囁き・耳かき・添い寝・隠れ宿 夢見亭 京

サークル「ristorante」さんの同人音声作品。

こちらは人里離れた旅館でちょっぴり不器用な女の子が心を込めて癒してくれる作品です。
今までこういった専門店形式の作品を出されなかったristoranteさんなのですが
ここにきて投入してきたということは今後シリーズ化されるのかもしれません。
内容もマッサージ、耳かき、添い寝と癒しの鉄板要素を押さえつつ
ちゅぱ音や効果音を軸に据えたエッチもあるなどバランスが取れています。

またサービスだけでなく登場人物の感情の推移にもスポットが当てられており
話が進むほどに彼女の優しさも感じることができるでしょう。



隠れ宿での夢のようなおもてなし
夢見亭の小町「京(みやこ)」から様々なサービスを受けるお話。

「本日は 遠路はるばるお越しいただきまして 誠にありがとうございます」
京は落ち着いた冷静な声の女の子。
旅館へやってきたお客にやや淡々とした様子で挨拶を済ませた彼女は
耳かきを始める前にまずは指を使って首や肩の凝りをほぐします。

本作品は「癒し特化音声作品」と銘打っているように
マッサージ、耳かき、添い寝といった王道的な癒し要素を漏れなく取り揃えており
それらを行いながらサービスを担当する京との心温まるやり取りが繰り広げられます。

専門店形式には諸々のサービスを行うだけ、というやや味気ない作品も中にはあるのですが
今回登場する京にはきちんとしたキャラがあり普通に会話をするシーンも多く
癒し系のボイスドラマ的な側面も持っていると言えます。

「あ すみません あまり感情を表に出すのが得意ではなくて…」
京はちょっと特殊な境遇で育ったからか愛想を振りまくのが得意ではないため
最初のシーンを聴いたらやや事務的に感じるかもしれません。
しかしサービスを行うにつれてだんだんと彼女の声が変化していくのがわかります。
聴き終える頃にはきっとそんな彼女を逆に可愛いと思うようになるでしょう。

最初に行うマッサージは肩や首に蒸しタオルを当てて血行を良くしてから
指で疲労回復に効果的なツボをいくつか押していきます。
擦るのではなく指圧するため効果音はありません。

「それではまず 眼精疲労に効くツボを 小指の第一関節 こちらの真ん中あたりを 人差指と親指で挟むように 3秒くらい押していきます」
しかし京はどこをどういった感じで押すのかを本当に丁寧に教えてくれます。
自分で実際にツボを押しながら聴くのもいいでしょう。
合間にちょっとした健康知識も披露してくれるあたりにも専門的らしさを感じます。

続く耳かきは13分ほど。
器具は不明ですがおそらく耳かき棒か綿棒を使って
右→左の順に耳の外側、穴の入り口、穴の奥をお掃除します。
息吹きはありません。

外側は「ズズー ショリッ」と若干ざらつきのある乾いた音
入り口は「ジョリ ズジョー」と外側に比べてよりざらつきのある音
奥は「ゴリュッ ズリッ」とさらに低く重みのある音が使われており
いくつかのパターンの音を10~30秒程度の間隔で切り替えながら流しています。

音は比較的リアルなのですが、動かし方や鳴らし方がループっぽく感じられるため
JONさんやシロクマの嫁さんといった一線級の作品を聴き慣れているような方だと
いささか物足りなく感じるかもしれません。

「普段は あまり他の人に耳を掃除してもらう機会って ないですよね?」
また耳かき中には京が割と頻繁に語り掛けてきます。
お客のセリフに彼女がドキッとして手を止めるシーンもあったりと
2人のやり取りに力が入れられているところが珍しいですね。
音だけでなく雰囲気にも配慮したバランスの良い耳かきと言えます。



シチュと音を巧みに利用したエッチ
エッチシーンは3パート21分間。
プレイは耳舐め、手コキ、キス、フェラ、SEX、パイズリです。
手コキ、SEX、パイズリの際にややリアルな効果音が鳴ります。

「あら こんなに大きくされてたんですね スッキリさせてあげないと ですね」
耳かき後の追加サービスとして耳舐めを行っている最中
お客のおちんちんが勃起しているのを見て取った京は
そちらも鎮めてあげようと手を使って慰め始めます。

エッチは専門店らしく終始京がご奉仕してくれるスタイル。
パートごとのフィニッシュが手コキ、手コキ、パイズリフェラとくちゅ音を鳴らすプレイが中心で
普段の様子とはちょっとかけ離れた京の激しい責めが興奮を掻き立ててくれます。

「すごいです お客様のが大きくて 私の胸で挟んでも 先っぽが 出てる」
耳舐め+手コキ、パイズリ+フェラなど2つのプレイを同時に行うシーンが多いのもポイント。
ちゅぱ音も全体的にペースの速いものばかりですから
2つの異なるエッチな音の相乗効果で一気に射精感が高まることでしょう。

先日聴いた「あまあま×お姉さん~帰ってきた篝3姉妹 side文~」でもありましたし
サークルさんが好んでそういったプレイを取り入れているのかもしれません。

また5番目の「目隠しされたままご奉仕」というパートでは
お客が目隠しをして視界を塞がれているシチュを利用したプレイも登場します。

「見えないので 何をしてるかわからないですよね? ですので ちょっと こんなこともしてみます」
京は何をしているかを敢えて言わずに、効果音や吐息だけでプレイの様子を表現します。
中でも特別サービスと銘打ったプレイを行うシーンでは
直前の手コキとは明らかに違った肉感的な音と彼女の喘ぎ声が流れ
それが明らかにSEXであることが伝わってきます。

聴覚限定ですがお客と同じ立場でプレイを楽しめるところに個性を感じました。
目隠しプレイと言っても意地悪な行為は一切してきませんし
癒しを維持したまま快感を高めてくれるテーマに沿ったプレイと言えます。
ちなみにこのシーンは途中でSEXから手コキに切り替えてから射精させます。

このように、音や雰囲気を活用した激しくも温かいエッチが繰り広げられます。



物語の世界に入り込める作品
耳かき音などの効果音だけでなくキャラやストーリーも合わせた
総合的な要素によって癒しを与えてくれる作品です。

実際のお店で行うサービスに近い雰囲気を持たせ
それらを丁寧に行いながら2人の心の距離が近づいていく様子も描いています。
耳かきが入っている作品だとどうしてもそこに注目してしまうのですが
この作品はそこまで尖らせずサービスの1つ程度の位置づけに留めてあります。
だから耳かき音声というよりは耳かきを取り入れた癒し系音声と呼ぶのが妥当です。

「はい 遠慮せず 私の胸に 私の体に包まれたまま お休みください」
サービスと並ぶもう一つの柱である京については
最初の段階では少し緊張しているようにも思えたのですが
体を重ねた後、添い寝をしながら眠るシーンに来るころにはすっかりほぐれ
まるで母親のような温かみにあふれた姿を見せてくれます。

ここでは彼女の生い立ちや今に至るまでの境遇も語られており
それによってより彼女を愛おしく感じるに違いありません。
お客が彼女に安心感を覚えているのと同じくらい
彼女も彼に頼られていることに幸せを感じているのが伝わってきました。

エッチは癒しをコンセプトとした作品なのでボリュームは控えめですが
一切手を抜かずきっちり射精させてくれるプレイを行っています。
個人的にはやはり目隠しプレイが一番興奮できました。
見えないことをいいことに、より積極的になる彼女にもグッとくるものがあります。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

実際に夢見亭にいるかのような感覚を味わわせてくれる作品です。
今年に入ってから癒し系作品はリアルな音を追求する傾向が強いだけに
こういう背景の作り込みに力を入れている作品は貴重に思えます。

おまけは「お口で目覚まし」と寝息です。

CV:西浦のどかさん
総時間 本編…1:20:34 おまけ…10:32


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品はバイノーラル録音ではなくバイノーラル編集の作品なため
当サイトでは「バイノーラル」タグをつけておりません。
これらはまったくの別物ですのでご注意ください。