お姉ちゃんによる女体化さいみん

サークル「S彼女」さんの催眠音声作品。

主に同人音声を作られている同サークルさんでは4作目の催眠音声となるこちらは
穏やかな声のお姉ちゃんが弟を女体化してあまあまなエッチをします。
どちらかと言うと催眠音声よりも同人音声に近い作りをしており
シンプルな催眠を施してからその2倍近くの時間をかけてゆっくり、ねっとりと愛してくれます。

また催眠の時は女神のような穏やかに、エッチの時はメスのような艶めかしくと
お姉ちゃんの声がシーンによって目まぐるしく変化し癒しや興奮を与えてくれます。

今回は催眠風エフェクト無しバージョンを聴いてのレビューとなります。



女の子になった自分をイメージしながら
お姉ちゃんの催眠で女の子になり、彼女とレズプレイするお話。

「あらあら 女の子になりたいの?」
お姉ちゃんは素朴で穏やかな声の女性。
女の子になりたい願望を抱く弟の願いを催眠によって叶えてあげます。

催眠はおよそ17分間。
まずは深呼吸や脱力をして心身を程よくリラックスさせます。

「顔の力を抜いて 目の力を抜いて 口の力を抜いて ゆったりとするの」
顔、目、口、肩、腕、指先と頭の上から下へ向かって順番に言われた部分を意識しながら
力が抜ける感覚を実感してみましょう。
事前に適度に深呼吸していることもあり、そこそこの脱力感は得られると思います。

「女の子になるのはキミ自身 お姉ちゃんは その手伝いをしてあげるだけ キミが望むことを」
またお姉ちゃんは途中で彼女はあくまで聴き手のサポート役に過ぎないと言い
自分自身で女の子になりたいと願うのが重要であることを教えてくれます。
女体化催眠自体がイメージ力を普段以上に要求するものですし
作品を聴くにあたっての心構えをしっかり教えてくれるのはいいですね。

「大きくて素敵だったおちんちんは 小さく小さくなって もっともっと小さくなって 小さくなって小さくなって 消えていくわ」
そして女性の象徴とも言えるおまんことおっぱいが変化していく様子を思い描きながら
同時に自分が男性から女性へと変化しつつあることを強く印象付けます。

おまんこはおちんちんが体に収まって膣となり、クリトリスや尿道が形成される様子を
おっぱいはぷにぷに、もちもちと擬音語を多用しながらその柔らかさを表現しており
10分ほどの時間をかけて本当に入念に変化していく様を教えてくれます。
自分のおまんこやおっぱいがどんな形でどんな質感なのかが手に取るようにわかるでしょう。

リラックスしてから女性固有の部分をイメージを使って変化させるシンプルな催眠です。
お姉ちゃんの声が終始慈愛に満ち満ちており、その癒しのオーラが安らぎを与えてくれます。
聴いている最中は眠くて仕方ありませんでした。

しかし、世間一般的な催眠音声に比べて催眠効果は極めて薄いと私は考えています。
理由は深化にあたる行為を行っていないからです。

本作品の催眠は深呼吸してごくごく軽めの分割弛緩をするだけで女体化へと進んでおり
カウントを刻んで落とすとか、イメージを使って正反対の感覚を起こさせるといった
催眠状態をより深くするシーンがありません。

分割弛緩で催眠を深めてくる作品もあるにはあるのですが
その場合かなり入念に行う必要があり、本作品のものでは難しいと思います。
暗示と呼べるセリフがほとんど登場しないのがその理由です。

催眠における暗示は聴き手視点の表現を使って入れることが多いのですが
本作品では客観的な視点で表現しているのをそれなりに見かけます。
例えば先ほど「顔の力を抜いて」というセリフが登場しましたが
ここは「顔の力が抜ける」と表現するのが妥当です。

そして「顔の力が抜ける すーっと抜ける どんどん抜ける すっかり抜ける」といったように
力が「抜ける」感覚を何度も何度も伝えてそうなるように導きます。
現代催眠のように散りばめたり遠回しな表現で暗示を入れてくる催眠もありますが
それらも催眠誘導の段階では何らかの形で聴き手に催眠に入る感覚を必ず伝えてきます。
本作品においては残念ながらそういった要素が薄いと言わざるを得ません。

以上の理由から催眠に入れる人はごくごく少数と思われます。

女体化については変化の様子や質感などは描写が綿密でイメージしやすいです。
だからこそもうちょっと催眠誘導を丁寧に行ってほしかったなと。



愛に溢れたあまあまなエッチ
エッチシーンは2パート39分ほど。
プレイはキス、全身舐め、おまんこ鑑賞、クンニ、乳首擦りあわせ、手マンです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「さぁ キミの可愛い体を お姉ちゃんが もっともっと 可愛くしてあげるわ」
催眠を使って弟を可愛くエッチな女の子へと変化させたお姉ちゃんは
女の子の快感を味わわせようと彼の全身を唇で愛撫し始めます。

エッチはお姉ちゃんが終始責め続ける形で進められます。
元が姉弟、かつ彼女にSっ気もないため雰囲気はとってもあまあま。
年上の女性に優しく愛される気分が味わいやすいでしょう。

また一般的な催眠音声のように運動や感覚を操作する暗示はほとんど入れず
エッチの様子を描写しながら適度にちゅぱ音を鳴らす同人音声に近い作りをしています。

最初のパートは長めのキスをしてから全身を上から順に舐めていき
股間に到達した後はおまんこを舌で存分に愛します。
キスやクンニの際に流れるちゅぱ音が適度に左右に揺れる立体的なもので
そのゆっくり、ねっとりとした甘い唾音が徐々に気持ちを高めてくれます。

「右の花びらを摘まんで くにぃーって引っ張って 左の花びらを摘まんで むにゅーって引っ張って 花びらの中を確認させてね?」
他にも女体化をテーマにしているだけあって女性器の描写にかなり力が入れられており
弟のおまんこの見た目や匂い、濡れ具合にまで目を向けながら
お姉ちゃんがその様子をやや興奮した熱っぽい声で教えてくれます。
女性に大事なところをじっくりと見られ、口で愛されるシチュにはゾクゾクするものがあります。

「ここを刺激されるとね 凄いのよ 体が勝手に反応しちゃうの 体が勝手にビクンビクンしちゃうの 愛液があふれ出して 止まらなくて お潮をびゅーびゅー噴いちゃうの」
対する2番目のパートは2人で抱き合いながら彼女に指でおまんこを愛されます。
乳首を擦りあわせてさらに興奮したお姉ちゃんの声が艶めかしく
その熱さが自然と股間を熱くしてくれるでしょう。

「快感が塊になって キミの内側から溢れ出す 愛液が固まりになって、オマンコからビュービュー噴き出していくわ」
フィニッシュにドライ絶頂ではなく潮吹きを目指しているのもポイント。
処女の弟の膜を破らないように気をつけながらGスポットをクリクリしてくれます。
ふたなりだったりディルドーを挿入されたりすることがない分とっつきやすく
女性同士の交わりをブラックな要素無しに楽しめます。

このように、ストレートかつあまあまなレズプレイが繰り広げられます。



エロボイスとしてなら
限りなく同人音声に近い催眠風ボイスドラマです。

催眠に入る感覚や漂う感覚が味わいにくい反面、エッチの描写がとてもわかりやすく
2人がゆっくりと濃密に愛し合う様子が手に取るようにわかります。
プレイもハードなものや調教に類するものを一切避け
時間に対して内容を絞り、それぞれをしっかり行うことで興奮を高めてくれます。
ですからレズプレイをテーマとして同人音声と捉えた方が良いかもしれません。
催眠を期待して聴くとおそらく肩透かしを食らうでしょう。

全編を通じて思ったのは五十嵐ナナコさんの演技力の高さです。
催眠とエッチで声の雰囲気がガラリと変化し、それぞれに適した感覚を与えてくれます。
私はあまり彼女の作品を聴いたことがないのですが
これなら世間的に人気があるのも頷けます。

エッチはシーンごとのおまんこの描写が細かくて非常に印象的でした。
その形状だけでなく濡れ具合もしっかりと描きながら
クンニはクリトリスと膣口を時間をかけて舐めまわし
手マンは事前にしっかり愛液で湿らせてからゆっくりと挿入しGスポットを刺激します。
レズプレイにとって重要な部分がきっちり押さえられていると思います。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

ここまで述べてきた諸々の理由から今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。
ただこういう万人受けするレズプレイを描いた作品が少ないだけに
プレイの内容に興味を持ったのならそれなりに楽しめるかもしれません。

CV:五十嵐ナナコさん
総時間 1:12:41


オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は2点。
コスパがいいので+1してあります。
同人音声として見るなら6点です。