ヤンデレ後輩と入れ替わり催眠

サークル「サイクロンミント」さんの催眠音声作品。

本作品は主人公に恋心を抱く後輩と体を入れ替えてエッチします。
女体化音声は色々なタイプがありますが
催眠者と被験者が体を交換する展開になる作品は他に見たことがありません。
女性として「自分の」おちんちんに犯される感覚を味わえるのが一番の醍醐味です。



ヤンデレ少女の密かな目論見
後輩と体を入れ替えてエッチするお話。

「あっ 先輩 来てくれたんですね 嬉しい…です」
後輩はおとなしそうなか弱い声の女の子。
大好きな先輩を2人きりになれる場所へと呼び出した彼女は
いきなり「今日だけでいいから自分を抱いてほしい」と大胆なお願いをします。

催眠は33分30秒ほど。
最初は目を瞑って深呼吸をしたり全身を部分ごとに脱力してリラックスします。

「もう体を動かすのは面倒 動かそうとは思わない しようと思わない」
深呼吸も脱力も多くの催眠音声で登場するお馴染みの手法で
それだけに多くの人に対して効果的に作用します。
また後輩が意識的にセリフの間を開けてゆっくりと進めてくれるおかげで
常に心に余裕をもって無理なく取り組めます。

おそらくこれだけでも体が重たいとか、動かしたくないとか、妙に温かいとか
手足が痺れるとか目が開かないとか、人によって様々な変化が確認できるでしょう。
それらはすべて催眠に入る段階で体に訪れる一般的な兆候です。

「ゆらり ゆらり 心が揺れている ゆらり ゆらり 思考がぼやけていく」
体の次は心の脱力。
暗くて広い空間をイメージし、そこに唯一聞こえてくる彼女の声のみに注意を向けながら
頭がぼんやりとするような心地よい感覚を膨らませていきます。

軽くエフェクトのかかった「ゆらり」を何度も聴いていると
頭の中が軽く揺さぶられているとか、心が浮かび上がるような感覚がするかもしれません。
そうやって心を体から分離したように思わせることで
この先の女体化をスムーズに進めるための準備も並行して行っているわけです。

「今 先輩は 私の中にいます 私という器の中に あなたの 心」
女体化シーンは後半の17分をかけて、まずカウントを使って心身を分離し
心のみを彼女の体内へと移します。
イメージ的には漫画やアニメにある幽体離脱が最も近いです。
そしてある程度彼女の体に定着させてから、今度は彼女がこちらの体へと移住します。

部分ごとの変化や変身といったメジャーな女体化とはちょっと違うタイプで
聴いていてやや戸惑う部分があるかもしれません。
しかし女体化を数多く作られているサークルさんなだけあってアフターケアはバッチリ。
この後のエッチで自分が女性になったことをきっちり自覚させながら進めてくれます。

導入は古典系の無難な進め方にして女体化で個性を出している催眠です。
全体的にカウントを始める前の暗示がやや弱いかな?とも思えるのですが
催眠の進め方自体はとても丁寧で、声の使い方にもきちんと気を配っています。
女体化への繋げ方もスムーズで違和感のないところに
サークルさんの女体化に対する実力の高さが感じられました。

女体化は強いて言うなら変身系にあたります。
サイクロンミントさんの場合、心も女性へと変えるアプローチをする作品があるのですが
今回はこの時点では男性の心のまま楽しんでほしいと考えられているようで
敢えてそちらには触れず、女性の体になったことのみを自覚させる方向で進めています。

イメージはしやすいのですが、まったくの女体化初心者にはやや難しいように思えます。
3~5作品ほど聴いてから挑戦してみるのがいいでしょう。



男になった後輩に処女を奪われる
エッチシーンはおよそ40分間。
プレイはキス、乳揉み、乳首責め、SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「女の子として 可愛がってあげます 色々 教えてあげますね」
愛しの先輩の体を見事手に入れるのに成功した後輩は
先輩を責めることで女になったことを自覚させていきます。

