【耳かき】耳かき安眠店 道草屋  せり ver1.5【耳舐め】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

癒し系音声としてもはや定番になっている「道草屋」シリーズ。
その2作目に当たる本作品は、いい意味で店員らしくないのほほんとしたお姉さんが
添い寝をしながら耳かきや耳舐めのサービスを行います。

最近の道草屋作品のように環境音を鳴らす演出はされていないものの
リアルで多彩な効果音と彼女のキャラの両方が強烈な個性を放っており
前者は実際にお店にいるかのような落ち着いた雰囲気を
後者は大人の女性に寄り添う安心感を感じさせてくれます。



大人びてるけどちょっぴり抜けてる店員さん
道草屋の店員「芹」から耳かきや耳舐めのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ えーっと 耳かき安眠コースで ご予約のお客様ですね?」
芹は明るくのほほんとした声のお姉さん。
お店にやってきたお客をにこにこ顔で出迎えると
手を取りながらお部屋へと案内します。

道草屋は2013年末頃に第一作が発売され
現在までに15もの作品がリリースされている大人気シリーズです。
数百もの耳かき音声が発売され続けている中、本シリーズが絶大な人気を得ているのは

1、効果音のクオリティが極めて高い
2、店員たちがそれぞれに違ったタイプの個性を持っている


以上の2点が理由と私は考えています。
本作品に限らず、本シリーズを初めて聴いた人の多くがきっと驚くでしょう。

1番目の効果音は2人が挨拶を交わし、部屋へと移動する際に鳴る足音や
入る際の障子を開け閉めする音、サービスの前に上着を脱がしてもらう音など
ありとあらゆるシーンで非常にリアルな音が鳴ります。

サービスのメインが耳かきですから耳かき音に目がいきがちなのですが
それ以外の部分もしっかりと考えながら鳴らすことで
音声作品によくある説明的なセリフを極力排し
その結果実際のお店に近い自然な雰囲気が形成されています。
音そのものだけでなく演出面でもずば抜けて優れたものを持っています。

「人生楽しいーって顔をしとけば いつもの冷凍焼き鳥だって フォアグラ味ですよ …私 フォアグラ食べたことないんですけどね うふふっ」
2番目のキャラについては冒頭で不安そうな顔をするお客に
ちょっぴり間の抜けた事を言ってリラックスさせるシーンなどがあります。

彼女は店主でありお店の中では最年長者にあたる大人の女性なのですが
きめ細かいサービスとは裏腹に声質や会話の内容はどこか子供っぽさが残っており
そのギャップがなんとなく心を和ませます。
母性を感じる人もいれば可愛いと思う人もいるでしょうね。

そして彼女は全編を通じてとてものんびり、ゆったりと話します。
この適度な間が物語に静かさや落ち着きを与えています。



温もりを感じる様々なサービス
「深呼吸の次は あったかタオルで お耳を温めて よーくほぐしちゃいますね」
部屋に移動した後、一番最初に行うサービスは耳の温め。
軽く深呼吸をしてから芹がタオルで両耳を同時に拭いてくれます。

「ごわごわ ずりずり」というざらつきのある籠った音が鳴り響くのですが
実際に耳を覆われているような圧迫感を感じるほどにリアルです。
音だけで感触まで伝わってくる作品はなかなかありません。
体験版の1分あたりのところで聴けますので気になった方はお試しください。
また左右で別々の音を鳴らすなど細かい部分もきっちり押さえながら行っています。

メインのサービスとなる耳かき&耳舐めは34分30秒ほど。
膝枕ではなく添い寝をしながら耳かき棒を使って耳の溝や中の大きな汚れを取り
ベビーオイルに浸した綿棒で細かい部分をお掃除
仕上げに弱めの息吹きを2回してから各5分ほど耳を舐めます。

耳かき棒は「カリカリ ジジッ」と乾いた軽い音
綿棒は「ごわごわ しゅりしゅり」と耳かき棒より柔らかく滑らかな音が使われており
前者は奥から手前へかき出したり小刻みに擦ったり
後者はあまり大きく動かさず回転させるような動きをします。

全体的に乾燥した音が使われているため
耳の中が乾いている人にはリアルに感じる反面
湿っている人だと「自分のとは違うかな?」と思うかもしれません。
音自体はリアルなのですが若干人を選ぶようにも思えます。

ですが例えば耳かき棒だと溝をお掃除するときは全体的にストロークを短く
穴の中では大きく力強く、といったように
動きに関してはどのシーンも相当にレベルが高いです。
音を数回鳴らしたら必ず小休止を挟んでいますし
実際に耳かきを行ったときにどう音が鳴るかをかなり研究されているのでしょう。

「よく 差し入れにビールとか いただくんですけど 心外です …黒ヱビス 好きです」
また耳かき中の芹は最初にどのへんを掃除するかを言った後は
適度に間を空けながら他愛もない話題を振ってきます。

こういう時に耳かきや健康に関する豆知識を披露する作品もあるのですが
道草屋は家庭的な専門店を目指しているような作風ですから
何気ない話をする方向で癒しを与えてくれることが多いです。
そして同時に彼女はだんだんと声をぼんやりさせて眠そうな雰囲気を出してきます。
そののんびりとした雰囲気につられて眠くなる人がきっといるでしょう。

「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」
そしてすべてが終わった後、彼女に添い寝されながら眠りにつきます。
眠気を妨げないように声を抑えた優しい子守唄がとても心地よく
聴いている間は眠気を押さえるのに苦労しました。

このように、リアルな音と声を巧みに使った癒しのサービスが繰り広げられます。



道草屋にいる気分が味わえる作品
初期の作品でありながら十分すぎるほどの癒しのパワーを持っています。

芹の説明的なセリフをできるだけ減らし、その分を効果音を使って補うことで
その場にいるかのような自然な雰囲気を作り上げています。
もちろん要所ではきちんと説明が入るのですが
それがなくても把握できるほどに効果音が洗練されています。
発売から1年以上経った今でも、これを超える音を出せている作品は多くありません。

「お客様を癒し ぐっすり寝ていただくそのお顔に わりかし 喜びとか感じてますから」
そして減らしているからこそ、芹のセリフに大きな価値が生まれています。
彼女はお客に対して自分の思っていることを割とストレートに伝えます。
その飾らない姿が効果音には無い人としての温もりを感じさせてくれます。
2つのまったく違った要素がガッチリ噛みあって作品のレベルを押し上げています。

私は道草屋シリーズを今回でコンプリートするくらいに聴いているのですが
やはりどの作品でも序盤で述べた2つの特徴を大事にしています。
「耳かき音声なんだから効果音がリアルならそれでいい」と思う人もいるかもしれません。
でも色々聴いていると相手の女性に個性がある方がずっと癒されます。
そしてこれらのバランスを高いレベルで絶妙なまでに維持しているからこそ
他の作品とは違った独特な癒しを感じるのです。

数ある耳かき音声の中で確実に上位に食い込む品質を持っている作品です。
この後に続くシリーズの源流にもなっている一品ですから
これから道草屋に触れるような方には特にお薦めしたいです。

CV:雁庵うずめさん
総時間 52:32


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
第一作とのセットバージョンもあります
【耳かきセット】道草屋 すずしろ&芹ver1.5【耳舐め】