サークル「催眠日記」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

無料では「ヒプノリモコン」以来1年1ヶ月ぶりの新作となるこちらは
眠りの精を名乗る優しい声の女の子が安眠へと導いてくれます。

「催眠に入る気持よさを味わいながら眠ってもらう」ことをテーマに
いきなり眠らせるのではなくゆっくりと確実に催眠状態を深めながら
心地いい気分や幸せな気分をたっぷりと味わわせてくれます。



眠りの精が作り出す落ち着いた雰囲気に浸りながら
眠りの精の催眠を聴きながら眠るお話。

「初めまして 私は眠りの精 いきなりでごめんね」
眠りの精は温かくて可愛い声の女の子。
これから寝ようとしている主人公に
より良い睡眠を提供するための催眠をかけてあげます。

本作品は全年齢向け、かつ安眠特化なだけあって
ほぼ全編を催眠誘導に費やし、その中でのんびりとした会話を挟みながら
様々な技術を使って段階的にリラックスや催眠の感覚を強めていってくれます。

催眠日記さんは催眠音声のお手本とも言えるくらいにどの作品もレベルが高く
とりわけ初心者に対する配慮を意識しながら催眠をかけてくれるサークルさんです。
今作も催眠音声を聴く際の心構えを優しく教えてくれるシーンがいくつもありますから
催眠に不慣れな人にも自信を持ってお薦めします。

「こうすると 私の声がよりいっそう強く聞こえると思う まるで私がすぐそばにいるみたいに」
本作品のもう一つの特徴は
眠りの精が催眠の最中ほぼずっと耳元で囁きかけてくれることです。
その耳に障らないレベルの柔らかい声がとても心地よく
作品の最終目的となる安眠がしやすい雰囲気を作り上げています。
技術で無理矢理眠らせるのではなく聴き手が眠りたくなるよう導いてくれます。



あらゆるところまで目の行き届いたきめ細かい催眠
催眠はおよそ30分間。
まずは自分の好きなペースで深呼吸をしたり脱力しながらリラックスします。

「特に無理やり意識する必要はないから ただ 力が抜けていく そう考えることに意味があるの」
眠りの精はどのシーンにおいても聴き手がそれらを無理なく行えるように
十分な時間を割いてどんな風に聴けばいいかを丁寧に教えてくれます。

催眠音声では「~してください」と言われる作品をそれなりに見かけますが
本作ではそういった表現はまったくと言っていいほど使われておらず
「無理しなくていいよ」とか「好きにやっていいよ」など
聴き手にある程度の自由を与えながら催眠を進めています。
この全編を通じて感じられる緩さがテーマの安眠とすごくマッチしています。

「あなたは余計なこと気にする必要ないよ ただ私の声を聞いているだけでいいから あなたは声を聞いているだけでいいから」
また彼女は催眠を進めながらあまりくどさを感じないレベルで
自分の声に耳を傾けるよう呼びかけてきます。
催眠にうまく入るためには彼女の声に集中することが一番の近道です。
そのことを「声を聞くだけでいい」と容易に感じるような表現で教えてくれます。

「足首のちから 膝の力 ふとももの力が あなたの足先から 呼吸するたび 抜けていく 自然と抜けていく」
肝心の催眠についても脱力を促すシーンでは
キーとなる「力が抜ける」を様々なセリフに数多く織り交ぜながら
同時に部位を指定することで意識的に脱力感を強めてくれます。

やってること自体はカウントを刻みながら脱力していくシンプルなものなのですが
その前後の暗示が非常に重厚かつ強力なおかげで
タイミングに合わせてなぜか力が入らないとか、頭がぼんやりするといった
催眠の初期に生まれる感覚が比較的鮮明に味わえます。

特に最後に行う頭の脱力では軽くストンと落ちる不思議な感覚がするでしょう。
催眠に入る感覚、漂う感覚、深まる感覚を楽しみながら聴くことができます。

「一つ 一つと階段を降りている 心の階段を一つ降りるたびに あなたの催眠の深度はより深くなり より気持ちのいい場所へさらに降りて行くことができるの」
催眠に軽く入った後に行う深化シーンの最初は
自分が長い階段を上から下へ降りていくイメージをします。

催眠音声ではもはや定番とも言える手法なのですが
事前にしっかり暗示を入れて十分過ぎるほどに感覚を馴染ませてから
最後にとどめのカウント+追い込み暗示で一気に落としてくれることもあり
私の場合は特に頭が強烈に重くなる感覚が味わえました。
カウントの数え方や追い込み暗示の入れ方もスピーディーで隙がなく
まさに階段を駆け下りるような急激な催眠の深まりを感じることができます。

「あなたの心と頭に幸福が満ちていく まるで温かい太陽に照らされているように 幸せな光を浴びているみたいに とても とても満ち足りていく」
そして最後の最後により良い気分で眠れるよう幸せな気分を増幅させていきます。
事前に自分が実際に幸せに感じるシチュをイメージさせたり
数回に分けてカウントを刻みながら気持ちを膨らませていくなど
ここでも催眠に不慣れな人でもついていけるような配慮が随所に見られます。

「幸せが全身を覆う感覚」を言葉で表現するのはなかなか難しいのですが
映画を観ている最中、とあるシーンに感動して全身が熱くなったり震えたことはないでしょうか?
それに似たような感覚が私にはありました。
全身を気持ちのいい痺れが駆け巡るなんとも不思議で心地よい感覚です。

このように、誰にでも楽しめるゆったりとした寛げる催眠が繰り広げられます。



催眠を楽しみながら眠れる作品
催眠に関する様々な感覚を味わわせてくれる良作です。

聴き手を縛り付けないよう考え抜かれたセリフや暗示の数々
事前の説明や事後の確認に力を入れている初心者に親しみやすい進め方
そして眠りの精が持つ柔らかい雰囲気や温かい声など
様々な要素が聴き手が自然にリラックスし、眠れる環境づくりへと集約しています。

おかげで作品としての統一感、テーマと催眠技術の融和性がしっかりしており
聴いていてすごく催眠に入りやすく、漂いやすい気分がします。
催眠音声を聴き始めた人、聴いてるけどいまいち実感できていない人でも
いつもとはちょっぴり違った妙に心地よい感覚が味わえると思います。

「落ちて 頭の力が抜けて 思考の力が抜けて あなたは 催眠の世界へ入っていく」
本作品の面白いところは安眠をテーマに掲げているにも関わらず
終盤のシーンに至るまで敢えて眠くなる暗示を入れずに
まずは催眠が深まる感覚をしっかりと楽しませようとしている
ことです。

この作品以外にも安眠系の作品は結構ありますが
それらは催眠を深めながら直接的、あるいは間接的に眠くなる暗示を入れて
聴き手がそのまま寝落ちするよう誘導するケースが多いです。
具体的には布団の温かさを感じさせるとか、眠ったときの感覚を呼び起こすとかです。

ですがこの作品はまず古典系のしっかりとした技術で催眠を段階的に深め
それと平行して「気持よくなる」「頭が真っ白になる」「幸せになる」など
眠るのに適した精神状態を作り上げることに注力しています。
そして最後の最後にカウントを使ってようやく眠らせます。

だから催眠に入ったこと、入っていることを聴き手が実感しやすいわけです。
これが私が本作品を初心者に強く薦める大きな理由です。
眠れるし催眠の経験にもプラスに働く作品だなと。

実用的でありサークルさんらしさも感じられるハイレベルな作品です。
誰でも聴ける内容、さらには無料と人を選ぶ要素がまったくありません。
ですから気になった方は属性や性別を問わず是非お試しください。

CV:三森愛乃さん
総時間 32:48

音催眠日記
http://432hypno.blog15.fc2.com/blog-entry-75.html