプラスに働く様々な暗示を入れて気持ちを操作しています。
展開は比較的大人しいのですが、かける言葉の一つ一つがとても優しく温かみがあり
その効果もあって後になるほど安心感や意識のぼやけが強くなっていきます。

「目を閉じて 催眠に入らないで 催眠に入って」
中でも催眠の終盤に登場するこちらのセリフを聴いた瞬間
頭と体の両方が一気にズーンと重くなる感覚が湧いてきました。
サークルさんの過去作と同じく催眠に入る/漂う心地よさを味わってもらうことに力を入れてますので
催眠そのものが好きな人は特に満足できると思います。
目を開けながらイク気持ちよさ
エッチシーンは13分ほど。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ボーっとしながら目を開けると 催眠にさらに入った感覚ありますよね?」
催眠によって主人公を心地いい楽園へと招待した女の子は
更なる幸福を味わってもらおうと言葉を使って絶頂へと導きます。

エッチは物理的な刺激や一般的なプレイを一切行わず、暗示だけでドライオーガズムを目指します。
催眠音声では珍しく目を開けながらエッチを行っているのが特徴で
視界がうまく定まらない朦朧とした意識の中
声に合わせて妙に体が熱くなったり痙攣する面白い感覚が味わえます。

もう一つの特徴はエッチシーンなのにエッチな要素が一切登場しないこと。
彼女はプレイの最中ちゅぱ音や喘ぎ声はおろか淫語すら一言も発しません。
そんなまったくエロくない状況でなぜか興奮しイってしまう。
まさに催眠音声でしか味わえない、暗示だけで気持ちを操作する個性的なプレイが行われています。

プレイは最初に準備としてある程度感度を高めてから
短めのカウントを何度も刻んでその都度絶頂を促します。

「もっともっと 見つめれば見つめるほど その感覚は大きくなっていく」
「あなたに訪れる変化に反応して 体がビクンと跳ねる 体中がゾクゾクして あなたの体が エッチな気持よさを受け入れていく」

先ほど言った「見つめる」ことをトリガーにした感度上昇や的確な暗示の数々によって
私の場合は特に腕の裏や脇腹にジンジンとした熱が感じられました。
催眠パートではまったく無かった感覚なのでその変化がとてもよくわかります。

「体に異変が生じる 快感が生じる あなたは瞬きするたびにイってしまう体になっているから 私がこうやって話している間にも 何回もイってるかもね」
終盤の連続絶頂シーンでは「瞬きをするたびに絶頂する」という変わった暗示も登場します。
その都度体中がビクビク震えるほどにはさすがにならなかったのですが
時間が進むほど股間を中心にムズムズとした快感が走るのは感じられました。
手を使ってオナニーしているときよりふた回り弱いくらいの気持ちよさです。
ノーハンドでこれなら十分ではないでしょうか。

「今までで一番の気持ちよさがあなたを襲う! 体が痙攣して 白目剥いちゃうくらいの気持ちよさ」
そして一番最後に登場する、長めのカウントと同時に行う絶頂シーンでは
股間が熱く盛り上がって痙攣したり脳内が小さく弾けるような気持ちいい感覚が味わえました。
プレイ時間や準備の短さを考えるとそこまで強烈なドライは狙いにくいと思います。
作品のコンセプトが癒しですし、それを考慮して控えめにしたのかもしれません。

このように、幸せを感じさせながらイカせるプレイが繰り広げられます。
癒しメインの作品
全編にわたって感じられる女の子の優しさや温もりが心を温めてくれる作品です。

主人公に楽園にいる気分を十分満喫してもらえるように
女の子は常に優しく、真心を持って接しながら催眠やエッチを進めています。
耳かきなどの癒し系音声を聴けばわかるように、女性に優しくされるだけでも結構な癒しの効果があります。
ましてやこの作品は催眠音声ですから、聴き手が主観的にそう感じられるようセリフの表現が練られています。
これらの相乗効果によって得られる癒しのパワーはやはり強烈です。

催眠そのものについてもカウントを多用しているのを考慮して
その前後の暗示のボリュームや表現、入れ方に特に気を遣われているように感じます。
かれこれ6年近くも活動されているサークルさんなだけあって技術力も高く
彼女の言葉に受け入れやすさを感じながら十分な深さの催眠に入ることができるでしょう。

エッチは過去作に比べるとやや挑戦的な内容になっています。
ある程度ドライ慣れしている人なら一定以上の快感は得られると思います。
ただしエッチな要素や変態的なプレイが一切無いため
催眠音声にインパクトを求めている人には物足りなく感じるかもしれません。
良くも悪くも催眠を非常に重視したプレイが行われています。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもありません。

癒しを得ながら催眠特有の感覚が味わえる個性的な作品です。
心身をリフレッシュしたい人、変わったタイプのドライを体験したい人に特にお薦めします。

CV:三森愛乃さん
総時間 40:29

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります