方言を話す彼女はかわいい! ~大阪の年下彼女ちとせ~

サークル「からっかぜ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する同サークルさんの処女作は
大阪弁を話す素朴な女の子が料理を振る舞ったり耳かきや添い寝をしてくれます。
ネイティブな声優さんならではのナチュラルな関西弁や
初々しく健気な彼女とのやり取りが心を少しずつ温めてくれます。



丁寧な関西弁を話す彼女
彼女の家で2人だけの一夜を過ごすお話。

「今日は楽しかったですねー こんなに遊びまわったん 私初めてかもしれないです」
彼女は素朴で可愛い声の女の子。
先輩とのデートで色々なところへ行って大満足した彼女は
その帰りに彼を自宅の夕食に招待します。

本作品はタイトルの通り彼女が全編にわたって大阪弁を話すのが最大の特徴です。
方言を扱った作品はここ1、2年の間にちょこちょこ増えてきているのですが
それでもまだまだレアなジャンルと言えます。
標準語に比べて言葉に柔らかさがある分、彼女に親しみを感じることでしょう。

また彼女はコテコテの大阪弁を使うキャラではなく
先輩に対して基本的には丁寧語で話します。
ですから字面だけを見るとそれほど大阪弁っぽく感じないかもしれません。
しかし実際に声を聴くと明らかな関西訛りがあります。
今時の若い女の子が使いそうなナチュラルな関西弁を心がけています。

「えっ エッチな事ですか? あっ あのその それは 時期とタイミングと勢いと覚悟が 水準をクリアした時に…」
ちなみに性格は手を握ったり体を寄せるだけでドキドキするほどの奥手。
作中で何度も見せる恥ずかしがる姿が可愛いです。
そんな彼女が今回のやり取りを通じてちょっぴり大人になるシーンもあったりと
2人の心の距離が更に縮まる様子も描かれています。



やや拙さを感じる初々しいサービス
「私ができることって すごく少ないけど よかったら 耳かきさせていただけませんか?」
夕食を済ませた直後に行う耳かきはおよそ7分間。
右→左の順に耳かき棒でお掃除してから梵天と息吹きをするシンプルなものです。

耳かき棒は「ズリ ジジッ」と細く尖った音を下から上へとかき出すように
梵天はふさふさとした柔らかくて軽い音を優しく回転させるように動きます。
効果音より声の方がボリュームが大きくて聞き取りにくいのが残念ですが
音や動かし方はきちんと考えられていて耳かきらしさが出ています。

「白熊がー 謎の病に倒れたー その日からー 町中 大騒ぎー」
また耳かき中は彼女が小まめに手を止めて話しかけたり小唄を唄い始めます。
ちょっぴり間の抜けた内容の歌詞を口ずさむその様子がとても嬉しそうで
彼女も先輩への耳かきを楽しんでいるのが窺えます。

元々の時間が非常に短かったり上記のようなシーンが登場することから
よくある耳かき音声のように効果音を楽しむタイプではなく
彼女に耳かきされている雰囲気を楽しむタイプだと思います。
純粋な耳かきのクオリティは少々厳しいかなと。

もう一つの柱である添い寝パートは15分ほど。
先輩に腕枕をされた彼女が今日の思い出を振り返ったり2つの小話をします。

「先輩 あの…その 今日はもう一歩だけ 進んでみてもいいですか?」
ストレートな愛の言葉をぶつけたり、ちょっとしたプレゼントをあげたりと
彼女が今日のデートを通じて先輩をより好きになったことが伝わってきます。
プレゼントは全年齢向けですからそこまでエロくはありません。
でも彼女の性格からすると相当な勇気が必要になる行為です。

「ここは闇の国です 一年中真っ暗で 明かりと言えば 月明かりと 星明りしかありません」
対する小話は恋愛要素抜きの癒しを重視した内容。
一つはとある王国を舞台にした和やかなお話
もう一つは大きなお魚が登場するちょっぴり幻想的なお話です。
そこまで壮大なストーリーや結末を設けず
寝物語としてリラックスしながら聴ける程よいところに落ち着いています。

このように、彼女と一緒にいる雰囲気を重視したサービスが行われています。



ほっこりする作品
奥手ながらも先輩に尽くそうとする彼女の姿に心が洗われる作品です。

彼女が生み出す独特のアクセントを持った声が
作品全体に穏やかな雰囲気を持たせています。
そして内容も他愛もないやり取りや癒し系では定番のサービスを用意するなど
聴き手がリラックスしやすい要素で統一されています。

総時間が寝息を除くと30分程度とコンパクトにまとまっていますし
少し時間に余裕がある時に休憩しながら聴くのもいいでしょう。
方言モノをいくつも聴いていますが、やはり標準語に比べて心休まるものを感じます。
彼女の素朴な性格にも非常にマッチしています。

耳かきや添い寝は競合作品が多いのもあってやや物足りなさを感じるのですが
処女作として見た場合、完成度はかなり高いと言えます。
現在はエッチな方言モノを製作中とのことですし、個人的には期待しています。

最近は効果音や環境音に力を入れる作品が増えている一方で
本作のようなキャラややり取りを大事にする作品は減りつつあります。
方言が一番の個性であるのは間違いないのですが
そういった要素を求めている方にもお薦めしたい作品です。

CV:ちなさん
総時間 40:47


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


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