催眠マンション101号室

サークル「everestpeak」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、夢の中にある不思議なマンションの一室を舞台に
お姉さんが2種類の異なったスタイルのオナニーを指示します。

以前紹介した「催眠マンション103号室」の姉妹作品に当たるため
催眠誘導部分はやや似ているのですが
その後のエッチはまったく違うちょっぴり変態的なプレイが繰り広げられています。



お姉さんと一緒に不思議なマンションへ
謎の女性「若菜」の案内で催眠マンションへ行き、そこでエッチするお話。

「こんばんは 若菜っていうの よろしくね」
若菜は挿し絵のイメージとは少し違う、穏やかで可愛い声の女の子。
主人公を夢の世界に存在するマンションへと招待するために
軽い挨拶をしてから早速催眠誘導を始めます。

彼女によると催眠マンションは精神だけの存在にならないと行けない場所で
精神と肉体を切り離すために催眠を施すそうです。

催眠はおよそ15分30秒間。
体に一時的に力を入れてから脱力したり深呼吸をして軽くリラックスしてから
彼女が言った通りの色に頭の中が染まる様子をイメージします。

「目を閉じて まぶたの裏側が 真っ白に染まるのをイメージして」
青は寒い、赤は暖かいといったように
人間は誰しも色に対して潜在的な印象を持っています。
ですからそれらを具体的なものに置き換えながらイメージするのがいいでしょう。
時間が非常に短いですから色をイメージするだけでも問題ありません。

そこから先は長めのカウントに合わせて目を左右に動かしたり
とあるポーズを催眠に再び入るためのトリガーに設定したりします。
前者は古典催眠における眼球運動法という催眠法で
視神経の疲れを適度に誘ってから効果的に暗示を入れるのが目的と思われます。
後者は作品には直接関係ないのですが被暗示性の低い人向けの保険です。

「それじゃあ今から催眠マンションまで誘導するね 着いてきて」
そうやって段階的に準備を整えた後、若菜は主人公をマンションへと案内します。
海岸を通っているのがわかるように静かな波の音を鳴らしたり
月明かりの中移動しているイメージを交えて静かな雰囲気を演出しています。

古典的な催眠法を組み合わせている比較的オーソドックスな催眠です。
序盤の深呼吸や脱力、中盤のイメージやカウント、最後の移動シーンと
肉体と精神を切り離すテーマに合わせながらそれぞれを行っています。

しかし、この催眠を聴いて深い催眠状態に入れる人は皆無と私は考えています。
理由は若菜が催眠の要とも言える暗示をほとんど入れてこないからです。
それを反映するかのように、私自身もまったく催眠に入れませんでした。

他の作品で例えば深呼吸をしている最中に
「息を吸うと気分が爽やかになり、吐くと嫌な気持ちが薄れて心が軽くなります」みたいな
心身がリフレッシュするようなセリフを聴いたことはないでしょうか?
他にも脱力をするときは「力が抜ける」、カウントの後に「意識が沈む」など
ほとんどの催眠音声は何らかの行動に合わせて
必ず催眠を深める類のセリフを何度も何度も投げかけてきます。

ですが残念ながら本作品にはそれがほとんどありません。
若菜は聴き手に「~して」と指示を出したり、カウントを数えるだけに留まっています。
ですから催眠に入った時の体が妙に重いとか、考えられなくなるほど意識が混濁するとか
そういった感覚は非常に得にくいと思います。

人によっては意識がぼんやりすることもあるでしょう。
ですがそれは体や眼球の運動による疲れの結果もたらされたものであって
催眠の結果によるものとは違います。
適度に疲れを誘い、そこに暗示を入れながら催眠状態へと導いてこそ
初めて催眠として成り立つのです。



オーソドックスなオナニーと変態的なオナニー
エッチシーンは4パート27分ほど。
プレイはオナニー、乳首オナニー、執事プレイです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「とりあえずその服は邪魔だし 脱いでしまったほうが楽だよね」
催眠マンション101号室のドアを開けた主人公は
そこに住む若菜に温かく出迎えられ、服を脱ぐよう言われます。

エッチは最初の「部屋の中」パートが催眠マンションの概念の説明
続く「テレパシー」「暗示」パートは彼女の声を聴きながらのオナニー
最後の「コントロール」パートは彼女の執事になりきって指示に従います。
射精シーンが2か所あるので通しで聴く場合は後に合わせるのがいいでしょう。

「ねぇ知ってる? この夢の世界ではね 物理的な感触よりも、言葉のほうが影響力が強いの」
催眠マンションは前述のとおり精神だけの存在にならないと行けません。
そのため肉体的な快感よりも精神的な快感が優先されます。
若菜はそのシステムを利用し、この後様々な指示や命令を出すことで
主人公の心を束縛しながら射精へと誘導します。

一部で暗示を使って感度を高めたり
射精したい衝動を駆り立てるシーンもあるのですが
基本的には若菜の「~して」という命令に従うスタンスですから
同人音声におけるオナサポボイス的な側面が強いプレイと言えます。
催眠と呼ぶには上から押さえつけるセリフが多すぎるかなと。

「変な気分になってきた? いいよ もっとクンクンして 手はずっとしこしこするのよ」
1回戦のオナニーは彼女に至近距離から見られるシチュ。
1メートルの距離まで近づき、女性の匂いを嗅ぎながら
彼女の言う通りにおちんちんや乳首を刺激します。
ここからは彼女が直接脳内に語り掛けている様子の演出として
エコーのかかったセリフが入り混じり、2種類の声で射精を促します。

「あなたはだんだん敏感になる (感じやすくなる) 胸の先が気持ちよくてたまらない」
後半の暗示パートでは上のセリフのように
聴き手の感覚を操作する類のセリフも登場します。
ですから人によっては自然と気持ちが盛り上がってくるかもしれません。

2回戦の「コントロール」パートは執事プレイがメイン。
お嬢様役の若菜が執事らしい着替えや朝食の指示はもちろん
「足を舐めろ」「犬の真似をしろ」など変態的な命令まで出してくれます。
そして彼女もご褒美に足でおちんちんを擦ってくれます。

「今回だけは 私の中に あなたの溜まってるものを流し込んでいいわ ただし 入れるのはあなたがイク瞬間だけよ」
しかし、彼女の目的はあくまで主人公を癒すこと。
最後の最後はきちんと彼の男を立て、中出しを許可してあげます。
ちょっぴり屈辱的な指示を受けたことも手伝って
彼女を蹂躙する展開に興奮する人もいるのではないでしょうか。

このように、ノーマルなオナニーとアブノーマルなオナニーが同時に楽しめます。



エッチシーンに面白さを感じる作品
エッチの後半で繰り広げられる執事プレイに新鮮さを感じました。

彼女に癒されるために催眠マンションへとやってきたのに
いつの間にか若菜にかしずき奉仕している。
その展開とリアルでは絶対できそうにないプレイがM心をくすぐります。
それでいて最後はきちんと主人公を満足させてあげるところに
彼女の癒し手としての優しさを感じました。

しかしそこに持って行くまでのシーン、特に催眠誘導パートは
率直なところ非常に厳しいと言わざるを得ません。
意識の力を弱めて暗示を入れやすい環境を整えているのに
肝心の暗示を入れていないのはさすがにまずいです。
その先のエッチで面白いプレイが登場するだけに尚更そう思います。

催眠は大変申し訳ないのですが酷評させていただきました。
何をしたいのかはなんとなくわかるものの
それに対する催眠の技術の使い方に疑問を感じます。

エッチは催眠がしっかりしていれば結構楽しめたのでは?という内容です。
指示を受けてオナニーするオナサポボイスに近いので抜けるとは思います。
シチュは結構面白いんですけどね・・・。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上の理由から今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:桃華れんさん
総時間 57:59


オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります