行きつけのデンタルクリニックで綺麗な歯科医師に催眠プレイされちゃいました

サークル「パルプヒプノティズム」さんの催眠音声作品。

本作品は優しい雰囲気漂う歯科医師のお姉さんが催眠をかけてくれます。
前作では保健の先生を催眠者に選んでいましたし
もしかしたら中の人が女医さん好きなのかもしれません。
Gカップの巨乳を持つとっても魅力的な女性が相手をしてくれます。

エッチは彼女のおっぱいを間近に見ながらオナニーをします。
催眠音声としては珍しくバイノーラル録音作品なので声の臨場感はバッチリ。
彼女の熱く艶めかしい声を近くに感じながら恥ずかしくて気持ちいい感覚に浸りましょう。



歯医者さんの特別な治療とは
歯科医師の「白石 麗子」にエッチな催眠をかけてもらうお話。

「いらっしゃい 君は… また来ちゃったの?」
麗子は包容力を感じる穏やかな声の女性。
彼女目当てで歯医者に足しげく通っている主人公に対して
歯ではなく催眠を使った治療を施し始めます。

冒頭でも触れたように本作品はバイノーラル録音が行われており
麗子が何度も声の位置を動かしながらリアルで立体的な声を聴かせてくれます。
ヒプノマルチボイス」「催眠儀式」のように催眠に絡めるのではなく
耳かき催眠」のように雰囲気を出すために使われている感じですね。
エッチの方でその効果を最大限に活かしたプレイが登場します。

催眠は2パート20分ほど。
まずは椅子に座って頭が軽くなるイメージをしたり
深呼吸や脱力をすることでリラックスした状態になります。

「心も体も楽になって 私の声だけが聞こえて 私の声は とっても心地いいね」
作中で彼女自身が言っているように、催眠は被験者と催眠者の共同作業です。
そのことを頭の隅に置きながら彼女の声に対して前向きに接してみましょう。
バイノーラルによる声の近さと優しい声質によって
彼女も聴き手が自然と自分に親近感を抱けるように導いてくれます。

脱力は両腕、両足、もう一度両腕、さらに両脚と交互に2回ずつ行います。
こういう形で進められる脱力は初めて聴いたかもしれません。
私は繰り返すよりはそれぞれを固めて行ったほうが効果的と考えていますが
実際にどちらの方がやりやすいかは本当に人それぞれなのでしょう。
脱力を促すのと並行して暗示も入れてくれますし、力が抜けるのを十分に実感できます。

「君は 私の言うことに逆らえない 逆らいたくない」
続く深化パートはいよいよ彼女の声に従えるように心を作り変えていきます。
君は麗子のことが好き、だから彼女の声に従うのは当たり前。
彼女はこちらに頷かせたりして協力的な姿勢を求めながら少しずつ心を誘導します。

ここまで適度に彼女の声に気持ちよさや幸福感を覚える暗示を入れられてきたおかげで
逆らえないとまではいかなくても「言うことをきいてもいいかな?」くらいには思うかもしれません。
彼女の声には聴き手をそう思わせるような安心感があります。

「今にも触れそうな距離で おっぱいを見るのは 幸せよね?」
そして最後は催眠のかかり具合の確認と感度を上昇させるために
麗子が自慢のおっぱいを見せつけながらさらに幸せな感覚で満たしてくれます。
途中で一気に声が近づいて「おおっ」と軽くびっくりすることもあるでしょう。

導入12分、深化8分と心身のリラックスを重視したシンプルな催眠です。
暗示を入れながら言う通りになれるように仕向ける一方でこちらにも協力を求め
お互いが歩み寄りながら一緒に気持ちよく、幸せになれるように展開されています。
催眠に対する聴き手側の心構えに着目している点は素晴らしいですね。

しかしリラックスに力を入れるあまり深化、特に声の虜にするシーンが3分程度と非常に短く
内容も軽く言いつけて同意を求めるのみと非常に淡白なのが気になりました。
今回の催眠のキーとなる部分の威力が弱いとその後のエッチにものめり込みにくくなりますし
もっとここを慎重かつ入念に行ってくれればより催眠が強力になったのではないかなと。
聴き手の資質や自主性に頼りすぎている感があります。
そんなわけで中上級者向けの催眠と判断しました。



おっぱいの香りを感じながら
エッチシーンは31分ほど。
プレイは麗子の匂いを嗅ぎながらのオナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ほら 私のおっぱいの匂い 嗅がせてあげる」
Gカップのおっぱいを主人公に見せつけて軽く興奮を煽った麗子は
彼の目の前にまでそれを近づけて独特の香りをたっぷりと味わわせます。

エッチは彼女に触れるか触れないかの至近距離に近づかれてから
その指示に従う形でオナニーをします。
結局おっぱいを揉めないので生殺しプレイとも言えるわけですが…

「私の匂いを嗅ぎながら おちんぽをいっぱいしごいちゃう 変態さん」
女性特有の甘い匂いをイメージしながら、声によって彼女の近さを感じながら
そして女性に恥ずかしい姿を見られていることを感じながら自分を燃え上がらせましょう。
催眠音声で匂いに着目したプレイは非常に珍しく、そして面白く感じます。

残念ながら暗示でどんな匂いがするかを刷り込んではくれませんが
イメージ次第でほんのり甘い香りがしてくるようになるかもしれません。
そして事前に体の自由を奪われているため彼女に触れることもできません。
気持ちいいけどなんだかもどかしい、そんな複雑な感情に我々を追い込んでくれます。

「おちんぽから 精液いっぱい びゅびゅーって 出しなさい」
オナニーは開始の合図が出てから射精まで25分と長めです。
ペースをそこまで指定してこないおかげで暴発はしにくいでしょうが
興奮できるシチュの中で耐え続けるのは至難と言えるでしょう。
しかも2回連続で射精するととてもとてもハードな結末が待ち構えています。
無事完遂したい場合は初回の出し過ぎにご注意ください。

このように、あまあまな麗子のキャラとは正反対のやや過酷なプレイが繰り広げられます。



もう一歩な作品
年上の女性に軽く意地悪をされながら気持ちよくなるややM向けの作品です。

麗子はまるで子供をあやす母親のような大らかな態度で接しながら
優しく優しく射精へと導いてくれます。
「変態」と罵る時の口調も至ってソフトで興奮を煽るために言ってくれているにすぎません。
最後の射精も彼女が精液を顔で受け止めてこちらの心を満たしてくれます。
プレイ中はぬるま湯に浸かっているような心地よさを感じ続けるでしょう。

バイノーラルを活かすためにプレイに距離の概念を取り入れた点も目を惹きます。
声の位置や距離を適度に変えるきめ細かさも印象的でした。
前作「保健室の先生に学ぶ催眠プレイ」に比べて音質や編集が大幅に改善されていますし
今後作品を積み重ねていくことでより洗練されていくだろうと期待できるものがあります。

しかし催眠音声として見た場合、上で述べた深化部分の弱さに始まって
事前に腕を動かせなくしているのにそれを解除せずにオナニーを始めさせていたり
オナニー中の暗示が「気持ちいい」を何度も繰り返すのみだったりと
完成度にやや難を感じる部分がちらほらあります。

前作の前暗示→カウント→後追い暗示のみを繰り返す作りから脱却したのは良いことなので
今後は目的に合わせて適切な催眠を組み立てたり
物語の整合性を考えたりしながら作るともっともっと良い作品が生まれるように思えます。
まだ2作目ですので結論を急ぐ気はありません。
作品としての個性は十分に発揮されています。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

首をひねる部分がいくつかあったため今回はやや残念な点数とさせていただきました。
でも次回作を是非聴いてみたいと思える魅力も大いに秘めているサークルさんです。
今後のご活躍を期待しております。

CV:水嶋せあさん
総時間 57:15


オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


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