リアル「ガチ酔い彼女」

サークル「みじんこ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ちょっぴり落ち込んでいる彼女と電話越しに会話をしながら
ついにはエッチな事へと発展していく様子を描いています。

全編アドリブ、素の状態に近い声、実際に飲み物を飲みながらの演技など
物語の一部始終がとことんまでリアルに演出されています。
音声作品としてはちょっぴりイレギュラーなタイプの作品なのですが
彼女の自然な言葉遣いや飾らない仕草が安心や興奮を与えてくれます。



傷心気味の彼女と一緒にお酒を飲みながら
彼女とお酒を飲みながら電話越しに会話するお話。

「出るのがおそいー うん いや 理由って理由はないっていうか…」
彼女は素朴で落ち着いた声の女の子。
仕事で失敗して落ち込んでるのを慰めてもらおうと
主人公に電話して一緒に飲もうと誘います。

物語は彼女が電話をかけてきた時にたまたま入浴中だった彼が
彼女の家に行くのを渋ったため結果的に電話で話しながら飲み合う、といったものです。
そのストーリーに倣ってお話が進めば進むほど彼女の酔っ払い具合が増します。

といっても彼女が元々お酒にあまり強くないことや
炭酸入りの弱いお酒を飲みながら語るおかげで
作中では泥酔するくらいにひどい状況になることはなく
よく笑う、少しハイテンションになる、本音をつい漏らしてしまう、等
比較的静かな酔いっぷりを披露してくれます。

そこまで大げさな展開にしていないのもリアルさを目指していることの表れです。
最中に何度も喉を鳴らしながら飲む様も雰囲気が出ていてとてもいいです。

「お風呂入ってたから外出たくない? まあ わかんなくもないけどさ」
「他のこと考えたくないー とかさ ぼーっとしたいとかあるじゃん?」

もう一つの大きな特徴は彼女が終始砕けた口調で話しかけてくることです。
音声作品では用意された台本に従って声優さんが演技をするわけですが
今回はそれがまったく無いアドリブなため、カッチリした言い回しはほとんど使わず
「うーん」とか「えーっと」など口ごもるセリフを何度も挟みながら
上のセリフのようにとてもリアルに近い調子で語りかけてきます。

彼女役の誠樹ふぁんさんさんはアニメっぽい声で演技をされることが多いので
本作品を聴くとかなり違った印象を受けるでしょう。
ストーリー、セリフ、声など様々な要素をできるだけリアルにすることで
作品全体を現実世界にとても近い雰囲気に仕立て上げています。



少しずつハメを外しエッチになっていく彼女
お酒を飲み始めてからのおよそ21分間は2人が普通に会話をするシーン。
ストレスを発散しようと彼女が様々な話題を振ってきます。

「コーラはさ 飲むと 歯が溶けるって言われてさ あれ未だに信じてるんだよね」
序盤は彼女がほとんど酔っていないこともあって世間話に近い内容が多く
仕事の失敗については特に語らず楽しく会話をしようとする様子が窺えます。
合間に感謝の言葉を述べるところを見ると相当に堪えていたのでしょう。
仲の良い恋人らしいとっても温かい空気が流れています。

ですがしばらくするとだんだんエンジンがかかってきたのか
彼女が自分からエッチな話題を語り始めます。
直接的なプレイはないのでここで抜くのはさすがに無理でしょうが
彼女の酔いっぷりが徐々にエスカレートしているのが伝わってきます。

「射精シーンとか 観ながら 気づいたら口開いちゃってて涎出ちゃうみたいな」
「本格的に酔っ払ってきたね おちんちんとか」

中でも自分の密かな性癖を暴露したり
ついつい淫語を口にしてしまうところがとってもリアルでいいですね。

普段の様子を見る限りそれほどエッチに執着のある女性には思えない分
主人公に動画でオナニーを見せるようせがみ
自分も動画は無理だけど電話越しにオナニーをすると言う姿に興奮してしまいます。
お酒の力を借りてエッチな展開に持っていくところも面白いです。

エッチシーンは24分30秒ほど。
プレイはオナニーの相互実況です。
彼女がオナニーする際にややリアルな効果音が鳴ります。

「動画じゃないから見えないよね でも 脱いであげるね」
すっかり酔っ払って主人公のオナニーを動画越しに観賞することになった彼女は
彼のオカズになってあげようと自分も服を脱ぎオナニーを始めます。

エッチは電話越しということで物理的な接触は一切無く
主人公は電話+動画、彼女は電話のみでオナニーの様子を相手に伝えます。
プレイ自体がソフト、さらには淫語を連発するようなエッチなシーンが無いため
抜きとしての実用度は控えめな一方、雰囲気はとてもリアルに感じます。

「一人で こういうこと してるの聞かれるのはさ 普段絶対ないじゃん? だから 恥ずかしいよね」
ここでもプレイを進めていくにつれて変化していく彼女の態度がポイント。
音だけとはいえ自分のオナニーを他人に見せつけるシチュに
恥ずかしがって声をあまり出さずにゆっくり動かす仕草が可愛いです。

「動画見せてくれるのはいいんだけど やっぱ これだけじゃ我慢できないっていうか」
「すごいね そういう風にするんだ? めっちゃ興奮する」

しかしプレイの後半に差し掛かる頃には恥ずかしさもほとんど消し飛び
激しいくちゅ音を鳴らしながら艶かしい声を上げるようになります。
だんだんと会話量が減って喘ぎ声や吐息のボリュームが増えていきますから
序盤に物足りなさを感じた人でも結構興奮できるのではないかなと。

ラストの絶頂シーンもイキ声はそれほど激しいものでもないのですが
直後に漏らす満足げな荒い息遣いがとても生々しいです。

このように、1組の男女がちょっと変わったスタイルでエッチを楽しむ様を
そのまま音声にしたかのようなリアルなプレイが繰り広げられます。



ありのままを描いている作品
エッチな音声作品にありがちな過激な表現を敢えてせずに
その場の雰囲気を大事にしながら会話やプレイをしている作品です。

冒頭のやり取りやお酒を飲みながら会話するスタイル
そして酔っ払った勢いでエッチに発展し最後はオナニーを晒し合う展開。
現実世界でもあるかもしれない一幕を音声だけで忠実に演出しています。

すべてにおいて飾らない彼女の姿に親近感が湧き
そんな女性が自分のためにオナニーしてくれているシチュに萌えます。
作品としての雰囲気作りがしっかりしてるから感情移入しやすいです。
ストーリーはほとんどないのですがボイスドラマ的な要素がとても強いです。

「飲んで待ってるからさ 会いに来て?」
聴き手にそう感じさせるコアとなっているのはやはり彼女の言葉遣いや演技です。
こういうスタンスで女性が語りかけてくれる作品自体がほとんどありません。

意味のない語句を挟んでいるから会話としてナチュラルになってますし
適度に話題を脱線させながら少しずつプレイへと持っていく展開も
女性側からエッチをせがむ流れとしては自然だと思います。
仲はいいのだけど遠慮や恥じらいもあるところに現実の恋人らしさがあります。

ただ色々な部分をリアルにこだわっているおかげで
18禁音声作品の中ではエロのパワーが控えめという弱点もあります。
かといって妙にエロくすると今度はリアルさが損なわれてしまいますし
この作品にはこのエッチがピッタリだとも思います。
淫語・くちゅ音・喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音はありません。

音声作品ではあまり見かけないテーマを扱っていること
その演出方法が優れていることから今回は以下の点数とさせていただきました。
聴いている最中に結構ホッとしたり安心する感覚が得られることから
珍しいスタイルの作品が聴きたい方や人恋しい方に特にお薦めしたいです。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 本編…56:15 コメントボイス…9:31


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります