サキュバスのお姉さんの奴隷化催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

同サークルさんの有料では丁度10作目となるこちらの作品は
優しいけどSっ気もあるサキュバスが催眠を使って主人公を奴隷化し
その後3つのプレイで精液を搾り取ります。

催眠やエッチを行うのと奴隷化を並行して進めているのが特徴で
彼女は復唱や恥ずかしいプレイをさせながら
言葉を使ってそれらに気持ちよさや幸福を感じるよう何度も何度も念を押してきます。



サキュバスのお姉さんと夢の世界へ
サキュバスに催眠をかけられてからエッチな命令を受けるお話。

「はぁーいこんにちは お休み中のところごめんなさいね」
サキュバスは甘いがやや嗜虐的な声のお姉さん。
主人公の目の前に突然現れ自己紹介すると
おいしい精をいただくために彼を隷属させ調教しようとします。

催眠は2パート9分30秒ほど。
事前に彼女に主従の契約を結ぶためのキスをされた後
深呼吸をしながらその声に耳を傾けます。

「もう何も考えられない 頭がぼーっとしてきて 眠ってしまいそうになる」
冒頭のやり取りよりもややぼんやりとした彼女の声を聴いていると
うっすら眠くなるようなぼんやりとした感覚が湧いてくるかもしれません。
奴隷化をテーマにしている作品ですが雰囲気は終始とても甘く
それが彼女の声に従うことへの抵抗力を弱めてくれます。

「私たちは 男の子の理想を現実化した存在だから 人間の女の子なんかよりずっといい」
また彼女は聴き手の意識をぼやけさせながら
自分に対して良い印象を持てるようにも働きかけてきます。
この後でも彼女は何度も奴隷化によるメリットを説いてきますから
後になるほど頼れるとか、安心する存在に感じるかもしれません。

2番目のパートは奴隷としての心をさらに強くするために
彼女の言った様々なセリフを後に続いて復唱します。

「私はご主人様の奴隷です」
「私のすべては ご主人様のものです」

言われたことをそのまま言う行為自体が奴隷化の象徴なのは間違いありませんが
復唱することで自己暗示をかける効果も狙っているのだと思います。
自分が彼女の所有物であり、その命令に従うのは気持ちいい。
この先に行うエッチをより楽しめる心理状態へと導いてくれます。

リラックスをさせながら暗示を入れ続ける極めてシンプルな催眠です。
作品のテーマに沿って目的を奴隷化のみに絞り込み
そのための準備を進めながら段階的に上下関係を感じさせるセリフを言ってきます。
中でも命令に従うことに快感を覚える暗示を入念に入れているところが印象的でした。

「キスしちゃった 契約完了ね これでもう君は動けない」
「この契約は 人間から取り消すことはできないの 君が奴隷をやめたくてもそれはもうできない 私の望むように生きていくしかできないの」

しかし、自己紹介をした直後に一方的に主従の契約を結ばせたり
誘導の段階から主人公の意思や行動を束縛しているのは大いに疑問です。
奴隷化がテーマといってもこの作品は催眠音声ですから
催眠の技術を使って聴き手が自らそう願いたくなるよう導くのが望ましいです。

技術面を見ても意識の力があまり弱まっていない段階で奴隷化の暗示を入れていますし
復唱の際も「言いなさい」と高圧的な表現で指示しています。

簡単に言うとサキュバス本位で催眠を進めているシーンが多いんです。
これはいけません。
「催眠音声の主役は聴き手」という大前提を覆してしまっています。
事実この音声を聴いた私自身がほとんど催眠に入れませんでした。

以上の事から私は催眠よりも洗脳と呼ぶのが妥当な音声と考えています。



奴隷になることに幸せを感じながら
エッチシーンは3パート33分30秒ほど。
プレイはおちんちんの愛撫、犬の真似、フェラ、SEX(騎乗位)、キス、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「さぁ奴隷さん 私と楽しいことしましょうか」
主人公を夢の世界に連れて行き、そこで奴隷化させたサキュバスは
最初の命令として服を脱がせ、おちんちんを勃起させるよう言います。

エッチはご主人様になった彼女の命令に従いながら行います。
催眠が終了した時点で一応奴隷化は完了しているのですが
今度は恥辱的なプレイを通じて自分が彼女の所有物になったことを強く実感させます。

一番最初のパート(催眠の2番目と同じ音声の後半部分)は
裸になっておちんちんをじっくり観察されたり、指で優しく撫でられたり
エッチな言葉を復唱して気持ちを高めてから
四つん這いになってワンと吠えながら部屋の中を歩き回ります。

普通の精神状態では躊躇するプレイを取り入れているところがこの作品らしいですね。
怪我をしないよう事前に部屋を片付けておくのがいいでしょう。

「大好きなご主人様の命令だから それに従うのも大好き」
そしてこれらのプレイを行いながら
彼女は自分の指示に従うことに幸せを感じるよう心を誘導します。
心と体、2つの側面から奴隷化を進めていくあたりに入念さを感じます。

本格的なプレイが行われるのはその後の2パート。
片方はフェラとSEXでドライを1回ずつ、もう片方はオナニーで実際に射精をします。
国屋敷さんの他作品同様セルフとドライの両方が楽しめる作りです。

「舌を出して 舌先でおちんちんをペロッと舐める おちんちんがビクッて反応してしまう」
ドライパートは客観描写と同時にその気持ちよさを少しばかりのセリフで伝えながら
フェラではちゅぱ音、SEXでは喘ぎ声を漏らします。
催眠による感度の変化を味わってもらいたかったのか
ストレートな表現はあまりせず雰囲気で興奮を促すアプローチが多いです。

「出して 私のお口に全部出して ぴゅー ぴゅー ぴゅっぴゅー」
またこの後のセルフパートもそうなのですが
絶頂シーンはカウントではなく「イケっ」と言ったり射精の様子をセリフで表現しています。
いずれも約5分と短時間で絶頂しなければなりませんし
集中的に感度を盛り上げようとするシーンも無いことから
この内容でドライオーガズムを迎えるのは正直きついと思います。

「女の子の目の前でオナニーするのは気持ちいい 誰にも見てもらわずにするオナニーは楽しくない」
最後のセルフパートはおちんちんをしごきながら
彼女がその一部始終を眺めているのを強く意識します。
ドライパートに比べると肉体・精神いずれも強い刺激が得られますので
こちらのほうが性的快感は得やすいのではないかなと。
最後のタイミングに合わせて自分のペースで興奮を高めていきましょう。

このように、奴隷になったことを自覚させるM向けのエッチが繰り広げられます。



テーマは面白いのだが
うーん…今まで聴いてきた国屋敷さんの作品に比べると
残念な部分が数多く見られた、というのが率直な感想です。

ここ最近、具体的には「メイドさんのご奉仕催眠」あたりから
作風を変えようとされているのか色々と真新しい要素が見られ始めていたのですが
うちでの点数を見ていただければわかるように
そのことごとくがうまくいっていない印象を受けていました。
それでもまだ催眠音声として十分成り立つレベルのクオリティは持っていました。

それが本作品では根本的な部分から崩れているように思えます。
サキュバスに主人公との信頼関係を築く意思が一切感じられないことから始まり
キスをしただけで契約が成立し、既に奴隷化が始まっていると一方的に決めつけたり
大した誘導もせず本題である奴隷化の暗示を立て続けに入れてくるなど
催眠にとって重要となる要素をことごとく踏みにじりながら催眠を進めています。

「普通の人間は最初は抵抗するんだけど 無理矢理契約して 奴隷にしてしまえば 私の命令に逆らえなくなるの」
中でもエッチの序盤に彼女が言うこのセリフに最も失望しました。
彼女は聴き手の意思や都合を考えず、自分の欲望だけで催眠を施しています。
「本当に同じ人がシナリオを書いたの?」と思うくらいに色々な部分が破綻しています。

私は普段ネガティブな指摘をある程度避けるようにしています。
それはどういう形であれ、世に送り出された以上は
より多くの人に作品を良く思ってもらい、場合によっては聴いてもらいたいからです。

ですが国屋敷さんのように過去いくつもの良作を生み出されているサークルさんが
本作のような作品を出されたとなるとそうもいきません。
事態を重く見て今回はいつも以上に思ったことをそのまま書かせていただきました。

記事を読んで不快に思われた方がきっといると思います。
しかし良くも悪くもありのままを伝えるのが当サイトの存在意義だと私は考えています。
その点はご理解願います。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

以上のことから今回はとてもとても厳しい点数とさせていただきました。
ただただ残念な思いでいっぱいです。

CV:みる☆くるみさん
総時間 59:15


オススメ度
■□□□□□□□□□ 1点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は2点。
やや割高なので-1してあります。