初恋少女

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、清純な女の子と初めてするエッチを
催眠の技術を使って主人公になりきりながら楽しませてくれます。

テーマに合わせて催眠、エッチいずれも癒しを重視しながら行われており
彼女と時間を共有する喜びをしっかりと感じさせながら
綿密なイメージによって初体験の快感や幸福感をたっぷりと味わわせてくれます。
大人になり、社会に出てからの年月が長ければ長いほど
青春時代に体験したこの甘酸っぱい思いに心が満たされることでしょう。



聴き手に選択権を与えながら進める緩い催眠
お姉さんに催眠をかけられてから少女とエッチするお話。

「それは 意識を 天井に向けることから 始まります」
お姉さんはぼんやりとした穏やかな声の女性。
事前に音声を聴くにあたっての諸注意や必要物の説明をしてから
聴き手を催眠状態へと誘導し始めます。

本作品は「初恋の女性との初体験」をテーマに
彼女が様々な手段を使ってその一部始終を臨場感を持たせながら味わわせます。
KUKURIさんと言えば女体化して触手に陵辱されるなど
結構ハードなエッチで有名なサークルさんなのですが
今回はそういう要素一切無しにあまあま路線を徹底しています。

癒しや幸せを強く感じさせながら催眠とエッチを行いますから
心と体に潤いを求める人なら誰でも聴けるとっつきやすさもあります。
サークルさんの中ではかなり異色の作品ですね。

また本作を聴くにあたって以下のものを準備するようにも言われます。
1、抱き枕あるいは毛布
2、いい匂いのする香水

抱き枕が出てくる時点である程度わかると思いますが
作中ではそれを少女に見立てて実際にプレイするようお姉さんから言われます。
ですから香水はともかく毛布くらいは用意しておくのがいいでしょう。
社会的に死なないように周りの環境にもくれぐれもご注意ください。

催眠はおよそ23分間。
まずはしばらく天井の一点を凝視してから目を閉じ
自分のペースで深呼吸をしながらお姉さんの声に耳を傾けます。

「もし 瞼が開いていたとしても それはあなたが 瞼を開くという行動を 選んだということです」
「最終的に それを受け入れるかどうかを選択するのかは あなた自身なのですよ」

目を閉じた直後に目を開けてみるよう促されるシーンがあるのですが
彼女は目が開いた/閉じたままだったという結果はあまり気にせず
最終的に聴き手がリラックスできればそれでいいと言ってくれます。

他にも様々なシーンで複数の選択肢を用意しながら進めるなど
彼女は至るところで聴き手にある程度の自由を与えながら催眠を行っています。
おかげで聴いているとなんだかえらくゆったりとした心地がするでしょう。
それが初恋相手とのエッチを楽しむのに適した精神状態を生み出す下地になります。
きちんとテーマを見据えながら催眠を組み立てているのが実に見事です。

適度にリラックスした後は現在の自分の状態を確認しながら
彼女の言葉に従って少しずつ催眠状態を深めていきます。

「あなたはそれを楽しみ 面白く 感じるのです それと同時…に あなたの心は 深い深いまどろみ…の 世界に入っていきます」
「深い深い まどろ…みの世界 そこは穏やかで 安らぎに満ちた 静かな世界」

「深い」「安らぐ」など気分がさらにリラックスする単語を暗示に意識的に織り交ぜながら
区切る語句を意図的にずらす独特の言い回しに
体のバランスを軽く崩されたときのような不思議な感覚がすると思います。
でもそれに対してなんだか心地よさも感じるでしょう。
お姉さんは聴き手に催眠に入っていくのを自覚させるようなアプローチをしています。

「光が私の中に入っていく どんどんと 私の中に入っていく」
「光は私の内側へ入っていく 私の意識も内側へ…入っていく」

そして最後はおよそ7分もの時間をかけて彼女に言われたことを復唱していきます。
内容は体が脱力し温かさや心地よさを感じる、といったものなのですが
復唱=自己暗示のスタイルを取っているおかげで
彼女に似たようなことを言われた時よりも大きな変化が実感できるでしょう。

自分自身で催眠状態を深めていくスタイルにしているのも
彼女ができるだけ心にゆとりを持ちながら音声を楽しんで欲しいと思っているからです。
そんな真心がより良い信頼関係を築き、催眠に入りやすい雰囲気を作り上げています。

心地よさや幸福感を感じさせながら深めていく癒しのパワーに満ちた催眠です。
凝視法などの古典催眠の技術と現代催眠の技術がミックスされており
前者は主にリラックスや催眠を深めるのに
後者は聴き手が声に従いやすくなる雰囲気を持たせるのに役立っています。

技術の運用が適切ですし暗示の質やボリュームも十分優れていますから
多くの人がぬるま湯に浸かっているときのような幸せな気分を味わうと思います。
意識がぼんやりしたり眠気を催す可能性も非常に高いです。

サークルさんの過去作「MATERIAL DOLL IN TO THE DEEP」にかなり近い内容ですね。
催眠音声を聴き始めたばかりの方でも似たような感覚が味わえると思います。



初々しさが感じられるあまあまなエッチ
エッチシーンは26分間。
プレイはハグ、キス、乳揉み、乳首責め、手マン、手コキ、SEX(正常位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「あなたは手を引っ張り 少女を引き寄せる そして 優しく抱きしめる」
主人公を無事催眠状態へと誘導した後
お姉さんは挿し絵にある少女とのやり取りを描きながら
暗示を使ってその様子を聴き手に自分のことのように感じさせます。

エッチはこのパートから登場する少女と一緒のベッドで抱き合いながら
少しずつプレイをハードにしていき、最終的には結ばれます。
2人が初体験、しかも対等な立場にあることを考えて
プレイの客観描写、得られる快感の操作、彼女の反応をバランスよく描いていており
不慣れなりにも頑張っている彼らの様子がとてもイメージしやすくなっています。

「それでは 丸めた毛布か抱き枕を ぎゅっと抱きしめましょう」
「少女の体は とても柔らかい 少女から とてもいい匂いがする」

主人公の気分をより強く味わえる大きな要因が
先ほど書いた抱き枕/毛布を使いながらプレイを進めていることです。
素の状態だと恥ずかしいとか白けると思うでしょうが
催眠に入りイメージ力が強化されている状態ならそれほど気にはなりません。
むしろその温かさが彼女の温もりをより強く感じさせてくれます。

プレイについては最初の約18分がキスや愛撫といった前戯にあてられています。
しかし2人が少しずつ心と体を通い合わせていく様子がとても初々しく
自分が若い頃に味わった甘酸っぱい気持ちを十分以上に呼び起こしてくれます。

「そうです 揉むときは 優しく 優しくですよ?」
「あんっ そんなところ はうぅ」

特に少女の裸体に初めて触れるシーンは
女性の扱いに慣れていないのを想定してお姉さんがレクチャーし
その結果可愛い声の少女が恥ずかしがりながら感じる姿が楽しめます。

プレイ中は適度に彼女のエロ可愛い喘ぎ声も聴けますから
雰囲気的なエロさと合わさってかなり興奮できます。
私もキスシーンあたりから股間の勃起が止まりませんでした。
彼女の存在や温もりが強く感じられたからだと思います。

「ズズッとおちんちんが おまんこの中に入りだす ゆっくりと ゆっくりと 少女はあなたを受け入れる」
最も盛り上がるのは2人が初めて繋がるSEXシーン。
緊張気味の主人公を少女が笑顔でリードしながら
おちんちんを少しずつ自分の体内へと導きます。
そして痛みを感じている彼女を今度は彼が慰めながら腰を動かし始めます。

聴き手側はおちんちんを手で握って腰を動かすスタイルになるのですが
ドライ慣れしている人なら無理に合わせずイメージだけで絶頂を目指すのもいいでしょう。
お姉さんもそれらについては聴き手の自由にしていいと言ってくれます。

最中に何度もカウントを数えながらおちんちんの感度を高め
その後訪れる射精の瞬間で得られた快感は格別のものでした。
肉体的な刺激はそこまで強くなくても精神的にはずっと満たされていたからです。
大好きな人と一緒に味わう最高のひと時を見事に演出しています。

このように、幸せな気分の中で射精する充実したエッチが繰り広げられます。



表現力の高さが光る作品
とろけるような甘い心地に浸りながら気持よくなれる良作です。

作品の全編をとことんまで甘く優しい言葉で表現し
聴き手が悪い気分を捨て、初体験気分を味わえるように導いています。
聴いてる最中は脳がとろけるような幸せな気分に浸れましたし
エッチでも興奮状態を維持しながらすんなりと射精することができました。
そして事後は心地よい余韻をいつもより長く感じることができました。

「あなたの中に広がる 温もりと幸せ 広がる 広がる どんどんと 広がっていく 心と体が 幸せに満ちていく」
それはいわゆる後戯の時間がたっぷりと用意されているからです。
本作品はエッチの後におよそ30分の添い寝パートが存在し
そこでは少女の寝息を聴きながらゆっくりと眠りに落ちることができます。

お姉さんは合間に軽めの暗示を入れてくる程度なので
催眠としての意味合いはそれほど高くもないのですが
幸せな気分で音声を聴き終える重要な役割を果たしています。
こういった部分からも癒しのパワーを強烈に感じました。

作品を聴き終えて一番最初に感じたのが
戸惑いや恥じらいといったエッチではややマイナスに働きそうな要素を
敢えてプレイに取り入れ、しかも機能させている表現力の高さ
です。

KUKURIさんは人外系のアブノーマル路線で有名なサークルさんですから
こういう至ってノーマルな作品はそれほど得意ではないだろうとの予想をしていました。
しかし共に初体験の2人が適度に責め手を切り替えながら
お互いがお互いを思いやりつつ気持よくなる様子は極めてリアルで
作品の世界にスッと吸い込まれていくような魅力を持っています。

プレイも2人が何をしているのか、何を感じているのか
そして聴き手にどんな感覚を伝えたいのかが綿密に描かれているだけでなく
催眠音声としてきちんと成り立つレベルでバランスが取られています。
簡単に言えば結構難しいことに挑戦し、うまく成し遂げているということです。
この部分に老舗サークルさんが持つ底力を感じました。

催眠は今まで以上に現代寄りにしてあって十分な個性があります。
テーマを見据えてかける言葉を極力柔らかくしているから嫌な感じがせず
その結果催眠を受け入れやすい環境もできています。
声に従わされるのではなく自分から受け入れたくなる気分にさせてくれます。

エッチはプレイはかなりソフトなのですが雰囲気が飛びぬけていいです。
社会に出てから久しく失っていた異性に対する新鮮さを取り戻してくれたような思いです。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

催眠音声としての完成度の高さ、テーマのレア性や大衆性を踏まえて
今回は以下の点数とさせていただきました。
初恋気分を味わいたい人、心に潤いを求めている人だけでなく
その作風からKUKURIさんの作品を今まで敬遠されていた人にも強くお薦めします。

CV:東めぐみさん
総時間 1:29:19


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点

初恋少女
体験版はこちらにあります

追記
本作品は現在DMMのみで取り扱っています。
そのうちDLsiteでも出ると思うのですがいつになるかはわかりません。

2015年4月26日追記
DMMの作品ページがうまく表示されない場合は当記事のコメントをご覧ください。

2015年4月27日追記
DLsiteでも発売開始しました。
初恋少女

2015年5月2日追記
サークルさんの事情によりDLsiteでの販売が終了しています。
期間限定販売だったそうですから今後はDMMのみになると思われます。

2017年2月14日追記
DLsiteでの販売が復活していたようです。