体感音声シリーズ「悪の組織-洗脳装置-」

サークル「Brain Junction」さんの同人音声作品。

今回紹介するのは、とっても穏やかな口調の女幹部が
様々な機械を使って主人公を少しずつ確実に洗脳していく様子が楽しめる作品です。

キャラやストーリーなどの背景に力を入れていた
前作「体感音声シリーズ「透鏡の怪談-赤い女-」」とは打って変わって
今作は洗脳およびエッチのみに的を絞り
プレイの様子を効果音を織り交ぜて臨場感たっぷりに演出しています。



効果音を巧みに使ったリアルな洗脳風景
女幹部に洗脳されてから何度も射精するお話。

「あらぁ 起きたかしら? 私の声は聞こえるかな?」
女幹部はややトーンの低い穏やかな声の女性。
主人公を組織の実験室へと運び込んで手足を拘束した彼女は
彼をここへ連れてくるまでのいきさつやその理由について語り始めます。

この組織は将来有望な人物を見つけては拉致し
様々なハイテク装置や薬物を使いながら心と体を洗脳した後
普通の生活に戻していざというときに働かせているそうです。
表立って何かをするのではなく暗躍するタイプの組織ですね。
そういった前置きを3分程度の短い時間に収めて早速洗脳を開始してくれます。

本作品における洗脳は大きく4つの工程に分けられており
それぞれで専用の装置や物質を使用しながら段階的に心と体を支配していきます。
セリフでの説明だけでなくリアルな効果音も登場する本格的なものですから
主人公がどんな感じで責められているかを感覚的に把握できるでしょう。

「大丈夫 痛いことはしないから とーっても 気持ちいいことをしてあげるだけ うふふっ」
また今回洗脳を施す女幹部は悪者らしい高圧的な雰囲気は一切感じられず
まるで子供に対するような柔らかい物腰で語り掛けてきます。
痛そう、苦しそうなイメージが付きまといがちなテーマなだけに
実際に聴いてみると何やら肩透かしを食らったような気分になるかもしれません。

しかし相手を従属させるためにはきつく当たるよりも柔らかく接したほうが
抵抗力を削ぐという意味で非常に有効です。
シナリオ担当者さんが催眠音声も手がけられていることもあり
洗脳の最中に催眠を意識した表現方法が登場するのも大きな特徴です。



気持ちよさを前面に押し出す効果的な洗脳
エッチシーンは35分ほど。
プレイは洗脳と触手による全身責めです。
すべてのシーンでリアルで立体的な効果音が流れます。

「これから 普通の生活をしてたら 一生かかっても味わえないような 最高の快楽で 君のすべてを変えてあげるから」
女幹部は主人公に「これから気持ちいい洗脳をする」と告げると
特殊な効果音を鳴らして彼を強制的にリラックス状態へと誘導します。

エッチは拘束されて何もできない主人公を一方的に責める形で行います。
エロボイスによる洗脳と言うと快楽漬けにするのがセオリーですが
本作品では主人公の心の抵抗力を奪い、従属できる環境をしっかり構築してから
最後の最後に触手責めをして彼女に逆らえないように作り変えます。
聴き手をきちんとその気にさせながら行っているところが独特ですね。

洗脳の第一段階は音波による思考の支配。
女幹部は「ブォンブォン」という機械的な効果音を小刻みに鳴らしながら
自分の言いなりになるよう何度も何度も語り掛けます。

効果音は日常生活であまり聴き慣れない類のものですが
リズミカルでボリュームも適度に押さえられているためそれほど嫌な感じはしません。
しばらく聴いているとうっすらと意識がぼんやりしてくる感じがしました。

「全身から 力が抜けてきたでしょ? なーんにもしていないのに ゾクゾクとした快感が 下半身に流れてくるでしょ?」
女幹部のセリフの多くが聴き手視点で語られているのもポイント。
「気持ちいいでしょ?」と同意を促す表現を適度に挟むことで
聴き手もそう感じるように無意識的な誘導をしています。
これが先ほど言った「催眠を意識した表現方法」にあたります。

第二段階の薬液による体の改造、第三段階のガスによる快感の増幅を経て
一番最後に行われる触手責めは12分間。
最初は亀頭の先っぽだけをやや焦らすように撫で回していたのが
しばらくすると10本単位に増えて全身に白い液体を塗りたくりながら
乳首やおちんちんをねっとりと激しく責め上げます。

ここでも「ごりゅっ」というややコリっとした水音や
にちゃにちゃとしたやや筋っぽい音など複数の効果音を同時に鳴らして
触手が主人公を責める様子をイメージしやすくしていたりと
どのシーンでも効果音の扱いに非常に力を入れているのが伝わってきます。
仮想的なプレイですが意外とイメージしやすいのではないでしょうか。

「さぁ イキなさい 私たちに永遠の忠誠を誓って イキなさい」
とどめの絶頂シーンは効果音を徐々に激しくしながら連続射精を促します。
彼女の奴隷になることに幸せを感じながら射精を迎えることで
いつもとは少し違った満たされる気持ちよさを味わう人もいるでしょう。
それは主人公が味わっている快感を聴き手が感じやすい環境が整っているからです。

このように、しっかりと洗脳してから快感を与える個性的なエッチが繰り広げられます。



マイルドな洗脳が味わえる作品
気持ちよさを噛みしめながら彼女の言いなりになった気分を楽しませてくれる作品です。

洗脳に付きまといがちなヤバさや凄惨さをできるだけ隠しながら
20分以上もの時間を使って段階的に心の抵抗力を削ぎ
最後に触手責めで強烈な快感と従う幸せを心に刻み付けてくれます。

他の洗脳系作品とは明らかに違ったスタンスが取られてますので
この手のジャンルが好きな人でも新鮮な気持ちで楽しめるでしょうし
初めて挑戦するような人でも途中で投げ出す可能性は低いでしょう。
聴き手が嫌がりそうな部分を上手に避けながらプレイを進めています。

「ほら 脳の隅々まで 染み込んじゃってるねぇ 頭の中をかき混ぜられているような感覚がする?」
「頭の中が もやもやとしてきたかな? だんだんはっきり 考えられなくなってきたね」

女幹部が催眠における暗示のようなセリフを数多く使用しているのがその理由です。
何かを依頼する時など、他人に働きかける際に効果的な言い回しというのが存在します。
それらを駆使しているおかげで彼女のセリフにそれほど嫌な感じはしないでしょう。
細かいレベルでの印象操作、情報操作にかなり気を遣われているのがわかります。

ちなみに本作品はプレイの後に解除音声が流れます。
本格的な催眠音声ではないのですが必ず聴いておいてください。

気になった点を挙げるとすれば、やはり雰囲気がマイルドすぎるところでしょうか。
「洗脳」と聞くと世間的には刺激的な行為というイメージがありますし
雰囲気、女幹部のセリフ、プレイ内容のいずれかを
もう少し棘のあるものにしたほうがより洗脳らしいブラックさが出たように思えます。
例えば一部で女幹部の口調が嗜虐的になる、とか。

催眠音声でこの内容なら特に問題は感じません。
ですが同人音声となると多少無茶をするのもそれはそれで個性に繋がります。
さじ加減が難しいところなのですが、このサークルさんならできると信じています。
くちゅ音そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

心への責めを重視した本格的な洗脳作品です。
心を操られる感覚を楽しみたいMな人だけでなく
この手のジャンルに不慣れな人への入門用としてもお薦めします。

CV:霜月優さん
総時間 40:30


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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