えっちで真面目な先生のぽかぽか催眠

サークル「ヒプノズッキーニ」さんの催眠音声作品。
今回が処女作となる新規のサークルさんです。

本作品は挿し絵のイメージにぴったりな癒し系ボイスの先生が
聴き手に催眠で勇気とエッチな気分を味わわせてくれます。
1つの物語の中で2回催眠を行うかなり珍しい作りが特徴で
催眠に慣れていない人ほど1回目と2回目で大きな感覚の違いが味わえるでしょう。

エッチは先生がちょっぴり意地悪になって焦らしながら責めてくれます。
ちゅぱ音・くちゅ音・喘ぎ声といったエッチな音声もバッチリ入ってますから
催眠的な感覚とエッチな気分が両方同時に楽しめます。



成績を上げるにはまず気持ちから
先生に2種類の催眠をかけてもらうお話。

「失礼しまーす こんにちは どうも 初めまして」
先生は癒しを感じる甘く柔らかい声の女性。
学校の成績が悪い主人公の家庭教師を務めることになった彼女は
催眠を使って彼にやる気を出してもらおうとします。

冒頭でも書いた通り本作品では催眠を2回行います。
1回目は勉強をやる気にするための暗示で非エロ
2回目は先生と簡単な主従関係を結んでからのエッチで
いずれも古典系催眠の色が強いですが細かい進め方は大きく違います。
内容的にも独立していますし時間が厳しければ分けて聴くのもいいでしょう。
もちろんどちらにも解除音声が用意されています。

1回目の催眠は27分ほど。
最初は15分ほどの長い時間を取って深呼吸と脱力を行います。

「右腕が 温かい それと同時に 腕が だんだんと 重くなっていく」
タイトルに「ぽかぽか催眠」とあるように、先生は適度に体に温かさを感じさせてきます。
お風呂に浸かっている時をイメージしながら取り組むと実感しやすいかもしれません。
作品全体を通して先生が非常にゆっくりと話しかけてくれますから
単に声を聴いているだけでもある程度のリラックス効果が見込めます。

「あなたは 頑張れる 頑張れる 頑張れる」
お次は自分の内面をイメージし、そこにまず泣いている自分を置き
彼女の励ますような暗示を聴きながら次第に笑っている自分を浮かび上がらせ
泣いている自分を遠くに追いやることで心に活力を注ぎ込みます。

リラックス部分では割と穏やかだった彼女の声が
ここでは一気に語気を強めて音でも元気を与えてくれているのが印象的でした。
「~しなければならない」と決めつけるようなセリフがやや多い点が気になりましたが
ダメな自分を消し去るのではなく遠ざけている表現はとても良いと思います。

入念にリラックスしてから暗示を入れる至ってシンプルな催眠です。
エッチな要素も一切なく終始落ち着いた気持ちで聴けますし
途中で寝落ちしてしまう方がいるかもしれません。
彼女のキャラと声に合った心身が癒されるひと時を過ごせます。

「そうだ 吸う時間の2倍かけて 息を吐きだすんだった」
今回は先生がまだ催眠にそれほど慣れていない設定がされていて
彼女が進めていく中で何度かミスをします。
これらに加えて催眠における深化の役割を担う部分が無いことから
リラックスはできても深い催眠状態に入れる人はそこまで多くないと私は考えています。

上で触れた決めつけるようなセリフなども含めておそらくすべて演出なのでしょう。
催眠音声でわざと失敗することの是非については敢えて明言を避けさせていただきます。



先生の特訓の成果はいかに?
2回目の催眠は28分30秒ほど。
楽な服装に着替えたり布団に潜り込んでリラックスできる環境を整えてから
前回と同様に深呼吸と脱力を始めます。

「あれ? なんだろう? 頭の中に 小さな光の玉が 浮かんできた」
今回は先生が色々と練習をしてきたうえでの催眠ということで
最初の心遣いに始まって、深呼吸では並行して催眠に効果的なイメージを交えたり
脱力では一旦力を入れてから抜くのを何度も繰り返すなど
全体的に進め方が丁寧になってパワーアップしています。

特にリラックスしている最中に流れ続けるメトロノームの音がいいですね。
「カツ カツ」とゆっくり刻まれる規則正しい音を聴いていると
なんだかとっても心が安らいでくるのを感じます。

「ここは どこだろう あたり一面に 暗闇が広がっている」
そして心身を十分にリラックスさせた後は
暗い空間にうっすらと見える階段を下りていきます。
カウントを刻みながら下りる催眠音声ではお馴染みの方法で
同時に入る「深い」などの暗示で一気に心を沈めてくれます。

大まかな流れは1回目とさほど変わらないのですが
細かい部分に気を配ってくれていたり、進め方がやや変則的だったりと
催眠の威力と面白さの両方が進化していると感じました。
イメージも漠然と「体が温かくなる」ではなく「額が冷たい」「お腹が温かくなる」など
聴き手を催眠へと持っていこうとする明らかな意思が窺えます。

1回目でしっくりこなかった人もこちらは満足していただけるのではないでしょうか。
個人的には暗示の言い回しのバリエーションをもっと多彩にした方が良いと思うのですが
進め方については特に問題を感じません。



とことん焦らして感度を高める
エッチシーンは58分と長め。
プレイは愛撫、耳吹き、耳舐め、乳首責め、亀頭責め、キス、フェラ、SEX(騎乗位)です。

SEXで膣で締め上げる時とピストン時にリアルなくちゅ音が鳴ります。
セルフはありません。

「じっくり じっくり追い詰めて 私じゃなきゃ ダメな体にしてあげる」
階段を下りた後とある部屋へとやってきた主人公は
そこで先生らしきお姉さんに体を拘束されて快楽漬けにされます。

エッチは身動きが取れない状態にされたまま彼女から一方的に責められます。
先生のキャラなら甘やかされながら抜いてくれるのだろうと思っていただけに意外です。
でも声質はいつもとさほど変わりませんし雰囲気は割と甘い方ですね。

「ゾクゾクとした刺激が 耳から 全身へ広がる」
進め方は催眠らしく客観的な描写に暗示を絡めながら
実際に彼女の相手をしているかのように聴き手に感覚を刷り込んでいきます。
ただそこまで暗示でガチガチに縛るようなスタイルではなくて
ちゅぱ音や喘ぎ声といったエッチな音声も鳴らす雰囲気重視の作りです。

「そうだ いい提案があるの 私以外を 頭からなくすの」
暗示は健忘に挑戦しているのが珍しいですね。
主人公が他の女性に移り気しないように情報そのものを抹消するわけです。
記憶支配と呼ばれる難度の高い催眠で、被暗示性の非常に高い人なら
もしかしたら一時的にリアルの彼女さんの名前を忘れたりすることがあるかもしれません。

エッチは最初に指が触れるか触れないかの弱い刺激の愛撫をするところから
乳首やおちんちんををわざとスルーしたりと徹底的に焦らすプレイが繰り広げられます。
女性にじわじわと体を犯されていくワクワクする感覚が味わえるでしょう。
もちろん射精は彼女が許可するまでできません。
(といってもドライ系なので射精の表現がされないという意味です)

「うふふっ 食べちゃった」
中でも挿入後にピストンせずにおちんちんを刺激するプレイが強力で
先生は腰を落とした状態で「にちゃ ぬちゅ」といやらしい音を立てながら締め上げます。
効果音がエロくてそれだけで興奮できますし、軽い暗示も入れてくれますので
非現実的にも思えるのですがプレイの雰囲気はわかりやすいです。
清楚系キャラの彼女がそんな淫乱な責めを見せてくれる点もすごく燃えるものがあります。

絶頂は中盤の亀頭責めと最後の連続絶頂でいずれもドライです。
特に最後のは事前のプレイのエロさでパワーが十分に集まっているのと
艶めかしい喘ぎ声や何度も刻まれるカウントのおかげでイきやすく
脳や股間に熱さや気持ちよさを感じやすいと思います。

このように、ちょっぴり意地悪な女性に弄ばれる若干M向けなエッチが楽しめます。



のんびりとした空気に包まれた作品
先生が終始意識して間を長く取りながら語り掛けてくれて
聴いている最中はとても時間が緩やかに流れているように感じられました。

催眠に入る前に10分ほどの時間を割いて聴き手との信頼関係を築こうとしたり
2回とも深呼吸と脱力の時間を長めに取ったりとリラックスに力が入れられていて
比較的経験の浅い方に対しても彼女の暗示を受け入れやすい環境を作り上げています。
その後についてはこのタイプの催眠だとある程度被暗示性に左右されてしまうのですが
少なくともより多くの人に催眠を楽しんでもらいたいと願う意思は感じられます。

処女作でありながらそういった雰囲気を作り上げるのに成功している
サークルさんの気配りに私は素直に拍手を送りたいです。
それと同時に今後の作品に大きな期待も持てました。

しかし催眠音声として見た場合、全体的に暗示が薄いとも感じました。
時間がとんでもなく長いため終始暗示を入れ続けるのが難しいのはわかるのですが
イメージや客観的な描写を頑張るあまり肝心の暗示がその分疎かになって
状況を聴いて聴き手が勝手に反応することを要求される場合がしばしばあります。
特にエッチシーンの後半でその傾向が強く見られました。
また長時間であることを考えて適度に催眠をかけ直してくれなかったのも残念です。

催眠は敢えて大きな冒険はせずに
基本的には手堅く効果的な方法を使って確実に催眠状態へと導いてくれます。
1回目よりも2回目の方が確実に深く入れるでしょう。

エッチは先生が主人公を虜にしたいこともあってわざと焦らしながら
こちらが彼女により大きな快感をおねだりしたくなるように誘導します。
催眠音声の中ではちゅぱ音をまき散らしたり喘ぐシーンが多めのため
純粋にエッチな気分を維持しやすいと言えます。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそれなりです。

一部で手厳しいことも言わせていただきましたが
処女作として考えた場合とてつもなくレベルの高い作品です。
おそらく今後経験を積むにしたがって上で述べた諸々の問題は解決されていくでしょう。
これからの活躍が大いに期待できるサークルさんだと思います。

おまけは卯月杏奈さんのフリートークです。

CV:卯月杏奈さん
総時間 本編…2:31:37 おまけ…2:23


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の評価は5点。
コスパを考えて+1してあります。
1回目の催眠が無ければもう1点プラスしてました。
あと声は癒し系ですがプレイはそうじゃない点もご注意ください。