【寝たふり悪戯】道草屋 はこべら-ウソツキ【マッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

こちらは全年齢向けだった「【箱庭耳かき】安眠店 道草屋 はこべら【耳舐め】」の続編として
癒しに加えてエッチなサービスもしてくれる作品です。
前作で好評だった環境音や、はこべらの落ち着いた佇まいは健在で
さらに今回は声や音の距離感やリアルさもとことんまで追及しています。
そのあまりにも自然な音の数々が心を自然と解きほぐしてくれるでしょう。



最高峰の音によるおもてなし
道草屋の店員「はこべら」からサービスを受けるお話。

「お久しぶりです 旦那様 お上がりください」
はこべらはおっとり穏やかな声の女性。
主人公とは前作で既に会っている顔なじみの関係で、玄関で軽い挨拶を行ってから
早速今回サービスを行うお部屋へと案内します。

「道草屋」シリーズと言えば18禁も出ていますが基本的には癒しを重視した作風で
今回も開幕から聞こえ始める蛙や虫の鳴き声が大きな癒しを与えてくれます。
またはこべらがどちらかと言うとあまりしゃべらないキャラなこともあって
例えば一番最初のパートは二言三言言葉を交わす程度に留め
その代わりにお店に入る足音、戸を開ける音といった諸々の効果音が耳を楽しませます。

元々音の品質が高かったのに加えて、今作では音の位置にこだわっているのもポイント。
それぞれの音がする位置や距離までも綿密に計算されていて
本当に自分が道草屋にいて、はこべらが傍にいるような感覚が味わえます。
このへんは実際に体験版を聴いていただくのが一番でしょう。
どの音もとてつもなくリアルです。

部屋に移動した後、最初に行うサービスは耳拭き。
「ススー」と布っぽい滑らかな音で耳の下や首筋あたりをややゆっくりと撫でてから
耳そのものをごわごわした音を立てながら、左右同時に別々の音を鳴らしてお掃除します。

「これが 私の音ですよ 旦那様 しっかりと 覚えていって くださいね」
最後の方で軽く悪戯をするように、はこべらが耳を塞いでくるシーンがあるのですが
実際に手で塞がれているかのような音の感じと圧迫感が強く感じられました。
音だけで圧迫感が体験できる作品はそうそうありません。
残念ながら体験版には収録されていないのですが、聴いたらきっと驚いていただけるはずです。

続く耳かきはおよそ7分と短め。
片方の耳のみを耳かき棒でお掃除し、梵天と息吹きで仕上げる簡素なものです。
(音声を左右反転させたバージョンも同梱されています)

耳かき棒は「ショリ ポリ」と乾いた軽い音
梵天は「ズゾー スー」とややごわごわとした滑らかな音が使われており
耳かき棒は短いストロークで軽く引っかくように、梵天は優しく撫でるようにといったように
それぞれの器具に合わせた動きをします。
音は乾燥質の耳向けのもので好みが分かれそうですが、動かし方はリアルと言えます。

「さくり さくり 夏の日差しをかき分けて 帰ってきたら お風呂に入って 日の高いうちに 入るお風呂の 妙な感覚」
またサービス中は、はこべらが適度にお話をしてくれます。
内容は夏の陽気だったり、虫が鳴く理由だったりと何気ないものばかりで
意識して間を開けた口調がゆったりとした雰囲気を作り出しています。
背後で常に聞こえ続ける環境音も相まって、とても心安らぐひと時を送れるでしょう。



示し合わせたかのようにそ知らぬふりをする2人
エッチシーンは2パート22分ほど。
プレイは胸への愛撫、耳舐め、手コキです。
愛撫と手コキの際にリアルで立体的なくちゅ音が鳴ります。

「旦那様? よくお眠りで どのような夢を 見ているのでしょうね」
耳かきの後、主人公にアイマスクをつけて寝かしつけたはこべらは
しばらくすると彼の浴衣をはだけさせて胸に粘性の高いお薬を塗り始めます。

エッチは寝たふりをしている主人公をはこべらが一方的に責めます。
「寝たふり」と言っているのは彼が明らかに起きているように見られるシーンがあるからです。
道草屋は癒し専門のお店で原則的にはこういう風俗まがいの行為は許されません。
だから主人公は寝たふりをし、はこべらは彼に気づかれないような素振りで奉仕を行う
作品のテーマである「大人の都合」を踏まえたエッチが繰り広げられるわけです。

プレイの方はリアルな愛撫や手コキのくちゅ音と
近さを感じる耳舐めのちゅぱ音との複合攻撃が興奮を一気に高めてくれます。

前者は音声作品の場合エッチな効果音をループさせるケースが多いのですが
本作品では実際にプレイを行ってそれを録音しているかのように1回1回の音が微妙に違うし
例えば手コキだったらしごくのに合わせてタイミングよく音を鳴らしていたりと
1つ1つの効果音に対してもきめ細かい配慮がされています。

後者についてはちゅぱ音もそうなのですが、合間に漏れる吐息も優れていて
耳にさわさわとしたこそばゆい感覚とほんのり生温かさを感じさせてくれます。
効果音がどれだけ優れていてもこちらがイマイチだと聴いた際にバランスが悪くなるわけで
それを考えて効果音に負けないクオリティをきちんと持たせています。

「本当に 寝ていらっしゃるのですか? お体も しっとり汗ばんで」
またここでのはこべらは体裁を整えるために時折彼が起きているかを確認しながら
小悪魔っぽいちょっぴり意地悪な雰囲気で彼に刺激を与えます。
耳かきまでのパートとはまるで違ったキャラを見せてくれますから
その豹変ぶりも面白さの一つと言えます。

プレイもその性格を際立出せるかのように荒々しく
特に手コキは精液を一滴残らず搾り取ろうとするかのような
下品な音をハイペースでまき散らします。
癒し系の作風だからこそ敢えてこういう過度にエロい音にしたのでしょう。
サークルさんの「聴き手をしっかり抜かせるぞ」という意思が感じられるプレイとも言えます。

このように、プレイの様子だけでなくお互いの心理まで描いた興味深いエッチが楽しめます。



様々な要素が複雑に絡み合っている作品
若干癒しが有利に思えますが、基本的には癒しもエロもバランスよくこなせる作品です。

過去作で培った効果音や雰囲気づくりといった長所を磨きつつ
今回は登場人物の心の機微にまで触れて物語に深みを与えています。
音声作品の場合、何かの要素に特化したタイプの高品質な作品はそれなりにあるのですが
こういう総合的にハイレベルな作品は本当に少ないです。
どの要素も抜きんでたものを持っていて隙がありません。
「道草屋」シリーズの一つの集大成とも言える作品です。

その中でもやはり効果音に対するこだわりが凄まじいです。
エッチシーンでのくちゅ音の鳴らし方が最近少しずつ見直されてきて
おねえさんが可愛がって あ・げ・る ~あまぁく責められちゃうバイノーラル!~」のように
個々の動きに合わせて最適な音を鳴らすような作品が出始めているのですが
本作品もそれを見事に実現させています。

非エロの部分についても効果音だけで感じ取らせるシーンが随所に登場して
声主体の作品を聴いている人ほどより大きな衝撃を受けるでしょう。
そして無駄なセリフが少ないからこそ物語がより自然に、よりリアルに感じられるのです。

エッチはちょっぴり意地悪に女性に弄ばれる気持ちよさが味わえます。
ややM向けですが罵声をぶつけられたり寸止めするシーンはありませんし
ノーマルな方でも普通に楽しめます。
ここまでリアルタイムに変化するくちゅ音は他で聴いたことがありません。
ちゅぱ音とくちゅ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

良い意味でとんでもない作品と判断しました。
最近満点を連発していているようにも思われそうですが
良い作品を良いと言わない理由はありません。
価格も1時間で700円ならとってもお得です。

そんなわけで本作品をサークルさんの中では2本目の満点とさせていただきました。

CV:藤村咲樹さん
総時間 1:05:36


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります