bar“HYPNOSE” homme -催眠音声-

サークル「Lotophagos」さんの催眠音声作品。
主に女性向けの同人・催眠音声を作られているサークルさんです。

本作品はバーテンダーのお姉さんがお酒の代わりに催眠を使って
聴き手に心地よい気分とエッチな気持ちよさを提供します。
舞台であるバーにちなんだお酒をテーマとした催眠をかけてくれるのが特徴で
催眠に入る感覚をお酒に酔う感覚になぞらえながら少しずつ催眠を深めてくれます。

エッチは長時間に渡る彼女の責めでじっくりと性感を高めてから
最後の最後で大きな絶頂を迎えます。
やや意地悪をされるシーンがあるため最中はやきもきするかもしれませんが
それらを覆すほどの大きな快感が脳や股間を襲うでしょう。

今回は総時間が最も長くなるアダルトバージョンを中心にレビューします。



お酒の代わりに催眠でリフレッシュ
バーテンダーから催眠とエッチのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ また飲みたくなっちゃったんですか?」
バーテンダーは可愛くて穏やかな声の女性。
お酒の代わりに催眠を振る舞う珍しいお店の店員として
常連である主人公をやや砕けた調子で迎えます。

「ちょっと嫌なことがあっても お酒を飲めば気持ちも楽になって すんなりと 眠りにつける そういうこと ありますよね」
本作品は物語の舞台がバー、主人公がお酒好きと
作中の至る所にお酒に関する表現が登場するのが一番の特徴です。
エッチはそうでもないですが、催眠はお酒を作ったり飲んだりしながら進めますので
お酒好きな人が一番楽しみやすいと言えます。

しかし逆にお酒をあまり飲まないから楽しめないわけではありません。
お酒の匂いを嗅いだだけで気持ち悪くなるレベルの酒嫌いでもなければ
普通に催眠に入れるしエッチも楽しめます。
現に普段ほとんどお酒を飲まない私でもがっつり入れました。

催眠は2パート38分間。
軽く脱力する暗示を聴きながら6分ほど深呼吸を行った後
彼女が作ってくれる特性カクテルをイメージし、飲み干します。

最初に登場するのはハーブエキス、トニックウォーター、レモン汁を混ぜた一杯。
それぞれの匂いや味などをわかりやすく説明しながら
小さなショットグラスに順番に投入していきます。

「レモンって 爽快な香りがしますよね それに、口の中がきゅーっと 酸っぱくなる」
中でもレモン汁はイメージがしやすいこともあって
聴いた途端にじゅわっと口の中に唾液が溢れてくるでしょう。
このレモンの味や香りは被暗示性のテストにもよく使われるイメージでして
そういった要素を違和感なく溶け込ませながら上手に催眠を進めています。
出来上がったカクテルを飲んだ時も口の中にスッキリとした清涼感を覚えるでしょう。

「お腹から下半身へ 少しずつあたたかさが広がる あたたかさの広がった部分から 力が抜けていく」
お次はお腹に入ったカクテルが生み出す熱を体全体へと広げていきます。
お腹から始まって腰、お尻、太もも、膝、脹脛、足首、つま先の順にまずは下半身を
その後同様の流れで上半身にも伝えていくのですが
ほんわりとした温かさとピリピリとした痺れの両方が感じられました。

「アルコールが回った体から ますます力が抜けていく 意識は さらにぼーっとしてくる」
そして最後にカウントを交えながら催眠状態をさらに深めます。
ほどよい酩酊感を催眠状態に漂う感覚になぞらえながら
ゆっくりと重みのある声で彼女が何度も「沈む」と言って導いてくれます。
カウントの前後の暗示も緻密で隙が無く、先ほど以上の重さをきっと感じるでしょう。

主に古典催眠の技術をテーマであるお酒と絡めて行う面白味に溢れた催眠です。
バーらしくちゃんとお酒を作るシーンを取り入れながら
カクテルがもたらす諸々の感覚を暗示として入れることで
リラックスと催眠に落ちる感覚の両方を聴き手に伝えています。
ハーブやレモンの匂いや味、液体が体の中で燃焼する際の温かさが味わいやすいです。

「あなたは知っていますよね? お酒を飲んだ時に感じる 脱力感」
終盤の一部でお酒を飲んだ時の感覚を思い起こさせるシーンがあり
そこだけはリアルでどれだけ酒好きかに左右されるのですが
他のシーンについてはそれほど関係するとは思えません。
カクテルを飲むシーンもお酒よりハーブやレモンに焦点を当てています。

ちなみにここまで述べたのはすべて最初のパートの内容で
催眠により深く入るために追加の深化を行ってくれるパートもあります(約10分)。
半覚醒と催眠を往復させる催眠音声ではお馴染みの手法なのですが
こちらは別のお酒を飲みながら行うため、基本的には酒好きな人にだけお薦めします。
最初のパートだけでも十分な深さの催眠状態に入れます。



色っぽい吐息とエッチなちゅぱ音をたっぷり聴きながら
エッチシーンは3パート49分ほど。
プレイはキス、上半身の愛撫、乳首責め、フェラ、手コキ、アナル舐め、耳舐め、SEX(騎乗位)です。

手コキ、乳首責め、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。
(効果音無しも選択できます)
セルフはありません。

「アルコールは 血行を促進して体を温めたり ストレスを抑制してくれる効果があるだけじゃないんです」
催眠によって主人公を心地よく酔わせたバーテンダーは
お酒の効果で高まった彼の性欲を自分の体を使って処理してあげます。

エッチは口移しにお酒を飲ませるシーンを除けばほぼ普通のプレイです。
50分近くの中で絶頂シーンが最後の最後に1回のみと的を絞っており
様々なプレイを行いながらその都度暗示を入れて徐々に性感を高めてくれます。

一番最初の愛撫パートは濃厚なキスや乳首舐め、軽めのフェラなど
彼女が主にお口を使って丹念に全身を愛撫してくれます。

「舌が絡み合うと 気持ちいい 唾液もいっぱい絡まって やらしい音がして この音だけで あなたの体はもっと熱くなる」
この後のパートもそうなのですが
本作品のエッチは他の催眠音声に比べてちゅぱ音が非常に多く
ゆっくり、ねっとりとした上品な唾音を意識的に鳴らしすことで
暗示だけでなく雰囲気によってもエッチな気分を湧きあがらせてくれます。

といっても延々ちゅぱちゅぱして催眠を忘れるようなことを彼女は決してしません。
プレイの内容とそれに付随する感覚を暗示としてしっかり伝えながら
直後にちゅぱ音を鳴らしてその様子を臨場感たっぷりに表現しています。
この暗示とちゅぱ音のバランス感覚は「絶妙」の一言です。

「今度は、舌全体を押し付けて ざらついた舌で ずるっと撫でるように 舌先を押し付けて ほぐすようにぐりぐりつついて キスして」
プレイはキスなどのオーソドックスなプレイを押さえつつ
M字開脚をさせながらのアナル舐めといったアブノーマルなものも登場します。
彼女にお尻の穴を見られ、さらに愛おしそうに舐められるところを聴いていると
恥ずかしさと一緒に心満たされる気分も湧いてくるのではないでしょうか。
プレイはアレですが雰囲気は癒しをとても重視しています。

「理性がはがれるのは あなた自身が望んでいること あなたの本能が望むまま 快感を欲しがればいいんです」
男が最も満たされるプレイと言えばもちろんSEXも外せません。
30分以上もの間愛撫や舐めで散々に焦らした後にようやく彼女と一つになります。
しっとりとした雰囲気の中、ゆっくりと腰を打ち付けながら艶めかしい喘ぎ声を上げる姿や
要所で行われるカウントを交えた感度上昇の暗示が否応なく興奮を高めてくれます。
主に股間を中心にたまらない熱さを感じるに違いありません。

そしてここまで溜めに溜め続けてきたからこそ、最後に訪れる絶頂の瞬間に
風船から空気が一気に抜けるような勢いのある気持ちよさが味わえます。
絶頂時の快感の強さに加えて、その感覚をいつもよりやや長く感じられたのが驚きでした。
作品の雰囲気に十分に浸り、彼女との交わりをリアルに体験できたからこそ
こういった一段階上の快感が得られたのだと思います。

このように、ちょっぴり意地悪ながらも愛情たっぷりなエッチが繰り広げられます。



緻密で繊細な作品
催眠音声ではあまり見かけないテーマを扱ったドライ系の良作です。

作品にしっかりとした世界観を持たせ、それを壊さず丁寧な催眠を施し
エッチも時間をかけてじっくり性感を育ててから絶頂へと導いています。
過去に「クリーニングエステ for Men」を聴いたときもすごく丁寧だなと感じたのですが
本作品ではそれに輪をかけて細かい部分まで考えながら作られています。
聴きやすいし催眠にも入りやすい作品と言えます。

中でも催眠誘導の完成度の高さが非常に印象的でした。
催眠の全体的な進め方、暗示の表現や間、声のペースや抑揚など
どこを見てもこれといった問題点が見当たりません。
文字数や私の方針の関係で記事中に書くことはないのですが
実は細かいレベルの疑問点はどの作品にも必ずあります。
それがこの記事を書いている時点では見つからなかったのが一番の驚きでした。

お酒を扱った部分は人によって長所・短所どちらとも受け取れる要素ですから
それは問題点ではなく個性や特徴と捉えるのが妥当です。
お酒好きなら私とは違った感想を抱くのではないでしょうか。

催眠は一番最初の深呼吸だけはオーソドックスに行って
それ以降は様々な感覚操作を駆使して興味を引きつけながら落としてくれます。
まさに彼女の思うつぼと言いますか、言われた通りの感覚が続々と湧いてきました。
でも最後の落ちる・沈む感覚がやっぱり一番気持ちいいです。
お酒がいけるのなら初心者が聴いても大丈夫。

エッチは「クリーニングエステ for Men」でもそうだったのですが
聴き手に自然な興奮を促すエッチな雰囲気づくりにとても気を遣われています。
催眠音声というとあまりエロくないのが一般的な認識としてあるだけに
こういう催眠もエッチも両方楽しめる作品は貴重と言えます。
ちゅぱ音それなり、淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

お話が面白い、催眠にがっつり入れる、エッチが良質と様々な美点を持っている作品です。
コスパもこの時間で900円ならまず損はしません。
お酒に抵抗のない人なら誰にでもお薦めします。

CV:柚木桃香さん
総時間 デトックスバージョン…1:11:06 アダルトバージョン…1:44:59

(デトックスバージョンは催眠誘導後に約20分の暗示によるリラクゼーションを行います。非エロ)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります