Halloween Another night

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

昨日に引き続き今回もハロウィンをテーマとした作品を紹介します。
こちらは魔界からやってきた謎の少女にそちらの世界へと連れて行かれ
沢山の触手で体の敏感なところを徹底的に犯されます。
18禁作品でありながら敢えてエッチな要素を極力排した挑戦的な試みがされており
彼女が紡ぎ出すイメージとプレイの様子だけで体が熱く火照っていきます。

催眠は彼女と一緒に魔界へと向かうイメージを描きながら催眠状態を深めていきます。
左右中央に不規則に飛び交う声を意識で追っていくうちに
頭はくらくら、意識はぼんやりしていくのを実感するでしょう。



悪戯好きな魔界の番人
魔界に住む少女の家に行って触手責めにされるお話。

「やぁ こんばんは とりっく おあ とりーと」
少女はややトーンの低い穏やかな声の女の子。
ハロウィンお馴染みのセリフで主人公にお菓子を求めますが
彼が何もくれないので代わりに悪戯をすることにします。

催眠は2パート25分ほど。
深呼吸と手足の脱力をして軽くリラックスした後
今度は頭を脱力するために自分がお風呂に入っている様子をイメージします。

「ぽかぽかのお湯に包まれて じーんわり じーんわり ぽかぽか ぽかぽか」
イメージする内容が容易であるのもそうですが
彼女のセリフを聴いていると音感的な心地よさも感じるはずです。
本作品は全編を通じてセリフのリズムや音にこだわっており
擬音語や擬態語を数多く交えながらリズミカルに暗示を入れてくれます。

「ちゃぷん ちゃぷん ゆっくり ゆっくり 波に揺られて 心も 体も ゆらーり ゆらーり」
彼女が語句を意識的に区切って話すおかげで
発せられるセリフの文字数が4文字前後で統一されている場合が多く
上のセリフのように語尾の文字もできるだけ揃えながら語り掛けてきます。

人間の脳はこういったリズミカルな音や刺激にとても弱く
セリフの内容抜きで意識がぼやけていく感じがする人もいるでしょう。

「出来るだけ こまめに声をかけるから ボクの声に ついてきてね」
そして準備ができたところでいよいよ彼女に導かれながら魔界へと向かいます。
ここは真っ暗な世界を彼女の声を辿りながら進む演出がされており
左右と中央に小まめに移動する「こっちだよ」の声をその都度意識で追っていきます。

かなり頻繁に位置を切り替えてくるおかげで
続けているうちに混乱したような頭がくらくらする感じがするかもしれません。
そうやって意識の力を弱めながら合間に暗示を叩き込み
彼女は聴き手をより深い催眠状態へと導くわけです。
作品のテーマに沿った催眠を施しているところが実に見事です。

「魔界へ行くためには精神と肉体を切り離す必要がある」と事前に彼女が言っているように
ほとんど体を動かさずイメージを中心とした催眠を繰り広げています。
内容は適度にリラックスして魔界へ行くだけの至ってシンプルなものなのですが
主に脳の性質を利用したアプローチによって少しずつ意識をぼかしていきます。
かける言葉のリズム・音・間にすごく気を遣われていて
ちょっとした音楽を聴いているような不思議な心地よさが味わえました。

ただ今回の催眠は古典型に属するのですが催眠法にそこまで頼っていないため
他の作品に比べてかかり具合に大きな差が出る可能性もあります。
そのため初心者にはあまりお薦めしません。
オリジナリティを優先した結果ですから試み自体は特に問題ないと思います。



淫語を極力排した挑戦的なエッチ
エッチシーンは36分間。
プレイは触手責めのみです。
エッチな効果音はありません。

「熱気が みだらな香りが 集まって 固まって たくさんの うごめく何かに変わっていく うごめくものが あなたに 絡みつく」
少女の手引きによって無事魔界にある彼女の家へとたどり着いた主人公は
そこにいる触手の群れに体を拘束され、敏感なところを責められます。

エッチは最初の12分ほどで手足を絡めとられる様子を描きながら
暗示を使って体の温かさをエッチな熱へと変えていき
それから乳首、おちんちん、アナルの順に触手で刺激します。
100%触手を絡めたプレイですので触手好きにはたまらないのではないでしょうか。

「胸に 2つ 気持ちいい 気持ちいい 敏感なスイッチ つけてあげる」
「これはね とーっても 大きなスイッチ 長細くて 敏感で 気持ちよくなればなるほど 大きく 硬く 敏感になる 特殊なスイッチ」

そしてプレイをするにあたって少女は彼の敏感な部分を敢えてスイッチと表現しています。
例えば上のセリフだと前者が乳首、後者はおちんちんのはずなのですが
彼女はそういうストレートな淫語をほぼ言いません。
覚えている限りだと絶頂シーンの「イク」くらいです。

これは催眠の段階で精神だけの存在にしていることから
できるだけ肉体的な描写を避けつつ進めたかったのだと思います。
あとはエッチな要素抜きに暗示だけで性的興奮を呼び起こしたかったのかなと。
同人音声では絶対にありえない、まさに催眠音声ならではの試みと言えます。

「胸に 口が吸いつく 無数のイボイボが スイッチを犯す 蹂躙する くりくり くりくり 前後して あなたの胸を、犯していく」
「ぽっかりと口の開いた 大きな触手が近づいてくる 内側には 細くて 小さな触手が びっしり生えていて ねばねばと 糸を引いている」

プレイの様子はと言うと、仮想的なプレイであることを踏まえて
少女は触手の形状や質感をできるだけわかりやすく描きながら
その責めによって得られる感覚を暗示として何度も入れてくれます。

序盤にある手足を触手に拘束されるシーンでは
事前にほんのり温かさを感じているだけあって熱くなるのを実感しやすいです。
その後の凌辱シーンでも特に股間が熱くてたまらなくなる人がいるでしょうね。

「九本の触手が 蠢いて きゅうきゅうの穴を拡げていく 真ん中に ぽっかり 穴をあけて 大きな触手の 通り道を作る」
最も個性的なプレイは終盤に登場するアナル責め。
ここでは9本の小さい触手と1本の大きな触手が
股間にある「欲望を求める口」をかき回します。

やや激しく執拗に責める触手の様子を伝える熱を帯びた少女の声が
さらに股間を熱く高ぶらせてくれました。
割と入念に感度を高めてから最後の最後で1回絶頂するタイプですから
うまくいけば脳や股間に突き抜けるような衝撃が走るでしょう。
内容を見ればわかるでしょうがこちらもイメージ力をかなり重視しています。

このように、触手責めを主観的に楽しませてくれるプレイが繰り広げられます。



珍しいスタイルの作品
催眠、エッチどちらもややイレギュラーな部分を持っている作品です。

催眠は作品のテーマや雰囲気を重視して催眠っぽさをできるだけなくし
その中で催眠に誘導するために有効な技法を用いています。
エッチは触手オンリーなところも十分に個性的ですが
それに加えてわかりやすいエロ要素をできるだけ削ぎながら
ほぼ暗示のみで興奮させ、イカせようとする試みがされています。

簡単に言うとサークルさんが自ら縛りプレイをされているような気がします。

元々誰得さんは作品のテーマに催眠を柔軟に適合させるのが得意なのですが
それでもここまで色々と制限をかけている作品は聴いたことがありません。
しかし催眠音声として十分なクオリティを持っており
ある程度の催眠状態に入れるし、エッチも体が自然に熱く火照るのが実感できます。

しかし使われているツールが催眠音声の中ではマイナーな部類に属するため
「他の作品に比べてかかりやすいか?」と言われると正直あまり自信がありません。
私は聴いている最中に少女の意図が読めたのでうまく入れたのですが
皆さんにも果たして通じるかと言われると首をひねってしまいます。
そういうやや人を選ぶ部分があるかなと。

エッチはこちらも意図的に制限をかけている挑戦的なプレイです。
エッチシーンに淫語が登場しないのはマイナスに受け取られそうですが
逆に考えれば彼女の声に従ってイク貴重な体験をしやすい環境でもあります。
ご自分の被暗示性やイメージ力をテストするのに適したプレイと言えます。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

季節ネタを省いたとしても十分な個性を持っている作品です。
合計2時間に対して700円と非常にコスパが良いですから
ちょっぴり変わった催眠やプレイが楽しみたい方は是非お試しください。

おまけは別タイプの解除音声と「わりと適当なおまけ音声(淫眠音声)」です。

CV:あ、きのこさん
総時間 本編…1:20:32 おまけ…34:16


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります