ちょこれーとになっちゃう催眠音声。

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

同サークルさんの有料処女作にあたるこちらの作品は
パティシエのお姉さんが催眠を使って聴き手をチョコレートへと作り変えます。
18禁作品でありながら敢えて淫語を一切使わず
チョコレートとして彼女に食べられることに快感を見出す独特の方向性を持っており
催眠状態特有の心地よい感覚を純粋に味わうことができます。



お菓子を食べにやってきたはずが…
パティシエのお姉さんに食べられるお話。

「いらっしゃいませー ようこそ パティスリーふぁんへ」
お姉さんは甘く可愛い声の女の子。
お菓子を食べにやってきた主人公がそれらをより美味しく食べられるように
まずは深呼吸で心身のリラックスを促します。

催眠はおよそ41分と長め。
最初はお客として店内の雰囲気を十分に味わってもらうために
深呼吸をしながら様々なデザートの匂いを吸い込んでいきます。

「甘い匂いが 体中に広がる 体の中に 甘い匂いが染み込む」
クッキー、フルーツタルト、ショートケーキ、蜂蜜など具体的なメニューを挙げながら
それぞれに香ばしい、甘い、スッキリなどのイメージを言う形で進めてくれるため
しばらくするとおそらく空気を吸い込む際に甘さを感じることになるでしょう。
そうやって幸せな感覚を味わわせながら、チョコレートになるための準備を進めるわけです。

「口の中いっぱいに チョコレートの香りが 染み込んでいく 気持ちいい 気持ちよさが 快感が 口の中から 体全体に広がっていく」
そしていよいよ本日のメニューであるトリュフショコラを食べます。
一口ずつ味わうたびに甘さや幸福感を暗示として刷り込む丁寧な運びで
チョコレートの味はもちろん、ほっぺがとろけるような感覚も割とリアルに湧いてきます。
普段チョコレートを食べる機会が多い人ほど強く実感するでしょうね。

そういった心地よい感覚を心と体に膨らませながら
まるで自分自身がどろどろになったかのような錯覚を起こしてくれます。
これが本作品における「チョコレートになった感覚」にあたります。

「ぐるぐる ぐるぐる まわる まわる とろける とろける すごく すごーく 気持ちいい」
「ぐるぐる」を言うときに実際にかき混ぜられているかのように声がスライドするのもポイント。
チョコレートをかき混ぜる臨場感を出すとともに、聴き手を軽く混乱させることで
より深い催眠状態へと導くことにも成功しています。
このあたりから特に利き腕が一気に重たくなるのを感じるでしょう。

「あなたの体に 温かいチョコレートがかかる 待ちに待った快感に あなたの体が痺れる」
そして最後に今度は主人公自身を先ほど食べたトリュフへと作り変えます。
生クリームと蜂蜜を入れて混ぜ合わせ、一旦冷水で冷やし
少し温めてから丸めて別のチョコレートをコーティング
そして形を整える、といったように実際のメニューを作るように進めながら
同時に暗示を入れてよりチョコレートになったことを実感させます。

冒頭で軽く触れたショートケーキ(=生クリーム)や蜂蜜を登場させて
2重にイメージを植え付けていたり、チョコレートを冷やして再度温める際も
短時間でまったく逆の感覚を味わわせる催眠の技法(揺さぶり法)を意識していたりと
料理の進め方と催眠の親和性が高く、まったく違和感なく聴けるのが素晴らしいです。
サークルさんの得意な部分が十分に発揮されていて感心しました。

古典系の技法を作品のテーマに沿ってアレンジしたシンプルで面白い催眠です。
催眠に入った時に生まれる感覚をチョコレートに例えながら
聴き手にそう感じてもらえるようにまずはチョコレートの味や匂いから始めて
十分に気持ちよさを味わってもらってから少しずつチョコレート化を推し進めます。
時間に余裕があるおかげで本当にゆっくりと、丁寧にやられているのが印象的でした。

またこの先の試食シーンでもそうなのですが
「ドキドキ」「ぐるぐる」「とろとろ」といった擬態語が数多く使われており
それらをすべて文頭に2回ずつ言うことでセリフにリズムを作り出しています。

人間の脳はこういった一定のリズムにとても弱く
例えば高速道路で音楽を流さずに走り続けていると割とあっさり催眠に入ってしまいます。
メトロノームなどの効果音を使った催眠音声があるのもこういった理由です。

文字だけでなく音にかなり気を遣われているのも本作品の大きな特徴の一つです。
多くの人が頭の中がどろどろになる感覚を味わうことになるでしょう。



お菓子は食べられるもの そうでしょ?
エッチシーンは12分30秒ほど。
プレイは試食です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「食べ物は どうするためのものかな? そう 食べるためのものだよね」
主人公を催眠によってトリュフチョコへと作り変えたお姉さんは
早速彼を美味しくいただくための説得を始めます。

エッチは簡単に言うと彼女に食べられる気持ちよさを味わいます。
といってもグロ系の表現は一切登場しません。
暗示も食べられて消滅する痛みではなく
彼女の口の柔らかさや温かさを感じ、一つになることに幸せを感じるように誘導します。

「あなたの体に 私の指が触れる 触れられただけで 体が痺れる」
試食の様子は彼女の手が体に触れて持ち上がり
唇に触れて中に侵入、そして喉を通るまでを聴き手視点で客観的に描きながら
同時に彼女の肉体を感じる暗示によって気持ちよさを高めます。

直接的な淫語は一切ありませんが「柔らかい」「ぬるぬる」「気持ちいい」など
エッチなイメージを誘発する単語が多めに登場して盛り上げてくれます。
どちらかというと股間よりは脳が熱くなる感じでしょうか。
大きなお風呂にぷかぷかと浮かんでいる時のような生温かい幸せな感覚が
聴いているうちに徐々に大きくなっていくのが感じられました。

このように、作品のテーマに合った奇抜なエッチが繰り広げられます。



細部にまでこだわって作られた作品
催眠特有の感覚を長時間に渡って味わえる良作です。

パティスリーに出かけてチョコを食べながら自分がチョコになる展開が面白く
進め方が自然で聴いているうちにどんどんと作品の世界へと引き込まれていきます。
そしてお話を進めながらさらりと暗示を入れて少しずつ催眠も深めていく。
処女作とは思えない流れるような見事な手際が光っています。

そしてこの作品の何より素晴らしいのが
お姉さんが一語一語に強く思いを込めて話してくれていることです。
例えばチョコレートになった主人公を氷水の入ったボウルに浸した時に
「冷える」「冷たい」をまるで自分自身が浸かっているかのように弱々しく寒そうに言います。
そういった彼女の思いが伝わって聴き手も冷たさを感じるのです。

催眠は序盤から気持ちよさや幸福感を何度も何度も暗示として入れてきます。
最初は何とも思わなくても、後になるにつれて心が盛り上がるのを感じるはず。
甘いものが好きな方ほど催眠に入りやすいでしょう。
作品のテーマに抵抗さえ無ければ初心者が聴いても大丈夫。

エッチは18禁作品とは思えないほどにソフトです。
チョコレートになるわけですから当然おちんちんをしごくこともありません。
でも普段とは明らかに違った、天国にいるようなとても気持ちいい感覚が味わえます。
射精やドライオーガズムとは違った不思議な気持ちよさですね。
ちゅぱ音ごく僅か、淫語と喘ぎ声はありません。

作品のテーマ性や進め方が他のサークルさんではまずお目にかかれないほどユニークで
催眠音声としての完成度も高い作品です。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:04:07


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります