妹のいたずらに寝たフリでひたすら耐える音声

サークル「あずさ-はちごう」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作となるこちらの作品は
兄想いの可愛い妹が様々な手段を使って彼を起こそうとします。
最初は普通に起こそうとしていたのがだんだんとエスカレートし
最終的には一線を越えてしまう様子を主に彼女側の視点で描いており
無防備な相手を前に少しずつ心を開いていくのが手に取るようにわかります。

彼女が性に不得手なキャラに設定されているおかげで
兄の体を興味津々に観察するシーンが多いのもポイント。
女の子に見られる快感と見せつける快感の両方が同時に味わえます。



起きないお兄ちゃんにちょっぴり悪戯
寝ているところを妹にあれこれ悪戯されるお話。

「ん? どうしたのお兄ちゃん?」
妹は甘く明るい声の女の子。
徹夜明けで疲労困憊なお兄ちゃんが心配になった彼女は
彼がぐっすり眠れるようにと美味しい料理を作ってあげます。

本作品は冒頭のやり取りを除き、ほぼ全編でお兄ちゃんが寝ている状態の中
彼女が様々な手段を駆使して起こそうとする様子を聴いて楽しみます。
こういうシチュの作品だと、完全に無防備な状態の男性を
女性が色々と弄ぶのを聴いて興奮させるケースが多いのですが
本作品に登場する妹は今回初めておちんちんを見るほどに男を知りません。

「い…今なら キスとかしても わからないよね ノーカンだよね」
そのため堂々とおちんちんを取り出して巧みなテクで射精させるような流れではなく
彼に気づかれないよう常に注意を払いながら、軽く口づけをしたり
おちんちんをパンツ越しに優しく撫でたりと結構ゆっくりとプレイを進めます。

そして、その様子をこちらが寝たふりをしながら薄目を開けて楽しむわけです。
シチュはM向けなのですが、この内容だとノーマルな人に一番向いていると思います。

「ほら暑いだろー べったりくっつくと 暑くて寝てらんないよね ねー?」
妹は序盤で本当にお兄ちゃんを起こそうとしたり
寝ているのを利用して軽く甘えるような子供っぽさの残る女の子です。
近親相姦モノなのですが彼女のキャラがとても明るいおかげで雰囲気は穏やか。
プレイの合間に入るちょっとした仕草も心を和ませてくれます。
その普段の様子とエッチでの乱れっぷりとのギャップも良い興奮材料になっています。



心を整理しながら少しずつハードに
エッチシーンは3パート63分間。
プレイは耳舐め、キス、妹のオナニー、手コキ、フェラ、素股、SEX(騎乗位)です。
オナニー、手コキ、素股、SEXの際に控えめな音量の効果音が流れます。

「…ということは 何をしても今なら大丈夫ってことかな?」
ご飯を作っている間にソファーで寝てしまったお兄ちゃんを
声をかけたりくすぐったりして起こそうと頑張って失敗した妹は
まったく起きない彼を見かねて少しハードな悪戯をしてやろうと決意します。

エッチは寝たふりをしているお兄ちゃんを妹が一方的に責め続けます。
個々のプレイそのものに加えてインターバル部分の描写にも力を入れており
最初彼を起こすために頑張っていた彼女が次第に目的を忘れ
自分の欲求を満たすために悪戯をするようになるのが手に取るようにわかります。

「おにいちゃん おにいひゃんの前で 私 ああっ!」
一番最初のパートは耳舐めやキスをしてからのオナニー。
水分とペースが控えめなちゅぱ音や、ややアヘった喘ぎ声にエロ可愛さを感じます。
オナニーの前に見られた時のことを考えてパンツだけは脱がなかったり
事後に「やってしまった」と自己嫌悪に陥るところもいいですね。
責め手でありながら彼女自身も見られる快感に酔いしれている部分が窺えます。

「山のてっぺんで引っかかった! 驚きだよ なんか湿ってるし…」
「ああぁ おっきい 何これ 男の人ってこんなに大きくなるの?」

2番目のパートは彼女が初めておちんちんとの対面を果たす貴重なシーン。
パンツ越しに見えるテントの張りっぷりに驚き
生で見た時もその形・大きさ・匂いに興味津々な様子が処女らしさに溢れています。

手コキやフェラも感触を確かめるかのように時間をかけてゆっくりと進めており
こういう女の子の初めての相手になれた気分が十分すぎるほどに味わえます。
ちょっぴり恥ずかしいけど誇らしい気分、とでも言えばいいのでしょうか。

一番最後のパートはプレイをSEX一本に絞り込み
彼女が最後の一線を越える決意をし、自分から一つになるまでを綿密に描いています。

処女であることを踏まえて挿入シーンを1分30秒もの長さに渡って繰り広げ
その感触に慣れるためにしばらく動かさない時間を設け
心と体の準備が整ってからピストンを開始するなど
聴き手に違和感を抱かせないようにと非常に丁寧に進めているのが印象的でした。
彼女の人生における最初で最後の体験に対するこの上ない演出と言えます。

「おにいじゃんの おちんちんが 膣をえぐって ぐじゅぐじゅいうの わかりゅのぉ」
SEXを進めるに従って変化していく彼女の喘ぎ声もポイント。
処女喪失の直後は痛みに苦しむような悲痛な声を上げていたのが
だんだんと女の悦びに目覚めてとろけたような甘い声へと変わります。
彼女の最初の相手になれたという達成感や幸福感が湧きあがってくるでしょう。

このように、無抵抗な兄を相手に妹が想いを遂げる様子が臨場感たっぷりに楽しめます。



やや珍しい視点を持った作品
極端にM向けなシチュを敢えて妹を中心に描いた個性的な作品です。

「お兄ちゃんがどのように責められるか」よりも
「妹がどのような心境で彼を責めるか」に力を入れることで
彼女が色々と戸惑ったり性的快感に目覚める姿をたっぷりと楽しめます。
そういう意味で本作品は妹を観察して楽しむ作品なのだと思います。

「とてもいい顔してるよお兄ちゃん 寝てるのに感じちゃうんだね」
その証拠に妹は彼が起きているのにある程度気づいており
それを理解したうえで更にハードなプレイへと進んでいます。
彼女としてはちょっぴり不本意ながらも踊らされているわけですが
おかげで声を押し殺したりする必要も無く伸び伸びとプレイを楽しんでいます。
寝たふりという状況を利用した2人の心理的な駆け引きも垣間見えました。

しかしそういった準備に時間をかけるあまり
総時間に対する純粋なプレイの時間がやや短くなってしまっています。
「さっさとプレイを進めて欲しい、抜きたい」と思っている方には
おそらく回りくどく感じるのではないでしょうか。
妹のエッチに対する拙さ、不得手さをある程度受け入れられることが大前提です。

また作品の売りとなっているバイノーラルですが
一部のシーンで自動車の走る音や足音といったノイズが入っています。
どんなものかは体験版の2番目のファイルを聴いてご確認ください。

エッチは妹らしさを出すために初々しさを感じるプレイが行われています。
射精シーンがフェラとSEXの2回に留まっているのも
妹が頑張るところを楽しんでほしかったからだと思います。
喘ぎ声そこそこ、淫語・くちゅ音・ちゅぱ音ごく僅かです。

妹の処女喪失を寝たふりをしながら温かく見守る作品です。
タイトルからくる作品のイメージと内容が若干ずれているかな?と思いまして
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:そらまめ。(和鳴るせ)さん
総時間 1:25:22


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
コスパが良いので+1してあります。