妖怪娘催眠噺~座敷わらしの章~

サークル「CocytusGarden」さんの催眠音声作品。
今まで主にCG集を作られていて、音声作品は今回が初となるサークルさんです。

本作品はロリババアでツンデレな座敷わらしと初々しいエッチをします。
彼女は普段はとても鷹揚に振る舞いますが実は処女。
エッチに入ると途端にもじもじしたりたどたどしいプレイを見せてくれます。
そんなまったく違った顔を見せてくれるところにたまらない魅力を感じることでしょう。

催眠は幽体離脱をテーマに彼女の住むあの世へと向かう過程を催眠を使って描いています。
バイノーラルビートという特殊な音声が終始流れ続けることで
次第に意識がぼんやりとした夢を見ているような感覚がするかもしれません。



妖怪のお仕事は夢を叶えること
座敷わらしとあの世でエッチするお話。

「ほほう このようなさびれた村の宿に 客とは珍しいのう」
座敷わらしは幼くて可愛い声の女の子。
彼女は家に福をもたらす守り神でごく一部の人間にしか存在を感知できません。
その一人である主人公に対して嬉しそうに色々とおしゃべりを始めます。

作品説明文に書いてあるように、本作品にはバイノーラルビートが登場します。
この音は簡単に説明すると左右から別々の周波数の音を同時に鳴らすことで
脳波を半ば強制的にその差に当たる数字へと徐々に移行させます。
(例えば右が100Hz、左が105Hzだったら5Hzになります)
つまり音によってリラックスできる脳波へと持って行ってくれるわけです。

作中ではこのバイノーラルビートが開始から終了まで常に流れ続けます。
実際の音は「ウォンウォンウォンウォン」と小刻みに震える感じで
脳が軽く揺さぶられるような感覚がすると思います。
…が、残念ながらかなり大きなノイズが入っていまして
音そのものを聴くには正直厳しい環境と言わざるを得ません。
ちなみに体験版でこの音を確認することはできません。

話を本編に戻します。

「ただ お腹が空いたことと 寂しかったことと そして お母様やお兄様に生き延びてほしい わらわの分まで 幸せになってほしいと 思ったぐらいかな」
最初の6分間は彼女が何者なのか、どうして座敷わらしになったのかを語りながら
彼女の催眠を受け入れるための準備を進めていきます。
彼女は妖怪であるため今のままでは主人公と触れ合うことはできません。
だから催眠の力で幽体になってあの世へ行く。
そんなやり取りが催眠的な要素抜きでわかりやすく描かれています。

催眠はおよそ11分間。
まずは深呼吸と脱力をしながら全身をリラックスさせていきます。

「手足の先が重くなり そしてやがて 感覚が消え去っていく」
脱力は頭のてっぺんからつま先までをパーツごとに分けて行います。
同時に入る暗示は「力を抜く」を1回言うだけで非常に淡白なのですが
後ろから流れるバイノーラルビートの効果で重さを感じられるかもしれません。

「闇の中に浮かぶ 小さな光 温かく しかし 決して おぬしの身を焼くことのない 優しい光じゃ」
その次は催眠の効果を強めるためにロウソクで照らされた道をイメージ。
歩きながらカウントをする要領でロウソクの数を数えていきます。
1カウントごとに軽い暗示で現世への不安を取り除くように彼女が言ってきますから
一時的にせよ嫌なことを忘れて作品の世界に浸れるような気持ちを持ってみてください。

深呼吸、脱力、イメージ+カウントと至ってシンプルなわかりやすい催眠です。
バイノーラルビートについては特に触れず補助的な役割に留めて
座敷わらしの声に耳を傾けながら少しずつ催眠を深めていきます。

なんとなく催眠らしい作りになってはいるのですが全体的に暗示が少ないため
深い催眠状態に入れる人はそこまで多くないと思います。
私は音の効果で意識が軽くぼんやりした程度でした。
初心者にもあまりお薦めはしません。



恥ずかしながら少しずつ結ばれていく2人
エッチシーンは19分30秒ほど。
プレイはキス、フェラ、座敷わらしのオナニー、シックスナイン、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「マヨヒガへようこそ ここはわらわとおぬしだけの世界じゃ」
催眠の力で座敷わらしの住む世界へとやってきた主人公は
願いとして彼女とのエッチを提案し、そして聞き届けられます。

「つん つん おおっ! びっくりしておるわ」
座敷わらしに処女設定がされているおかげで
余裕たっぷりに接してきた彼女がここでは一気に一人の少女へと変貌します。
たどたどしくキスをしたり、おちんちんの見た目や感触に驚いたりと
初めての体験にドキドキする彼女の仕草がとっても可愛く魅力的に感じられました。

「おぬしの眼前 鼻先に わらわの股間が 突きつけられたぞ 産毛も生えてない 一本筋であろう?」
プレイの方は時折主導権を入れ替えながら徐々にハードになっていきます。
主人公がリードする時は無毛のおまんこをじっくりと観察したり
性に疎い彼女にオナニーをさせる
などややアブノーマルなものばかり。
その手の趣味を持つ方にとっては夢のようなシチュではないでしょうか。

「どうじゃ? 未使用の女の子の あそこを貫いた感想は」
最後は彼女の処女を奪う形で繋がります。
初めての割には痛みをあまり感じずに喘ぐ彼女の声がとても可愛く
聴いているだけでそれなりの興奮を覚えることでしょう。

絶頂回数は主人公2回、座敷わらし3回と多めです。
射精表現がありますがセルフではないためドライになるでしょう。
ただし声で追い込んだりカウントを数えたりはしてこないため
催眠的な絶頂を得るのは相当に難しいと私は考えています。

このように、2人のちょっぴりぎこちないけど愛のあるエッチが楽しめます。



座敷わらしのキャラに魅力を感じる作品
2割程度催眠の要素が混じったほぼ同人音声な作品です。

座敷わらしの自己紹介を兼ねた小話から始まって、幽体離脱を目的とした催眠
そして彼女とのエッチとボイスドラマとしての流れはとてもしっかりしていて
特に一番最初の小話は大変面白く感じました。
エッチで急にどもったりもじもじする彼女の仕草がたまりません。
大山チロルさんの演技が座敷わらしのキャラを十二分に引き出していると思います。

しかし、本作品を催眠音声として見た場合
全編を通じてただただ流れ続けるバイノーラルビート、極端に暗示の少ない催眠
ほぼ普通のエロボイスのような作りのエッチと
一般的な催眠音声と比較して色々な問題を抱えていると言わざるを得ません。

催眠は手順についてはそこまで問題を感じませんが
その結果聴き手をどういう方向に導きたかったのかが表現として不足していると思います。
具体的には暗示の内容と入れ方です。
せめて「この音を聴いていると意識がぼやけてきて、頭の中が心地いい気分で満たされる」
みたいなバイノーラルビートを絡めた暗示があれば違う印象を受けたのかもしれません。

エッチは2人の交わる様子が若干客観的な表現を絡めて描かれています。
主人公になりきってエッチを楽しむのは難しいかもしれませんが
プレイの展開や内容には十分に個性と魅力を感じます。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそこそこです。

総合的に見るとう、うーん…な作品です。
新規のサークルさんということでできるだけ応援していきたいのですが
今回については非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:大山チロルさん
総時間 41:29


オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります