TS method ~女の子体験~

サークル「TSらぼ」さんの催眠音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらの作品は
お姉さんの催眠によって女の子の姿を取り戻し、その後彼女とあまあまなエッチをします。
「取り戻す」と書いたように女体化のアプローチが独特なのが特徴で
一度深い催眠状態に入って幼児退行し、子供の頃から自分が女性であったことを自覚します。

エッチは10分程度の短い時間で段階的に気持ちを高めてから連続絶頂を目指します。
男性にできないタイプのオーガズムを行うところも女体化音声ならではと言えるでしょう。



女体化ではなく女性だったことを思い出させる催眠
お姉さんの催眠で女の子になりレズプレイをするお話。

「仰向けに寝て 軽く目を閉じてください」
お姉さんは穏やかな声の女性。
挨拶等事前のやり取りは一切行わず
主人公が潜在的に抱いている「女の子になりたい」願望を叶えてあげます。

催眠はおよそ29分間。
最初に軽く腹筋に力を入れたり深呼吸をしてから
体をいくつものパーツに分けて特に手足を重点的に脱力します。

「右手から力がだんだん抜けていく 右手から 蒸発するように力が抜ける」
「右足からだんだんと 力が抜けていく 走った後 足を投げ出した時のようにだらーんと力が抜ける」

手は指の一本一本まで意識を向け
足も太もも、膝、ふくらはぎ、かかと、つま先とさらに細かく分けながら
わかりやすいメタファー(暗喩)を織り交ぜて何度も「力が抜ける」と言ってきます。
単に「意識を向けてください」と言われるよりもずっとやりやすく感じるのではないでしょうか。

「あなたの体からは 力が抜けて 全身が心地よーく 脱力しています」
脱力が完了した時点で聴き手にリラックスを自覚させるセリフを投げかけてくるのもいいですね。
彼女が一方的に引っ張っていくのではなく、聴き手に協力を促すことによって
自分自身で催眠に入っていきやすい環境も整えています。

「扉の中へと入っていくと そこは静かで 落ち着いた空間が広がっています」
ある程度リラックスできた後は目の前に階段をイメージし
そこを下りて廊下の先にある扉へカウントを交えながら向かいます。
催眠状態を深めながら別の世界に行って心をリフレッシュするわけです。

この後から彼女がカウントをするシーンが増えてきますから
そのリズミカルに聞こえてくる声によっても心安らぐものを感じるでしょう。
また光や色に焦点を当てた幻想的なイメージも登場します。
しかし意識がぼやける、眠くなるといった催眠特有の感覚は得にくいかもしれません。

一番最後に行われる女体化は10分間。
自分の楽しかったこと、悲しかったことなど過去の思い出を光に変えて体内から飛び出させ
心と体の中を空っぽにして幼稚園の頃から改めて自分の人生を思い出します。

「初めての小学校 赤いランドセルをしょって 嬉しいけれど 緊張もしている」
「小学校高学年 胸が膨らんでくる 中学校 制服を着て 少しお姉さんになった気分」

赤いランドセル、胸の膨らみ、初潮など女性の成長していく様を
まるで主人公自身のことのように描きながら、自分が元から女性だったことを自覚させます。
うまく催眠に入っていれば自然に自分の女性像が浮かんでくるかもしれません。
そうやって彼女は女性になることへの違和感を根本から取り除いてくれます。

ある程度リラックスしてからイメージを絡めて深化
その後女体化を行う比較的オーソドックスな催眠です。

古典催眠における王道的な技法を繋ぎ合わせながら進めていく手堅い作りをしており
合間合間に聴き手に今の状態を確認させながら少しずつ催眠を深めていきます。
催眠音声に慣れていない人でも取り組みやすいと感じるでしょうね。
脱力を促すシーンまでは非常に洗練されていると思います。

しかしその後、階段のイメージを使って深化するシーン以降は
催眠法を型どおり進めることにこだわるあまり、肝心の暗示がかなり薄くなっています。
大切なのはカウントを数えたり聴き手に言った通りのイメージをさせることではなく
その前後や合間に暗示を入れて聴き手を的確に催眠状態へと導くことだと思います。
残念ながら私はごくごく浅い催眠状態止まりでした。

女体化については体をパーツごとに変えたり瞬間的に変身する作品が多いだけに
こういうアプローチはかなり個性的と言えます。
ですが本作品の女体化は記憶操作に類するもので
これを行う場合、一般的にはかなり深い催眠状態へと導く必要があります。
本作品の催眠の深さだと十分な女体化を体験するには難しいかもしれません。



触られる気持ちよさ、触る気持ちよさ
エッチシーンは11分ほど。
プレイは乳揉み、乳首責め、クリ責め、ディルドー責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あなた とっても可愛いよ 女の子の快楽も いっぱい いーっぱい味わわせてあげるね」
30分近くに及ぶ催眠によって主人公を女の子の姿へと変えたお姉さんは
彼女に女性の快感を教えるためおっぱいやおまんこを愛撫し始めます。

エッチは主におっぱいをいじって感度を高めた後
双頭ディルドーを使って2人一緒に気持ちよくなります。
終始お姉さんが責めるスタイルなのですが雰囲気はとてもとても甘く
女性として女性に愛される喜びを味わうことができます。

「乳首がビリビリして 何倍も気持ちいい ほら あなたも触って」
前戯にあたる乳揉みと乳首責めのシーンではカウントの後にまず彼女が刺激を与え
その後彼女に促されながら自分自身でもおっぱいを触ります。
おっぱいに触れた時の感覚を「気持ちいい」を意識的に織り交ぜながら伝えてくるため
催眠の入り具合によっては胸のあたりに気持ちいい熱さが湧いてくるでしょう。

「今まで溜まった快感が 一気に膨らむ イクっ! イクっ!」
「でもね すごいのはここからだよ ほらっ ほらっ」

メインとなる双頭ディルドープレイは事前に軽く感度を上昇させてからゆっくりと挿入し
そのまま2連続の絶頂を目指します。

元々の時間が短いためややハードルの高いプレイにも思えるのですが
後になるほど股間が熱くなったり何かが弾けるといった
心と体が熱くなる感覚が味わいやすいと思います。

このように、女性同士のあまあまラブラブなエッチが繰り広げられます。



もう一歩な作品
催眠音声ではあまり見られないタイプの女体化に果敢に挑戦した意欲作です。

事前に聴き手に女の子になりたい願望を植え付け
十分にリラックスさせてから落とすしっかりした催眠の流れを持っており
処女作とは思えないほど形になっている作品だと思います。

最大のポイントである女体化についても
「あなたは女の子になりました」といったあからさまな表現をせず
聴き手に違和感を持たせないようあたかも最初から女性だったかのように
さらりと進めているのが見事です。

催眠は先ほど述べたように深化部分だけが残念でなりません。
ここをしっかり乗り切っていれば、その後の女体化もきっとうまく機能していたでしょう。
しかしこの後に出た「妹ちゃんは好きすぎてお姉ちゃんを快楽責めしちゃうんだからね」では
きっちり落としてくれる作品に仕上がっています。
ですから私はこの作品特有の問題点と捉えています。

エッチは時間がとても短いのですが熱さの変化は感じやすいです。
お姉さんの熱のこもった「気持ちいい」が心を熱くしてくれたのでしょう。
ある程度の催眠状態に入っていれば感じ取れると思います。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

総合的に見て非常に惜しい作品と判断しました。
被暗示性に自信のある方、もしくは女体化音声を聴き慣れている方にのみお薦めします。

CV:森野めぐむさん
総時間 42:42


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります