ゴッデス悠美子の共感覚催眠

サークル「ネイティファス」さんの催眠音声作品。

同人音声メインのサークルさんですが今回は催眠音声です。
本作品は謎の女性ゴッデス悠美子にカウンセリングを受けるような形で
色をテーマとした珍しい催眠をかけられます。
催眠音声で色をイメージさせる作品は数あれど
それを中心に進める作品はちょっとお目にかかったことがありません。

エッチも女性の部位を色になぞらえて
その色に近づくことで彼女と接触する様子を描いています。
彼女との距離をカウントで表現している点などは
いかにも催眠音声らしいと言えるでしょう。



共感覚セラピー?
ゴッデス悠美子の催眠で気持ちのいい世界へ行くお話。

「はい お掛けになってください」
ゴッデス悠美子は明るく落ち着いた声の女性。
世の中のすべての人を幸せにしたい、そんな思いを抱く彼女の元へ
主人公はその力を借りるためにやってきました。

「あなたの体から発せられる色 それを見ればわかります」
ゴッデス悠美子はいかにも女神様っぽい名前ですがどうやら人間のようです。
しかし彼女には人の気持ちを色として見られる能力があり
主人公が色々と悩んでいる様子を瞬時に理解します。
作中でもそういった色の持つイメージを使うことで意識をぼやけさせています。

催眠導入及び深化はおよそ9分間。
まずはソファーに座った主人公の背中をゴッデス悠美子がマッサージします。

「あなたは生まれ変わる 私の手で 生まれ変わる」
背中を指圧されている様子を思い浮かべながら
彼女の指から伝わる「白」、清潔なイメージを吸収していきましょう。
体に伝わった白は次第に上へ上り頭も真っ白にしていきます。

「0の色は白 0と言われると 幸福感に満たされる」
続く深化はカウントを中心にして進められています。
何度も刻まれる彼女の数字を聞きながら
先ほど受け取った頭が真っ白になる感覚を強めていきましょう。

催眠前の自己紹介やら何やらで7分近くが使われているおかげで
実際の催眠は短くシンプルにまとめられています。

「色を体に送る」「白に近づく」などの表現にサポート的な説明が特になかったり
(例えば「白に近づくと頭の中が心地よい気分に包まれます」とか)
いきなりカウントをしてその後に暗示を入れてくるなど
催眠音声として考えた場合に疑問となる点がいくつか見られました。



カウントが近づくほどに距離も近づく
エッチシーンは17分ほど。
プレイはおっぱいタッチ、キス、捕食されての絶頂?です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「綺麗 女神様 好き 女神様」
彼女の催眠で頭が真っ白になった主人公は
カウントが0になるのと同時に彼女のおっぱいへと顔をうずめます。

エッチでもおっぱいは朱色、唇はピンクと体の部位を色に例えることで意識させています。
ここではそれに加えてカウントによって距離感を演出しているのが特徴と言えるでしょう。

「女神様にキスする直前でシャットアウト うふふっ」
おっぱいに触れた後のキスシーンでは10カウントをしながら9で止めることによって
彼女の目の前まで行ったのに唇には触れられない
そんなもどかしさを感じる方がいるかもしれません。
その後も「7 8 9   7 8 9  8 9  9 9 9」こんな感じで生殺しにしてきます。
女神様の唇ですから、そう簡単には渡せないということでしょうか。

「白い液体が 滴り落ちてくる ぬるっとした気持ちいい 全身を濡らす 女神様の神聖な液体」
最後の捕食シーンは文字通りゴッデス悠美子に呑み込まれます。
色々とセリフに不明瞭な部分があるのですが、私にはそう解釈できました。

彼女の口から入り、粘膜を伝ってお腹の中に入る様子が
こちらもカウントを増やしていく形で描かれています。
グロい表現はほとんど出てきませんし、気分が悪くなることはないでしょう。

「女神様 素晴らしい 女神様 女神様」
最後は彼女の体内の色であるピンクを頭に思い浮かべながら
意識と存在を溶かして絶頂を迎えます。
カウントに適性の高い方ならちょっとした快感をもしかしたら味わえるかもしれません。

このように、他のどの作品でも聴いたことのない不思議なエッチが楽しめます。



色々な部分が突き抜けている作品
ゴッデス悠美子の奇妙なキャラから始まって、色を使った催眠、そしてエッチと
催眠音声としてなかなかお目にかかれない個性を持ち合わせている作品です。

序盤のやり取りはネイティファスさんの力が発揮されていて面白かったし
催眠やエッチもパレットの絵の具を混ぜていくような表現が
非常に独創的で印象的でした。

しかし、残念ながら催眠音声として考えた場合
とてもとても厳しいと言わざるを得ません。
本作品を聴いて催眠状態に入れる方はそこまで多くないでしょう。
かく言う私が入れませんでした。

最大の理由は暗示のボリュームが極端に少ないからです。
彼女は事前に感覚やらイメージに対する暗示を軽く一言言う程度で済ませています。
だから彼女の言いたいこと、やりたいことを理解できても
我々聴き手が主人公になり切れないのです。
おそらく2人のやり取りを外から眺めている感じになります。
同人音声なら別に構いませんが、催眠音声でこれはいけません。

エッチもカウントを中心に進めていながら
肝心のカウントに対するイメージの刷り込みが甘いため
こちらで類推しながらお話を聴いていくことになります。
プレイの内容はとても興味深いものなのですが
かなりファンタスティックなものだからこそ、入念な暗示が欲しかったなと。
淫語少々、ちゅぱ音と喘ぎ声ごくわずかです。

今回は一部でかなり痛烈なことも書かせていただきました。
でもそれは惜しい作品とも思ったからなのです。
これがもししっかりと催眠をかけてきっちり導くように作り上げられていたら
きっと面白い作品になっていたに違いありません。
少なくとも私は聴いていて強くそう感じました。
アイデアが優れているのに形になり切れていないから、もったいないから言うのです。

「どうしてこうなった?」
まったくもって残念でならない作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 39:00


オススメ度
■□□□□□□□□□ 1点


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