昨日に引き続いての催眠音声編です。
こちらは無料作品が多数公開されたこともあり
同人音声とは随分違ったラインナップとなりました。



2014年発売の催眠音声ランキング

第1位 「Sulfur Dioxide

双子シリーズの生みの親である四九八苦さんの最新作。
緻密で重厚な暗示をこれでもか、というほどに重ねて確実に深い催眠へ誘導してくれます。
進め方についても作者さんらしい面白いギミックを織り交ぜるなど
聴き手を楽しませることを忘れない遊び心に溢れています。
文字通り頭が真っ白になれる精巧美麗な一作。

第2位 「射精管理・催眠貞操帯

射精管理・催眠貞操帯

1週間のオナ禁を催眠でサポートしてくれる変わった趣向の作品。
初日に柔軟な催眠で聴き手の心をがっちり掴み
2日目以降は数々の変態的なプレイを行いながら徹底的に焦らします。
プレイ内容も作者さんらしいぶっ飛んだものばかり。
何より最後の射精の瞬間に訪れた快感は想像を絶する気持ちよさでした。
心を上手に縛って勇気に変えてくれる一作。

第3位 「幼児化あまあま催眠

幼児化あまあま催眠

催眠音声ではほとんど見られない幼児退行をテーマとした作品。
催眠の段階から赤ちゃんに因んだイメージを取り入れてしっかりと世界観に浸らせ
その後のエッチも授乳、お漏らしと一貫したプレイで子供心に帰らせてくれます。
ことねさんの赤ちゃん言葉も破壊力抜群でした。
一時的な現実逃避を計るのに最適な一作。

第4位 「雨恋~misty drop~

雨恋~misty drop~

恋人が梅雨時に仲睦まじく結ばれる様子を描いた作品。
物語のほぼ全編で流れる雨音を上手に使ってリラックスやエッチな気分を引き出し
さらに作品のテーマに合わせてしっとりとした美しい暗示で催眠へと導きます。
エッチもあまあまラブラブな心満たされるプレイが多く
心の渇きを少しずつ確実に潤してくれます。
ノーマルをターゲットとした安定感のあるドライ系の一作。

第5位 「うでまくら

うでまくら

シナリオをエロトランスさん、声を紗藤ましろさんが担当された全年齢向け安眠音声。
現代催眠寄りの言い回しを使って眠りやすい柔らかな雰囲気を形成し
そのうえで眠らせるのではなく聴き手自身が眠りたくなるようなアプローチをしてくれます。
安眠音声自体は無料を中心に数多くの作品が公開されているのですが
こういうタイプの作品は非常に少なくとても実用的に思えます。
いつの間にか眠くなる心地よい一作。

第5位 「moderato

無料側で活躍されている2人の製作者さんが組んで生まれた作品。
最近めっきり見かけなくなった2人の術者を交互に語らせる双子スタイルや
正反対の質を持つ暗示で別方向から性的興奮を促す独特なアプローチなど
同人活動らしい数々の躍動感に溢れた挑戦的な試みが込められています。
学校の生徒会を舞台にしたストーリーも非常に独特。
数多くの作品を経験した聴き手でも新鮮な気持ちで楽しめる一作。

…以上の6作をノミネートさせていただきました。
皆さんの予想はいかがだったでしょうか?
順位はともかく作品のラインナップはある程度予測できたのではないかと思います。

1位は作品を聴いた1月の段階で
「これを超える作品を作るのは至難の技だろうなぁ」と正直思ってました。
しかし2位の催眠貞操帯がそれに迫る勢いを持っていたのも事実です。
この作者さんにしか作れない同人活動そのものを表すかのような一作でした。
3位と4位についてもサークルさんの持ち味が十全に発揮されています。

5位が2作あるのは私の中で甲乙つけがたかったからです。
方向性はまるで違うのですがどちらも新たな事に試みるチャレンジ精神が見られます。
特に後者を作られたftnr×kuroko.ぷろじぇくとのお二人は来年も大いに期待できます。



業界の流れと来年の展望
今年活躍されたサークルさんは省略させていただきまして
ここからは今年の催眠音声業界の大まかな流れや
来年予想される展開について私なりの考えを述べていきます。

まず全体的な感想としては
大手のサークルさんが夏冬を中心に安定した活動をされる一方で
主に無料系の作者さんが様々な面白い作品をリリースされるといったように
「有料は比較的安定、無料はいい意味で波乱が多かった」とみています。

有料についてはキャンドルマンさんが予想通り動きなしだったのがいささか残念ですが
すくりぷさん、エロトランスさん、催眠日記さん、Es_Labさん、Hypnotic_Yanhさんなど
そうそうたる面々が創意を尽くした様々な有料・無料の作品をリリースされました。
作品の品質や本数も申し分なく、聴く作品に困った人はほとんどいなかったはずです。
今年活動開始ながらも質の高い作品をリリースされたF・A・Sさんも忘れてはなりません。

そんな中、昨年から男性向けで活動を開始されたHypnoLifeforMENさん
秋以降に作品をリリースされたTuberosekissさん、Lotophagosさんなど
女性向けをメインに活動されていたサークルさんが続々と参入されました。
男性向けだとやや勝手が違うので品質的にどうかな?と不安も感じてたのですが
その予想を覆すような斬新な切り口の作品ばかりで大いに驚いています。

この男性向けと女性向けの垣根が下がったことが
2014年の催眠音声業界における最も大きな変化と私は考えています。
それを後押しするかのように今度は男性向けの作者さんが
女性向けも一緒に製作するといった逆の流れも見られ始めました。
来年この動きがどういう結果をもたらすかが非常に楽しみです。

対する無料作品は先ほど紹介したftnr×kuroko.ぷろじぇくとさん
有料もリリースされている「.␣(Dot-Space)」さんなど新規に活動を開始された方や
少女デパート2014、新3弾など過去の名作がリメイクされるといったように
新旧様々なスタイルの活動が見られました。

男性向けは有料での販売がかなり形になっていることもあって
最近は無料作品の新規リリースはあまりふるわなかった感があるのですが
ここにきて新しいことに挑戦する場として
無料での製作が見直されているように思えます。

有料に比べると色々な意味でフリーダムな界隈ですので明確な予測はできません。
ですが当サイトを訪れている人が飛躍的に増え続けていることを考えると
催眠音声のユーザー数はある程度の増加傾向にあるとみられます。
それは作品を聴いて自分も作ってみようと思う人が出てくる可能性も示しています。
ですから総合的に考えると明るい未来が待っていると期待交じりにみています。

以上をもって今年の催眠音声部門の総括とさせていただきます。
来年も多くの名作が世に送り出されることを期待しています。