エッチは男になった後輩から終始責められ続ける展開です。
実際にプレイを開始する前に、5分ほどをかけて女になった体を再確認します。

「胸の周りに ブラの締め付けと 腰に ショーツの密着感 感じますよね?」
下着の密着具合や体に漂う甘ったるいミルクのような匂い
そういったものを実感させるところがサークルさんらしいきめ細かさを感じます。
特に男だとブラをする人はまずいないでしょうし、体に違和感が生まれるだけでも
自分が男じゃなくなったことを認識しやすいのではないでしょうか。

プレイの方はバリエーションを敢えて少なくして、それぞれを時間をかけて行ってくれます。
特に女性の象徴であるおっぱいを愛撫したり乳首を責めるシーンが長いため
ある程度乳首を開発している人の方がより気持ちよさを実感できるでしょう。

「じわりじわりと 少しずつ 幸せな温もりに 心が満たされていく 優しい胸の感触から 愛されてる喜びを感じる」
そしてプレイをしながら気持ちよくなる暗示を入れるのと同時に
女として男に愛される喜びや幸せも味わわせてくれます。
ただ女体化して終わりではなくて、継続的に女を感じさせるアプローチが見事です。

「おちんちんに (膣壁の粘膜が)まとわりついてくる 温かくて 凄く気持ちいい」
山場となるSEXシーンはここまでから一転して
今度は後輩が感じている姿にスポットを当てながらプレイが進められます。
彼女のおちんちん=自分のおちんちんに体を貫かれているのを感じながら
最後のカウントに合わせてじっくりと性感を高めていきましょう。

このように、常に自分が女性であることを意識させ続ける丁寧なエッチが繰り広げられます。



かなり特殊な女体化作品
催眠もエッチも他の女体化作品とは大きく違った要素を持っている作品です。

催眠は独占欲の強いヤンデレ後輩の特性を出すために
体を乗っ取られるような女体化が推し進められています。
しかし最初から「体を乗っ取りますよ」と言ったら普通は抵抗しますから
それを極力悟られないように、最後の最後で実感させるような形で展開させています。
「気づいたら乗っ取られてました」と思わせてくれるところにレベルの高さを感じます。

そしてエッチもその「乗っ取られ感」をさらに増幅させるような形で
聴き手が女性になったことを語り掛けながら進めています。
プレイが進めば進むほどにその気持ちが大きくなっていくでしょう。
断片的な女体化に留まらず、作品全体を見渡しながら女体化催眠を完成させています。

個人的にこの作品で最も驚いたのが
エッチで乳首をいじるシーンまでは感覚支配の暗示を入れていたのに
SEXシーンになるとそれをやめて
プレイの様子や彼女の気持ちを描写するように切り替えていることです。

「ねぇ 女の ちんぽを突っ込まれる快感ってどんなの? 私より先に知っちゃうなんて ずるいよね」
なぜここが凄いのかと言うと、後輩には処女設定があるため
女性として乳首をいじられる気持ちよさは知っていても
おまんこをおちんちんで貫かれる感覚はまったくわからないんです。
だからおまんこの中が気持ちよくなる暗示を入れようにも入れられないわけです。
乳首については会う直前にオナニーをしてきたと言っていることから
ある程度いじって開発していることが推察できます。

あくまで私の勝手な予想ですが、これは狙ってやられているのだと思います。
ただエッチの山場であるSEXシーンで暗示を入れないことについては
さすがにもったいないかな?とも思います。
作品としての整合性を優先するか、それとも催眠音声としての完成度を優先するか。
そのへんの好みは人それぞれなのでしょう。
だからこの場で是非を言うのは控えさせていただきます。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

テーマ性やキャラなど諸々の要素を考えながら作られている興味深い作品です。
女体化音声としてはやや主流から外れるものの
ある程度場数を踏んでいる方なら十分に気持ちよさを感得できると思われます。

CV:涼貴涼さん
総時間 1:26:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります