OMRS.

サークル「Es_Lab」さんの催眠音声作品。

昨冬発売された「PNST.」の続編にあたるこちらの作品は
女の子が思いもよらぬ場所でお漏らしすることの気持ちよさを教えてくれます。
射精・ドライオーガズムのどちらも目指さないかなり珍しい作風が特徴で
周囲の視線が突き刺さる中で尿意を限界まで我慢し、放尿するといった
かなりアブノーマルなプレイが繰り広げられます。
(前作と内容が完全に独立しているため、今作から聴いてもまったく問題はありません)

といってもそんな無茶なプレイをいきなりやらせるわけではありません。
入念な催眠といくつかの練習を経たうえで行う親切設計で
頭をとろとろにしながら放尿に対する抵抗感を少しずつ取り除いてくれます。

※この先汚い表現がいくつも登場します。
食事の前後に読むのを控えることをお薦めします。



水滴の音に心地よさを感じよう
花表 愛莉(とりい あいり)のお漏らし奴隷になるお話。

「お漏らし 好き? そう 嫌いだったら こんな音声 聴かない…よね」
愛莉は淡々と話す落ち着いた声の女の子。
野外でのお漏らしに興味を持っている主人公に対して
催眠を使ってその夢を叶えるための訓練を行います。

本作品はイメージではなく実際に放尿することを想定して作られているため
事前にいくつかの準備物を用意する必要があります。
最低でも1だけは用意していただくのが望ましいです。

1、携帯音楽プレイヤーおよびイヤホン(途中で移動するシーンがあるため)
2、オムツ(任意 場所によっては大惨事になるため)
3、タオルやビニールシート(任意 2と同じくおしっこを処理するのが目的)

…この時点でヤバそうな雰囲気を感じている方がいるかもしれませんが
オムツやタオル無しで楽しめるプレイも当然あります。
だからとりあえずそれらをお試しして、ハマったら先に進むのがいいでしょう。
後々説明しますが初心者から上級者まで幅広くプレイが用意されています。

催眠は3パート38分30秒ほど。
最初はこれといった暗示を入れずに様々なストレッチをして体をほぐします。
ちなみに本編の開始から終了まで常にバックで水滴の落ちる音が聞こえ続けます。

7分ほどの時間を割いてベッドに座りながら前屈したり、体を左右にひねったり
座禅を組んだりと入念に行うため、運動不足の方だとちょっと疲れるかもしれません。
ですが催眠においてまず必要なリラックス感が自然に得られる有効な方法と言えます。
合間に適度に深呼吸も挟んでくれますし、息が上がって聴けなくなることはないでしょう。
Es_Labさんが得意とされているリラックス法ですね。

「水音に耳を澄ましていると 少しずつ 気持ちが楽になってきてるのがわかる…よね?」
体の次は頭のリラックス。
背後でリズミカルに鳴る水滴の音を聞きながら心を落ち着かせます。
若干響く音のせいで体に染みとおるような心地よさを感じるでしょう。
愛莉の比較的大人しい声もこの雰囲気に非常にマッチしています。

「ほら 数が大きくなればなるほど どんどん 意識が 遠くなっていく」
途中で水滴に合わせて数を数えていくシーンがあるのですが
私はここで一気に催眠が深くなるのを実感しました。
詳しい内容は伏せますが簡単に言うと一種の混乱技法のようなもので
頭の中に彼女の声がぬるりと入り込んできて犯される感覚が味わえます。
バイノーラル録音なこともあって声に臨場感があるのもプラスに働いています。

そして最後のパートでお漏らしに対する心の抵抗を除去します。
作中では理性、モラル、タブーの3つの要素に焦点を絞り
それぞれを具体的な例を挙げて正当化しながらイメージを使って心から放り出します。

「何が正しいか 何が悪いかなんてことは 私が全部決めてあげるから」
それらを行う中で愛莉がさらりと自分の言うことに従うように言ってくるのもポイント。
催眠状態が深ければ深いほど人の意見に対する正常な判断力を失い
普段に比べてびっくりするほどあっさりと受け入れてしまうのを利用して
彼女は同時に主人公を奴隷にするための準備も推し進めていくわけです。

実際に聴いてみるとそれぞれを投げ捨てる際に心がすーっと軽くなるのを感じるはずです。
そしてそんなスッキリした感覚を与えてくれた彼女に
ほんのり親近感が湧いてくるかもしれません。
そうやってこの後のプレイで声に従いやすい環境を整えるのです。

お漏らしすることへの罪悪感や抵抗感を削ぐのを目的に掲げ
水滴の音を聞かせながらゆっくりと心を操作するあまり見かけないタイプの催眠です。
リラックス、深化、暗示とパートごとに明確な役割を持たせており
運動、水滴、声と主役を切り替えて聴き手に飽きずに取り組んでもらえるよう工夫しています。

常時流れる水滴の音に意識を向けさせるシーンがかなり多く
その穏やかに響き渡る音を聞いているだけでも心安らぐものを感じます。
そしてこの音はメトロノームのような役割も担っており
シーンに応じてペースやボリュームを変化させて雰囲気をガラリと変えてもくれます。
ペースが速くなると一気に心が盛り上がったりざわついたりするかもしれません。
暗示を中心とした催眠ですが音によっても心を操作される感覚が味わえます。

暗示については音のイメージをしっかりと植え付けてから
それに気持ちよさを感じ、同時に彼女の声にも気持ちよさを感じさせるといったように
関連付けをしながらだんだんと催眠を深めていきます。
声と音のコンビネーションで落としていくような展開が面白いですね。
終盤の理性・モラル・タブーの除去もイメージがしやすく
彼女が言葉できちんと後押しして放り投げやすくもしてくれます。
この時点ではお漏らし奴隷とか一切言われませんし、受け入れやすいのではないでしょうか。

この音が受け付けない人でもなければ十分に催眠に入れます。
若干特殊な作りのため初心者にはあまりお薦めしません。



ステップアップしながらより過激なお漏らしへ
エッチシーンは14パートあり、合計でおよそ83分30秒分間。
プレイはトイレ/お風呂/ベッド/街中/駅前/電車内でのお漏らしです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「じゃあ 早速 お漏らしの訓練 始めようかな」
催眠を使って主人公がお漏らししたくなるよう心を誘導した愛莉は
本物のお漏らし奴隷に育て上げるべく練習を開始します。

エッチは6つのシチュでお漏らしする放尿に特化した作りです。
それ以外のプレイは一切ありません。
前3つのパートが練習編で室内でのプレイ、後の3つが本番で屋外でのプレイとなります。
ちなみに1回につきどれか1つのプレイを選択するスタイルのため
最低でも6回楽しめることになります。
時間は最も短いトイレが7分、長い電車内が22分と結構まちまちです。

「おちんちんに意識が集まって 先っぽがチリチリしてくる」
「ほら お腹が次第に熱くなってきて おしっこがしたくなる」

練習編はトイレとお風呂が事前に2分ほどのパートを挟んでから移動
ベッドはそのままの状態でお漏らしシーンへと突入します。
催眠音声らしく暗示を使って尿意を誘発させていく流れで
十分な深さの催眠状態に入っていれば自然に股間がそわそわしてくるかもしれません。

これだけだと場所を変えただけに思われるでしょうから補足すると
トイレは便座を上げてそこに跨る体勢で、お風呂は野外でのお漏らしをイメージしながら
ベッドはプールに浸かってその中でお漏らしするイメージといったように
それぞれにある程度のテーマを設け、別方向から羞恥心を煽られながらお漏らしします。

「うふふっ みんな見てるよ お漏らしするあなたのこと みーんな見てる」
中でもお風呂パートはテーマがこの先の野外お漏らしと非常に近く
最も実戦に近い内容と言えるでしょう。
他人の視線を感じ、彼女に見守られながら放尿する。
日常生活では絶対にできない体験なだけに、練習と言えども結構なスリルが味わえます。

一方実践編の3パートは自分が野外に出かけているのをイメージしながらお漏らしします。
ここ大事なのでハッキリ言っておきますと、実際に野外に出かけるわけではありません。
サークルさん自身も言われてますが催眠状態で外に出歩くのは極めて危険です。
野外でのお漏らしも場合によっては警察沙汰になりますので絶対におやめください。

「人が多ければ多いほど お腹が切なくなって 気持ちよくなっちゃう」
「辛いけど 痺れるような気持ちよさが走る おしっこ我慢して辛いのに お腹を押して気持ちよくなってる」

プレイの様子はどのパートも事前に一旦催眠を深めてから外出
特定の音声ファイルでインターバルを設けてから再度催眠をかけ直し
それから愛莉の暗示を聞いて羞恥心と尿意を存分に高めてから
カウントに合わせてお漏らししながら絶頂を迎えます。

物理的な刺激はお腹を撫でる程度で、主にシチュに興奮するタイプのプレイですから
皆さんのイメージ力によって得られる感覚がそれなりに変わるでしょう。
露出願望を持っている人が一番楽しめるでしょうね。
愛莉もそれほど周りの様子を細かく描写せず、ある程度こちらに任せてきます。

「ここは電車の中 逃げられない どこにも逃げ場はない」
最もハードなパートは一番最後の電車内お漏らし。
暗示を使って視線を強烈に感じさせ、股を擦りあわせたりお腹を擦って尿意を高めても
彼女はなかなか放尿の許可を出してくれません。
そしてここが電車である、つまり放尿がばれても駅に着くまでは逃げ場がなく
周囲の人々から侮蔑の眼差しを向けらることを印象付けて
プレイに臨場感とゾクゾクする感覚を与えてくれます。
尿意が強烈に襲ってくるところまではいかなくとも、股間が落ち着かない感じがするはずです。

「すごい解放感と一緒に 頭の中が真っ白になってイキっ放しになる」
その後に訪れるお漏らしの瞬間は何とも言えない心地よさに溢れていて
射精やドライの感覚とは違った、爽快感・幸福感・達成感が一気に襲ってきました。
そしてしばらくしてから「やってしまったー」というちょっとした罪悪感も湧いてきました。
この両方の感覚を一挙に味わえるのがお漏らしプレイの一番の醍醐味だと思います。

このように、お漏らしに徹底的にこだわった他では類を見ない奇抜なプレイが楽しめます。



催眠もエッチも奇抜な作品
お漏らしのみのぶっ飛んだプレイに加えて催眠部分にも目を見張るものがある作品です。

お漏らしは聴き手の属性や性癖に合わせて6つのシチュを用意し
愛莉が本当に漏らさせるためだけに暗示を入れ続けてくれます。
多くの人がやりやすいトイレもしくはお風呂を聴かれると思うのですが
そこだけでも「漏らしてしまう」快感を一定以上のレベルで味わえます。

単に漏らすのではなく女の子に指示をされながら漏らすからいいんです。
1人で漏らしたら普通におしっこするのと変わりませんし
他人がいて、その監視の中で漏らすからゾクゾクするのではないかなと。
視線を強く感じるほどにより興奮が得られるプレイだと思います。

一方催眠は過去作で行っていた暗示のみで落とす型を今回はある程度崩し
水滴の音を上手に使って催眠を組み立てているところに面白さがあります。
キャンドルマンさんの「レイプ・サウンド・ガール♪」「ヒプノドラッグレディ」ほどではないにせよ
音にある程度の存在感を与え、シーンに応じてしきりに意識させてきます。

そこまでなら今までの作品にもあったのですが
この作品では水滴からお漏らしを誘発しようとしている要素も見られます。
お漏らしお漏らしと何度も言われている中で水の滴る音を聞いたら
自然と催したくなる人がいてもおかしくありません。
そういう効果を狙ってこの音を選ばれたのだと思います。
無意識に眠るイメージを利用した効果的なアプローチと言えます。

「おしっこ我慢して おちんちんきゅんきゅんさせてる変態」
愛莉については練習編までは至って穏やかだったのが
実践編に入ると一気にご主人様らしく見下した様子で話しかけてきます。
そこまでどぎつい印象は受けないでしょうが普段が割と無機質なキャラである分
そういう雰囲気にゾクッとしたものを感じるかもしれません。
プレイ内容からもわかるようにそれなりのM属性があるのが望ましいです。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

プレイのハードルが高いこと、ドライ・セルフとは違ったオーガズムを狙っていることから
当サイトでは若干点数を下げさせていただきましたが
類似作品が一切なく個性に溢れており、興味のある人ならとことんハマれる作品です。

CV:糸井サラさん
総時間 音声ファイルの総時間…2:15:17


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
シリーズ3作品がセットになった「愛莉の催●シリーズ-CompletePack-」もあります。