あまっトロ巫女のH催眠お清め

サークル「pure voice」さんの催眠音声作品。

こちらは神秘的な雰囲気漂う巫女が催眠を使ったお清めをしてくれる作品です。
言霊、エナジーなど儀式的な意味合いを持つ言葉やイメージを使った催眠が特徴で
彼女の言葉に従いながらそれらを思い浮かべているうちに
自然と肩の荷が下りたようなリラックス感覚が芽生えてきます。

エッチも彼女に全身を撫でられたり口で愛してもらったりとお清め的要素が強く
一体感を抱きながら幸福感と興奮を高めていくことに力を入れています。



巫女と一緒に神様のいる世界へ
伊弉弥神社の巫女「伊弉弥 彌霊(いざなみ みれい)」に催眠お清めをしてもらうお話。

「こんばんは 改めまして 私は 伊弉弥神社の巫女 伊弉弥彌霊です」
彌霊は穏やかで可愛い声の女の子。
何らかの事情でお祓いが必要になった主人公に対して
彼女ならではの催眠お清めを施します。

催眠はおよそ20分間。
最初に軽く深呼吸をしてから綺麗な泉をイメージし
右腕、左腕、右足、左足、胸、頭の5カ所にその水をかけられ脱力します。

「この水で あなたに禊(みそぎ)をしていただき 清めます」
本作品は和風テイストの作風を徹底しており
深呼吸に合わせて「シャン」という鈴の音が鳴ったり
この先のイメージについても日本らしい静かな佇まいを取り入れています。
日本の自然の景色に心落ち着くのは日本人なら当然のこと。
作品としての個性を打ち出しながら催眠に適した環境づくりに努めています。

「足が 水面の下へ 沈んでいく 腕が 波の下へ 沈んでいく」
適度にリラックスした後は先ほどの泉が大きな池へと変化し
そこに浮かんでからゆっくりと沈んでいきます。
お馴染みのカウントを刻みながら1つずつ現在の状況を描き
聴き手にイメージしやすくしているところがいいですね。

一旦池の底についてからもう一度カウントを数えて2段階に落としてくるのも
催眠に入りにくい人に対する心遣いを感じます。

古典系の催眠法に作品のテーマを絡めた比較的オーソドックスな催眠です。
催眠の目的をまっさらな心になることに設定し
やや幻想的なイメージを使って現実逃避させながら催眠を深めてくれます。
聴いてみると「なんとなく和風だな」って感じる人が多いでしょうね。

しかし個々の催眠法を施すに際して「力が抜ける」とか「意識が沈む」といった
催眠を深める類の暗示が極端に少ないことから
この催眠を聴いて深い催眠状態に入れるかと言われれば正直疑問です。
私もそれなりに眠くはなったものの、催眠状態特有の感覚はほとんどありませんでした。

例えば体が池の底に沈んでいくイメージをさせるにあたって
「沈むとどう感じるのか」をきちんと暗示として伝えていれば
もっともっと催眠に入りやすい状態に持って行けたはずです。

また深呼吸の最中に鈴を鳴らすと言いましたが
その先の脱力やイメージをするシーンでもかなり間をあけながら鳴らしてきます。
深呼吸の際に「鈴の音に合わせて息を吸い、吐く」と彌霊が言っていたことから
その後でも鳴らし続けていると聴き手が勘違いをする可能性があります。
テーマに即した素材を一部で活かしきれていないようにも思えました。



エナジーと彼女の温もりを感じながら
エッチシーンは2パート28分ほど。
プレイは乳首舐め、エナジーによる全身愛撫、フェラ、SEX(体位は不明)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「触ってあげるね いっぱい クリクリしてあげる」
催眠を使って主人公を適度なリラックス状態へと導いた彌霊は
今度は性的快感を得てもらうために舌で彼の乳首を舐め始めます。

エッチは最初のパートがエナジーによる性感マッサージ
次のパートで彼女自身に口とおまんこで愛してもらいます。
お清めがテーマですからエッチに入っても雰囲気はとってもあまあま
彼女に甘えながら気持ちよくなる癒しを重視したプレイです。

ごくごく軽く乳首を舐められた後に登場するエナジーの全身愛撫は
この作品らしさを最も強烈に印象付けるプレイと言えます。
(作中でエナジーに関する明確な説明はされていません。気のようなもの?)

「あなたはもう とろとろのびちょびちょ エナジーに包まれ 弄ばれて 好きにされちゃう」
催眠と同様にこれがどういった感覚かを暗示で伝えてくれるシーンはないのですが
彼女の言う通りエナジーが上半身やおちんちんなど
全身を撫でているのをイメージしてみれば何か感じるかもしれません。
お尻の穴をくれるシーンはちょっぴり気恥ずかしくなりますね。

「私の中の 熱いひだひだがね あなたのおちんちんを 飲み込んでいくの」
そして後半に入るといよいよ彼女自身が相手をしてくれます。
やや控えめながらもねっとりとしたちゅぱ音によるフェラ
切なそうな吐息を漏らすSEXシーンなど
どちらかというと催眠音声よりエロボイス的な要素が強く
催眠的な感覚が得にくい反面、エッチな気分は高めやすいと言えます。

フェラとSEXの合計2回登場する絶頂シーンにおいて
暗示ではなく彼女のイキ声のみでその様子を表現しているのも
サークルさんが感覚操作による絶頂を目指していないのが見て取れます。

このように、作品の雰囲気に沿ったエッチが行われます。



催眠音声としてはやや厳しい
限りなくエロボイスに近い催眠風ボイスドラマです。

言霊や神様など和風なお清めに適した単語を数多く使い
作品の世界に浸らせながら物語を丁寧に進めてくれます。
催眠誘導で使うイメージもきちんと考えられていますし
そういう意味では世界観はすごく伝わりやすいです。

しかし催眠音声として見た場合、残念ながら指摘したくなる部分がいくつもあります。
全編を通じて暗示が絶対的に不足していること
エナジーなど専門用語に対する感覚的な説明の欠如
主にエッチシーンにおける表現方法などが挙げられます。

「私の中の 熱いひだひだがね あなたのおちんちんを 飲み込んでいくの」
例えば終盤に彼女と一つになるシーンで上のようなセリフが登場するのですが
私は「あなたのおちんちんが 私の中の熱いひだひだに飲み込まれていく」と
表現したほうが催眠にとっては有利に働くと考えています。

要は客観描写か主観描写かという話なのですが
名作と呼ばれる催眠音声のほとんどは後者を用いています。
そうしたほうが聴き手がプレイを実体験として受け取りやすいからです。
エッチを自分自身のこととして楽しめるのが催眠音声の一つの醍醐味です。
ですから聴き手にそう感じさせるための配慮をしてほしかったです。

…処女作に対してここまで言うのは私としても心が痛むのですが
テーマや内容はすごく面白いんです。
和風ファンタジーというテーマやイメージの着眼点がすごくいい。
だから聴いていてもったいないな、良くなってほしいなって思いました。

エッチは状況描写に力を入れながらプレイを進めています。
催眠誘導がイメージ主体だったのを受けて同じスタイルにされたのでしょう。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

ここまで述べた理由から今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。
本作品は現在半額以下の600円で販売されています。
興味を持った方はセールが終わる2015年2月1日以前に買われることをお薦めします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 55:59


オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
上記の点数は標準価格を基につけています。
600円の場合の点数は5点です。